(ちょっとだけさりげなく追記しました。)
最初は軽妙。
右京の「2回目ですね。」
「二回目ですか。もっとしていますよ。」と、自分で遅刻の自己申告をする尊。
右京が言ったのは、尊の遅刻の回数ではなく男の死んだ数―。
米沢さんのところでも、息の合う相棒振りを見せ付けます。凄い、呼吸もぴったり。何時からそのような関係に?
10割診療ってこの時代、印象深いですよね。
かなり高額だったと思います私自身が昨日病院に行って、かなりのお金を支払い、これでも3割負担なんだなぁとしみじみ思ったばかりなので、この10割負担にはピキッて反応してしまいましたよ。
テンポが良いので、凄く面白く感じました。
だけど・・・
終わりはまたまた重い感じで終わりましたね。
あらすじなどは→こちらで
ああ、壊れてしまう、壊れてしまう、失ってしまう、失ってしまう・・・・
その恐怖から自らの手で壊してしまった女。
あまりにも愚か。
せめて殺された信川には、誰が自分を刺したのかが分からないままでいて欲しかった。
真紀子の為に指輪を用意し結婚届を持ち歩いていたと言うのに、可哀想だとふと思ってしまいましたが、良く考えてみれば、そうなるにはそれだけの外道の道を歩いていたのですよ。
なぜなら、6年前、確かに真犯人はいたからといっても、自分が殺してしまったと思い込んだ信川は、家族への責任も捨て被害者への責任も捨て、逃げ出したのです。
遺体が見つかって、自分が犯人ではなかったのだと言ったところで、その男の品性が回復する訳ではないのですよね。
無実の罪なのに疑われて、そして逃げているという設定でないのですから。
その時に覚悟を決めて自分の行動に責任を取れば、真実は明るみに出て、彼は日陰を歩かずにすみ、被害者の家族は6年間も待ち続けなくても良かったのです。信川の家族も、描かれていない部分では大変な時代があったはずです。
真犯人は最低な男。でもこの信川だって同じだわと思いました。
一番可哀想なのは、真っ直ぐな心を持っていた被害者の青年なのですよ。そしてその青年を、きっとどこかで生きていると信じていたその母。
だけど愛する女に殺されると言う罰はあまりにも厳しかったと思いました。
すべてを捨てて新しい人生を生きようと思っていても、子供の顔を見に行ってしまう。それで誤解が生まれてしまう。人の欲は果てしない・・・
元妻の満面の笑み。
泣く女と笑う女、その対比が怖いほどでしたね。
ちなみに、我が家では保険金はどうなるのかと言うことで盛り上がりましたよ。
リアルだと、元妻はこんなには笑っていられない事が起きるんじゃないかなと、少々拘ってしまいました。保険に詳しい方がこれに対してブログとか書かれていたら良いのになと思います。
今回の私的ヒットセリフ
暇か課長の「暇じゃなかったのね~~!」
ゲスト:中原果南 河合美智子
脚本:ブラジリィー・アン・山田
監督:橋本一
今回も重い暗いラスト。
もうこの辺で、ケラケラモードのやつを見たいな・・・・と、ちと思う。
と、思ったら、来週の予告がさっぱりわけが分からなくて、凄く面白そうな感じでしたね♪