森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

9月の4枚《夏の終わりの線香花火》

2023-10-02 23:16:20 | 梢は歌う(日記)

9月9日は「山下清展」に行ったわけですが、その帰りに真っすぐに実家に帰りました。

予定では4時ごろには家に着いていて、3人で夕食を食べに行き、そして暗くなったら、姉妹だけで線香花火をやると言うことになっていました。

ところが「山下清展」、侮っていました。コロナ禍では、美術館も予約制が多く、またそうでなくても意外とどこもスムーズで「混む」と言う概念が、私の中で消えかかっていたのです。

が、激混みで、まさかの3時間待ち入場になってしまいました。

ショップでも1時間待ちのレジで、(sonpo美術館も何を考えているんだか。レジの人を増やすでもなく・・・・・ちょっとだけ冷ややかな目)

疲れ果てた私たちはお茶を飲んで帰ったし・・・・

つまり横浜に着いたのは午後9時半近くになってしまったのでした。

 

だけど強固にこれだけは遣ると私は言いました。

妹の名都さんは明日帰るし。もうこの日しかないと思っていたからです。

そして私はどうしても、やりたかったのです。

 

2020年8月29日、姉妹4人で実家に集まれたのは、この日が最後だったと思います。

この時みんなで花火をしたけれど、疲れ果てたスノウさんは見ることが出来なかったのです。

・→恋しゅうて 名残りの夏の 花火かな

残念そうだった姿が忘れられません。

 

ある日ぼんやりテレビを見ていたら(外人さんが線香花火に魅せられて、修行に来るやつ)、突然「そうだわ、線香花火をやろう。」と閃きました。

ド派手に上がる花火大会の花火も好きですが、線香花火の儚さには、どこか自分の内なるものへの会話を即し、また鎮魂の想いもその光に感じるのです。

大人で嫌いな人ってあまりいないんじゃないのかしら。

用意できないと姉がのたまうものだから、ネットで買って送っておきました。(ネット社会便利です。)

 

 ちょっと高級なのも買いました。

レビューにもありましたが、上手くいけば大輪の花を咲かせることが出来ますが、すべてがそうではなくて、やはり着かない・しょぼいが紛れていました。

 

遅い時間でもありますので、姉が静かにねと言いましたが、

大人3人で線香花火。静かそのものです。

大人3人でも、花火は4本。

「今年も一緒だよ。」と私たちは言い、頷きあいました。

 


写真は姉と名都さんを私が撮って、姉と私を名都さんに撮ってもらいました。




あとで見返して・・・・・

思わずワタクシ、「あのねぇ・・・」と呟いてしまいました。

 

儚いゆえに写真撮るのは難しいのね。

と、寛大な気持ちでそう考えることにしましょう。(あっ、ごめん、名都さん、こんなこと書いて(笑))

 

 

下の囲みは、昨年の「9月の4枚」です。

 

 
9月の4枚
#写ん歩クラブさんの緩い月例企画に、今月も参加します。この記事の下にある「#写ん歩クラブ」のタグをクリックしていただければ、皆様の素敵な写真記事を見る事が出来ますよ。......
 



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