いったい、何から書こうか・・・・。
それぞれの想いが乱れ飛び過ぎ。
組対の皆さんも、特命の皆さんも、そしてめんどくさい事に衣笠さんもワイノワイノと。
だからこそ話に厚みが出てまた次へと繋がる感じがして面白さが増しました。ただ感想を書く者としては、それこそ理路整然と書く技術を問われそうです。
だけど今、部屋の中もそうだけれど、諸々な雑務的な未処理事項があって、頭の中もひっくり返っている状態なので、「感想文」だけが理路整然となるなど無理と言うもの。
と言うのは無用な言い訳ですが、だからこれも雑多な箇条書き程度でいこうと思います。(で、結局、そうなる。)
・ 「ああ、大木が居ない。」。そう思われた方多数いらっしゃったと思います。この撮影の頃に体調を崩されてしまって撮影に参加できなかったようです。激高した角田課長を、小松とともに 引き留めて欲しかったです。いつかは来ると分かっていましたが、やはり悲しいですね。
・ シャブ山シャブ子、インパクトが強すぎて、あのシーンだけ一瞬ホラー映画並みの怖さがありました。そうとうネットでも話題になったみたいです。本編の感想をすっ飛ばして、思わずこちらの事を書きたくなってしまいました。だって私自身も、夫殿が「ああ、危ない !」と言った時に、彼女の存在に気付き、「わわわっ、こわこわこわ」って、声をあげてしまいました。いきなり現れた感じでしたが、録画で二回目を見たら、彼女は最初から画面の中に居て、ゆるゆると近づいて来ていたのですね。
江藤あやさんと言う女優さんですよ。今後も楽しみですね。
・ しかしあの時、百瀬は誰と電話をしていたのでしょうか。
・ (またも本編とは関係のない事ですが)、「源馬」と言う名前のチョイスが凄いなって思いました。この名前って、全国で500所帯しかないみたいですよ。そしてこの源馬を演じた中野英雄さん、声もこの役に似合っていて、やはり印象深かったです。この方はどんな人なのかと思って検索したら、なんと太賀のお父さんだったのですね。(因みに、私は「今日から俺は」が大好きです !)
また中野さんは、「相棒」でもシーズン9の第10話「聖戦」の江上役でも出演しているのですね。自分のブログで確認したのですが、それって冤罪になりかけたあの人だったのかしら。
・ 私、この回、青木が言った「組対の人って、皆やくざみたいですね。」がすべてを語っているようなものだと思いました。
だいたい源馬の退職の挨拶さえ「足を洗う」ですものね。捜査に現金をばら撒いて、つまり爆弾を突っ込むと言う言い方で良かったのかしら。あっ、実弾だったかな。とにかく縁がないもので分かりません。
もうやくざ映画を見ているみたいでした。
「俺たちはそう言うやつらを相手にしているんだよ。」と角田は言います。
確かにそうかもしれません。朱に交わればではありませんが、真っ赤に染まりながら彼らは捜査をしてきたのでしょうか。
「必要悪」と言いながら。
「必要な悪などはない。」
やはりこれは杉下右京に賛同します。綺麗事と朱色の方々は思うかもしれませんが、警察とはそう言う所でなくてはならないからですよ。
・ 「あなたは誰の味方なんだ。」
「彼は『正義の味方』なんです。」と亘。グッドな発言でしたね。
彼は「歴代二番目の長さの相棒。」。これは更新アリですね。
右京は思う存分走り、冠城亘は自分で踊る。
・「僕は行きます。」
「僕は行きません。」
このシーンも良かったです。もう冠城を疑う気持ちは「相棒ファン」の中にはないのでは。だからどんなにHPのあらすじで、「不協和音」とか言われても、このシーンのネタバレを楽しみ見ていました。「そう来ると思ったわ」とか言いながらも、「そう来て」気分が良かったです。
・ 衣笠がキャリアの久我相手に「乗るなら飲むな、飲んだら乗るな」的な警察官の覚悟に着いて良い事を言いましたが、どうもこの標語が脳裏にちらついて、なんて言ったのか忘れてしまいました。
・ただ「覚悟」は、源馬側のあの青年(名前などを忘れてしまいましたので、後で補完しておきます。)にはありました。自分が捕まりそうになると、源馬に足を引っ張らないようにと、自分の胸を打ち抜く覚悟はあったのです。だけど彼が助かって本当に良かったです。やっている事は「罪」であっても、償える罪であるならば、彼のような良き人が死ぬことは悲しすぎます。
・源馬の一人で焼き肉を食べる寂しそうな後ろ姿のラストは、とっても良かったですね。
・そして壊れたコーヒーメーカーを修理に出していた角田課長。
「ここは俺の休憩室だからな。」
良かったです !!
「広域指定暴力団・武輝会」、これからもたくさん彼らとの戦いが出てきそうですね。
私的には、テロリストの戦いよりは良いかも。
ああ、だけど百瀬刑事、可哀想でしたね。