あえてタイトルの前に「韓国ドラマ」と付けました。
じゃないと、今だと是枝監督の新作の「怪物」の検索で引っかかってしまう方もいらっしゃるかもしれませんから。そちらの映画も、シナリオ・音楽・キャスト、みな興味があり、見てみたい作品ではあります。
で、こちらは、たまにはアマゾンプライムで何かを見てみようかなと思って開きタイトルに惹かれて見てみました。
この時は、まだこれから公開になる同じタイトルの映画のことは知らなかった頃です。
この作品、全16話なのですが、最後までしっかり見ると、「あー面白かったなぁ」と思い、また「なんか感動したなぁ」ともなり、「終わっちゃって寂しいな。」ともなるのです。
つまり面白かったし、とっても良かったです。
でももし星をつけるとしたら、私は「☆☆☆★★★」かしら。★は20点
この作品の幹になる部分は、もしかした「犯人は誰 ?」ではないのかもしれません。もしそうなら、連続殺人犯はあの人で、その後に続く恐ろしい真相の犯人はあの人という部分は、意外性がないからで、怪しい人が犯人です。
しかもシリアルキラーは8話、つまり話半分の段階で分かってしまうのです。
その後のさらなる秘密の犯人も、思った通り・・・・。
だからつまり、たぶん面白いのはそこじゃないと思うのです。
だけど「★★」をマイナスにして、☆四つをつけなかった理由もまたそこにあって、後半に行くにつれてお話が、あまり好みじゃなくなっていったからなんです。
途中で
「えっ、まさか!?
それはどういうこと?」という映像が入ります。
主人公の刑事が犯人だなんてありえません。なのにその映像では、彼は思わず犯人なのかと思わせるようなものなのです。
しかしその真相も、最後の最後にというように引っ張られることはありません。
すこぶる納得のいく流れでした。
深淵を除くものは、深淵もまたお前を見詰めているー。
怪物を捕まえるには、自らも怪物になる ?
二人の刑事が、悪の姿をさらそうとするとき、彼らの犯した罪と罰とは。
バディものでありながら、信じあう二人という関係でないのが、もどかしくもありですが、逆にそこが最後のジンワリした感動を生んだように思います。
と言っても、シリアルキラーのあの人、本当に怖いですよ。
二人の刑事に
ヨ・ジング(ハン・ジュウォン)×シン・ハギュン(イ・ドンシク)。
『20年前、双子の妹が失踪しその事件の容疑者とされたイ・ドンシク。現在は地方にあるマニャン派出所で巡査部長として働いている。ソウルから来たエリート警部補のハン・ジュウォンと組むことになり、2人はぶつかり合いながらも連続殺人事件を捜査していく。次々に起こる事件と明かされていく真実。本当の怪物は一体誰なのか?』アマプラの解説からお借りしました。