あちらこちらで「平成最後の桜」とか「平成最後の花見」とか言う言葉をお見掛けしました。
今年の桜は春になっての寒さのお蔭で長く咲き続けたと思いますが、それでも葉桜になりつつありますね。
私はこの季節には、もう一つの大好きな花を見なければ春が来たような気持ちになれません。
それでは私も言ってみましょう。「平成最後のお花見」と。
但し、「平成最後の花桃」です。
この季節になると、「ああ、そうだった。」と近所の小さな公園に出掛けて行きます。猫の額のような小さな公園。
だけどこの花だけは毎年咲き誇っているのです。
今年も綺麗に咲いてくれて、ありがとう。
ところで私のマンションにも、いつの間に、この木が植えられていたのですよ。
たぶん一昨年からかしら。だからとっても小さな木なんです。
紅白で植えられているのですが、もう紅色の方は、流石に終わりです。
だけど白の方は少々息も長いようです。
じゃあ、源平はないのかと言うと、実はあったのですよ~。
好きだ好きだと言いながら、自分のマンションの庭にあるなんて、まったく知らなかったのです。
気が付いたのは、やはり一昨年だったからかしら。
だけど昨年、その花を見ていたら、ある人が、この木は病気だなと言いました。
木の病気だなんてまったく分かりません。
そしたら今年、この木は上の方の木をバッサバッサと切られていました。
花もちっとも咲きませんでした。
それでもようやく咲きました。
可愛いよ、君。
また来年も頑張って咲いてね。
咲き乱れる花もあり、若くこれから伸びていく木もあり、そして病の木もあります。
だけどみんな、今の季節を忘れずにちゃんと咲いているのでした。