トーハクの年間パスポートである友の会の期限が、8月8日で切れるので、その前の8月6日に出かけてまいりました。
因みにそのトーハクの友の会の事を言うと、特別展の無料内覧券を3枚貰えるのです。そのうちの1枚がまだ残っていたものですから、8月6日がどんなに暑くても出掛けようと思っていたのです。
堅いことを言うようだけれど、私は真言密教の信者ではないので大曼荼羅と安易に見ても良いものなのかしらなんて、ちょっと思ってしまうわけなのですが、博物館に貸し出すと言うことは、そこは気にしなくて良いのかなと自分を納得させて行きました。
以前、奈良に行った時に大仏殿の中で、地べたに座り込んで祈っている人たちの集団が居ました。それを見たら、何か大仏の写真を気軽に撮ってはならないと思えたのです。
本尊と言うものはそういうものでしょう。
だからほとんどが撮影禁止なのが分かります。特に曼荼羅は。でもそれは勝手な思い込みかも知れませんね。
その大曼荼羅、かなり迫力がありました。
頭の中で、真夜中にそこに描かれている仏が一人抜け出ても分からないなと、何か物語の妄想をしてしまいました。
この展示で唯一撮影が許されていたコーナーは「二天王立像」でした。
そこしかないから、こんなに何枚も写したのかと思われるでしょうね。
実は見てもらいたかったのは、影なんです。
このコーナーの前に「十二神将立像」のコーナーがあったのですが、そのコーナーの像も素晴らしかったと思うのですが、展示での影が並ぶさまが圧巻だったのですよ。
撮影禁止が悔しかったです。
と、思ったら、それをお見せできる場所がありました。
下のトーハクのブログは、展示の仏像の解説も詳しいのですが、何よりもお見せしたかった像たちの影が並ぶさまが見ることが出来るのでした。
※「1089ブログ 仏像展示の光と影」→東京国立博物館 - 1089ブログ (tnm.jp)
因みに「神護寺」と言う名前に聞き覚えがありました。以前行ったことがあるなぁと思ったら、ブログを始める1年前の2005年の秋に行っていたのです。日帰りバスツアーで、夜出発で早朝に着き、瓦投げをしただけで、何も中は拝観できなかったお寺でした。
ブログ記事がありました。
→京都の秋