森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

10月に観た映画

2022-11-18 17:49:13 | 映画

10月は映画館には行けず、みんなWOWOWで放送されたものを録画して観ました。

また簡単に一言程度で感想を書いておきたいと思います。映画情報もあらすじも載せていないので、映画サイトをリンクしておきますね。

たまには・・・と言うか、初めてだと思うのですが、☆とか付けてみようかしら。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.5 ちょい上と言う意味です。

 

・「殺人鬼から逃げる夜」(3日)☆☆☆

ヒロインは聴力障碍者。殺人鬼は爽やかなイケメンで、警察は騙されてしまう。それなりに面白いけれど、ちょっと警察のおバカさんぶりにイライラしてしまうかも。だけど途中でイライラしてもラストまで見る事をお勧め。
母と娘にはほっこりするものがあったし、ちゃんと成るようになるから。

手話などは誰でもできるものではないが、筆談、結構イケると思うのに・・・・。

https://eiga.com/movie/95449/

 

・「パリの調香師 幸せの香りを探して」(12日)☆☆☆★

いろいろ崖っぷちのタクシードライバーが、気難しい調香師の専属ドライバーになった事から起きる物語。二人はそれぞれの人生を取り戻していくという、心が温まり幸せな気持ちになれる物語だったと思います。

https://eiga.com/movie/93850/

 

・「ゴヤの名画と優しい泥棒」(13日)☆☆★

正しいと思った主張を、曲げずに強く訴えていく・・・・という事は難しい事だなと、しみじみと思います。

だけどやり方は大事で、やり過ぎはダメよね。

ちょっと連想してしまったのは、如何にガラスが入っているからと言って、絵画にトマトジュースなどを掛ける人たち。そんなので正義の主張をしても、様々な人が眉を顰めるだけで、誰も耳を貸さないと思います。

だけど彼の場合は、ちゃんとその主張が通っていきました。なぜならやった事とは別に、彼の主張が正しかったからだと思います。

「日本はいろいろと、もう働けなくなった人から取りすぎの国。

NHKも年金暮らしの人はタダにしなさい !!!!!」←だから私もちょっと言ってみました。

これ、最後にちょっとしたどんでん返しがあります。

(ちょっと眠くなってしまったので、☆少な目)

https://eiga.com/movie/96014/

 

・「由宇子の天秤」(15日)☆☆☆★

映画館で公開されていた時から、ネットではちょっと評判になっていて、見たいと思っていました。

この作品は一言では語れないと思います。3年前に起きた女子高校生の自殺のドキュメンタリーを撮っている由宇子。そこには正義の気持ちがあったはず。被害者家族・加害者家族、いろいろな事を考えさせられます。だけど由宇子の近辺では、自分の塾に通ってきている女子中学生に、父親が妊娠させるという事件が起き、由宇子は必死に隠ぺいを図ろうとします。そして・・・・。

なんだかスッキリとしない重苦しい物語でした。

https://eiga.com/movie/93754/

 

・「江ノ島プリズム」(15日)☆☆☆

いろいろなタイミングが重なってしまって、友達が死んでしまった。

その友達を死なせない様にと、タイムトラベルを繰り返すお話。

そう書くと、なんかデジャブが。「転生」と「タイムトラベル」が、若い人の間でチョー流行?

でもこのお話は、面白かったです。だけどラストは切な過ぎ。

https://eiga.com/movie/77990/

 

・「鹿の王」(17日)☆☆

原作が「精霊の守り人」の上橋菜穂子で、2015年本屋大賞を受賞したファンタジー小説となれば間違いがないと思う事でしょう。劇場公開も延期になりならも2022年2月に公開されました。張り切って行こうとしたけれど、2月公開だったので、劇場に足が運べなかったのです。だけど、今思うには、行けなくて良かった~だったかも。これ、見始めてすぐとは言わないけれど、何やら「ゲド戦記」と同じ匂いを感じました。絵も綺麗で美しく仕上がっているというのに。

これは原作を読むしかないですね。

https://eiga.com/movie/90997/

 

・「護られなかった者たちへ」(17日)☆☆☆★

途中で「あっ、そうか。」となりました。途中でそうなったからと言って、秀一ではないわけではないです。「あっ、そうか」と思ってから脳内で、いろいろと再生してみました。見方が本当に変わります。良い映画だなと思ったし、以前ツイッターで「生活保護を受けたいと市役所に言ったら『申請に来ました !』と言わないと、なんだかんだと言われて追い返されてしまうというのがあって、ちゃんとその件も映画に反映されていました。

この映画を福祉課の人が見たらどう思うのかしら。

ハッキリ言って、これはかなりの世間の目だと思う。常に弱者側に立っていて欲しいと強く思います。

だけど佐藤健が言う「死んで良い人間なんていない。」は正論中の正論。

そしてみんな繋がっていたというのが、この映画のもう一つの要だったのかもと思いました。

キャストはみんな良いです。殺された瑛太さんも。そうそう、被害者も贅沢な俳優さんたちが使われていて、妙な所で凄いなと思いました。

https://eiga.com/movie/92887/

 

・「ドライブ・マイ・カー」(19日)☆☆☆☆

世界が認めたこの作品、面白かったです。

西島さんも三浦さんも、高評価でしたよね。私的には、もっと岡田君も褒めてあげてもらいたいと思います。演技の上手な人はみんな好きです。岡田君の好き度が上がりました。

だからなのか、今やっている「トラベルナース」の岡田君が大好きです。

姉が私より後から、この作品を見たことを知って、きっと電話がかかってくると思っていました。ラストシーンの解釈で。

なぜ彼女は韓国に居たのか。なぜ彼女は家服の車(もしくは同じ車)に乗っているのか。なぜ彼女はユナの家に居た犬を車に乗せていたのか。映画の中では何も説明がないので、好きに物語を紡いでいいのはお約束ですよね。

ふたりは結ばれて、新天地で一からやり直していて、ユナの家族とも交流があると普通に考えればそうなんじゃないかと思うのですが、私は単純に、韓国と言う市場を意識して、または世界での賞取りを意識しての日本脱出だと思いました。(もう純ではないのです(笑))

https://eiga.com/movie/94037/

 

 

・「孤狼の血2」(19日)☆☆☆★

この作品を録画していたら、夫殿が「これはママが見て『面白いわぁ』と言うような映画じゃないよ。」と言いました。

心配ご無用です。分かって見ていますから。それにこれって原作は女性が書いているのよねと思ったら、レベル2は完全オリジナルでした。

それに確かに鈴木亮平の狂いっぷりは、前作のこの手の方々の比じゃなかったです。

「エルピス」の鈴木亮平も、なんか怪しいですよね。関係ないけれどね^^

これもラストシーン、考えさせられました。

日岡が見た絶滅したはずの日本狼は、本当にいたのか。それとも自分自身の姿の投影か。

こういうドラマにお約束の人の良さそうな刑事・・・・・。こういう人が一番恐ろしいけれど、きっちり復讐されるところも怖い。

昔のやくざ映画みたいに、姉さんが大事にされてないのも怖い。とにかく亮平怖い。だからこっちも狂っちゃうのよね(^_^;)

https://eiga.com/movie/94173/

 

・「ニューオーリンズ・トライアル」(20日)☆☆☆☆★

 

昔も見て、今も見て、やっぱり面白いなと思いました。

最初に起きる事件から衝撃的です。血の雨が降らない復讐劇はスカッとするし、法廷の物語はやはり面白いし、なんたって気持ち良く視聴者も騙されるところがたまらないです。だけどその底辺にあるのは、アメリカの悲劇なんですよね。良作だと思います。

https://eiga.com/movie/1562/

 

・「ブータン 山の学校」(27日)☆☆☆☆

 

以前から見たいと思っていた作品。見る事が出来て嬉しかったです。

美しい風景も見所ですが、豊かでなくても幸せな人々に、諸々と考えさせられます。監督もブータンの人。

描かれていないその後に、思わず想いを馳せ、主人公の青年は、きっとあの山の学校に戻るに違いないと信じたくなるお話でした。

素敵なお話でした。

https://eiga.com/movie/93667/

 

と言うわけで、10月に観た映画は11本だったと思います。「11本でした。」と断定的に書かないのは、もしかしたら漏れているものがあるかもしれなからです。さらに思いだしたらまた、さりげなく追記しておくと思います^^

 

 


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相棒21 第6話「笑う死体」

2022-11-17 17:50:14 | ドラマ(相棒)

画像は記事とは関係ありませんが、絵がないと寂しいので、言うなれば挿絵の代わりです^^

 

さて、予告編で「笑う死体」と言うタイトルを聞いて、思わずあの作品を連想した人も多いのではないかしら。

内田康夫氏の「隠岐伝説殺人事件」だったかしら。

真夜中に奇妙な笑い声が起き、死体はみな笑っていたというやつ。あれは傑作でしたよね。

(本当はちょっとタイトルはこれだったかなと思って検索したのですが、ここで後鳥羽上皇の名前が出てくると、なんか別の意味でしみじみとしてしまいます。)

その時「えっ!? なんか被るものが合ったら『相棒』、嫌だなぁ。」ってちょっとだけ思ったのです。

が、全然違くて、寧ろその笑いの理由が凄く良かったです。

右京は、あの寝転んだ時に、笑って死んでいた理由も分かってしまったわけですね。

犯人も最初から分かっていた。

やっぱり右京さんはそうでなくちゃね。

 

なんか金髪をいきなり黒く染めていた怪しい息子も、すこぶるいい子だったし、その子をひとりで育てて来た、笑う死体の元相方だった紗矢と言う女性も、怪しいお金は受け取ろうとしない良識のあるちゃんとした女性でした。

この人は別れた後も、笑う死体・伊東の事を大切に思っていたのでしょうね。会う前に、髪をそそっと整える辺りに、そんな気持ちが見えていました。

人生は残酷。

芸や芸術の道で生きる人は、時には光が当たる事があっても、その光の道がどこまで続くか分からない事です。

今がどんなに売れていても、その光の道の不安でお酒や過度な女性との付き合いに依存したり、または薬に手を出してしまう人も、なかには居ると思います。または暴力にとか。

今回のお話、とってもいいお話だったと思います。ただ見ている人の中には、胸が痛くなったという方もいらっしゃったのではないかと思いました。

 

光の道が途絶えても、それでも生きていかなくちゃ。

後は闇が続くばかりであったとしても・・・・、いや道を変えればいいだけ。

紗矢とその息子のようにね。

と言っても、息子君は、お父さんに影響されて芸人を目指すのだそうですね。

もしも伊藤が生きていて、それを知ったら「辞めろ。」と言うかもしれませんが、実は嬉しく思うのではないかしら。ネタとか考えてしまったりもしたかも。

 

今回のライターさんは瀧本智行さんで、この方の「詩集を売る女」で、ちょっと相性が合わないというような事を言ってしまったのですが、アレ撤回します。

発言撤回って駄目な政治屋みたいすね(笑)

今回みたいなのって、すこぶる「相棒」らしくて好きです。

さっきスマホがブーブーと煩いので、何かなと覗いたら、「相棒」の記事が流れてきました。

ラストの笑いの理由と言うネタバレも書いてありましたが、今回のゲストの阿南健治さんは、昔の「相棒」の順レギュラーだったという情報でした。美和子が務めていた編集部の編集長で、美和子が辞めた後も時々情報をくれていた人。

確かにそうでしたね !

今シーズンは、これからもそう言うゲストがたくさんでて来るかもしれませんね。

 

 

以下は、私がちょっとだけ思ったぶつくさ・・・・読まなくても良いです(笑)

でもさ~、思うんだけれど・・・いや、シナリオに対してじゃなくて、お話の中の人に対してなんだけれど、あの落ちぶれてしまった昔の相方に、あのお金、10万ぐらいで良いからあげたら良かったじゃないのよって思っちゃうのよね。あの人切羽詰まってたよ。

寝る所もない浮浪者で、お腹を空かして街を徘徊ですものね。

凄く遠い所の話を言うけれど「ドラえもん」の映画で「のび太と日本誕生」だったかな。一万年前の日本の猛吹雪の中で、のび太は思うわけ。「あの時のラーメンのおつゆを残すんじゃなかったな。」って。凄く分かるセリフ。

だからこの元相方の男も「あの時の貸したお金、返してもらえば良かったな。」とずっと思っていたのよね。

返してあげようよ。万単位のお金をさ。

絶対に抜くよね。借金の分の少々と、自分の逃走資金。

でもそうしたら、笑う死体は誕生してこないってわけで・・・だからそれはねって・・・・妄想はつづく・・・・。

 

ついでなので貼っておきます。

秋の夜長にどうぞ。「相棒」の本作とは、まったく微塵も関係はありません。

 

 

 

 

 


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煌めく横浜

2022-11-16 13:20:26 | お出掛け日記

・「夕闇の薔薇たち」の続きで、本日は二回目の投稿です。花の写真ばかりですが、前の記事もよろしくお願いします。

そしてこの記事は、すっかり暗くなってしまってからの横浜街歩き。

しばらく「港の見える丘公園」から見た風景です。

明るさが不自然ですが、実は展望台に来てからの下の画像が最初の一枚。風景ごとにまとめたので、ちょっとそこが不自然になってしまいました。

そこからの夜景を堪能したので、私たちはフランス山を通って、山手から下界に降りる事にしました。

途中で見えた富士山。

横浜からは、本当に富士は結構大きく見えるんですよね。

桜木町に行こうとバスを待っていたら、そこに「あかいくつ号」が来たんです。なんというラッキー♪

普通のバス代で、横浜案内をしながら目的地に向かってくれるのが嬉しいです。

最初に一枚写真を撮って、後は耳を澄ましていました。

だけど途中で、それも勿体ないなと、車窓からパチリ・・・・・・・・なんでここなの~ !?

まあ、最近の私は、いつもこんなものよね(^_^;)

そして次は、ふふふーん♪

   

中から写すと、こんな感じになってしまうし、思ったよりもあっと言う間なので、写真は一枚ぐらいにしておいて目で楽しんだ方が良いかもです。

でも歪んだ画像を取ってるのも楽しかったりする私^^

そして再び来た道(空)を歩いて戻る私たち。

全然苦になりません。だって夜の風景はこんなに綺麗なんですもの。

ドキッとしました。

本当におじさんが二人座っているのかと思っていましたから。

近づいたら、なんと !!

「リメンバーミー」の世界がそこにはありました。(ハロウィン前の街でしたから)

そして私たちは「野毛山」に。

 

いつもお店は、星子さんがいろいろリサーチしてて決めてくれるのです。ここもラストオーダーギリギリでしたが、庶民の味が美味しかったです。量もたくさんあるので、男の人には嬉しいお店のような気がしました。

野毛山の写真が、たったこれだけと言うのも珍しいような気がしますが、どこに向けても人がたくさん居たから、そうなったような気がします。

私は時々、「もう横浜の住人ではないなぁ。」とぼやくことがありますが、元から野毛山が、こういう飲み屋街だったなんて微塵も知りませんでした。「野毛山」と言ったら、動物園に青少年センター、そこに付随している県立図書館に、プラネタリウム。私の知っている「野毛山」は子供の世界でしたよ。

「野毛山」は楽しい所でした。また是非期待と思いました。

次はここかな~・・・↓

 

これにて10月の横浜散歩に記事終了と思っていましたが、大事な事を書き忘れていました。

いやいや、ちっとも大事ではありませんが、私には大事なメモかなって言う事で(笑)

この日のランチ。

   

「山海葉っぱ」。

このお店、凄く当たりだったんですよ~!

もちろんここも、星子さんが調べて予約してくださったわけですが、「あっ、なんか幸せ♡」と思える美味しさだったんです。

このお店には、又訪れたいと思いました。

ねっ。

私的に、大事な事じゃないですか^^


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夕闇の薔薇たち

2022-11-16 02:07:37 | お出掛け日記

なんだかんだと言って「横浜☆ブラフ18番館・ベーリックホール・111番館☆ハロウィン」の続きです。

10月21日、「月一実家帰り」のついでに訪れたのは、横浜山手の西洋館。お目当てはハロウィンの飾りでした。

その時に閉店時間と争って「111番館」のカフェに行きました。

その時は、綺麗に咲き誇っている薔薇園の薔薇たちには目を瞑って行きましたが、ゆっくりお茶を頂いた後から、その花たちを堪能する事が出来ました。

だけど時間は5時を回っていました。

確かに花を撮るには適さない時間だったと思いますが、ちょっと前まで花もですが、人の人数も咲き誇っていたのが、皆捌けて、またも私たちの天下になった事は、予期せぬ幸運でした。

 

なんだか空が、美しい絵画のようでした。

 

上の二枚、なんだか間違い探しの絵のようですね。

「港の見える丘公園」近く、「大佛次郎記念館」「イギリス館」「111番館」にある庭園は、「イングリッシュローズの庭」と「バラとカスケードの庭」という二つの庭園があるみたいですね。

ここを去る時、あっという間に藍色の空は消え去り、夜のとばりが降りてきました。

 

でもそうすると、またこの街は美しい・・・・・。


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鎌倉殿の13人 第43回「資格と死角」

2022-11-14 01:01:48 | ドラマ (大河)

義時は泰時に言います。

「お前なら私が目指していてなれなかった者になれる。」

泰時は問う。

「父上が目指していたものとは何ですか。」

だけど義時はそれには応えず去って行くのでした。

 

その謎は、最終回で明かされるのでしょうか。

それともさりげなく、それは語られていたのでしょうか。

 

さてさて、鎌倉殿になる気満々で公暁が京から戻ってきます。

明るく晴れ晴れとした公暁を、鼻筋が通ってるところが頼朝様に似ているだの、聡明なところが頼家以上だとか義時と三浦義村は嬉しそうに話しますが、この時義村は実朝が何を言いだしているのか知らなかったのでした。

実朝が京からやんごとなき位の者を養子に向かえて、その者を鎌倉殿にするなんて思ってもみない事でした。

実衣も義村も、上皇の子供くらいの者じゃなきゃ許せるわけないよねなどと言っていましたが、実際にそうなっていく気配に、沈黙せざるを得ない感じになってしまいました。

義時も受け入れようと思うと泰時に言っていましたね。

ふとここまで書いて、実際の4代の鎌倉殿は誰がなっていくのか調べてみました。

でもそれを書いてしまうと、ちょっと今日のお話がかすんでしまうし、後のネタバレにもなってしまうので、私自身が「ふむふむ」と思ったという事で止めておきましょう。

 

既に裏切りの男として知られる三浦義村。

今回は怖かったですねぇ。

実は私、この人は「裏切りの男」とは思っていないんです。なぜなら彼はあちらこちらを裏切っているように見えるけれど、実は義時を一度も裏切っていないんですよね。

彼にとって「若君」と呼んでいて大切に思っているかのように見えた公暁も、実は三浦繁栄の駒のひとつで、その駒があるがゆえに、三浦の足を引っ張りそうだと思えば、わざと挑発して、実朝を切るように仕向けていたのでしょうか。もしも実朝を公暁が切っても、もうその駒は使えないはず。彼はまたこうして、その駒を捨てて、義時を守り、強いては三浦を守ったのかも知れないと思いました。たとえ北条を許してはいけないと言っていてもです。

だけどそれは深読みでしょうか。

とうとう義村は、義時を裏切る時が来てしまったのでしょうか。

三谷脚本だと、この先も見えず・・・・・

思い込むことは出来ても、真実は次回のお楽しみですね。

 

しかし公暁、可哀想。バッドタイミングに帰ってきてしまいましたよね。

一年早かったら、なんて事を思ってしまいます。

なんだかドキドキします。

ああ、何でこんなに心臓に悪いドラマが好きになってしまったのでしょうか。

 

今週のその他の見どころ

・遅れて来た13番目の男、公暁。たぶん多くの人がユダを思ったのではないかしら。(もともとこのタイトルの「13人」は、それを連想させるものがありますよね。だからOPでの政子の姿は、マリア像のようなのではと思うのですが・・・)

・政子VS藤原兼子 (政子のへりくだった言い方なのに全然負けてない感じが良かったですね。結局、兼子は打ち解けて、政子の勝ちって感じでしたね。風の音が凄かったです。)

・蹴鞠で、親しげに上皇をどつくトキューサ。(夫殿が、なんだこの男バカなのかと申していましたが、『予告編で、皆このシーンを楽しみにしていたのだから。彼はこれでいいのよ。』という事に。)

・京より帰って来た政子の従三位報告は可愛らしく、そしてあの時頼朝との「征夷大将軍!!」とじゃれ合った昔を思い出しました。

・じゃれ合ったと言えば、実衣と義村の小突き合いも。

・実衣と言ったら、「姉がいないだけで、こんなに晴れ晴れとした気持ちになるなんて。」(なんかちょっと気持ちが分かるww)

・(思い出したので追記)源仲章、この人が図にのった事を言ってなければ、実朝は死ぬ運命から逃れられたかもって思ってしまいました。「私が執権になっちゃおうかな~。」って、イラッと来そうですが、いやむしろ生田斗真は凄いなって思ってしまいました。

・大江殿の「私がおつかいしたのは尼御代おひとり・・・・」と愛の告白の様なものをしているのに、政子には「重すぎます。」とやんわり断られたのもツボ。

・後なんかあったかしら・・・・。

あっ、そうそう。公暁ったら、1000日の修行中、すぐに一旦やめて、「また一からやり直すから。」と言う。ちっとも終了しなさそうな修行でしたね。それになんかこれ、「ダイエットは明日から。」に近いような気がして、「ダメじゃん」と思いつつ、少し彼に親しみを感じました。

が、次回「審判の日」。

雪の日の鶴岡八幡宮が近づいてきますね。ドキドキ。

(画像は記事には関係ありません。近所の公園の薔薇園の薔薇です。)

 

 


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約8年 その15

2022-11-11 10:49:17 | ランダム自分史

約8年 その14

約8年 その13

の続きです。

 

「4人も姉妹がいると、中には気が合わない者もいますよ。」

そんな事を友達に何気なく言ってしまっていたのは、あれは父が亡くなる少し前あたりの頃だったと思います。

スノウさんの場合は、長い人生とは言えなかったかもしれませんが、それでも思わず「波乱万丈な人生になっちゃったね。」と言ってしまうほど、彼女にはいろいろな事があったのです。

そんな中で、どんなに明るくふるまっていても、ちょっと心がすさんでいた頃があったのかも知れません。

特にお酒が入ると、攻撃的になっていたのです。誰にでもではありません。私にです。

ところが彼女は私に対して言ってるつもりでも、先に周りに居た人が眉を顰め逃げ出したり、先に怒りだしてくれたりで、かなり墓穴を掘っていたと思います。

今でも思い出すと、一族全員が集まった時に、「なんだって、あの時、彼女は・・・・・」と思う出来事があり、その時は先に父が逃げ出し、1か月後に又実家を訪れると、ずっとモヤモヤしていたのか、父の方から話題に振ってきました。そして彼女は「酔った時は要注意」人物になってしまいました。

またもところが、要注意なんだから身構えるぞと思っても、酒豪の彼女は少々飲んでも顔色変わらず、いったいどこら辺から酔っているのか分かり辛らかったのです。だから身構える前に爆弾投下されることもしばしば・・・・(/_;)

で、ある時私は言いました。

「あのさ、君さ、酔うと人格変わるの知ってた ?
でさ、しかもどっから酔っているか分からなくて、いつの間にか酔ってるのよね。今度からさ、『もう酔っていますよ~』ってサイン送ってね。」

実はこの「酔ってますよ」サインの話では、お酒飲みながら、ちょっとだけ盛り上がった話題になりました。

なんでも楽しくしてしまうのが我が家流ってなところですが、彼女の私への攻撃は、何も酔っている時ばかりではなかったのでした。

もちろんそれは攻撃というほど過激なものではなくて、いわゆる「文句」と言うものです。

あの時も、この時も、あれもこれも、もうてんこ盛り。

普通だったら、もう決裂だよ、スノウさん !!

 

だけどそうはならない。

私たちは姉妹で、私がお姉ちゃんだから。

それで喧嘩になる事もなかったけれど、ある時に、私は疲れてしまって、「気の合わない者もいる。」と言っていたのだと思います。

もちろん妹が病気になってからは、そんな事は棚の上です。

気が合う、合わないなどと気が止むのは、それは何事もなく平安な時だからで、一大事な事が起きたら、「どーでもいいや」的な案件になってしまうのではないかしら。

 

だけど愚痴る。誰にかと言えば、私の受け皿は姉の蝶子さんです。

蝶子さんはいつも言いました。

「それはスノウさんが、花ちゃんをライバルだと思っているからだと思う。」

「ライバル !?

あの人何もやらないじゃん。ライバルだなんて100年早いわ。」

この「何もやらない」と言うのは、我が家的イベントに限ってのお話です。

みんなからリクエストを聞いて企画してリサーチしてプランを決めて、ホテルの予約して、交通手段を調べて、チケット取って、時にはタクシー会社にも電話する・・・・そしてスノウさんに文句を言われる・・・と。

家でのパーティ。企画して買い物して作って片付けて。確かに盛り付けと片付けはお手伝いはしてくれたよね。で、やっぱり文句を言われて。

あの・・・・それ、やりたかったんか、君 ?

 

じゃあ、どんなことがあってどんなことを言われたのかなんだけれど、そこは書かない方が良い事なんですよね。元々、あまり悪口はかかない方です。だけどある時、あまりにも酷い時があって、ついつい書き込んでしまった事があります。

『16日の夜、私は湯船につかりながら、ある事で心の底から「嫌だなぁ」と思い疲れ果てていました。腹を立てたり怒ってみたり・・・・って同じ事か。

だけどそうそう、人は長々と怒ってはいられない者なんですよね。』

これは、2020年2月15日にみんなで会った時の事。←「2月の飾りはお雛様

これではなくて他にもあったような気がするのですが、見つけられませんでした。でも書き込んであるのは、やっぱり何も具体的な事はなくて、「みんなが凍り付いた嫌な発言」的なような事。それを読みなおして思ったのは、上の記事の「嫌だなぁ」に対してもそうですが、「なんじゃそりゃ?」です。

何があったのか、彼女が何を言ったのか、すっかり忘れてしまってまったく意味もない事です。

「嫌な事は、『言わぬが花』だなぁ。」としみじみと思いました。

上に書いた、

>『あの時も、この時も、あれもこれも、もうてんこ盛り。』の部分の出来事は、実はほぼみんな覚えているのです。

私は、楽しかったことも嫌だったことも、勿体ないので忘れないように努力するタイプ。

嫌だった想い出も、捨てたくないと思う「捨てない族」の強者なのです。(笑)

せっかく経験して学ぶことがそこにはあるのに、忘れてしまっては同じ事を繰り返すじゃないですか。

だけど、あの時この時の彼女の発言を忘れてしまったのは、「辛い」と書いて捨てたからなんだと思いました。

そしてこの先、きっといろいろと忘れていってしまうと思います。楽しい想い出以外は。

 

スノウさんがほとんどベッドから離れられなくなった頃、二人だけで電話で話す機会がありました。彼女が私たちに順番に電話を掛けて来たからです。

その時、あれやこれやの楽しい話の時に、私は言いました。私はもう、私たちの間に一つもわだかまりの様なものを残したくなかったのです。私たちの心の矢印は、すべてスノウさんの方に向いていたし、心の底から彼女を大切に思っていたからです。

「だから君さ、私に文句言い過ぎじゃん。」って。

するとスノウさんは間髪入れずに

「仕方がないよ。花ちゃんはライバルだから。」と言ったのです。

「えっ !? ふーん、そう。」←間抜けな返事。

 

それは少し驚いてしまったから。

その話を蝶子さんにすると、彼女も驚いて、

「それ、あの子が自分で言ったの ?」と言いました。

その言葉、蝶子さんに言われるのと、彼女本人が言うのとでは、若干意味が違うように私は感じました。

何故、ライバル ?

と、私は真面目に思うからです。

あまりスノウさんとの最後の日々に後悔はない方だと思うのですが、実はこの時の間抜けな返事には、少々の悔いがあります。

ちゃんと言ってあげれば良かったです。

「そうね。確かにあなたは私にいろいろと負けてると思うわ。

だけど私もあなたにはメチャクチャ、いろいろな事で負けていて、いつも凄いなと思っていたわ。」って。

 

そう言えば、蝶子さんのお友達のかなりの霊感の持ち主のお友達が、私の夢の話を聞いて

「スノウさんは夢の中で話しているの?」と言い、蝶子さんがそうだと言うと、

「じゃあ、まだ、傍に居るね。」と言ったのです。

 

と、言うわけで、これがあの時のお返事よと、振り向いて誰もいない空間に呼びかけてみる私。

 

※ 今の私は少々疲れていて「勝つ」という強い言葉は使いたくないので、ネガティブっぽいけれど「負ける」と言う言葉を選択しました。

夫の兄はおととい電話で「今日か明日」と命の終わりを告げてきましたが、その明日と言う時間を無事に通過したみたいです。

私は膝痛に加え、今日はなんだか腰痛も。

姉は膝の手術をして入院中。認知症の症状が日々更新している母のお世話を義兄が一人で頑張ってます。

私は今日から日曜日まで、ほんの少しのお手伝いに行きますが、その家の家族の生活のリズムがあるので、どれだけ役に立つかは分からない事です。

あー、なんか疲れる。だけど負けないぞ~。

 

 

 

 

 

 

 


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相棒21 第5話「眠る爆弾」

2022-11-10 09:00:40 | ドラマ(相棒)

薫と右京のコンビネーション、やっぱりホッとします。良いですね。

何も言わなくても分業が出来ている・・・・・。

イタミンも薫には遠慮なく言えるので、彼らの掛け合いも面白かったです。

何でしたっけ?

その顔は甲羅に引っ込めておけとか言ってましたよね。リズムが良いです。

邪魔にしながらも、右京の話に聴き耳たてるイタミンと芹沢。その顔が面白かったです。

 

お話の感想。

「短絡的」と「迂闊」を「一途」に置き換えたお話・・・・としか言いようがないです。

企業などが研究費のスポンサーになるのは、その研究の将来性または利益につながるような未来に投資するのであって、けっして同情から等からはあり得ない事だと思うのですが、どうなのでしょう。

またあまりに悲し過ぎても、誤解されるように男の人にしがみついて泣くなんて、どうかしてる・・・・?

また青年の方も、幾度も実験をして検証をしていく生活をしているのに、言葉一つで命を取ろうと言う復讐に走ってしまうっていうのは、その人の生活とそこからくる発想の習慣と、そして行動が一致しなくて、なんとなく微妙にすっきり感がなく、共鳴できないお話でした。

 

ただ、この国の闇については、少々考えさせられはしました。

常々、私が思っていた事に、日本の大学の学費の高さがあるのですが。

もう15年くらい昔になってしまうわけですが(涙)、その頃でも理系の大学の学費を1か月換算に割ると、10万はするわけで、あまりの高さに何に使っているんだ、明細を出せと言いたい気持ちがあったものの、世界の片隅に住んでいるちっぽけな私には、きっと知らない世界があるのだろうと口を閉ざしていました。

だけどあの大学の惨めな貧乏さってなかったですよね。

親が苦労して支払っている学費は、大学の良い方向に少しでも役に立っているのだと、多くの人が思っていると思いますが、助成金ありきじゃないと成り立たないのであれば、何か根本的に考え直すべきだと思いますよね。

沈みかかったこの日本丸を救うのは、バラマキではなく教育だと思うし、日本丸発信の新しい文化・新しい発見じゃないかしら。

 

お話は、私好みではなかったわけですが、ほんのちょっとであっても考えさせられたと言う点で(そこが狙い?)、「相棒」らしかったと言えるのかもしれませんね。

 

 

 


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鎌倉殿の13人 第42回「夢のゆくえ」

2022-11-08 14:58:30 | ドラマ (大河)

世の中少子化と申しますが、そりゃ、元をただせば、結婚しない男に女が世の中にごろごろしているからですよね。

そんな中で、子供産んだら10万円とか言うバラマキしたって、子供は増えないと思います。フツーに分かるだろと思いますがね。

だったら、なぜに結婚しないのかと言う問題になってくるわけですが、それは語るページと言うものが違う言うものでしょう。

だけど世の中でまったく話題にもならない問題でもありますが、それによって、自分の未来予想図が違うものになってしまった方も多いのではないでしょうか。何の問題かというと、要するに「孫ナシ」という問題です。

これに対しても、私は深くいろいろ思っていますが、やはりこの記事で語る事ではないですね。

ただ先日「孫あり」の友人が、「孫ナシ」の方に鋭い指摘をされて、少々傷ついていましたが、そこで彼女は学び

「ちょっと孫の話なんだけれど、良いかしら。」と言うようになったのです。

「それ、大事な枕詞だと思います。」とワタクシ。

 

でもワタクシも、彼女同様学びまして、

「あのちょっと、『鎌倉殿の13人』の話なんだけれど、聞いてくださる?」と枕を付ける事にしたのでした。

なんたって、このドラマを見ていないし興味のない方に、それでも話したい時ってあるじゃないですか。

それは、ダイエットの話から始まって、ストイックに生きるという事が少々のテーマになった時です。(以下は敬称略で、すみません。)

「市原隼人(八田殿)と山本耕史(三浦義村)と言う人はね、何処かにロケに行っても、必ずトレーニングできる場所を探して鍛えていたらしいの。それでこの前の回で、船を作って海に浮かべようとするのだけれど、策略にあって船が重すぎて海に浮かばないのね。それで市原さんが『死ぬ気で引っ張れ~!!』って、上半身を脱いで引っ張るんだけれど、前に小栗旬がトークで『市原隼人さんの最終形態』とか言っていたらしいのだけれど、それが凄く綺麗に鍛えられててさ・・・・。でね、その時遠くから見ていた役の山本耕史が、いつの間にか脱いでいたわけ。
私は普通に、見るに見かねて、その後すぐに手伝いに行ったんだと思ったわけ。

だけれど、後からツイッターで、それが話題になっていて『なぜ脱いだ。』『なぜ無駄に脱いだ。』『対抗心燃やしたのか。』って言葉がメチャクチャ並んでいて、『なぜ無駄に脱いだ。』って思った方が100倍楽しいなって思ったの。」

友曰く。

「同じように鍛えて来たんだから、同じように見せなきゃね^^」

またこうも言いました。

「それって、そのドラマを100倍楽しくするツールなのね。」って。

もちろん私は否定しません。

 

まったく興味のないドラマの話を聞いてくれる友が居て、私はラッキーな人だと思います。

さて、その八田殿。

今回で引退だそうな。寂しいなと思いつつ、引退と言う形で消えて言っていただけると、何やらホッとしますね。

「若く見えるが、実はあなたと(三善殿)とさほど変わらない。」は衝撃的でしたね。彼は実は70代。三善殿の「えっ!?」に納得です。

船が動かなくて、必死に引っ張る八田殿を見て、三善殿は飛んでいき引っ張るのを手伝います。それは鎌倉殿の為と言うのが一番の理由だと思いますが、同じジジイの八田が頑張っているのにと言う対抗心は多少はあったのではと思ってしまいました。^^

「無駄に脱いだ。」の方が圧倒的に面白いのですが、三浦義村と八田は、同じ起請文を吐いた仲間でもあるわけで、やはりあの時

「さあ、俺も行くぞ !」の合図だったと思いました。

 

ナレーションの「船はその場で朽ち果てていった。」に違和感を感じました。

何故に放置 ?

北条の嫌味なのか。

それとも・・・・・。

ただ彼には時間がなかっただけなのか。

なんかちょっと切ない夢のゆくえだったように感じました。

 

ところが今朝、ツイッターの「大河ドラマ館」のツイートで、抜粋ですがこのような物を見つけました。

宋。宋人・陳和卿が造った船は、浜で朽ちることに。 この事件から15年後、#北条泰時 の全面的な支援で材木座海岸に人工の港・ #和賀江島 が造られ、ここが国内外との重要な交流拠点となりました。 #実朝 の夢、泰時は覚えていたでしょうか…』

なんかちょっと、救われたような気持ちになりました。

 

さて、美しき単語の壺ね・・・何この変換。

美しき丹後局降臨 !

鈴木京香さん、本当にお綺麗ですよね。

いつもセリフは不正確な私ですが、特にこの時の政子の言葉を聞き逃してしまいました。たぶん、並みの生活で良かったと言っていたのでしょうか。でも丹後局に「まだそんな事を言っているのか!」と叱咤されてしまいます。

政子の最大の長所は、人の話に耳を傾ける事なんだなと、いつも思っています。

「覚悟したはずなのに、ダメな私。」と大江殿に愚痴れば、近頃目を患っている彼に涙目で応援されてしまいます。

(これが大江殿の野心では・・・・・・最近猜疑心の塊wwwww←草燃える)

 

かくして覚悟を決めた政子。

「母に考えがあります。」と言った政子の、輝かしい顔ったらなかったですね。

いやいやいや・・・・・!

よもや 義時VS政子になっていくなんて思ってもみなかった事ですよ~ !!!!!

頭の中で「カーン」と鐘がなっちゃいました。

あっ、だから三谷氏の最終回の原稿を読んだ二人が「凄いです。」と同時に、彼にメールを送ったのかなと思いました。同時にはどうでも良い事ですが、物語の感想として政子は、いや小池栄子さんは、「凄い」と感想を述べたと単純に思っていましたが、意味がちょっと違うのかもと、私もちょっと「相棒脳」になったりしちゃって(笑)

そしてどんなに仲章が勝ち誇ったような顔をして、廊下をすれ違って行っても、何も腹が立たない私。

だって彼はね・・・・。

ああ、歴史って怖いわね。

 

と、ここで終わろうかと思ったら、大事な事を忘れていました。

時政パパ、本当の退場の巻でしたね。

なんとりくは京に行ってしまったんですって。彼女さえいれば良いと言っていたのに。りくと最後は手を取り合って生きていくのかと思っていたのに。可哀想な時政・・・・・と思っていたら、次の若いオネエチャンが…あらッ、下品な事を言ってしまった。(^_^;)

でもちゃんと次の女性が、彼に寄り添っていました。ちょっと気の強い明るい女性で、楽しそうな二人。たぶん幸せな最後だったと思います。

ホッとしましたね。

 

今週のツボ。

・「上皇様だよ。」とやって来る生霊。

この事も実朝は「夢日記」にしたためたのでしょうか。

それにしても、彼の夢、けっこう面白そうですよね。

・泰時と千世とで海を渡る夢を語る実朝。いい感じでしたね。

・「大御所になる。」に「オオゴト?」と聞き間違えるトキューサ。

だったかな。

 

 

 

 

 

 

 


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謎の携帯メール事件

2022-11-05 12:02:37 | 家族スナップ

母は悲しい事に、認知症になってしまいました。

まだまだ入口。

そう思いたいからそう思ってきましたが、どうも最近加速度が増しているようです。

だけど母の現在の状態は、今は深く語らない事にします。

それは、3日の日に起きた「謎の携帯メール事件」について語りたいからです。

 

3日の日は祝日でしたが、普通に夕方のバイトはありました。それでそこに行く前に、スマホをバッグに入れようとして、ふと開いてみると、着信とメールが来ていたことが分かりました。

誰からかと履歴を見ると、何と母からでした。

「えっ?  なんで ?」

と私は思いました。

認知症という事もあるけれど母は耳も悪く、補聴器をつけていても、かなり電話は負担に感じるようで、分かっているので、こちらからも掛けないし母からの電話もまったくありません。その携帯は、二階に住む姉の呼び出しなどに便利に使っているのだと思っていました。(あとで電話で確認したら、今はそれにも使っていないらしい…。)

「間違えてしまったのかしら。」

と、思いつつ、今度はメールを開いてみると、やはりこちらも母からでした。

「えっー !?」

と、私は吃驚しました。

電話は、私の電話ナンバーを簡単に登録してある番号(1番2番3番みたいな)を間違えて押すという事はあるかもしれません。

だけどメールは、メール画面を開いたり打ったりしなくてはいけない訳だし、間違えてとは言えないんじゃないの ?

 

しかもそのメール

『😀(^-^)(^-^)(^-^)😀😀😀😀😀U^ェ^UU^ェ^U 』なのですよ。

 

― ワンコの絵文字って、スキル高いじゃん。いや、何かを押せば出てくる決まりの形かも知れなくても、こんな風に打ってこ無いよ~!? ―

 

私は「どうなってるの ?」と首を傾げつつ、姉に電話しました。

すると姉が言った言葉に私は吃驚です。

「お母さんに電話出来るわけがないよ。だって倒れ込んでからずっと寝てるんだから。」

「えっ?ちょっと待って。今、なんて言ったの ?

『倒れ込んで』って言ったよね。」

「そうなんだ。本当はさっき電話しようかと思ったんだけれど、落ち着いたから、やっぱりイイヤとなったわけ。」

そう言って姉はいきさつを話してくれました。

 

ディサービスから帰ってきた母の顔色は真っ青で、その後調子が悪く食事もしないで横になったらしいのですが、母の認知の最初の現れは、「強迫観念」と言うもので、(別にお医者さんが言ったわけではありませんが)、時間になると家の周りをぐるぐる回って、火の元の点検をしないと、心が安らかにならないのです。

一回起きて来て、それをやったらしいのですが、姉が戻って来た母に話しかけても、目がうつろに閉じかけていて、「もう早く寝ましょう。」とお布団に入れて、今は寝ているという事だったのです。

電話はこの時に間違えて、私の「2番」と言う所を押してしまったのかも知れません。

だけどメールは ?

 

姉に母からのメールをコピーして、見てもらいました。

夫にも。

誰も首を傾げるばかりです。

 

姉は言いました。

「大丈夫よ。たぶん、ディサービスの帰りの車がいつもと違う車だったから、酔ったんじゃないかと思うのよ。だけど気になって、何度も見に行ってるから。」

それでも私は言いました。

「でもお姉ちゃん、朝になって、お母さん、冷たくなってたらどうしよう・・・・。
だって、これって虫の知らせみたいじゃん・・・・・!」

 

そうなんですよね。これ、母からの着信履歴とメールが入ってなければ、私はその日は姉には電話しないで、母の不調も知るわけもない事だったのですから。

結論から言うと、母は翌朝復活しました。

だけど、とある事が分かりました。

その時の電話で、ふとある事に気がついて

「もしかしたら、お母さん、履く下着の数、足りなくなってるかもしれないよ。」という事を話題にしていたのです。

先日家に帰った時にも、やはりある事に気がついて(泊まっている部屋が近いので)、それで姉が紙パンツなど準備してあったのですが、さっそくそれが役に立ってしまいました。

しかし繰り返しがメチャクチャ増えてきましたが、一応普通の会話が成り立ちプライドの高い母に、夜中のトイレ対策として、如何に紙パンツを勧めるかという難しいミッションが、この時すんなりとクリア出来、姉もホッと胸を撫で下ろす事が出来たのです。

 

メールの謎は謎のまま。

先日夢を見ました。

庭仕事から戻ってきた父に、普通に私は笑いながら会話をし、「お茶、飲む ?」と聞いている夢です。

「うん、飲むよ。」と父が言い、

「私も。」とスノウさんが言いました。

「OK~。」

登場人物は、父と私とスノウさん。

ひえ~~~・・・・。くわばらくわばら。

だけど

「お茶っ葉、どこにあるの ?
お茶碗、どこよ。
おかあさーん、おかあさーん。」と呼ぶ私。

いやぁ、お母さん、来なくて良かったですよね。

 

ふと考えてみると、今度私が横浜に行くのは、11月11日から13日。

11月13日は父の誕生日で、いつもその前後に私たちは墓参りをし、スーパー銭湯に入ったり、みんなでお食事をして楽しく過ごす「家族の日」だったのでした。その「家族の日」と言うのが決まっていった経緯は、→「私たちの「家族の日」でした。」

まあ、「家族の日」と言う言葉を使っているのは、私のみで、たぶん他のみんなは、単純に「お父さんの誕生日」と思っていると思います。昨年は、11月14日にスノウさんの家に行き、4人姉妹揃って会う事が出来ました。

ふと、あのメールは父が打ったのかと思いました。

「忘れているだろう。」と言うメールだったかな。

それとも

「もうパンツが無いぞ。」のメールだったかな。

「お母さんをよろしく。」のメールだったかな。

 

 

 

 


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相棒21 第4話「最後の晩餐」

2022-11-04 01:42:35 | ドラマ(相棒)

「こてまり」に行くために、タクシーに乗りこむと、そこに血で汚れたスカーフが忘れてあった。そこから二人は、前にそのタクシーに乗っていた男を見つけ、右京はその人の後を追い、薫は聞き込みに走る。

男は親の遺産を食いつぶして、遊んで暮らしていると言う堂島と言う者だった。

彼が入っていったのは「チャップリン」と言う名の店で、カレーを食べたいと注文し、もう今日の分は無くなってしまったと言われると、作ってくれないかとまで言う。

 

なんて言うか、古き良き時代の「相棒」の香りがしました。

「相棒」の「古き良き時代」と言うのがいつの事なのかは不明ですが、そんな表現がなんだか似合いそうな内容だったと思いませんか。

こういうお話が好きです。

お話の中で語られていたチャップリンの「街の灯り」は大好きな映画で、それまでバタバタしているような無声映画は、生まれる前の過去の代物と思っていた私でしたが、或る日二番館でそれを見て、ラストで号泣しました。

もちろんこの映画を知らなくても、今回の作品は楽しめたと思いますが、知っていた方がよりこの物語に深みが出たと思います。

「街の灯り」は劇中でも語られていましたが、見るものの解釈によって、ラストがハッピーエンドになるかそうでないのか分かれるところなんですよね。

これを見た中学だったか高校生の時だったかには、とてもハッピーエンドになるとは思えなくて、そして号泣したのだと思います。

でも歳を重ねて、またこの映画のラストシーンを見ると、この女性は彼を身綺麗にし、暖かい部屋を与え、そして二人で寄り添って生きていく、そんな選択の未来もあるのかもと思えてくるから不思議です。

だからこそ、右京の最後の言葉が響いてきました。

「悲観して自ら幕さえ下ろさなければ、いつかハッピーエンドに出来る。人生の価値は自分次第。」

深く共鳴しました。

 

どなたが書いたのだろうかと、HPで見ましたら、「光益義幸」と言う方でした。なんと地上波初デビューだったそうです。

 

そう言えばカレーって、市販のルゥを使って作っても家庭の味って出ますよね。

堂島が最後の晩餐に、その店のカレーを選んだのは、昔愛した女性が作っていたカレーの味だったから・・・・・。

いやいや、たぶん多くの人が、最後の食事にこの店のカレーを選んだことから、この店のオーナーが実は彼の息子だなと、感じていた方は多かったのではないですか。どこでそう思ったかという事は、たいがいはこういうドラマでは、根拠もないのに薄々と感じてしまうのですよね。

ただドキドキしたのは、この店のオーナーは、母が残した手紙を読んでいないのです。

たぶん父の名前を彼は必要としていなかったのでしょう。その母は、かつての恋人も知らない子供を産んで、恨みもせずに大切に育てたのでしょう。そして彼女は幸せだったのだと思います。だから青年は、母の昔のお店の近くに、自分のお店を出したのだと思います。

そして今、私たちにも分からない、その後のドラマが始まったところです。

どんな父と息子のドラマが始まったのでしょうね。

 

ただ右京と薫には、肝試しのようなお食事をすると言うドラマの続きが待っていることだけは確かでしたね。

あの色は思いつかなかったわぁ!!!

「こてまり」の女将の鍋のふたを開けた時の

「えっ・・」は意外にツボでした。(笑)(笑)(笑)


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