森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「功名が辻ー小谷落城」 果たせぬ約束

2006-04-04 02:32:54 | ドラマ (大河)
小谷落城は、戦乱の世の悲劇をまざまざと見せ付けてくれた。「乱世」という言葉でくくられていく悲劇は、刃を向けられたものも、向けたものにも深く食い込んでいった。

今回の小谷落城を一言で表せばみたいな感じではないでしょうか。

―完全に一日出遅れて書き始めたので、詳しい感想もいらないかなあと思いつつ、自分のために思ったことをメモのつもりで記しておく事にしよう。―

秀吉だって、「嘘も方便」と思って万福丸の命を助けると言ったのではなかったが、結果的には市を裏切った事になり、信長に行くべき恨みさえ秀吉に向かってしまった。
「それはそれ、これはこれ。」なんて秀吉だって言いたくないよね。秀吉の屈折した思いは、次回の女狂いの根底にあるものになって行くのかな。

前回から気になっていたのだが、やっぱり打ち掛けもパッチワークだった。やっぱり、斬新。みた事無いなあ、あんな打ち掛け。

千代によきことも、今回の万福丸のように辛い事も何でも打ち明ける一豊。こんな夫じゃ、「あなたの心は、私が守る。」って言う気持ちに妻はなっちゃうよね。    でも、この夫婦は似たもの同士。千代もお市の方の前で、うそはつけ無かったよね。

それから、毎度おなじみの髑髏の杯。やっぱり、何時見ても気色悪い。ここでもいい人の光秀。彼の気持ちは良く分かる。出来ないものは出来ない。相手が誰であっても、自分を曲げないで、自分が真実と思う気持ちに従おう。・・・と私もいつもは光秀派。でも敢て、市に罵倒され蔑まされた秀吉側に立って彼をかばいたい。「だって、信長には逆らえないでしょ。」


あ~ぁ、世の中のおとうさーん髑髏の杯で飲んでいるようにお仕事する時ありませんか~。「出来ませぬ。」と言ってみたいけど、きっとお家で、煮物作って待っている奥さんのためにその杯で飲むよね。


今日も綺麗でその声も美しいお市の方。そのセリフも心地よく耳の鼓膜を震わせる。でもなんでだろう。この違和感。セリフがパシャパシャとシャボン玉のようにはじけて消えていく。「乱世なのじゃ」ってそれはないよね。「武門の習い」「サルを信じた私が悪い」「兄に切って欲しかった。」
なんか、みんないや!母のセリフではないから。
「母が、そばにいてそなたを守ります。」って言わなかったっけ?(もしくは、似たような事を)
果たせぬ約束・・・・どうして
「この母を許せ、そなたを守ることが出来なかった」と言わないのだろう。
「乱世」だから?



なんか、結局長い・・・





コメント (4)
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