上の画像は頂上から見た遠くの山々の風景です。
「かなり楽しい『高尾山』その2」はそこで出会った花や触れ合った人などのお話です。
ずっと昔に姉と二人で高尾山を訪れた時は、ずっと薬王院の境内の中を通って登って行った記憶があるのですが、
今回は境内を抜けて山の道に出て登って行きました。
なんだか私たちの見たかった風景が、そこにはあったように思いました。
緑の中の山道。
イイ感じです。
お友達が、道の脇がかなりの急な坂になっている事に気が付き、
「落ちたら怖いね。」と二人で見ていました。
そこに通りがかった一人歩きの年配の男性が、
二人一緒に写真を撮ってあげようと言ってくれました。
「大丈夫です。」と即答で断ったお友達・・・・。
それは、ここで二人で写真を撮るような背景ではなかったからなんですね。
ー 大丈夫です。私たちが立ち止まっていたのは、ただ崖の下を覗いていて居ただけなんです。―
と言う意味。
ただそれだけだったのですが、ほんの後からやって来たカップルに同じ事をまた男性は言いました。
すると、まったく同じように彼らは
「大丈夫です。」と答えたのです。
「大丈夫。」と言う言葉は、決して嫌なニュアンスの言葉ではないと思います。
「大丈夫です。お気遣いなく。」
だけどその人は、寂しそうに
「悪かったね。邪魔しちゃったね。」と言ったのでした。
この話を聞いて、一枚ぐらい写真を撮ってもらえば良かったんじゃないって、
そう思いませんでしたか。
本当は、その時は私は心の中で、そう思ったのですよ。
この人はただ触れ合いたかっただけなのに、気の毒だったなって。
ニコニコして、じゃあ一枚お願いねと言ったって良かったなって。
友達も本当は、この人の本当の気持ちを見抜いて、それを嫌って即答したのだなと思いました。
この人はクールな人だなって思ったのです。
だけどこれを書きながら、私はちょっと考えが変わってきました。
気の毒だからって写真を撮ってもらって、さも触れ合ったようないい顔をして
「さよなら~、お気をつけて。」なんて言うのなんか、むしろ傲慢の優しさ芝居だったかもしれませんよね。
私は結構写真って、見知らぬ人と撮り合う事って意外とある方なんです。
時には、自分から声をかけて撮ってあげる時もあるんです。
それもあって、この人が気の毒に感じてしまったのですが、
ただ立ち止まっている人、ただ歩いてきただけの人たちに声をかけるのは、
やはり古い言い方ですが、ナンパの域を出ないような気がします。
「高尾山」と関係のない話じゃん、って言われそうですね。
でもこの3分ぐらいの出来事を、私はむしろ忘れたくないと思うのです。
これからの日本の社会は本当にもう老人社会で、何にもしなければ何もないサミシイ毎日になってしまいます。
ひとりで山に登って来て、誰かに声をかける。
凄く良い事だと思うのです。
だからこそ、うまいやり方と言うのを学んでいく事も大事な事なんじゃないかしら。
私たちはこの後、三人の方から声を掛けられました。
触れ合い方の達人でした。
感謝しています。
初夏の山道では、そんなにたくさんの花が咲いていると言うわけではありませんでした。
それでも花を見つけると嬉しくて、写真などを撮っていました。
すると通りすがりの女の方が、花の名前を教えてくれたのです。
フタリシズカ ↓
そうか。これはフタリシズカと言うのですね。
下の花は、違う場所に咲いていたので、聞くことは出来なかったのですが、
もしも同じところに咲いていたら、もう花辞典のように教えてくれたと思います。
そして、
キンラン
これは、えっとこれはアレですよね。↓
('◇')ゞ
ニッコウキスゲじゃないかと言う噂も^^
あー、もう。
花の名前は難しすぎますね。
でも綺麗で可憐だったことには間違いのない事です。
シュガがたくさん咲いていました。
この花は外来種なのだそうですね。
(先ほどの女性からの情報)
そう思うと、なんだか微妙に受け入れられないような気持ちになってきますが、
地下に根を張って山が崩れるのを防いでいるシュガは、外来であろうがなかろうが、
この山にとって必要な花になっているようです。
花は下山の時に写したものも載せました。
その下山の時、高い木の梢から聞こえてくる鳥の鳴き声に耳を澄ましていたら
また通りすがりの女性が
「あれはオオルリよ。」
と教えてくれました。
「さえずりの美しいと言われている日本三鳴鳥はウグイス・オオルリ・コマドリ。」
思わず
「そうなんですか。ありがとうございます。」と言うと
「ヤーね。知ったかぶりしちゃった。本当は今、上で聞いてきたのよ。」
と笑いながら立ち去って行きました。
なるほど。
かくして、日本三鳴鳥の知識は拡散していくのでありました。
と言うわけで(どういうわけ?)
その3に続きます。
私もハイキング以上登山未満をこの前体験したばかりで
すこしばかり山に興味が出てきました(笑)
高尾山よさげですねー行ってみようかな
山を歩いてると確かにたくさ
声をかけていただきます
こんにちはって言葉がいい言葉だなあと再認識しちゃうしね(笑)
山だからこそ照れずに挨拶し会えていいことかなと思う
写真は私も
大丈夫でーすっていうかなあ(笑)
山記事また覗かせてもらいまーす(笑)
都心から1時間、人気の山と言われますが 千葉県からだと ちょっと遠く感じられるのかも知れませんね。
私等 電車で2駅、2駅、地元の山、年に何回か歩いていますが 飽きない山です。
いろんなコースが有りますので コースを変えて 季節を変えて また 訪れて見て下さい。
花や鳥、私も さっぱりダメな方ですが 超詳しい人も多くて 写真を撮りながら 花談義・・なんてこと 良く有ります。
山は ただ登ることが目的でなく 風景、花、鳥等を 楽しめますので 思い出深くなるんだと思いますね。
koumamaさんの唐沢山の記事は、なぜか呼ばれたように読みました^^
山に慣れた人にとっては、1時間の登りってピクニックに毛が生えたみたいなものかも知れませんが、「ねぇ、本当にもう~」ってなゼイゼイ感がありますよね。
そして私はその山の事をまったく知らなかったので、すぐに検索。いつもながら先を行くkoumamaさんに感謝しています♪
ところでところで、高尾山、良いですよ~。
いろいろなコースがあって、ちゃんと登っても1時間半。(たぶん私の場合は2時間半・笑)。手抜きの場合のケーブルカーもリフトも凄く面白いのですよ。お勧めできます。
山での挨拶、私も凄く好きです。次回のこの記事の続きは、そのいわゆる挨拶編です。
すっかり遅くなってしまって、真夜中のお返事になってしまいました。
リアルタイム解析ページのみんなのブログで「裏高尾」の記事に目が付き、ビューンと読みに行き、これは読者登録をと思って、ブログタイトルを見たら、「あらッ、やだわ。既にずっと前から登録させていただいている方だったわ。」とPC前でニヤニヤしていたのです。
山記事、心惹かれます♪
この時に、「ブログ考」なども読まさせていただきました。そして畑仕事にスイミングなど素敵な暮らし方をしているなと思いました。
>山は ただ登ることが目的でなく 風景、花、鳥等を 楽しめますので 思い出深くなるんだと思いますね。
本当にその通りですね。
そして高尾山は二度三度訪れたい山だと思っています。
家を出てから2時間以上かかるので、プチ旅行感はするのですが、それでも気軽に行ける場所だと思っています。