森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

猫の日☆2023

2023-02-22 22:22:22 | 梢は歌う(日記)

夫があんずさんに

「今日はニャンニャンの日だよ~。」と、さながらお祝いの日であるかのように言いました。

何故か夫が猫さまたちに話しかけると、その横でアフレコしたくなる私。

思わず、

「ソレガナニカ~ ?」とあんずさんの声色で言う・・・・。

あんずさんの声色って言うのは、何でか高音で細くなります。

 

ルート君が帰って来て、クウちゃんに

「『猫の日』だぞぅ。」と撫ぜまわしていました。

「特別なナゼナゼですか?」と私。

「いや、いつもと同じに撫ぜまわしただけだけど、何故か俺は満足。」

それを聞いて、フーンと思う私。

因みにクウちゃんの声色は「千と千尋・・」に出てくる蛙みたいな話し方になっています(声は似てはいませんが)。

 

「猫の日」だって言ったてさ、もちろん違う家もあるかもしれないけれど、結局は人間様のお楽しみの為で、我が家的には完全に自分たちの為よね。

そんな事を敢えて言うなんて、面倒くさい人だわね、私。

でも、これ、しみじみと思ったことなんです。

 

なぜなら夕食の後、いつものように転寝タイム。

目が覚めて、「あっ、しまった !」って思いました。午後10時22分を過ぎていたからです。だからこの記事は投降時間を操作する予定で書き始めました。

そしたら、更にのんびりし過ぎて日付越え (笑)

 

でもね、私思ったんです。

「猫の日」って、日付の語呂で生まれてきたわけで、やっぱり人間の楽しみだと思います。だけどその楽しみの為に、猫の事を、みんなでたくさん想うじゃないですか。

そして時には、自分の家の猫の事ばかりではなく、この寒空に震えながら夜を過ごす猫の事なども思ったりすることもあるでしょう。

猫じゃなくても、ワンワンでも、すべすべお肌のトカゲさんでも、とにかく小さな動物たちが幸せって事は、すなわち人間も幸せって事なんじゃないかなってね。

 

昔、モスクワがナチスに包囲され、籠城状態になり、人々は飢えて猫の肉も食べたんですよね。食べなれないものを食べて、人々は慢性的な下痢に悩まされたとか言う話はさておいて、それで大被害を受けたのが、エルミタージュの絵画など。なぜなら美術館の番人を失って、ネズミの大被害に遭ったのだそうです。

このお話、猫は可愛いだけじゃなくて、ちゃんと働いているという話にもつながるのですが、またそんな働く猫さんたちまでも食べなければならなかったのが、それが戦争なんだよねと、私は学びたいなと思うんですよね。

 

そして再び、私の小さな世界に話を戻しますね。

私にとっての「猫の日」。

さあブログを書くか~と写真を探します。

あんずさんは、最近私の膝によく来ます。背が低い、すなわち足が短い。組まなければあんずさんは滑り落ちてしまいます。

足が少々痺れても、しばしの間は、猫さまの下僕は我慢します。

 

 

クウちゃんは写真が少なくて、そしてあまり良いものがないんです。今から撮るよ~と張り切って、だけどこっそり撮りました。すぐ顔をそらしちゃうからね。

ちょっと横を向いていたのですが、吹けない口笛を吹いたら、こっちを向いたんです。バッチリ正面から撮れたの、ちょっと珍しい♪

 

そしてそして、ずっと日付が変わってもアルバムを遡って見ていました。

私の「猫の日」の、一番のイベントだったかも。

「それなのに、ママしゃん、この写真なの ?」ともも吉。

「うん。ブスッとももちゃん、可愛いじゃん。」

 

と言うわけで2023年の「猫の日」も無事終了しました。

猫と猫を愛する方々と、猫にあまり興味のない皆様に平安な日々がずっと続いて行きますように。

 

因みに

 

下の囲みは、昨年の「猫の日」に投稿したものです。

 
猫が落ちてる!
  別に落ちているわけではありませんよ、ママ。  近頃、新参者のクゥちゃんに、縄張りを奪われっぱなし。あの子は、ここにはなかなか怖くてまだ来られないから、......
 



 
今日は猫ブログ
トップ画像の手前に並んでいるのは、夫殿のコレクションの一部。どさくさに紛れて息子君のはるか昔の、訳の分からない作品や、このブログを始めた頃に飼っていたワンコのココちゃんの写真......
 




・・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今頃は、銀河鉄道の車窓の旅を楽しんでいるに違いない

2023-02-22 00:06:27 | 同じ時代の船に乗る

イヤ、違うか。

今頃はアルカディア号に乗って、憧れの銀河の海を旅しているんじゃないかしら。ハーロックやエメラルダスと一緒に。

松本零士さんは、2月13日に亡くなられました。85歳だったそうです。

 

松本零士さんは、私が生まれる前から漫画家で、そして私の青春時代を彩ってくれた方でした。

彼の代表作のひとつである「宇宙戦艦ヤマト」は、「ガンダム」と同じように、リアルタイムよりもその後の再放送でファンを拡大していったアニメだったように記憶しています。(記憶違いかもしれませんが)

私もその一人だったと思います。

救いを求めて命ギリギリでイスカンダルに向かうと、地球を滅ぼそうとしたガミラスは、そのイスカンダルと双子星だったという衝撃の展開。

メチャクチャ面白かったですし、その自己犠牲や愛の物語に滂沱の涙を流しました。波動砲、カッコ良かったし、木星を横切るヤマト、ワクワクしました。

そしてその映画「宇宙戦艦ヤマト」の頃から、リピートで観るという事がはやり始めたのではと思います。少なくとも私の周りではそうで、私以上に「ヤマト」にはまっていた妹のスノウさんは、「3回見た。」と自慢していました。私も負けじと2回は見ました。

その続編辺りから、一緒に見に行ったのは今の夫。

彼は、私以上に松本零士さんの漫画のファンで、家に行くと、彼の世間で知られている代表作と言われている「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」以外の他の漫画もたくさんあったのですよ。

もちろん「銀河鉄道999」のシリーズは、皆、夫と行きました。

「まんが祭り」か何かで上映された、旅の途中のひとつのエピソードのような中編のものまで、ルート君と見ましたが、あの長編の二作の後であっては、子供であったルート君にさえ「がっかりした。」と言われてしまうようなもので、好きだからと言って、何でも見れば良いと言うものではないなと言う反省をしたものですが、そんな事も含めて、みな良い想い出です。

映画館で見た「銀河鉄道999」は本当に美しかったですね。機械の体を鉄郎は最後に貰えるのか。この物語、最初から答えが分かっていると思うんです。だけど終着駅で鉄郎はどのような答えを出すのか、その最終の地の秘密は ?

メーテルの正体は ?

みんなが夢中になり、いまだに人気が衰えていないのは当然の事ですね。

 

だけど私、最近、良くこの映画のある場面を、今の心象風景のように思い浮かべる事があるんです。

そしてなんかリアルな未来図を松本零士さんは描いたような気にもなって来るんです。

それはみなが思うような、メーテルとの別れのシーンとか、少年の日の想い出とか言う叙情的なシーンではなくて、冒頭・・・・。

発展に発展を重ねた未来の空中都市があり、その視点が下に下にと降りていくと、そこには荒廃したゴーストタウンのような地上があり、豊かさから取り残された人々が生きているのです。鉄郎とその母は、そんな世界の住人。

機械の体を貰おうと、パスもないのに銀河鉄道を目指します。

そこにあるのは、底なしの貧しさと無知。

メーテルとの出会いが無ければ、物語は始まらないのです。

 

時々、この先、この国はどうなってしまうんだろうと、自国の未来に不安を感じる事もあるでしょう。そんな時、私はこの作品の強すぎるビル風の中を歩いていく鉄郎親子の姿が浮かんでくるんです。なんだかこの国の未来の風景のように。

 

と、ここで終われば、長さ的にちょうどいいのかなと思うのですが、やはりそれでは書き足りないのです。なんてったてファン歴が長いものですから。

松本零士さんのアトリエ・・・・昔テレビで映ったのですが、積読資料の山で吃驚しました。きっとどこに何があるのか、そこの住人には把握されているか、もしくはどこかに宝が隠されているかって言う感じで、好き度が変な所であがりました^^

またテレビ等で代表作を言う時、「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」をあげるけれど、「男おいどん」はあまり言われないですね。

あの作品は、確かに女性にはいろんな意味で少々キツイ・・・。なのでどなた様にもお勧め出来ると言うものではないし、私自身も、あのキノコの名前とか、不名誉な皮膚炎の名前とか、あーもう、いや、何で知ってるのって気分になりますよ~(笑)

 

で、私、上に書いてきたような作品の想い出を書こうと、心の中でその想い出を辿っていた時に、ふと自分の中の1作品は違うなと、ある作品の事が頭に蘇えって来たんです。

それはやはり夫の家で読んだ、戦場マンガの「スタンレーの魔女」という短編です。

(反戦がテーマとか言うものではないので、そこはご了承ください。)

皆さまの中にも、きっと私のように、自分の中に一番の作品と言うものがあるかもしれませんね。

 

長い漫画家生活で、多くの人に夢やワクワクやそして感動を与え続けてくださったことに感謝いたします。

今は、その銀河の旅を楽しまれるよう、心からお祈りいたします。

 

 

 

愛猫ミー君が呟く、零時社のツイッターから。

零時社からのお知らせです

漫画家松本零士が 2023年2月13日都内病院にて 星の海に旅立ちました

これまで応援くださいましたファンの皆様 本当にありがとうございました

「遠く時の輪の接する処でまた巡り会える」 と松本は常々申しておりました

私たちもその言葉を信じ その日を楽しみにしています』

 

やっぱり「星の海」って書いてありましたね。

・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする