森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

母に会いに横浜に。その4

2024-07-31 10:15:00 | 家族スナップ

7月の前半はの私はまだ、坐骨神経痛真っ盛り。

痛みに耐えてトボトボと歩いていました。

実家の近くの駅に降りて、そんな感じで川や珍しい植物の写真など撮り、気持ちを紛らわしつつ歩いていましたら、妹の名都さんが1本遅れた電車に乗ってくることが分かりました。

この歩き方なら途中で追い付かれると思うけれど、せっかくだからと思って国道を渡った信号の先で待っていました。

少しだけ待っていると、名都さんが嬉しそうに手を振って渡ってくるのが見えました。

 

彼女は嬉しそうに言いました。

「お姉ちゃんの姿が見えて嬉しかった。なんか涙が出そうになっちゃった。」

 

何でそんな些細なことが嬉しかったのかと不思議に思われるかもしれません。

だけど私にはその気持ちが痛いほど分かり

「うん。それを聞いたら、私も涙が出そうになったよ。」と言いました。

 

実家に帰ってくるこの道を歩く時、私もいつも目が探してしまいます。もう決して迎えには来てくれない母の姿を。

母は私たちがもう来る頃だなと思うと、この国道の横断歩道の先で待っていれることが多かったのです。

帰る時も、駅まで送ってくれることもありましたが、時間がないと、やはりこの場所まで送ってくれました。

そして今、いつもいつもそれを思い出し寂しく思うのでした。

だからその日、私が同じ場所で待っていたことが、名都さんにはとっても嬉しく感じたのだと思います。

 

確か、駅まで送ってくれた時のことのブログ記事があったなと思い探してみました。

アナログの日記と違って、17年半分の記事の中から、ほんのちょっとの時間でその内容が見つかるところが、さすがブログは凄いなと思います。

その時の記事はこちらです→私のお母さんはこんな人

 

とリンクしましても、「そんな話、面白いの!?」とお読みいただける方は早々はいらっしゃらないかもしれませんね。

 

でも次の詩は、どちらかと言うと読んで欲しいと思ったりもしますので再掲させていただきます。

 

 

母へ

2007-10-01 00:00:05 | 詩、小説

 

所詮、
いつかは誰もいなくなってしまうのですよ
お母様もわたくしも

そして、それでも
風がざわざわ
草をならして通り過ぎていくように
人の世も変わらなく過ぎていくのです

今日、
わたくしを道路の向こうから見送ってくださったあなたが
あんまり可愛らしく手を振るものだから、
わたしはさっさと手を振って、足早に立ち去りましたよ

だって、いやじゃあないですか
あなたをじっと見つめたら
いつかの終わりのその時に
きっと、何度も繰り返し思い出してしまいます
可愛らしく手を振って、道路の向こう側に立つあなた

でも、
きっとだめですね
わたくしはきっと思い出す
何度も何度も思い出す
ずっと、わたくしの背中に向かって手を振ってくださった
あなたの姿を

所詮、
いつかは誰もいなくなってしまうのですよ
お母様もわたくしも

そして、それでも
風がざわざわ
草をならして通り過ぎていくように
人の世も変わらなく過ぎていくのです

だからといって、
お母様もわたくしも
いなかったと言うわけではないのです。

 

 

※          ※         ※

その詩を書いたのは2007年なのね。

あっという間に毎日は過ぎていきますね。

 

 

ところで横浜に来るたびに、息子のラッタさんに会うのも楽しみの一つです。

だけど彼は、過去はすべて忘却と言う川に投げ入れていく人。

それが彼のポリシーみたい・・・・

って言うことは、私が彼に毎回貢いでも、みんなその川の中かい !?

 

 

今回のお食事。

 

そう言えば備忘録として書いておこうと思うのだけれど、小市民的な発想で言うと、その7月7日、ちょっと贅沢しちゃった。

何かというと実家から横浜駅までタクシーを使い、ラッタさんと待ち合わせをした駅からお店まで、私がよほど辛そうな顔をしていたからか、お店から駅までまたタクシーを彼が呼びました。

近くて悪いわという発想は昔のものですね。手数料+迎車代などでワンメーターだとしても倍は払うわけですし、タクシーの方も無駄に駅の乗り場で待機しなくても良いので助かるみたいですよ。年齢がいった方は免許は返納した方が良いし、だけど病院などで車異動の必要性は高いまま。思うにあの迎車代は少し安くても良いと思います。

5分以内で走っている車が来ることが多いのだからね。

じゃないとこれからシニアのど真ん中に入っていく人たちは、シニアの後半を生きる人と違って、年金もさほど多くないしケチって乗らないのでは。

私自身も、贅沢しちゃったなと言う気持ちになってしまいましたものね。(もう忘れていましたが)

 

水辺の風景が撮りたくて、ちょっとだけカメラをずらして撮った車窓からの風景。

カメラをもずらしたけれど、風景もずれました。

あっ、そう言えばと、あと3つ思い浮かんだことがあったのですが、そうするとこの「母に会いに横浜に。」の記事がずっと続くことになってしまうので、ここまでにしますね(笑)

あれっ !?

なんと、今日で7月は終わりってことなのね。ビックリ~!!


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