「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

第7回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 報告

2010-05-28 23:00:00 | 街づくり
 第7回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会が開催されました。
 今回が、ひとつの区切りとなり、報告書が作成されました。

 報告書では、

一、晴海通りの歩行環境の改善の必要性を認める

一、歩行者専用橋をかけ、分散することは、有効な手段である。
 (報告書原案では、「最も有効な手段」の「最も」が議事の中で削除される。)

一、歩行者専用橋の計画の近隣住民への周知のやり方に問題があったことの区からの謝罪

一、この検討会で出されたまちづくりのあり方(地域防災上の向上や晴海通りの東西の通りの歩行者交通量の平準化策、多量輸送機関の必要性など)を、今後のまちづくりに生かす

一、歩行者専用橋を進める場合は、あらたな検討機関の立ち上げ

一、歩行者専用橋をつくることには、反対意見も強くあったことを含め、検討会の状況を“なまなましく”区長に報告する

 などが、主な内容であったと理解します。

 最終的な報告書を、私自身も分析しながら、限られた財源の中における、歩行環境の改善に向けた最善策を、考えて行きたいと思います。

 なお、会が終了後、座長の山田先生に、交通工学上の今回のシミュレーションの妥当性についてお話をお伺いいたしました。

 委員の皆様に置かれましては、ご多忙のところ、ご出席され、貴重な意見の数々を区に提案してくださったことに大変感謝申し上げます。
 今後のまちづくりに生かせていけるように努力いたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)

2010-05-28 10:26:27 | 街づくり
 本日5/28、第7回朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会が、開催されます。

 検討会の検討内容が十分に反映された報告書が作成されますことを期待いたしております。
 そのためには、検討内容自体を、把握する必要があります。

 まず、その議事録から振り返ります。

 本日5/28現在、区のホームページで公開されている検討会の議事録です。
 本来、第6回までの議事録が公開されるべきですが、残念ながら、第6回、第5回の議事録の公開はまだ、なされておりません。
 中央区には、早急に対応いただけるようにお願いしたいところです。

 第1回から第4回まで、同様の表記ですが、こちらの判断で、重要と思われる箇所に下線、私の注釈を赤、歩行者専用橋を必要とする方向性の発言を青で、表示してみます。

 私は、できるかぎりこの検討会に傍聴者として参加してきました。
 傍聴していて感じたことは、歩行者専用橋の架橋に賛成の意見が少数であったという印象です。それよりは、架橋に反対の意見が大勢を占めておりました。
 青字の着色の意図は、このことを、イメージとして示すためです。

 報告書は、この検討会では、架橋反対者が多数を占めたという状況を忠実に反映する表現を用いるべきであると考えます。
 委員の選定が、架橋周辺の住民であったから、架橋に反対の意見が多いのが当然の結果になるということも注釈としてつけてもよいでしょう。
 報告書は、決して、「架橋すべき」という結論にはならないのではないかと、一傍聴者として感じました。
 出されるべき報告書は、今後、十分検討し、議会に反映させていただきます。

*****区のホームページから*****
第1回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現
に向けた検討会 会議記録(要旨)
○会議名称:第1回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた
検討会
○開催日時:平成21年10月28日(水)午後6時30分から
○開催場所:月島社会教育会館 晴海分館「アートはるみ]地下1階ギャラリー
○構 成 員:別紙「構成員名簿」のとおり
○議事概要:
1 開会
2 座長挨拶
3 議題
(1)朝潮運河歩行者専用橋に関するこれまでの経緯について
(2)検討会の設置について
(3)晴海通りにおける混雑緩和の対策等について
4 意見交換
5 その他
次回検討会の日程について
6 閉会

○経過(要旨):別紙のとおり
未 定 稿
会議経過(要旨)
1 開会
・中央区土木部管理課長による開会
・座長の紹介
・配付資料についての説明
2 座長挨拶
3 議題
資料に基づき、下の(1)~(3)の事項について、道路課長(事務局)から説明
(1)朝潮運河歩行者専用橋に関するこれまでの経緯について
(2)検討会の設置について
(3)晴海通りにおける混雑緩和の対策等について
4 主な意見・質疑応答
(委員A)
晴海通りの両側歩道の歩行者交通量の平準化をにより混雑緩和できないか
・トリトン前に横断歩道を設置することにより、混雑緩和を図れないか
晴海通りの将来交通量増加分の内訳について、考え方を示していただきたい

(委員B)
・晴海通りは、朝8時半頃に通勤客で大変混雑しており、我々地域住民も自由
に歩くことができない。
・事業は賛否があって当たり前だと思う。様々な意見があってこそ、良いもの
ができる。
歩行者専用橋は多額な整備費を要すが、災害時のことを考えれば必要である
と思う。良いことは賛成していきたい

・計画地周辺における歩行者交通量の増加等により、車の出し入れが不便にな
ることを心配している人もいるので、安全等を十分に配慮して計画していただ
きたい。

(委員C)
晴海通りの混雑緩和に対しては有効な橋であると思う
・歩行者専用橋の架橋により、勝どき駅を利用している第三者の敷地内通過
と自転車の盗難の増加が懸念される。
・高齢者が多く居住しているため、周辺道路に歩行者が増加することは、非常
に危険であると感じている。良い改善策があればアドバイスをいただきたい。

(委員D)
・朝潮運河には橋が多すぎる。黎明橋、トリトンブリッジ、晴月橋及び朝潮橋
と、この地域だけでも充分すぎるほど橋が架けられている。
月島・勝どき地区(の街づくり)の長期的な展望を考えるのであれば、トリ
トンの近傍に地下鉄の出入り口を整備することではないか

混雑緩和のためには、晴海通りの西側歩道の活用をもう少し検討すべきでは
ないか

・トリトンブリッジの手前で歩道が狭くなり、ボトルネックの原因になってお
り、歩行者の渋滞の原因になっている。
二方向(勝どき方面、晴海方面)に稼動しているトリトンブリッジ(動く歩
道)を、朝の混雑時においては、晴海方面への一方向のみにすることはできな
いのか
。また、トリトンブリッジ手前に設置されている円柱状の施設について
も、歩行者の支障となっているので撤去してみてはどうか。

(委員E)
・混雑緩和などを目的に歩行者専用橋を架けるということだが、あまりにも唐
突すぎるように感じる。現在の勝どき駅の出入口の位置やトリトンまでのルー
トを考えた場合、歩行者専用橋を架橋したとしても、利用されないのではない
か。
・地下道や高架橋により、勝どき駅とトリトンを結ぶということも検討すべき
ではないか。実際にどの程度の検討をしたのか、コスト比較の結果などを示し
てもらいたい。
(座長)
現時点で回答できることについては事務局から説明すること。回答できない
ことについては、事前に質問の趣旨を確認した上で、回答内容を書面にし、構
成員に配付すること。
(道路課長)
・歩行者専用橋を整備することにより、敷地内を通り抜ける人が増えるという
ことについては、東京都住宅局や自治会などの関連機関と調整をしていきたい。
・朝潮運河下の地下通路について、どの程度検討したのかということについて
は、実際に試算したわけではないが、経験値などから、相当高額になると予想
される。また、地下においてはライフラインなどの埋設物件も多く、その移設
には費用と時間を要すため、コストも高く、工事期間も長期になる。
・そのほかの内容については、再度、質問要旨を確認したうえ、次回検討会ま
でに回答させていただきたい。

(座長)
質問や提案のあったことについては、その趣旨を確認し、できること、でき
ないことを行政サイドとしてまとめてほしい。
(土木部長)
・晴海通りの混雑緩和については、人の流れのもとになっている勝どき駅の出
入口の位置などを踏まえ、総合的に検討していかなければならない。
・ペデストリアンデッキのような地上ルート、あるいは地下通路など、混雑緩
和に関する複数案についての提案があったが、ライフラインなど埋設物の移設
なども考慮しながら、次回検討会までに試算したい。
・トリトンブリッジの動く歩道がボトルネックになっているので、朝の時間帯
に2方向を1方向にしてはという提案については、現地確認し再度検証したい。

(座長)
事務局は、はじめに橋の計画ありきではなく、あらゆるオプションを網羅し、
その技術的、経済的裏づけを示したもらいたい。
(委員A)
・トリトン前の横断歩道の設置については、黎明橋公園前交差点付近において
追突事故が多いのでできないという回答であったが、その事故件数は何件か示
してもらいたい。
現在の横断歩道橋を撤去して、横断歩道を設置する。横断歩道橋が通学路に
指定しているということであれば、黎明橋公園側に横断歩道橋を移設すること
はどうか

昭和通りにあるような大型の歩道橋を整備するのはどうか
(再開発等により)晴海三丁目や五丁目の人が増加するのであれば、黎明橋
より西側に橋を架けるべきであり、行き止まり道路を解消する点からも意味が
あるのではないか。
・防災性(の向上)についての話があったが、勝どき二丁目の場合、「月島第
二小学校」に避難することになっている。その後、大災害の時は晴海に避難す
ることになっているので、ルートを考えれば歩行者専用橋を渡らないのではな
いか。
(道路課長)
銀座七丁目の歩道橋については、エスカレーターの維持費は一基あたり約1000
万であり、合計4基で年間約4000 万円ほどかかる
。ライフサイクルコストを考
慮すれば、新橋建設が必ずしも高いとは言えない。
(座長)
事務局は、質問の趣旨を確認したうえで、文書化する方がはっきりして良い。
(委員F)
歩行者専用ということで説明しているが、車椅子は通れないのか。
(道路課長)
車椅子の方も通ることができる。
(防災課長)
晴海地域は広域避難場所という地域に指定されている。広域避難場所という
のは、月島・勝どき地域において、大規模な延焼火災(火災がどんどん燃え広
がっている状況)が発生した場合に、この地域の方が火災から逃れるための指
定された場所(区域)ということである
。面的に考えれば、晴海地域の全域が
広域避難場所の位置付けになっており、こうした状況において、月島や勝どき
地域の方は晴海の方に避難してくるということである。避難場所には、水や食
料は一切用意されていない。火災から一時逃れているが、火災が治まれば、ま
た、戻るということになる。次に、避難所について。自分の住居が地震により
倒壊したり、火災で燃えてしまったりした場合に、区内の小中学校を防災拠点
に位置付け、区民の方の避難所あるいは、防災活動をする拠点となる。どの小
学校が防災拠点になるかについては、地域ごとに決められており、災害時には、
この防災拠点に避難するようになる。防災拠点には、防災用資機材や食料など
が備蓄されており、災害時に対応できるようになっている。それから、広域避
難場所について漏れた点があったので補足する。現在、千代田区や中央区など
の都心区においては、地区内残留地域という指定がされている地域がある。こ
れは、広域避難場所を指定していない地域、大規延焼火災が発生しない地域と
いうことで指定されている。本区においては、5割以上がそのような地域にな
っている。具体的には、銀座、日本橋、京橋など木造家屋の少ない地域である。
このような地域においては、大規模延焼火災の恐れがないということで、その
地域にとどまることとされている。月島、勝どき、豊海については、広域避難
場所として晴海に避難するようになっている。

(委員A)
晴海に避難する前に、一度、避難所である小学校に避難してから晴海に向か
うということを考えた場合、わざわざ、この橋のところまで戻ってくるのか。
普通に考えれば、晴月橋や黎明橋を渡るのではないか。月島第二小学校は晴海
通りに、月島第一小は晴月橋の通りに面している。ここに橋を架けたとしても、
災害時にこの橋を渡るという考え方はおかしいのではないか

(防災課長)
避難所と避難場所について、わかりにくい点があったかと思う。避難所とい
うのは、震度5強以上の地震があったときには、何らかの被害がでるであろう
という想定のもとに、区民の皆様が活動できるような場所として小学校があて
られており、最終的には、そこで避難活動や避難生活ができる場ということで
指定されている。延焼火災が燃え広がってきた場合には、広域避難場所である
晴海地区に逃げるということである。地震が発生した時に、真っ先に何をやる
のかということについては、はっきりした決まりはない。災害規模や災害が起
こった後の状況によって異なる。火災が発生して、延焼が広がっているのであ
れば、晴海に逃げるし、延焼が無くても、家屋が倒壊し、生活が維持できない
のであれば、防災拠点に避難するということである。
(道路課長)
歩行者専用橋を通って避難しないだろうという意見について。この橋につい
ては、地域防災計画の避難路として位置付けられているわけではない。災害は、
どのような状況において発生するかはわからない。あらゆる機会に、幅広く対
応していくという選択肢を広げるためにも、歩行者専用橋が必要ではないかと
考えている。
(座長)
災害には、いろいろなシナリオがある。その中で、行政のできることには限
界があり、最も必要だと思われることをせざるを得ない。この検討会を契機に、
防災のことも考えた上で良いまちづくりをやっていければと思っている


(委員G)
朝潮運河ルネサンス協議会を、今から4年前に設立した。ルネサンス協議会
の設立目的は、この死んでしまっている朝潮運河をどうにか生かしていこうと
いうことである。その一つに防災がある。地震などの災害時に、我々の生命・
財産はだれが補償してくれるのかという考え方が発端となっている。
我々としても、(運河に架かる)この歩行者専用橋が、区民の生命や財産を
守るため、月島・勝どき・晴海の3地区の連絡することについての提案をして
きた。勝どきや月島地区の人たちも、トリトンに避難できるとすれば、先ほど、
座長からお話のあったトイレの問題についても、全く心配する必要がない。
このような場において、みなさんから様々な意見を出していただき、良い橋
をつくっていくべきだと考える
。議論するのは良いが、出た意見については、
きちんとまとめていただき、検討会において報告できるような形にしていただ
きたい。

(委員D)
・橋ありきの検討は、何度もやってきた。月島、勝どきの将来展望を考えるの
であれば、根本的な解決はトリトン前の駅を整備するしかない。橋の整備あり
きではなく、そういう視点で検討会をやっていただきたい。
・各団体、組織の代表1名しか発言できないのはおかしい。オブザーバーを含
めて複数の人が発言できるようにしないと、住民の声は伝わらない。次回の検
討会では、そのようにしていただきたい。

(座長)
何十億という費用をかけ、500回の検討会を行ったケースもあるが、それ
が民主主義かどうかというと疑問である。この検討会については常識的な範囲
でやっていかざるを得ないと考えている。

(土木部長)
先ほど発言権を複数の人に与えてくれという要望があったが、発言はあくま
で代表者1名でお願いしたい。そのかわり、オブザーバーは1名増やして2名
まで出席できることにする。発言にあたっては、オブザーバーの方と相談して
いただいて結構である。

(委員D)
それでは住民の声が伝わらない。民主主義ではない。
(土木部長)
発言席は一つということにする。
(座長)
次回までに、晴海通りの混雑状況の実態を見ていただくため、中間で一度、
現地見学会を行いたい。
5 その他
・第2回については、12 月上旬を予定。
・現地見学会の日程についても調整する。
6 閉会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2回検討会(現地見学会)を開催しました (議事録はなし)

2010-05-28 10:20:18 | 街づくり

 下のブログに引き続き、検討会の公開されている議事録を、再検討のためこちらでも、公開しています。
 ただし、第二回は、現地見学会のため、議事録はございません。
 
****区のホームページより****

第2回検討会(現地見学会)を開催しました
第2回朝潮運河周辺の良好な歩行環境の実現に向けた検討会(現地見学会)を以下のとおり開催しました。


開催概要
・日時    
     平成21年12月4日 午前8時30分から10時00分まで

・見学場所 
   (1)都営大江戸線勝どき駅構内
   (2)晴海通り(勝どき駅前交差点~黎明橋公園交差点付近)
   (3)勝どき地区の行き止まり道路
 
・参加者数  
     約30名(検討会事務局含む)

 

・資料

見学会次第

見学手順

・現地見学会の様子

勝どき駅構内の混雑状況
【勝どき駅構内の混雑状況】
トリトンブリッジの混雑状況
【トリトンブリッジの混雑状況】
晴海通りの混雑状況
【晴海通りの混雑状況】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第3回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)

2010-05-28 10:03:23 | 街づくり
 下のブログに続き、現在公開されている検討会の議事録をこちらでも公開します。

 重要と思われる部分に下線、私の注釈を赤字にしています。


*****区のホームページより****
第3回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現
に向けた検討会 会議記録(要旨)
○会議名称:第3回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた
検討会
○開催日時:平成21年12月21日(月)午後6時30分から
○開催場所:月島区民館 3階5号室
○議事概要:
1 開会
2 議題
(1)第2回検討会(現地見学会)の報告
(2)第1回検討会における質問の回答等について
(3)意見交換
3 その他
次回検討会の日程について
4 閉会

○会議経過(要旨):別紙のとおり
未 定 稿
会議経過(要旨)
1 開会
・配付資料についての説明
2 議題
資料に基づき、下の(1)及び(2)の事項について、事務局が説明を行った。
(1)第2回検討会(現地見学会)の報告
(2)第1回検討会における質問の回答等について
(3)意見交換

【議事録(要旨)】
(事務局)
これより、第3回朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討
会を開催する。議事の進行を座長にお願いしたい。
(座長)
第1回検討会では、多くの構成員の方の意見をお聞きするという形で進めた
が、時間の制約等もあり、十分ではなかった。そのため、本日の検討会におい
ては、この後の議題(3)で意見交換の時間をとっているので、各構成員から
意見をお聞きしたい。
それでは、議題(1)、事務局は「第2回検討会(現地見学会)の報告につ
いて」を説明すること。
(事務局)
資料1「第2回検討会(現地見学会)について」を説明
(座長)
次に、議題(2)、事務局は「第1回検討会における質問の回答等について」
を説明すること。
(事務局)
資料2「第1回検討会における質問の回答等について」を説明

(座長)
本日は年末の忙しい時期ということもあり、欠席されている構成員が多い。
また、この後の意見交換に時間をとりたいと考えているため、事務局から説明
のあった回答についての議論は本日行わない。意見等があれば、さらに出して
もらいたい。事務局は、それらの意見を踏まえ、次回の検討会においてさらに
深めた回答をすること。
(委員A)
以前、区に対して質問書を提出したが、資料2は、我々が質問書に書いた具
体的な数字が記載されていない。次回は質問書通りに記載してもらいたい。
(委員A′)
(事務局が作成した)資料2の内容では、我々が質問したいことが他の構成
員に伝わらない。事前に中央区土木部あてに項目別の質問書を提出している。
この質問書を全ての構成員に配布してほしい。我々の質問に対し、区がどのよ
うな対応をとってきたのか、公平を期する上でも、そのような方法を取っても
らいたい。
(座長)
事務局は、要望、提案のあったことについて、実現性などを検討して、次回
までに、より深く回答するよう尽力してほしい

それでは、議題(3)の意見交換に入りたい。時間も限られているので、一
人3分以内でお願いしたい。本検討会は、「朝潮運河周辺における良好な歩行
環境の実現に向けた検討会」ということであり、より良いまちづくりをすると
いうことの一環ですので、「自分たちの街がこのような街になれば良い」とい
う夢や希望等を発言してもらっても良いと思う。

(委員X)
私どもは、晴海トリトンスクエアの統一管理会社であり、23,000 人働いてい
る職場を抱えている
。(晴海通りの混雑については、地域の皆様に)大変不便
を掛けているが、時差出勤や通勤ルートの変更を促すなど、(晴海通りの)混
雑緩和に対して自主的に取り組んでいる
。第1回の検討会で委員から出された
意見(トリトンブリッジがボトルネックになっている)についてですが、ボト
ルネックになっているのは勝どき駅自体であり、地上に上がる階段で詰まって
しまう状況にある。トリトンブリッジはボトルネックにはなっていない。建物
内のグランドロビーは公開空地となっており、近隣小学校の通学路になってい
る。また、数は少ないが、晴海から勝どき方面に向かう人もいるため、その人
たちの動線は確保したい。トリトンブリッジについては、現在、二方向で運行
しているが、特に問題はないと考えている。将来、晴海二丁目に大きな住宅が
出来るようだが、その人たちの通勤の流れと現在の人の流れが交差した際の混
雑が心配される。
我々なりに自主的に努力をしているということを、最初にお話させていただ
いた。

(委員G)
議事録(資料2)に発言者が記載されていない。できれば、団体名を記載し
てほしい。誰が発言したのかがわからないから、混沌としているのではないか。
(座長)
今の提案については、今回のように欠席者が多い中では決められない。(会
議によっては)名前などを記載することが良い場合もあるが、一方で、名前を
記載することにより、それが精神的なプレッシャーになってしまう人もいる。
この件については、事務局のこれまでの進め方を参考にして、次回、話をさせ
ていただきたい。

(委員G)
私どもの組織は、月島地域の連合町会等を含め、合計16団体で構成されて
いる協議会である。上下流約2㎞にわたる朝潮運河の活性化を目的に活動して
いる。平成19 年4月には、区が国の(プロジェクトの)認定を受け、晴海一丁
目に船着場を整備しようということを計画している
また、歩行者専用橋につ
いても計画されているわけだが、私どもの協議会としては、100 年も200 年も持
つ橋にしてほしいと区に提案している。また、実際に地域に迷惑を掛けること
もあると思うが、観光橋にしていきたいと考えている。さらに、耐震性も確保
し、月島・勝どき地域から晴海方面への避難路として役に立つということにつ
いても望んでいる


(委員M)
前回(第1回検討会)も発言したが、橋の本来の目的を明確にしてほしい
以前は、住民や地域発展のためなどというような説明を受けていたように記憶
している。今回の説明では、一部の混雑緩和に終始している。いろいろな目的
がある中の一つではあると思うが、地域発展や、月島・勝どき・晴海地域の住
民にとって必要であるのか、大局的に話し合ってほしい


(委員N)
歩行者専用橋の計画に関しては、絶対反対である。私の建物は護岸から10
mのところに入口があり、20m離れて隣の建物の駐車場がある。また、その
前には向いのマンションの玄関、さらに駐輪場や駐車場がある。橋を架けられ
て迷惑を被るのは私たちである。

(委員D)
・歩行者専用橋をつくることは反対である。私たちは、橋が計画されている場
所のそばに住んでいる。それでなくても、犯罪等がある。屋形船の客がゴミを
置いていったり、駐車場で車が壊されたり、自転車のタイヤがパンクされたり
することで迷惑している。区はこのような影響を受けることについて、直近の
住民に最初に説明をしていない。一番迷惑を被る住民の意見を聞いてほしい。
・(資料2の)質問に対する回答がなっていない。質問者に対して失礼である。
・晴海通りはそれほど混雑していない。一番の問題は勝どき駅構内である。勝
どき駅構内においては混雑しているが、トリトンブリッジまで来るとそれほど
混雑していない。区は、このことについて何が問題なのかを検証すべきである。
勝どき駅の改良に関しては、区は「具体的な改修計画についてはまだ公表さ
れていない」と説明したが、私は、東京都交通局に行って、もっと具体的な話
を聞いてきた


(委員P)
・交通量と迂回路について触れたい。私どもの建物は、(歩行者専用橋が接続
する)勝どき二丁目の道路沿いに位置しており、運送業を営んでいる。この道
路は、(勝どき駅前交差点を通らずに)清澄通りから晴海通りに抜けられるル
ートになっており、一般の車両がショートカットして進入してくる。また、近
隣の小学校の通学路にもなっており、事故には神経を尖らせている。
・(歩行者専用橋を整備することにより、)この道路にどのくらいの通勤者が
通行するようになるのか予測値を示していただきたい。
・この道路の歩道は狭く、横断歩道も無いうえに、電柱が多い。この歩道でど
れだけの人数を捌くことができるのか明確にしてほしい。
・交通事故も心配されるので、月島警察署交通課から意見を聞きたい。

(委員Q′)
・歩行者専用橋を架けることによるメリットとデメリットを示してほしい。デ
メリットについては、どのような対策があるのか、将来的なものを考えて対応
していくべきであり、より住みやすく魅力ある中央区になればと思う。
・この検討会がもっと深く意見交換できる場になればと期待している。

(委員R′)
・築地の仲卸をしており、もう50~60年になる。近隣にマンションが一つ
も無かった時からこの地で仕事をしている。私どもは水産業を営んでいるので、
トラックなどの出入りをしているが、最近ではガードレールなどが設置され、
仕事が非常にしにくくなった。近隣住民にとって車の出入りが危険であるとい
うことから、区がガードレールを設置するに至ったが、10t車が停車すると、
道路のセンターラインまで塞いでしまう。そこに、多くの歩行者が通行すると
なれば、よほど危険ではないか。
・目的の一つである「防災性の向上」は詭弁である。
・今でも働きにくいのに、これ以上人が増えたら、営業を続けることができず、
出て行かざるを得ない。
本質論から言えば、(混雑緩和のためには)黎明橋公園交差点に横断歩道を
設置することである。一番ローコストであり、月島警察署が実施すべきである。
それが危険ということであれば、地下道を検討する方が(歩行者専用橋より)
先ではないか

晴海トリトンスクエアの従業員全員にアンケートをとって、歩行者専用橋を
何人が通行するのか数字を提示してもらうことが、一番納得できる
。混雑する
のは朝の時間帯のみ。このためだけにお金をかけるのはいかがなものか。
・新たな駅を誘致するなど、もう少し現実的な対策を考えることが先ではない
か。
・住民と通勤者とでは全く違う問題である。安易に橋を架ければ良いという発
想はやめていただきたい。

(委員A)
歩行者専用橋の必要性について検討してほしい。晴海通りの混雑緩和につい
ては、東西歩道の交通量の割合を解消する方法を考えるべきである。プレゼン
テーションを実施したいというのは、そのようなことについて議論したいから
である。歩行者専用橋に賛成するとか反対するとかという以前に、橋の必要性
について検討すべきである。また、混雑緩和については、(橋とは)別の方法
で解決できないかということである。

(委員S)
私どものマンションは晴海通り沿いに位置する。朝の時間帯においては、駐
車場から出庫するのにかなり手間取っている。交通事故になりそうなこともあ
った。予算的なこともあるかと思うが、勝どきから晴海までの地下通路を整備
することが良いと思う
。皆さんの知恵で、何とか良い方法が考えられればと思
っている。

(委員C)
・見学会に参加し、晴海通りの混雑状況を見た。東側歩道の混雑状況はひどい
ものであった。反面、西側歩道は空いていた。このことを、有効に活用する方
法を考えない限り、「余計な橋は架けなくても良いのでは」という意見はなく
ならない

・朝の時間帯に、黎明橋公園交差点の歩道橋を使用している人は一人もいない。
エスカレーターなどを設置するなどして、この歩道橋をうまく活用することを
考えるべきではないか。その方が歩行者専用橋より費用が安くなる。
・歩行者専用橋ができた場合、私どもの敷地内は勝どき駅から晴海方面への抜
け道となる。そういう意味で反対している。橋以外の方向性を考えてほしい。

(委員K)
・私の町内で関係するのは、ほとんどがマンションで、全ての人が朝潮橋を利
用している。
・この地域の住民にとっては、90数%以上メリットがないと思う。
・朝の通勤時間帯に、月島駅から晴海に向う通勤者がこの地に集中するとなれ
ば大変なことになるが、おそらくその人たちは晴月橋を渡る人が多く、この場
所まで入ってくることはない。逆に、退社時には多くの人が通行すると思う。
今まで、車も入ってこなかった所に人の洪水が起こり問題になるのではないか。

(委員B)
前回(第1回検討会)においては、人道上の問題、また災害時における助け
になると思って賛成したが、多くの方が、橋の必要性について検討すべきであ
ると発言している。今回の事務局からの回答は十分なものではない。橋を整備
した際の、月島地域の交通予測についても十分示されておらず残念である


(委員I)
・見学会に参加したが、朝の混雑状況は普通ではない。勝どき駅前の再開発に
伴い、通路が一本できるようだが、トリトンスクエアの就業人口が減るわけで
はない。災害時のことを考えると何らかの形で人を捌いていく必要がある。
・(歩行者専用橋の計画に対して)反対意見が相当あるということを、行政も
しっかり受け止めるべきではないか。

(座長)
今回は、委員の皆様の意見を吸い上げる場と考えており、すぐに答えられな
いことも多く、歯切れの悪い話をせざるを得ない。次回の検討会までに、どの
くらいの時間があるか。
(事務局)
一ヶ月程度である。

(座長)
これまで出てきた意見等に対し、事務局が回答を取りまとめたうえで、1ヶ
月後に本質的な意見交換を行いたい。最終的には区長に報告したい。
(委員R′)
橋を整備しても誰も通らないのでは意味がない。(晴海通りは)車道を挟ん
だだけでも、東西の歩道であれだけの差があるのに、わざわざ遠回りして、ど
れだけの人がこの橋を利用するのか。

(委員X)
勝どき駅の整備については、将来の就業者人口を考慮してほしいと要望した。
今後、晴海地域は成長するため、将来の対応を考えておくべきである。

(委員R′)
通勤者のためだけではなく、地域住民がいることも忘れてはならない。

(委員X)
現在の通勤者に対し、アンケートという形が良いかどうかわからないが、少
なくとも、歩行者専用橋の整備(だけ)では、晴海通りの混雑緩和にはつなが
らないと思っている

・勝どき駅をさらに多くの乗降客に対応できるように改良することが、通勤だ
けを考えれば良いことである。

(委員D′)
・歩行者専用橋の整備目的がずれている。
・晴海通りの混雑緩和に対して、これまで区がどのような対応をしてきたのか
次回示していただきたい。
良好な歩行環境の実現に向けた検討会なのに、混雑緩和対策ではなく、歩行
者専用橋を架けるかどうかが検討内容になっている。良好な歩行環境の実現で
あるのなら、意見の言い様はたくさんある

・ある団体は、この歩行者専用橋を観光橋だと言っている。団体によって、目
的(言い方)が異なっている。
・(橋の計画は)いろいろ検討し尽くしての結果なのか、単純な発想なのか。
・晴海通りの東西歩道の通行量の平準化を図る方法はないのか。
・この検討会の設置目的と橋を整備する区の狙いは何か。

(委員A)
災害時の避難(方法)に対して少し誤解があるようだ。災害時には、晴海に
避難すると考えているようだが、勝どき側から晴海側に避難するということは
ない。多くの委員に誤解があるようなので、次回、避難方法に関する資料を配
布していただきたい。

(委員B)
・防災訓練は各地域で実施しており、地域の人たちは自分たちの避難場所を理
解している。資料など配布する必要はない。(防災拠点としては)勝どきや月
島から晴海に避難するとは考えていない。
・晴海に通勤している人々が災害時に帰宅する手段として、晴海から勝どきや
月島方面へ向うルートが既存の橋だけでは不足するということもあり、この橋
が避難動線のひとつとして確保されることも考えられる。

(座長)
防災に関する資料配布については問題ない。
(座長)
・議題についてはこれで終えたい。委員から出された意見や質問内容を踏まえ、
次回はより深い議論をしたい。

3 その他
第4回検討会は1月下旬あたりで日程調整する。
4 閉会
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)

2010-05-28 09:19:39 | 街づくり

 下のブログでもお知らせしましたが、本日最終の検討会になる可能性があります。
 
 今後、「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現」は、中央区全体の問題でもあります。
 ぜひとも、多くの皆様に検討の経過をお分かりいただきたく、5/28段階で公開されている会議録(要旨)をこちらでも公開します。

 重要と思われる部分に下線、私の注釈を赤字にしています。


****以下、中央区 ホームページより****
第4回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現
に向けた検討会 会議記録(要旨)
○会議名称:第4回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた
検討会
○開催日時:平成21年2月3日(水)午後6時30分から
○開催場所:月島社会教育会館 晴海分館「アートはるみ」地下1階ギャラリー
○議事概要:
1 開会
2 議題
(1)第3回検討会までの質問に対する回答等について
(2)プレゼンテーション希望の取り扱いについて
(3)意見交換
(4)その他
3 その他
4 閉会

○経過(要旨):別紙のとおり
<未 定 稿>

会議経過(要旨)
1 開会
・配付資料についての説明
2 議題
(1)第3回検討会までの質問に対する回答等について
(2)プレゼンテーション希望の取り扱いについて
(3)意見交換
(4)その他

【議事録(要旨)】
(事務局)
これより、第4回朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討
会を開催する。議事の進行を座長にお願いしたい。

(1)第3回検討会までの質問に対する回答等について
(座長)
次第に沿って進めることとする。最初に、議題の一番目である「第3回検討
会までの質問に対する回答等について」、事務局から説明すること。

(事務局)
「資料1」について、事務局が説明を行った。
(2)プレゼンテーション希望の取り扱いについて

(座長)
事務局からの回答に対する質問・意見等があると思うが、これまでの議論等
を踏まえ、次回の検討会では、朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に
関する意見について、委員の方が発表する場を設けたいと考えている。プレゼ
ンテーションを行いたいという要望もあったので、希望する方がいれば、事前
に事務局に申し出てもたいたい。時間は、10~15分程度で行いたい。
(委員E")
事務局への対案か、それとも、ある程度構想としてまとめた状態にしたプレ
ゼンテーションを行うということか。または、情報程度のもので良いのか。
(座長)
具体的な対案をしっかり考えるということではない。せっかくの機会なので、
考えを発表してもらいたい。情報の信頼性などについては、事前に事務局を通
して確認しておいてほしい。
(委員A)
我々が考える混雑緩和対策案について発表するということで良いか。また、
それと併せて、事務局側から示された情報の矛盾点についても話したいと思う。
(座長)
プレゼンテーションを行う際に用いる数値などについては、事前に事務局に
伝えて、妥当性を確認するようにしていただければ、内容の濃いものになると
思う。
(委員A")
今回の資料に関し、情報の根拠や詳細なデータなどについて、まとめて質問
をしたいと考えているが、その回答を受けてからプレゼンテーション資料を作
成したい。後日質問書を提出するが、準備もあるため、早めの回答をお願いし
たい。
(座長)
事務局は提出された質問に対し、早めに回答するようにしてほしい。
(委員D)
・我々は、一昨年7月頃から、架橋について反対であるということで、月1回
の割合で区と話し合いを行ってきた。これまでの説明会や検討会では、区が中
心となって対応してきたが、今回は、コンサルタント会社からの説明があった。
コンサルタントの位置付けと契約時期を教えてほしい。
我々の基本的な考えかたは、歩行者専用橋は不要であり、架橋したとしても
誰も利用しないということである。晴海二丁目に住宅ができても、トリトンス
クエアの中を通ることは無いと考えている。架橋の必要性について、単に肉付
けしているとしか思えない。

注釈:私も同様の考えであるし、多くの区民の考え方であると感じます。

(事務局)
コンサルタントとの契約は、昨年12月に行っている。
(委員D′)
コンサルタントによれば、橋の必要性についていろいろと検討したうえで、
(結論として)橋が必要であるということを説明していた。12月に委託契約
を行い、検討したというのは時期的におかしいのではないか
。少なくとも、橋
の必要性については以前から説明されていたはずだが。区は、今回の資料のよ
うな検討をせずに、必要性を訴えてきたということなのか。
(事務局)
検討無しに橋の必要性を説明した訳ではない。架橋については、様々なデー
タのもと、基本計画等を進めている。基本計画の策定にあたっては、議会、パ
ブリックコメントを通じ、区民の方に対し情報を提示する形式となっている。

(3)意見交換
(座長)
前回の検討会では、出席された構成員に、朝潮運河周辺における良好な歩行
環境に対する思いなどを一言ずつ発言していただいたが、一方で欠席された構
成員も多かった。公平性を期するため、ここで、一言ずつ発言していただく時
間を取りたい。挙手にてお願いしたい。

(委員J)
各委員から様々な意見が出ているが、地区内並びに住宅事情等の中で全て
の面について間違いは無いと言っておきたい。我々晴海地域の住民が、この架
橋の話を耳にした時、「そういうものが出来るのであればありがたい」という
のが住民の大半の意見であった。ただ、我々もお集まり頂いているみなさんも、
それぞれの事情を抱えた中で、代表者として出席されている訳であるので、今
後の対応というのは、月島・勝どき・豊海・晴海の地域全体で考えていかなけ
ればならないと感じている。
先日の「勝どき駅の改良」に関する説明では、現在の駅利用者は約8 万人
という話があったが、将来は約14 万人が利用すると聞いている
。その時、こ
の地域においては、更なる混雑が予想され、安全性が保たれなくなると懸念さ
れる。我々住民がいかに安心・安全に生活できるかが重要であり、快適な歩行
環境については、その点に着目している。失礼な言い方であるが、極端に言え
ば通勤者はどうでも良い。本当に整備するのであれば、どこから見ても、誰が
見てもすばらしいものをつくっていただきたい。
晴海三丁目の住民で勝どき駅を利用する人は、黎明橋の西側歩道しか利用
しないし、晴海二丁目の住民は、晴海通りの歩道を利用して黎明橋を渡ると思
う。トリトン内を通行するということは常識から考えてもあり得ないと思って
いる
。区は、事業者の方に対しても更なる配慮をした計画を打ち出していただ
きたい。

注釈:晴海地域の住民の発言にもあるように、トリトン内を歩行者が通行する
考え方は、ありえないのではないだろうか。
 なぜか、コンサルタントは、通行するというシミュレーションを出している。
 そのシミュレーションの条件設定に、誤りがあることが考えられる。
 単に、最短距離を歩くという設定のみで、シミュレーションを行っていないだろうか?
 トリトン内の坂を上り下りすること、建物内を通過することを憚るというひとの心理を、条件設定に入れていないのではないだろうか?


(委員L)
交通量予測の資料を拝見し、目の前が暗くなるような心境である。今後、
晴海から勝どき方面へ向かう状況は、どうなってしまうのか非常に心配である
現時点においては、数値がわからないのかもしれないが、
晴海四丁目でも再開
発が進む可能性がある
。東京都のオリンピックスタジアム予定地も、あのまま
放置されるとは思えない。本当は、他の新しい交通機関があれば良いのであろ
うが、その実現が難しい状況であるならば、架橋をしてもらいたい。これは、
晴海の希望であるのでご配慮願いたい。
それから、私個人の考えであるが、大きな震災がきたら朝潮運河の船の航
行は不可能になってしまい、支援物資などは東京湾経由で晴海から勝どき・月
島へ輸送されると思う。また、晴海から東京方面へ逃げる状況も考えられる。
そのような場合は、橋の数は多い方が良い。震災時に重く大きい橋だけが残る
とは言い切れず、軽い橋のみが残る場合もあると思う。そういった組み合わせ
を踏まえた上で考えていかなければならない。命を守るということは、月島・
勝どき・晴海も同じである。様々な事情はあると思うが、工夫をして出来るだ
けベストな方法で実施するという方向でお願いしたいと思う。
晴海の希望とし
ては、是非架橋をしていただきたい。

(委員V)
歩行者専用橋が整備された場合、一番恩恵を受けるのは我々であると思う。
現在、勝どき駅に向うため、我々はこの混雑した晴海通りを逆方向に通行して
いる。この案が出されたとき、我々住民は非常に喜んだ。是非配慮頂きたい。

(委員E")
この検討会のホームページが開設されていると聞いたが。次回の検討会の案
内にアドレスを示してほしい。

(委員E")
区の基本計画と道路・交通行政はどのように関わっているのか。

(土木部長)
次回の検討会において、基本計画の概要版を配付し、道路行政について説明
したい。

(4)その他
(座長)
今後、本検討会をこのような形で延々と続けていくことは困難であり、どこ
かで一つの区切りを付けなければならない。この検討会において、どのような
事が議論・検討されたのか、地域住民がどのような意見や懸念を持っているの
かなどをまとめ、区長へ答申しなければならないと考えている。
事務局は、これまでの経過を踏まえ、検討会の取りまとめとしての「原案の
原案」のようなものを作成して欲しい。次回はその資料についての議論をした
いと考えている。今後、1~2回で答申書をまとめていきたいと思う。これま
で委員から出された意見については、漏れなく記載すること。

(委員R′)
事務局からの説明や地域住民の方の意見については、理解したいと言いたい
ところだが、(資料にあった)くねった道路は無理だと思う。現在、この沿道
において、車両を使って営業を行っているのは3~4軒。道路にガードレール
ができただけで仕事がしにくくなっている。この計画が進み、橋ができれば、
仕事は続けられないと思っている。当面の問題は、晴海への通勤者であり、短
期的な対策として、今回提案されている第3案の位置に地下歩道をつくれば良
いのではないか。
我々も築地市場の豊洲移転が進めば、場所の移転について考えざるを得ない。
平成25年頃に架橋の話があがれば、移転について考えるかもしれない。4~
5年間を何とかしのげる案を進めるという方向で検討してもらえればありがた
い。トータル的に考えれば、将来は橋を架ける方が良いのではないかと思う

(委員D)
橋の関連予算は、次年度予算に計上されていないと考えて良いか。

(道路課長)
次年度予算については、2月4日にプレス発表があるので、それをもって回
答とさせていただきたい。

(委員E")
我々は、住民の代表として参加しており、検討会の内容を住民へ説明する必
要がある
。ホームページなどで、資料のデータ等を受領できるようにしてほし
い。

3 その他
第5回検討会は3月下中旬~下旬を予定
4 閉会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする