2月18日に放送された「オールナイトニッポン55時間スペシャル/吉田拓郎のオールナイトニッポン」を、radikoにてギリギリの昨日、ようやく聴くことが出来ました。
そこそこの長きを生きて参りましたので、好きなものがたくさん出来て、それはそれで素晴らしい嬉しい事だなとは思うのですが、それを追いかけるのにフゥフゥ言ってるってどういう事って、ちょっと思っています。
そんな気持ちが心のどこかにあったからか、聴きはじめ、少しもノレない自分が居ました。
たぶん私的には、少年A・B・C・D のチャラチャラクイズみたいなのが苦手だったのでしょう。
が、珈琲が飲めないという話になって来てから、がぜん面白くなってきたのです。もちろん、この感想はあくまでも「私的には」の範疇のものですよ。
拓郎さんが
「珈琲が飲めなくて、人生を少し損をしている。」みたいな事を言った時、私は深く頷きました。
私はそれをお酒で感じているからです。日本人の中にいるアルコール分解能力の低い人の中に、しっかり入ってしまっている私は、いつも「少し人生を損している」と感じて生きて来たからです。
あっ、お酒飲まないから、私もフルオープンのビールの蓋のこと知らなかったわぁ(笑)
その後の、「たっちん、ともりん、なーたんのオールナイトニッポン」のお喋り、みな面白かったです。
ともりん(篠原ともえ)が、「拓郎さん、ちゃんと原稿を作って来て・・・・」とバラします。
「また来週~」がない、引退後のスペシャルで登場の拓郎さんの「ちょっとちゃんとやろう」的な、いい塩梅の気合を感じました。すると、子供のころなりたかったものの話題も、少年ABCD誰が好きのコーナーも、それなりに愛おしく感じてくるから不思議でした(笑)
「フォーライフ」参加の後悔の話、「ジーンズ」のスタイルに拘って生きていく話、お勧めの映画の話などが印象的だったかも。
「ジーンズ」の言い方に、もしかしたら、ずっと私は間違えていたのかなとちょっと今も引っかかっている・・・・・。
そんなどうでも良い事は置いておいて、今も自治会の会合に行く時にも、今日は白いジーンズで、次はまた違うやつでと考えているみたいな事を言っていたでしょう。
私、拓郎さんみたいな人が自治会長だったら、喜んで自治会活動に参加しちゃうな。
いやさ、カッコいいからとか、自治会の打ち上げの時に何か歌ってくれそうだからなんて事は思ってなくてね、(いや、少し思っちゃうかもって今思いました。(笑))
彼は結構ズバズバいうし、そのくせ変な所でクヨクヨする繊細さがあるし、だからちゃんと人には謙虚で丁寧な態度が取れるし、演奏のときにも耳を澄まし、上手にできた人を間髪入れずに誉める。そしてカッコイイ自分でいたいと思ってる。
こういうのって、ちゃんと違う場所にも生きてくると思うんです。
>だからちゃんと人には謙虚で丁寧な態度が取れるし
こういうのって、普通の当たり前の事って思うでしょう。
ちょっと話がそれちゃうけれど、日本全国、自治会がかなりのストレス案件になってしまう一番の理由は、リタイア組の自治会参加の役員の男性諸氏の中に、昔の会社のポジション的態度お持ち込みの老害が、紛れ込んでいるからだと思うんです。
お芝居で言ったら座長のポジションで、ずっと生きて来た拓郎さんなら、なんかいろいろとうまく回っていきそうで、そんな彼の自治会が羨ましいと思いました。
なんたって衣装、そこから意識してるなって思ってしまいましたから。
まあ、そこにこんなに長々と感想を書く人もいないだろうね(^_^;)
最後にあいみょんが
「『グリーンブック』、古いですね。」と言って、拓郎さんは驚いたような感じでしたが、私も驚きました。あの映画、映画館で見たけれど、つい最近見たような感じがしています。
たぶん歳を取るっていうのは、タイムテーブルの回転速度が変わっていくという事なのかも知れませんね。
そして彼は最後に言いました。
「明るい日常が末永く訪れますように、願っています。」
そうだね。またしばしのお別れだものね。私はやはり頷いて、その言葉を受け止めました。
だけどこんな風に、1年に一回でも良いから、また何かのスペシャルゲストで出て来て欲しいと願っています。
好きにならずにいられない/エルヴィス・プレスリー
舟木一夫/高校三年生
抱きしめたい
”金曜日の朝” ♪吉田拓郎
Days of Wine and Roses (酒とバラの日々)-Julie London