鉢植えのヤクシマススキに寄生する、ナンバンギセルです。
8月下旬、蕾を着けた花柄を伸ばしてきました。
9月上旬、開花してきました。
9月下旬、
10月上旬、右側は咲き終えて実を結び、
左の3本がこれから素行としています。
10月中旬、
10月下旬、花後の姿、
11月上旬、遅れて咲いた花、
昨日の2鉢、
左の中深鉢では、またナンバンギセル2本が開花しようとしています。
右の長皿鉢では、ヤマラッキョウが咲いてきました。
こぼれ種で芽生えたものと、種を採取して春に蒔いたものとあり、
今年は、9月から11月にかけて、長く咲いてきました。
ハマウツボ科の寄生植物ナンバンギセル、庭で2か所目の自生場所です。
自宅東側の通路脇、西洋シャクナゲと西王母ツバキ間で、
糸ススキと縞ススキに寄生して育つナンバンギセルです。
8月下旬、
地上に出るのは花柄で、
先に紅紫色の花を1輪、うつむきかげんに咲かせます。
別名、思い草として万葉集にも記されます。
(茎は地上に出ず、葉は小さな鱗片状です。)
ナンバンギセルが見えるように、手前のススキを刈りこみました。
その3日後、
更に4日後、
9月上旬、
9月下旬、花後には黒い果実、中に粉状の種子が出来ます。
遅れて咲いた花も、
イトススキの脇にある斑入りの縞ススキでも、
遅れて蕾を上げてきました。
10月末には、ススキ株の裏(西)側でも、
遅咲きが西日に照らされて、
「ミズヒキ」(水引)はタデ科の多年草で、全国各地に自生します。
庭を作り変えた後、勝手に芽生えてきたものです。
茎頂や葉腋から長さ20~40cmの花穂を伸ばして、
小花を疎らに付けます。
花の上半分が赤色で、下半分が白色なので
→祝い事や進物用に使われる「水引」の名に、
花径2~3mmで、花弁は無く、花弁状のガクが、深く4つに裂け、
オシベは5本、メシベ1本です。
9月中旬、蕾が開き始めました。
菜園脇のニラとハナトラノオの間で、
9月下旬の開花です。
10月上旬の花、
10月中旬、メシベは花後も残り、先が二又の鈎状になります。
種は俗にいうヒッツキ虫の1種で、
メシベの先端が動物の毛などに引っかかって、
種が遠くに運ばれます。
10月下旬、たくさんの種を付けたミズヒキの群落、
脇を通る私の衣類にも引っ付くので、
庭のミズヒキ全てを刈り払います。
姿、性質ともに野趣に富み、茶花としても好まれる野草です。
ギボウシはキジカクシ科の多年草で、
野生種は東アジア特産で、日本に多く自生します。
「多摩の雪」は、岩ギボウシの1種で、奥多摩で発見されました。
コンパクトに整った姿が美しく、鉢植え向きです。
秋に、短い花茎で、白花を房咲きに咲かせます。
自宅北側の山草棚に置き、開花時に玄関前に移しました。
6号深鉢植えで、10cm前後の花茎を数本上げました。
9月末から咲き始め、10月上旬の花です。
その4日後、
10月中旬の花、
その3日後、
10月下旬の現在、花がほぼ終え、葉のほとんどが黄変しました。
「オミナエシ」(女郎花)は、
オミナエシ科→スイカズラ科オミナエシ属の多年草で、
日本各地の日当たり良い草地などに分布する山野草です。
昨年までリンゴの樹間でも咲いたのですが、
リンゴが茂り過ぎて、日陰になって花茎を上げません。
東庭で、池の南側に植えた株が開花し、
8~9月に、茎の先端に鮮やかな黄色い小花を咲かせました。
7月下旬の蕾から、
8月上旬の開花でした。
花冠は5裂し、花茎3~5mmの5弁花となりました。
8月中旬の花、
8月下旬の花、草丈は1m余りです。
9月上旬の花、
10月上旬、花後の果実、
熟すと茶色になるそうですが、その前に切除していました。
今年は最後まで見届けたいと思います。