「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

来年4月から、「有料ごみ処理券」が値上げになる!!

2007-09-06 18:04:34 | 政策・マニフェスト
今日の企画総務委員会から判ったことだが、
今度の議会で提出されようとしている条例のひとつ、
よく考える必要ありです!!

『中央区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例』

廃棄物の排出者に対する受益者負担の見直しに伴い、
廃棄物処理手数料の額を次の通り改定するという。
(平成20年4月1日施行)

対象
①1日平均10kgを越える量の家庭廃棄物を排出する区民の場合
1日平均10kgを越える量1kgにつき 32.50円(現行28.50円)
⇒まず、こういう区民はいないから、実質対象者ゼロ。
 もし、対象者ゼロなら、この項目自体を入れないようにすべきと思うが。
 今後、10kgを5kgとかに変更し、今後は区民も対象に入れる
 試金石なのだろうか?

②事業系一般廃棄物叉は一般廃棄物と併せて処理する産業廃棄物を排出する事業者
有料ごみ処理券を添付して排出するとき 10ℓまでごとに 61円(現行54円)
1kgにつき32.50円(現行28.50円)

③臨時に排出する区民叉は事業者
1kgにつき32.50円(現行28.50円)
ただし、粗大ごみは、2200円(現行1900円)を限度とする。

さて、この提案された条例の問題点。

【問題点その①:負担増】
特に、②を考えていただきたい。
今、有料ごみ処理券
(現行)
70ℓ相当 1セット 5枚/1890円
45ℓ相当 1セット 10枚/2430円
20ℓ相当 1セット 10枚/1080円
10ℓ相当 1セット 10枚/540円

(万が一、条例案が可決されれば)
70ℓ相当 1セット 5枚/2135円(245円値上げ)
45ℓ相当 1セット 10枚/2745円(315円値上げ)
20ℓ相当 1セット 10枚/1220円(140円値上げ)
10ℓ相当 1セット 10枚/610円(70円値上げ)

一週間に45ℓを5袋使う事業所がある場合、
1年約50週。一年間で7875円の負担増。

これを、たいしたことないととるか、
厳しい値上げととるか。
月島には、もんじゃ屋さんも多い。
中央区には多くの事務所もある。
少々困るところはないだろうか?

【問題点その②:値上げの背景・理由の説明がない!!】
反対のための反対は、したくない。
しかし、
受益者負担というひとことで説明終わりではいけない。
なぜ、今、値上げをしなくてはならないのか?
その原因を明らかにする、その理由をきちんと説明する、
これが、提案者に必要である。

値上げ必要性のバックにある、
その原因分析を行い、
この条例への態度を決めて行きたい。

値上げの額に目くじらを立てるなといわれるかもしれない。
額が問題というよりは、
受益者負担という言葉の裏に隠された、
もっと改善すべきことがないかを見極める必要があると考える。


【問題点その③:値上げしなくて済むように区は努力したのか?】
値上げをせざるを得なくなった、ごみ処理現場に潜む
真の背景・原因を取り除くために、
区はどれだけ努力したのか、説明する必要があると思う。
何も文句を言わない(言えない)、区民・区内事業者への負担増という
解決法を安易に選んでいないか?
区による努力がない場合、
真の背景・原因は、存在し続けるわけで、
きっとまた、同じような値上げを
区民・区内事業者に押し付けることになるであろう。


【問題点その④:値上げ額算出の根拠は?】
いくら足りないから、値上げをしたのか?
値上げにより、いくらの収入増を見込んでいるのか?
その分析から、値上げ額がはじき出されていると思うのだが。
その根拠をきちんと示していただきたい。

【問題点その⑤:万が一の施行された場合の、4/1以降の旧券の扱い】
4/1以降、現行の券は使えなくなるのか?使っていいのか?
使えない場合の払い戻しは?
使える場合は、新券と旧券で不公平がでるのではないか?

以上。


何度も言うが、反対のための反対はしたくない。
条例提案の理由説明が不十分ゆえ、
反対せざるを得ないのである。
住民負担増という犠牲のもとに、
安易な解決法を選んでいるとしか
思えない。









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【報告】本日9/6 9月企画総務委員会 開催

2007-09-06 16:58:48 | 政策・マニフェスト
本日、9月企画総務委員会 開催。

行政側からの報告は以下、10項。
⇒以降は、小坂の委員会を聞いた分析や考え。

1.第三回豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議の概要について
⇒第三回委員会の内容の報告であり、私もブログで以前報告。再調査計画案が出された会議であった。

2.人形町区民館・人形町保育園の再編における整備手法の調査検討について
⇒PFI導入が可能か調査検討するらしい。

3.平成19年度都区財政調整の概要
⇒税収を、都と区で適正に財源配分し、かつ23区間の配分も適正化しなくてはならない。適正にとは?そのためのルールとは?現在、都区財政調整のあり方の協議が進行中である。

4.平成19年度「住民参加型市場公募債」の発行について
⇒子ども家庭支援センターを運営に関するための資金調達を公募債を発行して行う。今回二回目。利率等詳細は、これから検討。

5.平成19年度第三回区議会定例会提出予定議案
⇒内容を今後、定例会にむけ吟味する必要あり。本当の審議は、本会議で行われる。

6.財団法人特別協議会からの寄付金の受領について
⇒23区で所有の千代田区にある施設跡地を、千代田区に売却したことによる収入を、23区で分配。

7.政治倫理の確立のための中央区長の資産等の公開に関する条例の規定整備について
⇒郵政民営化法等の施行、証券取引法の一部を改正する法律の施行に伴い、資産公開の内容が変わることに伴う規定整備。

8.平成19年新潟県中越沖地震に対する中央区の対応について
⇒中央区から、中越沖地震発生後の現地への支援内容を説明。

9.中央区土地開発公社定款の一部変更について
⇒中央区土地開発公社自体は、休眠状態のもの。定款一部変更。この公社自体を廃止した区は、23区中2区。中央区は、今後の再度、地域開発の土地取得などが必要になる場面も想定し、そのまま維持。

10.日本橋プラザ株式会社の運営状況について
⇒中央区が株式保有している。日本橋プラザのビルにテナントの空室状態があったが、収支は黒。


以上。
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さあ、いよいよ議会のシーズンです。

2007-09-06 09:08:16 | 政策・マニフェスト
昨日9/5、議会運営委員会が開催され、
本日から、各種委員会も、下記日程で、始まります。

私は、福祉保健委員会と
築地市場等街づくり対策特別委員会に属しています。
どちらも案件多し!!

私は、今回本会議で一般質問にたちます。
40分間(私の答弁のみ。行政側答弁時間含まず)の
時間をいただいております。
皆様の声、行政・区政に届けていきます。


9月
5日 水曜日 午後1時から 議会運営委員会
6日 木曜日 午後1時30分から 企画総務委員会
7日 金曜日 午後1時30分から 区民文教委員会
10日 月曜日 午後1時30分から 環境建設委員会
11日 火曜日 午後1時30分から 福祉保健委員会
12日 水曜日 午後1時30分から 築地市場等街づくり対策特別委員会
13日 木曜日 午後1時30分から 地域活性化対策特別委員会
14日 金曜日 午後1時30分から 防災等安全対策特別委員会
18日 火曜日 午後1時30分から 少子高齢化対策特別委員会
25日 火曜日 午後1時から 議会運営委員会
25日 火曜日 午後2時から 本会議
26日 水曜日 午後1時から 議会運営委員会
26日 水曜日 午後2時から 本会議
27日 木曜日 午後1時から 議会運営委員会
27日 木曜日 午後2時から 本会議
28日 金曜日 午前10時30分から 企画総務委員会

10月
1日 月曜日 午後1時から 議会運営委員会
1日 月曜日 午後2時から 本会議
10月2日火曜日から
10月18日月曜日まで この間に決算特別委員会が開会される予定です。
(土・日・祝日を除く)
10月 18日 木曜日 午後1時から 議会運営委員会
18日 木曜日 午後2時から 本会議

以上。
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