6/7私の属します無所属会派友愛中央と区と、コミュニティバスについて意見交換の場を持ちます。
かつて、コミュニティバス設置に当たっては、以下のような意見書を区に提出いたしました。
どの程度、その意見書の内容が実現されているか、振り返りながら、また、実際に運行されたことによって、区民の皆様から寄せられたご意見も参考に、区と協議したいと思います。
赤字で、○が実現されたこと。×が実現されていないことがらとして、かつての意見書に書き込んで見ます。
コメントの書き足しも、赤字とします。
なお、明日の区の協議を控えポイントとして、現段階で考えていることは、
①ルート変更
②障がいのある方のさらなる利用のしやすさ
③他の交通機関、バスとの連携
④区内各団体への意見聴取
などです。
もし、なにか、コミュニティバスの改良点で、区にお伝えすべきことがございましたら、明日6/7の午前9時までにメール(kazuki.kosaka@e-kosaka.jp)なり、このブログにコメントをお待ちいたしております。
********かつて提出した意見書*******
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/37dba6e5e01f90cf4d1b80f6c36b050c
コミュニティバス導入実施計画への意見書
提出日:平成21年4月10日
提出者:
小児科医師・区議 小坂和輝(42歳)
中央区月島3-30-3
ベルウッドビル2F
03-5547-1191
この度の、コミュニティバス導入実施計画提示にあたりまして、区民の皆様に計画の周知を図ると共に、多くの皆様からご意見をお伺いいたしました。いただきましたご意見を参考にして整理し、この意見書を作成致しました。
障がいのある方、高齢の方の足として十分機能すると共に、すべての区民に親しまれるバスとなりますように、以下、本案に対する改善点を含めた意見を述べます。
十分ご検討いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
一、ルートに関して
①「さわやかワーク中央」前までの延伸、及びその前にバス停を設置(ブログ写真はその概要です。) ⇒×:このことは、再度、区に要望する考えです。
北循環において、小伝馬町で右折後、江戸通りに入る。江戸通りを北上後、馬喰町で右折をしてすぐ清洲橋通りに入らず、江戸通りを直進し、浅草橋交差点で右折し靖国通りへ入る。両国橋手前まで来て左折し(Vターンし)、両国郵便局通りへ入る。
その両国郵便局通りが、「さわやかワーク中央」が面する通りであり、「さわやかワーク中央」でバス停をもつ。その後、清杉通りは左折し、直進。東日本橋交差点で、左折し、清洲橋通りに入るように変更すべきである。
なお、このことにより、走行距離は、従来案の380mから、変更案1280mで、900mの距離が伸びることになる。もともと、北循環は、南循環より1km程度短い。この変更により、距離が同じになり、両循環が同期して循環し、乗り継ぎの利便性の向上に役立つはずである。
理由:障がいのある方の就労支援施設「さわやかワーク中央」へのアクセス向上のため。
また、このルート設定により、日本橋馬喰町、東日本橋、日本橋横山町、同時にすべての交通不便地域の解消をすることができる。
かつ、「区立産業会館」へのアクセスの向上にもつながり、区が取り組む『東日本橋地区活性化アクションプラン』の趣旨にも合致する。
②「レインボーハウス明石」前までの延伸
⇒×:このことは、再度、区に要望する考えです。
南循環において、晴海通りから、勝鬨橋を渡った後に、聖路加病院方向へ右折する。その後、聖路加病院前をすぎ、すぐ、左折することになっている。それを、佃大橋の通りまで直進し左折、「レインボーハウス明石」前に停留所をもった後直進し、入船橋交差点を左折、新大橋通りを南下し、築地三交差点を区役所方向へ右折というように変更すべきである。
理由:障がいにある方の生活支援施設「レインボーハウス明石」へのアクセス向上のため。
③築地社会教育会館、築地場外市場までの延伸
⇒×:場外市場に足が伸びやすくなるルートは今後も要検討。
南循環において、中央区役所を出てから、区役所前の通りを南下、本案では松屋通りにあたったところで左折になっているが、左折せず、ずっと直進し、晴海通りも横断、采女橋のところで左折、「築地社会教育会館」前に停留所を持った後、平成通り方向に左折、京橋郵便局横を通過し、晴海通りを横断し北上、京橋築地小学校のところで右折して松屋通りに入るという変更をすべきである。
理由:築地社会教育会館へのアクセスの向上及び、築地場外市場へのアクセスを向上のため。
④日本橋と月島往復便の第三のルートの開設
⇒×:逆周りの希望も出ていますので、その対案として、このような考え方もありかもしれません。
本案において、多くの区民から要望の出ている日本橋と月島の両者間の行き来のし辛さをなんら解消していない。
月島側は、「ほっとプラザ はるみ」を一方の起点、日本橋側は、「浜町体育館」をもう一方の起点とし、この両者を往復のみする第三のルートを開設すべきである。
経路は、極力直線的に結ぶ。但し、その間に、月島第一小学校(通級学級あり)、子ども家庭支援センターの停留所は入れる。
理由:従来より、多くの区民から、日本橋と月島の行き来が不便であるという声が届いている。
既存の交通機関では、一度、江東区に入って乗り換え、行き来するなどするしかない。
本案の北循環、南循環を用いて両者を行き来するのは、時間がかかりすぎて現実的ではない。
月島、日本橋を双方向性に往復する第三のルートを開設し、不便な状況を改善することが必要である。
すぐにできなくとも、将来的な設定を、考慮していくべきである。
一、バス車両について
①36人乗り程度ノンステップバス ⇒○
本案にあるように、「日野ポンチョ」あたりが妥当であると考える。ただし、ノンステップバスであることを求める。
理由:車両購入費、燃料費を極力削減し、赤字を小さくすべきである。環境への負担も同時に小さくすべきである。
②将来的に、環境へ配慮した車両導入を ⇒×、将来的に、それもできるだけ早期に、走らせるエネルギーは、環境配慮型へ切り替えていければと思います。家庭で使用した廃棄食用油を燃料とするのもよいかもしれません。
現状での、ディーゼルエンジン車はやむを得ないにしても、将来的に技術革新により、ディーゼルエンジン車から、太陽光発電車、電気自動車が開発される可能性がある。
よって、より環境負荷のかからない車両を導入していく姿勢をもつべきである。
理由:排ガス公害を削減、地球温暖化防止対策のため。
③車椅子は同時に二台乗車可能に ⇒○
現状、車いすは一台とあるが、同時に二台入るようにすべきである。そのスペースは、ベビーカー利用のためにも必要であろう。
理由:障がいのある方、高齢の方、ベビーカー利用の方への利便性向上のため。
④コミュニティボード、電子ボードを設置 ⇒×、将来的に設置を。
バス車両内及びバス停留所には、コミュニティボードを設置し、地域の情報交換の場として使えるようにする。
電子ボードなども設置し、区の情報、区議会の情報が伝わるように工夫する。
理由:情報媒体を増やし、区民が多くの情報を得られるようにするため。
⑤車内に「貸し出し用傘」を設置 ⇒×、少しの改良でできるのでは。
バス車両内に「貸し出し用傘」たてを置き、急な雨でも使えるように配慮する。
理由:利便性向上。
⑥民間広告収入による赤字の補填 ⇒○、ただし、もっと戦略的にできるかも。
バス車両外壁、バス車内、停留所など広告スペースをとり、広告収入を上げることで、赤字を極力少なくなるようにする。
理由:赤字幅削減のため。
一、運賃 ⇒○
一律100円。ただし、小学生以下は、半額。小学生未満は、無料。
障がいのある方、高齢の方は、無料券を配布することで対応。
SUICAとの互換性を可能にすることも検討していく。導入経費が高額につくであろうから、利用者の増加を見て判断する。
理由:ワンコインで手軽に乗車することを可能にするため。
一、運行間隔 ⇒○
20分程度。ただし、バス停の時刻表は、覚えやすくするように、すべて、“同じ分”でそろえる。
例、19時 00分 20分 40分
20時 00分 20分 40分
一、今後のスケジュールについて
①業者選定
業者選定は、一般公開のプレゼンテーションの場を持ち、透明性をもって決定すべきである。
もしくは、一般区民に対して、決定業者による運営方針の公表の場を、設定するべきである。
理由:決定過程の透明性の確保。
②第4回 検討会開催の必要性
4月の試験運行を実施した後、生じた課題を再度協議するため、第4回検討会の開催を行うべきである。
試験運行では、多くの区民に試乗の機会を与え、幅広く意見を聴取すべきである。
理由:試験運行で生じた課題を解決し、区民の声を十分反映した、よりよい計画を作成するため。
③本格運行後の計画の見直し ⇒○、検討委員会が現在立ち上がるところ。
実際に本格運行を開始した後も、周辺環境の変化に伴う人口増減・人口構成比率の変動や、結果としての利用者数及び実績を評価し、5年後に必ず見直しをするということを、導入実施計画で謳っておくべきである。
理由:中央区の街並みは、急激に変わりつつある。
実施して、将来5年後も「そのままでよい」ならその判断を、周辺環境が変わり、修正すべき点が、区民から多く寄せられるのであれば、その是非を検討する場が必要であると考える。
また、東京五輪が、万が一、決定した場合は、それに合わせた変更を五年後といわず即座に検討していくべきである。
④コミュニティバス運営協議会(公開)の設置 ⇒○、区民公募も行われているところ。
区民代表も入れた同協議会を設置し、常に、コミュニティバスが区民目線に立っているか、検証をしていく。例えば、ルートの不便さの有無、新たなルートの設定の必要性、利用状況の把握、財政運営の健全性など、定期的に検証していく。
理由:区民の利便性の向上に立った運営をし、さらなるサービスの向上に努めるため。
以上、