長岡大花火は、長岡まつりの中で8月2日と3日、
夜7時20分から2時間、2日間で約2万発打ち上げられます。
スターマイン(速射連発花火)は、いくつもの花火を組み合わせて、
1つのテーマを描き出します。
数か所から幾つものスターマインを一斉に打ち上げる、
超大型ワイドスターマインもあります。
打ち上げ場所から離れた信濃川堤防で、私が撮った画像からです。
「フェニックス」は中越地震の翌年の平成17年に、
復興祈願と全国からの支援に感謝の意を込めて、
市民自ら資金を募り、打ち上げました。
西日本の大規模災害をはじめ、全国の被災地の復興を応援する花火です。
BGMには、中越地震の直後に県内のラジオで一番リクエストがあった曲、
平原綾香さんの「Jupiter(ジュピター)」が採用されました。
信濃川左岸の河川敷を使い、壮大なスケールに圧倒されます。
年に一度の花火写真で、うまく撮れないのですが・・・、
「米百俵花火・尺玉100連発」は、平成28年から打ち上げられて
います。 沢田知可子さんが制作した「空を見上げてごらん」の
長岡花火バージョンをBGMに、米百俵の精神を子供達の未来につなぐ
応援花火として打ち上げられます。
「米百俵」とは、幕末から明治初期に活躍した長岡藩の大参事・
小林虎三郎による教育にまつわる故事です。
「戊辰戦争」で敗れた長岡藩は財政が窮迫し、見かねた支藩の三根山藩から米百俵が
贈られたが、虎三郎はこれを藩士に分け与えず、売却して学校設立の費用としました。
「 百俵の米も、食えばたちまち無くなるが、
教育に充てれば明日の一万、百万俵となる。」
藩士を説得して創立した「国漢学校」で近代教育の基礎を築き、
その流れは、市立坂之上小学校や県立長岡高校に、
人材教育の理念として受け継がれてきました。
花火「故郷はひとつ」は音楽家・宇崎竜童さん、作詞家・阿木燿子さんが
作った、長岡人のイメージソングで打ち上げられました。
( 市町村合併10周年を記念して平成27年から)
映画「この空の花ー長岡花火物語」(大林宣彦監督)の
公開を記念した花火です。
BGMは作曲家の久石譲氏が、
長岡花火のために主題曲を特別編集したものです。
打ち上げ場所から離れた、観覧席ではない所からの、
煙に邪魔されながら、望遠ズームでの撮影です。
信濃川河川敷の樹木で、下部が見えない部分があります。