森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

いだてん25回「時代は変わる」26回「明日なき暴走」

2019-07-09 00:56:54 | ドラマ (大河)

前回の分からの感想を簡単に書こうと思います。

第2章が始まりましたね。

その主役である田畑政治がその最初のシーンで海に飛び込んだでしょ。その時私、うっかり

「アベサダ、凄いね。ちゃんと子供に見えるものね。」と言ってしまったのです。

「だって、飛び込んだのは違う若い人だよ。」と夫殿。

「あっ、そうか。だってイメージ的には重なるくらい似ていたよね。」と自分のうっかりの言い訳をしたりして。

(最近、うっかりな事が多くて、大丈夫か~、私(/_;)

だけどその少年政治が海の中から顔を出すと、ザバーンとアベサダが顔を出しました。

私、これ、やると思ってました。

そして思い出してしまいましたよ。確か「吉宗」の時に、病気で顔に包帯を巻いてその包帯を取った時に、子役の少年から西田敏行さんに代わった演出を。あれには思わず吹き出してしまったのですが・・・・・。

そう言えば、今思い出したのですが、「義経」の時も滝の中に飛び込んだ神木君が、その水の中から飛び出したのがタッキーだったとかなかったでしたっけ。

子役からのチェンジの演出って、なかなか工夫が必要なのかも知れませんね。

 

その田畑政治を「まーちゃん」と呼んで、一気に視聴者との距離を縮めましたね。

「彼は口がいだてんだな。」と言われてしまうほどの早口で、そして物語もテンポよく進みました。

水連の独立や、温水プールの出来るまでに経緯などにぎやかに面白可笑しく進んでいき、そして資金援助を受ける為に高橋是清にも近づいて、見事に大金を得てくる下りが一番のハイライトに感じました。

何よりもショーケンの是清は良かったですし、また彼に会えて嬉しかったです。

 

そして26回の「明日なき暴走」の「人見絹枝物語」は本当に良かったです。

特に100メートルの準決勝に敗れて、そしてこのままでは日本に帰れないと800メートルにエントリーするまでのシーンは、滂沱の涙でしたよ。

その800メートルの決勝のシーンで、本当の映像と混ざって引き込まれました。

それに私は、この人見さんの事をまったく知らなかったので、この時のレースの結果なども知らず。ゆえにドキドキと手に汗握るような気持ちで見ていました。そして結果は銀。テレビの中の人たちと同じように嬉しく思い興奮しました。

 

だけどこれは多くのご家庭で同じような会話があったみたいだと、後からツイッターを読んでいて思いました。

それは・・・・・。

「アベサダ ! もう『化け物』って言うなよ !!!」と私がテレビに向かって怒って言うと、夫殿も

「本当だよな。これ、NHKに苦情がたくさんいってるんじゃないかな。」と言いました。

最初にそう言っていた彼が変わっていくのかななんてベタな事も思ってはみたのでしたが、まったくそんなチープなものではなくずっと『化け物』と言っていた嫌なまーちゃん。

これ、「モンスター」だったら良いのかしら。もうちょっとニヤリとしてしまうようなニックネームだったら良いのかしら。なんとなくそんな事を考えてしまったのでしたが、これはわざと何度も、心に突き刺すようにクドカンがアベサダに言わせたのだと思いました。

不愉快にしか感じないある言葉が、ある瞬間からちょっと意味が違うように聞こえてくることがある。

クドカンはそれを狙ったのかしら。

なんだかこちらが試されているような気がしました。

だから私は

「人見絹枝、ばんざーい !!」の方が分かりやすいので好きですね。そしてまた涙が溢れたのでした。

増野にとって、絹枝の勝利は妻のシマの勝利に他なりません。やっぱりそこの所も、感動ポイントでしたよね。

 

そして二階堂トクヨが言う

「あなた、ご幸福ですか?」に、満面の笑みを浮かべて、迷うことなく「はい」と答える絹枝。

 

だけど最後に入るナレーション・・・・・

彼女は24歳でこの世を去るー。

 

えーっ !!!

 

何も知らないで見るのも良いものですね。この24歳でと言うのにも、本当に吃驚しました。

 

そして何も知らないと言えば、洋楽に関しても何も知らない私は「明日なき暴走」で検索し、ある歌にたどり着きました。。

その歌詞の中で

>若いうちは外に出ないと  放浪に摂りつかれているんだから

ベイビー   俺たちは走るために生まれたんだ

とあって、なんとなくドラマの物語ともあっていて。再び感動をしました。

ここで確認できます。

 

 

しかしながら、なんだって同じ選手で行っているのに、洗濯やら繕い物までさせるなんて、許せないですよね。何を考えていたのかしら、昔の男子諸君は。

私、ちょっとあの言葉を思い出してしまいました。

「ファーストペンギン」。

そうあれですよ。

 

 

 

 

 


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