コシノコバイモの花

「コシノコバイモ」は、北陸地方の林内に自生する球根植物です。
６号深鉢植えで〇十年、少し殖えた後は増減せずに、毎年早春に開花しています。
　
生まれ育った魚沼の自宅近くの山から、春蘭・カタクリなどと一緒に球根を持ち
帰ったものです。
　
４月上旬、蕾はすべて開花しました。
　

　
開花しながら、１２cm程に茎を伸ばしてきました。　
　

　

　
花が萎んで落ち、子房が残って種子を作るので、これを摘み取ります。　
　

　

　
すでに風で倒れたり黄変した茎葉も見られ、地下に球根を残して間もなく休眠します。
典型的なスプリング・エフェメラル（春の妖精）の１種です。　
　
玄関外の庇下で、芽を出したのは２月中旬でした。　
　

　
２月下旬、花芽を付けて伸び出てきました。　
　

　
３月初め、幅広い１枚葉は蕾が付きませんが、これも来年は開花するでしょう。　
　

　

　
３月中旬、庭に雪がありますが、丈低く蕾を開いてきました。　
　

　
３月下旬の花姿です。まだ草丈が数cmの株もあります。　
　

　
　

　
他のコバイモの仲間と違う特徴は、筒状の花弁の縁に毛状突起があることです。