9月9日は「山下清展」に行ったわけですが、その帰りに真っすぐに実家に帰りました。
予定では4時ごろには家に着いていて、3人で夕食を食べに行き、そして暗くなったら、姉妹だけで線香花火をやると言うことになっていました。
ところが「山下清展」、侮っていました。コロナ禍では、美術館も予約制が多く、またそうでなくても意外とどこもスムーズで「混む」と言う概念が、私の中で消えかかっていたのです。
が、激混みで、まさかの3時間待ち入場になってしまいました。
ショップでも1時間待ちのレジで、(sonpo美術館も何を考えているんだか。レジの人を増やすでもなく・・・・・ちょっとだけ冷ややかな目)
疲れ果てた私たちはお茶を飲んで帰ったし・・・・
つまり横浜に着いたのは午後9時半近くになってしまったのでした。
だけど強固にこれだけは遣ると私は言いました。
妹の名都さんは明日帰るし。もうこの日しかないと思っていたからです。
そして私はどうしても、やりたかったのです。
2020年8月29日、姉妹4人で実家に集まれたのは、この日が最後だったと思います。
この時みんなで花火をしたけれど、疲れ果てたスノウさんは見ることが出来なかったのです。
残念そうだった姿が忘れられません。
ある日ぼんやりテレビを見ていたら(外人さんが線香花火に魅せられて、修行に来るやつ)、突然「そうだわ、線香花火をやろう。」と閃きました。
ド派手に上がる花火大会の花火も好きですが、線香花火の儚さには、どこか自分の内なるものへの会話を即し、また鎮魂の想いもその光に感じるのです。
大人で嫌いな人ってあまりいないんじゃないのかしら。
用意できないと姉がのたまうものだから、ネットで買って送っておきました。(ネット社会便利です。)
ちょっと高級なのも買いました。
レビューにもありましたが、上手くいけば大輪の花を咲かせることが出来ますが、すべてがそうではなくて、やはり着かない・しょぼいが紛れていました。
遅い時間でもありますので、姉が静かにねと言いましたが、
大人3人で線香花火。静かそのものです。
大人3人でも、花火は4本。
「今年も一緒だよ。」と私たちは言い、頷きあいました。
写真は姉と名都さんを私が撮って、姉と私を名都さんに撮ってもらいました。
あとで見返して・・・・・
思わずワタクシ、「あのねぇ・・・」と呟いてしまいました。
儚いゆえに写真撮るのは難しいのね。
と、寛大な気持ちでそう考えることにしましょう。(あっ、ごめん、名都さん、こんなこと書いて(笑))
下の囲みは、昨年の「9月の4枚」です。
9月の4枚#写ん歩クラブさんの緩い月例企画に、今月も参加します。この記事の下にある「#写ん歩クラブ」のタグをクリックしていただければ、皆様の素敵な写真記事を見る事が出来ますよ。......
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