「サネカズラ」(実葛)は、マツブサ科の常緑つる性木本で、
関東より西の山野に分布します。
昔、樹皮から粘液を採って、整髪料に使ったので、
「美男カズラ」の別名もあります。
庭の北西隅に、斑入り葉種の苗木を植えています。
繁茂し過ぎたので、大部分を伐採したのですが、
今年はまた、枝葉を伸ばして開花結実しました。
開花は遅く、8月中旬から9月上旬でした。
丸い緑の蕾から、クリーム色の花弁を開き、
雌雄異花の小さな花を、下向きに咲かせます。
雄花は、紅色のオシベが小球状に固まって付きます。
雌花は、緑色のメシベが小球状に固まって付きます。
授粉すると、雌花の花弁は落ちて、
花床が膨らんで、緑色の小さな果実を作ります。
晩秋に赤熟する果実は(2)へ続く、
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