※ まだ10月の「行った、見た」を記事にしています。
10月29日に観てまいりました。《♡ くう様、ありがとうございました。》
「ブログ生活4567日♪」と言う記事の中で、
>7月は藤原竜也さんの「レインマン」に行くし、映画の「ダイナー」の前に松田龍平さん主演「泣き虫しょったんの奇跡」にも、ちょっとだけ出るのですよね。凄く楽しみです。もちろん、佐藤健さんのもう一つの映画の事も知ってるけれど、お話がかなりドキドキしてしまうような感じがして、劇場にまで行くかは分かりません(今から宣言することもないけれどね。)
と言うような事を書きました。
「泣き虫しょったんの奇跡」は見逃してしまいました。順次公開の映画は公開日を気を付けなくてはならなかったのです。「しょったん」ではなく私が泣きますよ。でもこれはいつかテレビorPCで見させてもらう事にします。
「億男」は最初、上記に書いた通りタイトルで気持ちが避けていました。だけど公開されると、藤原竜也さんの怪演の噂が流れてきました。かなり評判が高いので、そうなると気になって仕方がなくなり、観に行こうと決めたのでした。
この作品は思っていたような、お金にまつわるドキドキハラハラのお話ではありませんでした。
それはしみじみと出来るような、温かいお話だったのです。
だけど私の心のどこかを、この映画はチクチクさせました。ちょうど見に行った頃、私のお財布の中には宝くじが10枚入っていたからでした。本当に久しぶりに買いました。
本当にだからだったのかは分かりませんが、なんだかいろいろと考えさせられました。
物語の展開は、意外と予想が付きます。だけどその予想が付いた展開が心地良かったです。
予想が付くと言えば、藤原竜也演じる千住の教祖のようなシーンも、
「ハハーン。」と彼の本来の目的が分かります。この物語の彼を一言で語るならば、「俗物」もしくは「クズ」。ああ、またそのような役どころです。だけどかなり魅力のある俗物だったと思います。
だから不思議な事に、彼の言葉に狂喜乱舞している人たちを愚かとは思えなかったです。
私自身、言われたかったのかも知れません。
彼の説得力ある声で
「あなたの夢は、叶いまーす !!!」と。
この画像の下に少々のネタバレ感想を書きました。
百瀬の競馬での大金が動くシーンは、動いていると思わせるだけ。それでも人は見えないお金の動きで一喜一憂。もしくは人生を破滅に追い込んだりするのですよね。怖い怖い。
十和子のお金の隠し方も怖かったです。だって、火事になってしまってはすべて失ってしまうじゃないですか。だけど彼女はしまい込んで、そして地道な生活をし、持っているだけで自分のプライドを保っていたのですよね。すべてを失うことなんかないのかも知れません。それでも小心者の私には、隠し方だけでハラハラしてしまいました。
九十九と一男の旅の様子を見ていれば、九十九が彼を裏切るわけがないと信じる事が出来ましたね。
やはり大事なものはプライスレス。
そうは言っても、この映画を見て、もっとお金を大切にしようと、なぜか思った私だったのです。