日本の典型的な商店街の衰退の仕方かもしれません。
この春、銚子市でもみた悲しい風景でした。
私は、顔の見える商店街の関係を地域が大事にしなければならないと考えます。
築地市場の豊洲移転に伴う“物流センター計画”もこの流れの一端にあるのでしょう。
下線、太字は、小坂による。
****以下、山梨日日新聞から****
山梨県内のニュース(山梨日日新聞から)/主要
2009年08月11日(火)
増穂SC計画地 都市地域変更に同意
国土審、県に答申へ 地元商店街は不安
大型ショッピングセンター(SC)の進出計画がある増穂町内の農地約19ヘクタールの用途変更を協議してきた、県国土利用計画審議会は10日、SC出店が可能となる都市地域への変更に同意した。変更申請した町は今後、所定の手続きを進め、エリアとなる中部横断自動車道増穂インター周辺の開発を進める考え。一方、通行量が減少する国道52号沿いの既存商店街は、峡南地域最大といわれるSC計画が前進したことで、不安が広がっている。
審議会は1月の会議で「周辺商店街に影響が出る」などとして結論を先送りしていた。この日の会議では、町が周辺自治体に増穂インター周辺の都市計画方針などを説明して一定の理解を得たこと、県が大型集客施設の適正立地に向けた研究会を立ち上げたことなどの説明を受け、農地から都市地域への変更を全会一致で了承した。
ただ、1月の審議会で難色を示した甲府市の宮島雅展市長が「今後山梨の商圏が様変わりし、地元が四苦八苦する時代が来る」などと苦言を呈する場面もあった。
今後、審議会が県に答申、国土交通省に用途変更の同意を求める。町は都市計画審議会にSC出店予定地の「近隣商業地域」指定を求める。
町などによると、変更が認められたエリアは青柳町、大椚の両地区。SCチェーンのベイシア(本社前橋市)が店舗面積約1万平方メートルのSC出店を計画している。
SC計画を含めたインター周辺エリアが用途変更されれば、国道52号沿いの商店はさらに打撃を受ける可能性が高い。
同町青柳町の自営業男性(40)は「(審議会の同意は)残念。品数などで勝る大型店ができれば小売店へのダメージは計り知れない。鰍沢町の商店街への影響も避けられない」と、厳しい表情で話していた。
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