「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

日本のパートナー中国とのよりよい関係構築を目指して

2008-01-29 18:08:09 | 国政レベルでなすべきこと
アジアが安定して発展していくためには、
中国と日本の強いパートナーシップが欠かせない。

過去の戦争のことは、歴史の事実として、
お互いの認識を分かち合いながら、
私達は、同時に未来をどのように作っていくか、
考えていかねばならない。

中国という国、そこで暮らす人々を理解するという視点を、
常に持つ必要があると考える。

本日1/29、友愛中央で会派勉強会を、
中国の大学にも留学し、人と文化に詳しい
青山雄一氏(塾 世界史講師)を講師としてお招きし、
勉強会を開催した。

いろいろと視野が広がるお話をお伺いし、
会派の議員も交えたディスカションも加わり、
非常に有意義な時間になった。

そのいくつかのポイントをご紹介したい。
私は、中国を訪れたことはない。
『三国志』『マオ』『論語』など、
少しの書物で知る程度であるので、
うまく、伝えるには、限界がある。
よって、一つの参考意見としていただきたい。

①大学生のひとつの状況
一年間、日本円で一万円で過ごす大学生がいる。朝食が1円。こんな状況で、例えば日本製の正規のDVD3000円など、買える状況ではない。このような状況下、コピー商品が出る風土も理解できないわけでなない。コピーでないと、そのような映画、音楽、文化に接することができない。

②食の問題、
ダンボール肉まんは、虚偽だったといわれる。しかし、かつて、日本でも、畳屋や壁を飢饉のとき食べた状況から考えると、本当とみる見方も可能であるかもしれない。

③地下鉄の仕組みは進んでいる
切符にICチップが挿入されている。出口で、回収される。

④一人っ子政策の後
一人っ子政策の中国こそ、高齢化の問題が生じるかもしれない。その時、政府は、高齢者福祉を切り捨てていく政策をとることも考えられる。

⑤都市戸籍、農村戸籍
都市戸籍を人は、得ようとする。人口の移動はある。受け入れた都市は、移動してきた人を労働力としてみるが、住民とはみない傾向にある。

⑥少数民族料理
ウイグル族の料理など、少数民族の名前の料理は、少なくともはずれはない。

⑦民衆が商品を見る目
青山氏は、よく発展途上国を訪れた際、白物家電売場に行く。その時に、民衆の商品を見る目をみて、その国の発展度合いを把握する。その目が、単なる憧れの目か。ほしそうな目か(買えるだけの財をもってきた証拠)見るのである。

⑧毛沢東の遺体
毛沢東の遺体を安置した場所がある。いまでも多くの人が訪れる。2時間程度並ばねばならない。

⑨仲間意識
中国人は、一度仲間になると親しくしてくれる。また、高齢者へのいたわりの気持ちはとても強い。

⑩文明
中国では、“文明”という言葉の中に、道徳概念が入っている。

⑪ポイ捨て
簡単にポイ捨てをする一方、それを熱心に掃除する人もいる。あたかも、掃除をする仕事を生業にしているようでもあり、ポイ捨てがなくなると、失業するのではないかと思うほどだ。

⑫土地の意識。
中国では、土地は国家のもの。使用権を中国人は持っている。イギリスでも同じ。女王が土地を持っている。日本のように、所有権が個人にある国とは異なる。

⑬権利の主張
周りを気にせず、言い合う風景があるが、権利をまず主張する文化なのだろう。


今後も、注目していきたい。
私のまずの注目は、五輪開催に向け、
都市が開発されていく過程を、見たいと思っている。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【お知らせ】必見!るんるん子育ての秘訣~今よりもっともっと幸せになるためには~

2008-01-29 16:55:18 | 心理学・カウンセリング
クリニック隣りのみんなの子育て広場『あすなろの木』で、
明日、チャイルド・ライフ・スペシャリスト 藤井あけみ氏の
講座が開催されます。

ほんわかした雰囲気、受講するだけで、
こころが、和みます。
お気軽に、立ち寄って見られては?

***以下、あすなろの木のブログより、転載***
☆るんるん子育て親育て ☆
国立がんセンターでご活躍の藤井先生は、こどもの心の発達や親子のストレス対処法など専門にするチャイルド・ライフ・スペシャリストです。お母さん方が、日々の子育てを楽しんで頂けるよう発達心理学、子育てのヒントをお話します。

後半は、絵本コーナーやフリートークの時間もあります。

講  師 藤井 あけみ(国立がんセンター/チャイルド・ライフ・スペシャリスト)

テーマ  「るんるん子育ての秘訣~今よりもっともっと幸せになるためには~」
日  程 1月30日(水)

時  間 2:30~3:30

参 加 費  500円

***以上、転載終わり***


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小児医療をより良い方向へ

2008-01-29 07:00:00 | 小児医療
fukudaさんコメントありがとうございます。

***fukudaさんのコメント転載***
県立柏原病院の小児科を守る会http://www.mamorusyounika.com/index.html
というものがあるのを知りました。
もしかしたら、小児科が無くなるかもしれない・・
そのサインをみて、地域のお母さん達が作った会
だそうです。
<3つのスローガン>
・時間外診療をひかえましょう。
・そのためにも、かかりつけ医をもちましょう。
・日頃からお医者さんに「ありがとう」を伝えましょう。
というスローガンをかかげて活動されているそうです。
 感動してしまいました。
 このような活動が私でも、できるかもしれないな、と考えています。
 全国に私と同じように思う人がたくさんいるでしょう。
 この3つのスローガンは、小児科だけにいえることではないと思います&スローガンに書かれている、時間外診療に関しては、私自身も同じように考えていることではありましたが、子供の病気、とくに、まだ1歳未満とかで初めての子だったから、その時は、時間外診療は葛藤するものがありました。
 でも、意識しているのと、そうでないのとでは、違うと思います。
 そして、時間外診療をしなくて済むためには、日ごろから、子供の病気などについて、ある程度の知識が必要、お母さんも自信を持てるように勉強が必要だとは思います。
 だから、守る会でもやってらっしゃるのだけど、先生から「小児科救急のかかり方」についてのお話を聞ける会などを開催されています。
 結局は忙しい医師の先生の力をお借りする部分もあるわけですが、お母さん同士でも、先輩お母さんの子供の病気体験談とか、そういうのでも、いいのかなぁ、とか。
****転載終わり****

 小児科医不足、小児科救急体制の不備、小児がん・難病患者の医療体制、小児がん・難病患者の在宅医療などなど、小児科医療を取り巻く環境は、課題が山積みです。
 fukudaさんのコメントにあります問題提起、問題解決に向けたご提案、特に、子どもの病気の勉強会や病気体験談の語りの場を作ること等、非常にありがたく思っています。
 そして、もし、小児科医不足により、小児科を廃止の可能性がある病院があった場合、まさに県立柏原病院の小児科を守る会のような動きがあれば、なんとか持ちこたえることができると思います。
 私自身も、何かお役に立てることがございましたら、やりますので、お気軽にお声をお掛けください。
 中央区の小児科医の先生方や聖路加国際病院小児科の先生方とも定期的に会合を持っています。実際、それら先生方と協力して、小児平日準夜間救急(診療日:平日月~金、診療時間:午後19時~22時)を聖路加国際病院の場を借りて行っています。その先生方にもご協力願えることがあるやもしれません。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする