7月19日に観てまいりました。
詳しい情報は、下記のサイトを参考にしてくださいね。
→ヴァチカンのエクソシスト : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
そのサイトの解説に、
《オスカー俳優ラッセル・クロウがホラー映画初主演を務め、カトリック教会の総本山バチカンのローマ教皇に仕えた実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を映画化。》とあって、
「えっ !? 実話 ?」
「それをラッセル・クロウがやるの ?」
と何やら期待値も上がるというものですが、クリスチャンではないので悪魔信仰もなく、この映画にホラーの最たる恐怖を求めるのは無理と言うものだと承知して見に行きました。
はるかかなたの昔、「エクソシスト」が公開される前、恐怖のあまり劇場でショック死した人がいたという話に、その頃の私は期待値も爆上がり、どきどきしながら見に行った記憶があるのです。でもそれほど怖く感じなかったのは、「信仰の違い」のなせる業なのだなと、その時気がついたのでした。(物語の最後に、神父の自己犠牲に涙なんか流してしまったのも覚えています。)
もしも私がクリスチャンなら、神の敵である悪魔の存在は、胸が締め付けられるほどの恐怖だと思います。
だけどなんだかんだと言いながら、「エクソシスト」と名前がついている映画は、ほとんど見ているという「エクソシスト」好きなのかも(笑)
なんだかんだと言って面白いんですよね。
だけどやはりこの作品にも「真夏の暑さ対策」的な恐怖を求めるのには、パンチ不足だと思います。
ただこれはラッセル・クロウが演じていても「エクソシスト」の王道的な作品で、そういった意味で面白いです。
過去の謎解きにもワクワクしますし、なんたって大昔の呪われた修道院と言う環境が最高です。
そういう建物を遺産相続しても、良く泊まろうと思うよなと思いましたが、ちょっとだけ住んでみたいような気もしました。もちろん悪魔なるもの無しで。
「へえ、そうだったのか。」と言う歴史的な暗黒時代の秘密も、悪魔の口から語られて、妙な納得感がありました。
下の画像の少年、憑りつかれる前は本当に可愛らしい顔をしているのよね。
そう言えばリンダ・ブレア(「エクソシスト」のヒロイン)は今は何をしているのかな~と思ったら、60歳過ぎても綺麗な彼女の画像が出てきてホッとしました。
画像の下は、少々のネタバレ感想です。
あの暗黒時代の魔女狩り。悪魔が神父に乗り移って、実は悪魔がやっていたという真実。
これ、凄く納得しました。
免罪符でお金を取って、「救われる」と言ったり変だものね・・・・って、ここは言ってなかったか(笑)
つまり魔女裁判の頃。教会中心の恐怖の時代。あれはやっぱり悪魔の仕業だったんだ~。
この教区の神父が、流れ的に助手に。だけどこの人で大丈夫なのって、不安になってしまいました。もしかしたら途中で死亡フラグが立ってしまうとか ?
ところが、彼は最後には頼もしくなって・・・・。
結局これはハッピーエンド。母子家庭一家は、あんな売れそうもない修道院もヴァチカンが買ってくれたし、アモルト神父はトーマスと言う相棒を得たわけだし、邪魔な反対は恐怖体験をし、休暇中になってしまったし。
ホラー映画でも、めでたしめでたしと思えたので良い映画だったように思います。