在宅療養を可能にするには、
多職種の連携が必要である。
色々な問題が山積みになった現場である。
本日9/1、在宅医療の現場を見て、感じたことを書いてみた。
①介護・看病するもののレスパイト
24時間365日、家族は付きっ切りになることが多い。
家族は、時にはゆっくりしたいことがある。
日中の何時間かでもあれば休まる。
家族が一息ぬくことができる、レスパイトのための、
入院や療養所があればよいが、なかなかそうはいかない。
家族の代わりが出来るヘルパーもなかなか見つかりにくい。
②難病医療の医療器具の貸与制度
人工呼吸器をつけて、自宅で介護する場合もある。
この場合、人工呼吸器自体や、
体の中の酸素濃度を計るパルスオキシメーター、
医療器具やモニターが、あればより安全な介護看護が出来る。
家族が買うには、高価である。
行政による貸与制度などがあると助かるであろう。
③在宅療養への訪問理学療法士
呼吸機能訓練法、はい痰など、在宅療養中のところへ、
訪問の形で理学療法士が通えることができるなら、
療養の質がより向上できるはずである。
ただ、人材面で、ここまでのサービス提供は難しい現実がある。
④介護点数枠
訪問介護・看護の認められる点数が決められている。
一律ではなく、個々の家庭のケースで、どうしてもという場合、
医師意見書をもって、審査会で審査の上、制限点数を増加させることが、
できるようにして行きたい。
⑤緊急通報システム
年老いた家族が、介護・看病する場合、その家族自体に何かある場合があるかもしれない。その家族になにかあって、介護・看病するものが、人工呼吸器を使用していた場合、共倒れになってしまう。このような時や、介護・看病する家族ひとりでは、どうしようもならないとき、緊急通報システムを利用したいものである。これを押せば、消防署や、近所の人につながり、助けが入るように。
あらたな地域創りの中に、緊急通報システムで、駆けつける人が近所に現われる地域になればよいと考える。それは、近所の知り合いでも、近所の消防団員でもよい。救急車到着よりも、すぐに駆けつけられるかもしれない。
昔は、普通にやっていたことができにくくなってきた。だから、もう一度、助け合いシステムを入れるところから始めるのである。
⑥災害時の対応を考えること
災害時の対応も考える必要がある。人工呼吸器は、24時間ほど、外部バッテリーでもつが、電気復旧や、人工呼吸器のある場所まで24時間以内にいけることはまれ。手動で、人工呼吸をできるよう、家族周りの人は、心がけておく必要があるかもしれない。
また、災害の時、地域の人が、逃げるに当たって、援助を必要とする人というのを頭にいれ、援助できるように、災害前からリストに入れておく必要がある。
⑦嚥下機能
飲み込みが落ちてくるケースがある。飲み込みの機能(嚥下機能)をきちんと評価し、水ではなくとろみをつけるとか、一度の与える量をどれ位にするとか、ベッドは何度にあげるとか、頭はどちら向きがよいとか、チューブで栄養をいれるとか、方策が立つ。きちんと評価しなくては、飲み込みを誤って、肺にいれて、誤嚥性肺炎が起こりうるので、注意が必要である。
以上。
多職種の連携が必要である。
色々な問題が山積みになった現場である。
本日9/1、在宅医療の現場を見て、感じたことを書いてみた。
①介護・看病するもののレスパイト
24時間365日、家族は付きっ切りになることが多い。
家族は、時にはゆっくりしたいことがある。
日中の何時間かでもあれば休まる。
家族が一息ぬくことができる、レスパイトのための、
入院や療養所があればよいが、なかなかそうはいかない。
家族の代わりが出来るヘルパーもなかなか見つかりにくい。
②難病医療の医療器具の貸与制度
人工呼吸器をつけて、自宅で介護する場合もある。
この場合、人工呼吸器自体や、
体の中の酸素濃度を計るパルスオキシメーター、
医療器具やモニターが、あればより安全な介護看護が出来る。
家族が買うには、高価である。
行政による貸与制度などがあると助かるであろう。
③在宅療養への訪問理学療法士
呼吸機能訓練法、はい痰など、在宅療養中のところへ、
訪問の形で理学療法士が通えることができるなら、
療養の質がより向上できるはずである。
ただ、人材面で、ここまでのサービス提供は難しい現実がある。
④介護点数枠
訪問介護・看護の認められる点数が決められている。
一律ではなく、個々の家庭のケースで、どうしてもという場合、
医師意見書をもって、審査会で審査の上、制限点数を増加させることが、
できるようにして行きたい。
⑤緊急通報システム
年老いた家族が、介護・看病する場合、その家族自体に何かある場合があるかもしれない。その家族になにかあって、介護・看病するものが、人工呼吸器を使用していた場合、共倒れになってしまう。このような時や、介護・看病する家族ひとりでは、どうしようもならないとき、緊急通報システムを利用したいものである。これを押せば、消防署や、近所の人につながり、助けが入るように。
あらたな地域創りの中に、緊急通報システムで、駆けつける人が近所に現われる地域になればよいと考える。それは、近所の知り合いでも、近所の消防団員でもよい。救急車到着よりも、すぐに駆けつけられるかもしれない。
昔は、普通にやっていたことができにくくなってきた。だから、もう一度、助け合いシステムを入れるところから始めるのである。
⑥災害時の対応を考えること
災害時の対応も考える必要がある。人工呼吸器は、24時間ほど、外部バッテリーでもつが、電気復旧や、人工呼吸器のある場所まで24時間以内にいけることはまれ。手動で、人工呼吸をできるよう、家族周りの人は、心がけておく必要があるかもしれない。
また、災害の時、地域の人が、逃げるに当たって、援助を必要とする人というのを頭にいれ、援助できるように、災害前からリストに入れておく必要がある。
⑦嚥下機能
飲み込みが落ちてくるケースがある。飲み込みの機能(嚥下機能)をきちんと評価し、水ではなくとろみをつけるとか、一度の与える量をどれ位にするとか、ベッドは何度にあげるとか、頭はどちら向きがよいとか、チューブで栄養をいれるとか、方策が立つ。きちんと評価しなくては、飲み込みを誤って、肺にいれて、誤嚥性肺炎が起こりうるので、注意が必要である。
以上。