10月に観たドラマの感想ですが、すべてwowowでの放送です。
だけど後にアマプラでやったり、レンタルビデオなど見る事が出来るのがwowowのオリジナルドラマだと思います。(敬称略で書かせていただいてます。)
1. 「鵜頭川村事件」
松田龍平主演、入江悠監督。失踪した妻を探しに妻の故郷を訪ねると、まさに「エイキチ祭り」が始まる直前の村でした。
しかし村は大雨で孤立し、その中で次々と殺人事件が起きていくのです。「エイキチ」と言う祟り神はにはどんな秘密があるのか。「エイキチ」の儀式とは何か。妻は何に怯えていたのか。妻は今は何処にいるのか。そして次々に起きた殺人事件の犯人は誰か。
雰囲気いっぱいに満たされたミステリー・パニック。
凄く面白そう。なんたって主演が龍平だし。
・・・・・でも、正直な事を言っても良い?
全6話、要らなかったのではないかと思うの。寧ろ3話くらいで詰め込んだ方が面白かったような気もしてしまったのです。長いといろいろ引っ張られるけれど、だいたい分かってしまうから、やっぱり簡潔におどろおどろやってしまって、最後に「えっ―!?」と驚きたかったような気がしました。
2 「THE HOTEL NEXT DOOR」
結局、やはりディーン・フジオカはカッコいいという事ですね^^
石ノ森章太郎の原作漫画を、wowow初主演でリブート。この「リブート」って言葉は、wowowのHPにあった言葉をそのまま持ってきたのですが、やはりホテルプラトンと言ったら、他チャンネルでの若き日の高島さんの番組を思い出すじゃないですか。
この番組も、やはりひとつひとつのエピソードが良くて、ほっこりするししみじみもします。だけれどホテルの状況は決して甘いものではなくて、もう売却しなくてはという状況に陥っているのです。
いったいこのようなホテルをどのような解決に導くのか、総支配人として赴任してきた三枝は何を考えているのか。
その落としどころも良かったし、何かに拘りすぎずに、窮地に陥った時は、何かを切り捨てて別の形でも前に進むことは大事な事だと思いました。
3 「さまよう刃」
東野圭吾の小説のドラマ化。
竹野内豊の熱演。彼、良かったし、そして石田ゆり子さんも良かった~!!
あっ、いきなり石田ゆり子さんだけ、「さん」付け(笑)
だって呼び捨てなんかできない。綺麗過ぎて~。
なにげに彼女のファンなのかも。
で、このお話、サスペンスとして、本当に目が離せないしドキドキします。最終回でようやく、「ああ、そうよね。」と分かった事もあるし、サスペンスやミステリーは、やはりどこかで騙されて見ていたいじゃないですか。ちょっとだけ騙されていて、それが分かっても、私はそちらの人に共鳴してしまいました。
妻亡き後、娘をひとりで育て上げ、とってもいい子に育ったのに、その娘がメチャクチャ酷い目にあって殺されて、殺された後、死んでしまったからと言ってごみのように捨てられる・・・・その録画を見た後に、その犯人が部屋に入ってきたら,あなたは冷静でいられますか?
私には無理。いや、私の体力だったら、返り討ちにあってしまいそうだけれど、竹野内豊演じる長峰の気持ちがよく分かってしまいました。分かってしまった人が、他にもいたって事なのですよね。そしてそこの部分に騙されました。
でもこのお話、救いは何処にあるのかと言う感じがして、辛くなってしまいました。
ただ生きてさえいれば、人はやっぱりやり直す事が出来るのかも知れません。
川に花を手向けるある人のラストが印象的でした。
良作でした。