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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

功名が辻「一番出世」 ―それぞれの妻

2006-04-10 00:24:23 | ドラマ (大河)
今日は、いろいろな夫婦が出てきました。それぞれの妻のセリフに笑ったり、感心したりしました。

寧々の秀吉の女狂いのぐちを言う所、笑わなかった人は居ないのではないですか。
「あそこまで行くと、もう病気ジャー」って、思わず花をひねりつぶしそうになったりして。    浅野ゆう子頑張ってます

でも、千代はお市の方からも、寧々様からもお話し相手として頼られていますよね。

それもそのはず、千代は本当に聞き上手です。相手が、何を言いたいのか、しっかりつぼを押さえている。
だから、寧々は秀吉の事をとっても分かっているけれど、面白くない部分を言って発散しているんだなと思ったのだと思いますよ。

だから畑仕事の婦人が、秀吉の母だと分かったら、さっさと言い付けちゃう。どうすれば、寧々の気が晴れるか分かっているのですもの。さすがですね。

秀吉が、おかあちゃんに叱られているのを見て、見ていてやっぱりスッカっとしませんでしたか。そして、お礼を言う寧々も素敵ですが、寧々の気持ちを分かって叱られている秀吉も・・・なんていうか「割れ鍋に綴じ蓋」っていう感じですよね。・・・えーと、これ褒めているのですよ。

そういえば、一豊の家で畑仕事のおばちゃんが、秀吉の母と分かったところなんて、なんとなく水戸黄門の正体が分かったところみたいで、ここでも笑っちゃいました。


今日は、久しぶりの戦国ホームドラマの巻。秀吉の母と旭の登場が新しいところだとは思いますが、私的には、千代、いと、としの夫との会話の方が心に残りました。

だから、旭の方を先に書いてしまいますが、千代はここでも旭の言葉をしっかり聞いていて、人には、それぞれの道があると、的確な感想を持っていましたね。先に行っての旭の悲劇を思うと、松本明子演じる旭が暖かな土の香りをさせていただけに、悲しくなってしまいました。

さて、最後に三人の妻です。

友情の亀裂をうじうじと愚痴る一豊。千代は、堀尾と中村にあらわな怒りを表し、文句を言いに行くと言います。焦る一豊。

一豊の出世を露骨に妬む中村。「くやしー」と泣き叫ぶとし。

人の愚痴や不満を聞くときのポイントですよね。言ってる側の味方に必ず立つ。相手の言って欲しい事を言ってあげる。時には代わりに怒ってあげる。
千代のように
ー出世なんか関係ないところで繋がっている仲間なのに―
としのように
―あなた様が出世していたかと思うと、とっても悔しいー
(例によってセリフは正確ではありませんが)

そして、なんだかいい人キャラの堀尾。いとは、今日の出来事を楽しげに話して
「私にもいい暮らしをさせてくださいね。」と、夫のやる気を引き出していましたね。

やはり「出来る男の陰に、聡明な妻あり」というところでしょうか。
コメント (17)
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