森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

2月に見た映画【近未来二番館】のお知らせ

2021-02-28 21:09:37 | 映画

2月に入ったある日、ふと

「ああ、そうだわ。あの映画ブログを復活させようっと♪」と思いついたのが運の尽き。

あっ、別に運は尽きてはいませんが、ちょっとばっかり大変でした。2月中に1月と2月に見た映画の感想を書きまくりました。

「近未来二番館」に21記事。でも2月の終わりに追いつきました !!

フゥ、ヤレヤレ。

以下タイトルは、皆リンクしているので、気になるタイトルがございましたら、お気軽にご訪問下さいませ。

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

 フランスとベルギーの合作のサスペンス。好きだなと思えた映画です。

「影裏」

  綾野剛と松田龍平のW主演の映画です。

「ひとよ」

  15年経って、父を殺した母が帰って来た・・・・というお話です。

「ラ・ヨローナ~泣く女~」

  昔ながらのホラーで、あまり怖くないのも良いかも。

「凪待ち」

  香取慎吾さん主演の映画です。

「3人の信長」

 「麒麟がくる」の余韻が冷めやらず、思わず「信長」の名前に反応して見てしまった作品。
  面白かったですよ^^

「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」

 007のダニエル・ロウトン・クレイグが探偵。なんだか横溝正史っぽかったです。
 惨殺死体ではないけれど・・・

「ミッドサマー」

  かなり話題になった作品。見る事が出来て嬉しかったです。後からじわじわ来ます。

「スケアリーストーリーズ  怖い本」

  青春ドラマ&ホラー。

「SUMMER OF 84」

 少年探偵団みたいだけれど、けっこう辛口でした。

映画館で見たのは

「聖なる犯罪者」

と、

「羊飼いと風船」

でした。

全部で12作品。日本映画は4作品でした。もっとたくさん見たのかと思っていましたが。

1月のまとめ記事は「「近未来二番館」の再開のお知らせと1月に見た映画」です。

 

初めて見たわけではないので数に入れなかったのですが、先日「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」をまた金曜ロードショーで見ました。

最後にレイが自分の名前を、「レイ・・・スカイウォーカー !」と言った時に、思わず涙が出そうになりました。

やっぱり良い作品はずっといいですね。この映画を初めて見た時の感想はこちらです。

→『スターウォーズ「スカイウォーカーの夜明け」』

 

【近頃ちょっと信じられない嫌な事があり、こちらのブログはコメント欄をしばらく閉じています。申し訳ありません。】

 


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「羊飼いと風船」

2021-02-28 14:05:22 | 映画

2月5日は映画をはしごしたのですが、その2本目はこの映画でした。

「映画.COM」に載っていた、徐昊辰と言う方の評論に

「ペマツェテン監督は、北京電影学院で初めてのチベット族出身の学生だ。昔のチベットでは、映画製作は遠い夢だった。しかし、子供の時に野外上映で出会った映画は、ずっとペマツェテンの頭のどこかにあった。大学を卒業し、文学者として活躍していても、いつか映画を作りたいと思っていたそうだ。2005年に長編映画監督デビューしてから16年、ペマツェテンは、もはや今の中国映画界においてなくてはならない存在となった。そして、日本の劇場初公開となる本作「羊飼いと風船」は、まさに現時点における監督ペマツェテンの集大成だ。」とありました。

私はそれを読んで、ちょっとしみじみとしたのです。

ブラット・ピット主演の「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の中で、まだ少年だったダライ・ラマが自分の宮廷に小さな映画館を作り、瞳をキラキラさせていた事を思い出したからです。

今の私たちにとっては、映画は自分の隣にある普通の文化です。コロナ禍でハリウッドの映画などが入ってくる数が減ると、まるで国風文化再来かのように、日本映画が頑張っていることが分かると言うものでしたね。

私たちにとって普通の文化である映画が、ある所に住む人たちにとっては、この映画を見て「とうとう、ここまで来たか。」と言う感覚に襲われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

映画の感想も、この方の評論の続きを「お読みください。」で良いのかなと思ってしまったくらいなのですが、少々自分の言葉で、もっと軽い内容の事を書き足しておきたいと思います。

因みにこの評論の続きは、→ここです。

 

世界のあちらこちらに行きたいと思っても、それは不可能な事です。チベットの空と大地の境目がないような風景には、本当に心が洗われました。もうチベットには行かないですんだねと言うのが私と友人との共通の感想になりました。

生と性とは切り離す事の出来ない事です。

子供が産めない羊は、たっぷりと食事を与えられて太らせて市場に連れて行かれます。

そして与えられた運命は・・・・・。

それを家を継いでいく長男は、胸を痛めつつしっかりと見ています。

ヒロイン、ドルカルは4人目の子供を妊娠してしまいます。子供たちが枕の下に隠してあった避妊具を風船にして遊んでしまったからなのかも知れません。

折しもその時に、義父が亡くなってしまうのですが、彼らの宗教感では、亡くなったものは身近なものとして生まれ変わってくると言う考えがあるのです。中国の一人っ子政策で、4人目を産めば罰金です。でも夫は、父の為にもたばこも酒も止めるから産んで欲しいと懇願するのでした。

ドルカルは悩み苦しみます。

これはチベットのジヨンだなと、私は感じました。

それは「「82年生まれ、キム・ジヨン」を見ました。」

と言う記事に書いた「ジヨン」の事です。

 

酒もたばこも止める事は大変な事だと思いますが、問題はその程度の事ではないのですよね。

しかし、その世界の中で育っていたら、そして今度生まれてくる子供は義父の生まれ変わりかも知れないと思ったら、どんなにそれが苦痛であっても、私は産むのではと思ってしまうのですが。

ドルカルはどんな結論に達したのかー。

それはもしもこの映画を見る機会がありましたら、確かめてくださいね。

 

そうそう、軽いお話でしたね。

私、このドルカルってお洒落だなと思いました。

衣装さんが頑張った !?

まあ、そうかも知れませんが、とても豊かとは思えない生活でも、ものを大切にしお洒落をし、生活を大事にする。やっぱりそんな生活を感じる事が出来て、この映画がテーマから外れた所でも好きになりました。

 

 

 


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