Amazonで予約したら、一日早く届いてラッキーな気持ちになりました。
月に一回は実家に帰ろうと思っていて、明日から家を空けるので、読むのが遅くなると思っていたからです。
「百鬼夜行抄」はコミックで読んでいるので、「一年に一回のお楽しみ~」なので、そのお楽しみを後に回すのは、ちょっとの我慢だなと思っていたのですよ。だからちゃんと寧ろ早く読めて嬉しかったです。
って、本当に私、ささやか過ぎる幸せで成り立ちすぎる~(笑)
今回の内容は
「迷い子石」「どうぞお帰り下さい」
「真夏の桜」「その日の前に」
の四編です。
本の紹介の下に書いた感想も、あらすじなどのネタバレもしていませんし、ほんの僅かな事しか書いてはいないのですが、それでもそのほんのちょっとの情報からも何かを感じ取ってしまわれる(飯嶋の遠縁か!?)方には不向きなので、読まれたら是非いらしてくださいね。
私的には、「どうぞお帰り下さい」が好みです。
「こっくりさん」はやはり危ない遊びだと思っています。これを読んでいて、昔、友達が話していた、これのせいで狂ってしまって田舎に帰ったその人の知人の話を思い出してしまいました。
ただこの話は、怖いと言うよりも「百鬼夜行抄」の持つしっとりとした世界観が広がっていて、とっても良かったです。
他の三篇は、坂元海くんのシリーズ。
とうとう海と律は、リアルに出会います。
海、騙され過ぎと思ってしまうのですが、でも彼は蝸牛の血筋の力を持ってしまっているのに、律が子供の時のように、導いてくれるおじいちゃんも、守ってくれていた青嵐もいなかったわけですから、いちいち惑わされても仕方がないと言う所ですよね。
律の家に来た海は、その家を怖いと思います。
でもお母さんの兄弟たちも、彼らの実家を怖いと思っているのですから、小さな子供が思っても仕方がない事ですよね。
司が海に家の案内をした時、裏庭を「途中からよその土地になるから入ってはダメよ。」というのですが、上手い事を言うものだと思いました。確かに「よその土地」ですよね。^^
気になった言葉は律の「水脈大叔母さんは悪霊化してる・・・・」。
ちょっと驚きですね。今後はどう繋がっていくのでしょうか。
と言っても、また来年のお楽しみでしたね♪
なんだかんだと言って、律が良く動く物語の方が、やはり面白く感じます。
また、飯嶋家全員集合みたいなお話がまたあればいいのにと思っています。
他の皆さん、今頃はどうなさっているのでしょうね。もちろんこの物語の中の皆さんの事です^^
たまには会いたいと思ってしまうんですよね。
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