「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

コミュニティバス『江戸バス』をもっと使いやすく!6/7無所属会派友愛中央と区との意見交換 

2010-06-06 11:47:38 | 街づくり

 6/7私の属します無所属会派友愛中央と区と、コミュニティバスについて意見交換の場を持ちます。

 かつて、コミュニティバス設置に当たっては、以下のような意見書を区に提出いたしました。
 どの程度、その意見書の内容が実現されているか、振り返りながら、また、実際に運行されたことによって、区民の皆様から寄せられたご意見も参考に、区と協議したいと思います。

 赤字で、が実現されたこと。×が実現されていないことがらとして、かつての意見書に書き込んで見ます。
 コメントの書き足しも、赤字とします。

 なお、明日の区の協議を控えポイントとして、現段階で考えていることは、
①ルート変更

②障がいのある方のさらなる利用のしやすさ

③他の交通機関、バスとの連携

④区内各団体への意見聴取

 などです。

 もし、なにか、コミュニティバスの改良点で、区にお伝えすべきことがございましたら、明日6/7の午前9時までにメール(kazuki.kosaka@e-kosaka.jp)なり、このブログにコメントをお待ちいたしております。



********かつて提出した意見書*******
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/37dba6e5e01f90cf4d1b80f6c36b050c

コミュニティバス導入実施計画への意見書

                        提出日:平成21年4月10日
                        提出者:
                    小児科医師・区議 小坂和輝(42歳)
                           中央区月島3-30-3
                           ベルウッドビル2F
                           03-5547-1191

 この度の、コミュニティバス導入実施計画提示にあたりまして、区民の皆様に計画の周知を図ると共に、多くの皆様からご意見をお伺いいたしました。いただきましたご意見を参考にして整理し、この意見書を作成致しました。
 障がいのある方、高齢の方の足として十分機能すると共に、すべての区民に親しまれるバスとなりますように、以下、本案に対する改善点を含めた意見を述べます。
 十分ご検討いただけますように、よろしくお願い申し上げます。


一、ルートに関して
①「さわやかワーク中央」前までの延伸、及びその前にバス停を設置(ブログ写真はその概要です。)  ⇒×:このことは、再度、区に要望する考えです。
 北循環において、小伝馬町で右折後、江戸通りに入る。江戸通りを北上後、馬喰町で右折をしてすぐ清洲橋通りに入らず、江戸通りを直進し、浅草橋交差点で右折し靖国通りへ入る。両国橋手前まで来て左折し(Vターンし)、両国郵便局通りへ入る。
 その両国郵便局通りが、「さわやかワーク中央」が面する通りであり、「さわやかワーク中央」でバス停をもつ。その後、清杉通りは左折し、直進。東日本橋交差点で、左折し、清洲橋通りに入るように変更すべきである。
 なお、このことにより、走行距離は、従来案の380mから、変更案1280mで、900mの距離が伸びることになる。もともと、北循環は、南循環より1km程度短い。この変更により、距離が同じになり、両循環が同期して循環し、乗り継ぎの利便性の向上に役立つはずである。

理由:障がいのある方の就労支援施設「さわやかワーク中央」へのアクセス向上のため。
 また、このルート設定により、日本橋馬喰町、東日本橋、日本橋横山町、同時にすべての交通不便地域の解消をすることができる。
 かつ、「区立産業会館」へのアクセスの向上にもつながり、区が取り組む『東日本橋地区活性化アクションプラン』の趣旨にも合致する。

②「レインボーハウス明石」前までの延伸
⇒×:このことは、再度、区に要望する考えです。
 南循環において、晴海通りから、勝鬨橋を渡った後に、聖路加病院方向へ右折する。その後、聖路加病院前をすぎ、すぐ、左折することになっている。それを、佃大橋の通りまで直進し左折、「レインボーハウス明石」前に停留所をもった後直進し、入船橋交差点を左折、新大橋通りを南下し、築地三交差点を区役所方向へ右折というように変更すべきである。
理由:障がいにある方の生活支援施設「レインボーハウス明石」へのアクセス向上のため。

③築地社会教育会館、築地場外市場までの延伸
⇒×:場外市場に足が伸びやすくなるルートは今後も要検討。
 南循環において、中央区役所を出てから、区役所前の通りを南下、本案では松屋通りにあたったところで左折になっているが、左折せず、ずっと直進し、晴海通りも横断、采女橋のところで左折、「築地社会教育会館」前に停留所を持った後、平成通り方向に左折、京橋郵便局横を通過し、晴海通りを横断し北上、京橋築地小学校のところで右折して松屋通りに入るという変更をすべきである。
理由:築地社会教育会館へのアクセスの向上及び、築地場外市場へのアクセスを向上のため。

④日本橋と月島往復便の第三のルートの開設
⇒×:逆周りの希望も出ていますので、その対案として、このような考え方もありかもしれません。
 本案において、多くの区民から要望の出ている日本橋と月島の両者間の行き来のし辛さをなんら解消していない。
 月島側は、「ほっとプラザ はるみ」を一方の起点、日本橋側は、「浜町体育館」をもう一方の起点とし、この両者を往復のみする第三のルートを開設すべきである。
 経路は、極力直線的に結ぶ。但し、その間に、月島第一小学校(通級学級あり)、子ども家庭支援センターの停留所は入れる。
理由:従来より、多くの区民から、日本橋と月島の行き来が不便であるという声が届いている。
 既存の交通機関では、一度、江東区に入って乗り換え、行き来するなどするしかない。
 本案の北循環、南循環を用いて両者を行き来するのは、時間がかかりすぎて現実的ではない。
 月島、日本橋を双方向性に往復する第三のルートを開設し、不便な状況を改善することが必要である。
 すぐにできなくとも、将来的な設定を、考慮していくべきである。

一、バス車両について
①36人乗り程度ノンステップバス ⇒○
 本案にあるように、「日野ポンチョ」あたりが妥当であると考える。ただし、ノンステップバスであることを求める。
理由:車両購入費、燃料費を極力削減し、赤字を小さくすべきである。環境への負担も同時に小さくすべきである。

②将来的に、環境へ配慮した車両導入を ⇒×、将来的に、それもできるだけ早期に、走らせるエネルギーは、環境配慮型へ切り替えていければと思います。家庭で使用した廃棄食用油を燃料とするのもよいかもしれません。
 現状での、ディーゼルエンジン車はやむを得ないにしても、将来的に技術革新により、ディーゼルエンジン車から、太陽光発電車、電気自動車が開発される可能性がある。
 よって、より環境負荷のかからない車両を導入していく姿勢をもつべきである。
理由:排ガス公害を削減、地球温暖化防止対策のため。

③車椅子は同時に二台乗車可能に ⇒○
 現状、車いすは一台とあるが、同時に二台入るようにすべきである。そのスペースは、ベビーカー利用のためにも必要であろう。
理由:障がいのある方、高齢の方、ベビーカー利用の方への利便性向上のため。

④コミュニティボード、電子ボードを設置  ⇒×、将来的に設置を。
 バス車両内及びバス停留所には、コミュニティボードを設置し、地域の情報交換の場として使えるようにする。
 電子ボードなども設置し、区の情報、区議会の情報が伝わるように工夫する。
理由:情報媒体を増やし、区民が多くの情報を得られるようにするため。

⑤車内に「貸し出し用傘」を設置  ⇒×、少しの改良でできるのでは。
 バス車両内に「貸し出し用傘」たてを置き、急な雨でも使えるように配慮する。
理由:利便性向上。

⑥民間広告収入による赤字の補填  ⇒○、ただし、もっと戦略的にできるかも。
 バス車両外壁、バス車内、停留所など広告スペースをとり、広告収入を上げることで、赤字を極力少なくなるようにする。
理由:赤字幅削減のため。


一、運賃 ⇒○
 一律100円。ただし、小学生以下は、半額。小学生未満は、無料。
 障がいのある方、高齢の方は、無料券を配布することで対応。
 SUICAとの互換性を可能にすることも検討していく。導入経費が高額につくであろうから、利用者の増加を見て判断する。
理由:ワンコインで手軽に乗車することを可能にするため。

一、運行間隔 ⇒○
 20分程度。ただし、バス停の時刻表は、覚えやすくするように、すべて、“同じ分”でそろえる。
 例、19時 00分  20分  40分
   20時 00分  20分  40分

一、今後のスケジュールについて
①業者選定
 業者選定は、一般公開のプレゼンテーションの場を持ち、透明性をもって決定すべきである。
 もしくは、一般区民に対して、決定業者による運営方針の公表の場を、設定するべきである。
理由:決定過程の透明性の確保。

②第4回 検討会開催の必要性
 4月の試験運行を実施した後、生じた課題を再度協議するため、第4回検討会の開催を行うべきである。
 試験運行では、多くの区民に試乗の機会を与え、幅広く意見を聴取すべきである。
理由:試験運行で生じた課題を解決し、区民の声を十分反映した、よりよい計画を作成するため。

③本格運行後の計画の見直し  ⇒○、検討委員会が現在立ち上がるところ。
 実際に本格運行を開始した後も、周辺環境の変化に伴う人口増減・人口構成比率の変動や、結果としての利用者数及び実績を評価し、5年後に必ず見直しをするということを、導入実施計画で謳っておくべきである。
理由:中央区の街並みは、急激に変わりつつある。
実施して、将来5年後も「そのままでよい」ならその判断を、周辺環境が変わり、修正すべき点が、区民から多く寄せられるのであれば、その是非を検討する場が必要であると考える。
 また、東京五輪が、万が一、決定した場合は、それに合わせた変更を五年後といわず即座に検討していくべきである。

④コミュニティバス運営協議会(公開)の設置 ⇒○、区民公募も行われているところ。
 区民代表も入れた同協議会を設置し、常に、コミュニティバスが区民目線に立っているか、検証をしていく。例えば、ルートの不便さの有無、新たなルートの設定の必要性、利用状況の把握、財政運営の健全性など、定期的に検証していく。
理由:区民の利便性の向上に立った運営をし、さらなるサービスの向上に努めるため。

以上、


 

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読み書き:ひらがな、入学前に必要?

2010-06-06 11:40:00 | 教育
 毎日新聞に、「読み書き:ひらがな、入学前に必要?」という記事が出ていました。

 私は、心理発達の専門家ではございませんが、思っていることは、「読み書き:ひらがな、入学前に必要?」との問いに対して、答えは、「読み書きは、入学前に不要である。」という仮説を持っています。

 入学後、否が応でも、世界で起こる事象を、「文字」という道具で、縛り理解する世界に生きることになります。
 人間には、発達段階があり、その時、その時で、考えることができるレベルが違うのです。たとえば、客観的な思考ができるようになるのが、小学校上がるころの5,6歳。さらに抽象的な思考ができるのが、小学校3,4年。
 その前にいくらそれをさせようと、脳神経の発達過程で、無理であり、百害あって一利なしでないかとさえ思います。

 乳幼児期は、文字という道具がないなかで、世界を、体や気持ちで、ダイレクトに感じる時期です。その時期があればこそ、人間性豊かな、感情表現のある子、他者と共感できる子が育つのだと思います。

 楽しんで、たまたま、文字を覚えてしまうことは、もちろん止めません。

 楽しむこと、体全体で楽しむことが、とても重要なのではないでしょうか。

*****毎日新聞*****
読み書き:ひらがな、入学前に必要?
 「うちの子、ぜんぜん字が書けない」「自分の名前もまだ読めない」。小学校入学前の子をもつ親で、よその子が絵本を読んだり、字を書くのを見て、不安になったことがある人は少なくないのでは。未就学児向けに、読み書きを教える学習教室や通信教育は今や珍しくないが、小学校に入るまでに、読み書きの準備をどこまですべきなのだろう。【山本紀子】

 ◇多い教室・教材 「書ける子8割」調査も
 ◇小学校側は「心配不要。まずは本好きに」
 しか、しんごう、ぼうし--。

 児童の習熟度に合わせて学習を進める「公文式」の白金教室(東京都港区)。3歳の男の子が、鹿や帽子の絵が入った学習プリントを、声を出して読みながら取り組んでいた。「小学生の兄2人に刺激されて、字を覚えたがっている。1年生までに漢字も少し書けたら」とお母さんが見守る。

 公文教育研究会によると、全国の教室に通う144万人の会員のうち、2割弱が未就学児童で、数字やひらがなを学んでいる。「小学校で困らないように」と、教室に通わせる親が多いという。

 公文では、必ず動物や物の名前からひらがななどの文字に導くようにしている。また、「幼児は図形の認識能力が高い」として、「目」「鼻」「耳」などの漢字と絵を並べた教材を開発。絵と漢字を繰り返し眺め、読んでいくうちに自然に理解していくという。

 ことばや文字の教育に力を入れる幼稚園もある。私立明愛幼稚園(東京都杉並区)は、年長からひらがなを書く練習を始め、独自の「日本語クラス」では漢字も教えている。

 「雨が降ってきたよー」。職員の田中裕太郎さん(34)が雲から雨が降る様子を描いた絵パネルを取り出した。次々に取り出すパネルで雨と雲の形はだんだん変化して、最後は「雨」の漢字になった。「ぽたぽた落ちてる水が文字になったの、わかりますか?」

 次に取り出したのはしなやかな体形の女性の絵。「女」という文字に変わり、さらに変化して「め」の文字になった。田中さんは「漢字が絵から作られて、ひらがなは漢字が崩れてできたことを伝えたい。一つ一つの字が持つ特徴を楽しんでほしい」と話す。

      *

 ベネッセコーポレーションが07~08年に、6歳児以下の子がいる4800人の親に調査したところ、80%が「ひらがなを書ける」と答えた。

 全国小学校国語教育研究会の事務局長で目黒区立鷹番小校長の大野泰弘さんは「昔に比べ読み書きできない子が減った気がします」と語り、鷹番小でも新1年生のほとんどがひらがなを読めるという。やはり、早期教育は当たり前なのか。

 7歳と5歳の子をもつ大阪市の節子さん(33)=仮名=は、徹底した家庭教育でひらがなとカタカナを覚えさせた。長男が幼稚園に入る前から、市販されているひらがなポスターを風呂場の壁に張った。チラシの裏を使って、書き順の番号をふったお手製の教科書も作った。

 「マス目の大きいノートに10回ずつ書かせて、鉛筆の持ち方と書き順はしつこく注意した。できた時はおおげさにほめました」。そのかいあって、入学前にすいすい読み書きができるようになったという。長男の「早期教育」の利点は「1年生の間は宿題をこなすのが速かった」ことだ。ただ、「2年生の今は友達と同じレベルですが……」。

      *

 大野さんは「漢字もひらがなも、学校で学ぶので心配いりません。就学前にできるだけ本を読み聞かせ、読書の楽しさがわかればいい。まずは興味を持たせることです」と語る。そういえば、小学生の子を持つ親たちから、鉄道好きの子どもが電車の名前を書けるようになったり、ポケモンが好きでカタカナが読めるようになった、という話を時々耳にする。幼児のうちは「楽しみながら」が大原則のようだ。

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市民社会の建築・まちづくり-新たな制度と仕組みの提案-

2010-06-06 11:32:02 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 私は、行けなかったのですが、以下のようなシンポジウムが開かれたとのことです。
 
 市民・住民の声の反映によるまちづくりに役立つ知見が出されてのではないかと、期待するところです。

******以下、案内*****
●建築・社会システムに関するシンポジウム
 第1回「市民社会の建築・まちづくり-新たな制度と仕組みの提案-」
 6月5日(土) 13:30~17:30 於:建築会館(港区芝5-26-20)

 講演:
 1)地域主権で始まる本当の都市計画・まちづくり 
       蓑原 敬(都市プランナー,蓑原計画事務所所長)
 2)市民社会の価値観と専門家の知見を活かす建築・まちづくり
       長島 孝一(AUR 都市・建築・研究コンサルタント主宰)
 司会:南 一誠(都市・建築にかかわる社会システムの戦略検討特別調査委員会委員長,芝浦工業大学教授)
 記録:田中 傑(芝浦工業大学研究員)

http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2010/2010.6.5.pdf
添付の記事もご覧ください。

第1 回建築・社会システムに関するシンポジウム
市民社会の建築・まちづくり-新たな制度と仕組みの提案-

 過去数年間、建築にかかわるさまざまな制度改革が実施され、その効果の検証と更なる改正の必要性が叫ばれている。2010 年4 月、日本建築学会では、人口減少、少子高齢化という社会システムの大きな変換を認識し、成熟社会に相応しい新たな建築・まちづくり・都市づくりを検討する「都市・建築にかかわる社会システムの戦略検討特別調査委員会」を発足させた。この機会に、これまでの日本建築学会等による研究成果を元に、建築基本法の問題だけではなく、長期的、分野横断的視野に立って、幅広く建築・まちづくり・都市に関する社会システムを根本から考える予定である。
 その一環として、連続で公開シンポジウムを開催して、論点を整理し、議論の深耕を図りたい。第1 回目は、このテーマについて長年、取り組まれており、また将来に向けての提言をされている講師をお招きして、市民社会に相応しい建築・まちづくりの新たな制度と仕組みについて、議論することとしたい。

<主催>日本建築学会都市・建築にかかわる社会システムの戦略検討特別調査委員会
日時:6 月5 日(土)13:30~17:30
会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)

プログラム(敬称略):
司会南一誠(都市・建築にかかわる社会システムの戦略検討特別調査委員会委員長,芝浦工業大学教授)
記録田中傑(芝浦工業大学研究員)

1.主旨説明 南一誠(前掲)
2.講演
1)地域主権で始まる本当の都市計画・まちづくり
 蓑原敬(都市プランナー,蓑原計画事務所所長)
 来るべき成熟時代、地球環境時代に即応して、持続性のある都市社会資産を形成するために、国土利用計画、都市計画、街並み計画を如何に再構成するべきか、その方向性を探り基本的方針を提案する。

2)市民社会の価値観と専門家の知見を活かす建築・まちづくり
 長島孝一(AUR 都市・建築・研究コンサルタント主宰)
 経済、市民社会の成熟が一定水準に達した今、市民社会の良識に基づく定性的、包括的な判断を専門家が裁量的に行う方式を模索する中で、市民社会の価値観を表明する理念法と、それを具体的に反映する建築計画許可制度が必要とされている。

3.討論
コメンテーター中井検裕(東京工業大学),柳沢厚(㈱C-まち計画室)樋口秀(長岡
技術科学大学),黒木正郎(㈱日本設計),大橋好光(東京都市大学)

4.挨拶佐藤滋(日本建築学会会長,早稲田大学教授)

参加費会員:1,500円会員外:2,000円学生:1,000円
定員200 名

申込方法FAXまたはe-mailにて催物名称・会員番号・氏名・勤務先・電話番号・e-mailアドレスを
明記の上お申込みください。

申込み・問合せ日本建築学会事務局総務グループ斉藤・小野寺
e-mail:a.saito@aij.or.jp TEL03-3456-2051 FAX03-3456-2058

以上、

コメント (1)
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住民提案:朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた方策

2010-06-06 00:45:47 | 街づくり
 第5回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 において、歩行環境の改善に向け、住民の皆様が解決策をご提案されました。

  横断歩道を設置し、晴海通りの歩行者を西側・東側の平準化を図るという方策です。
 すばらしいご提案でしたので、こちらでも掲載いたします。

 中央区のまちづくりを真剣に考えてくださる住民の皆様がいらっしゃいます。
 たいへんありがたいことです。
 貴重な声、貴重なご提案をぜひとも大切にしていきたいと思います。


 下線は、重要と思われる部分に引いています。

*****中央区ホームページより*****
(2)構成員によるプレゼンテーションについて
(座長)
次の議題に進みたい。構成員によるプレゼンテーションをお願いする。20 分
程度でお願いしたい。

(委員A”)
現実的な歩行予測からの解決策の提案をさせていただく。この提案を聞い
ていただき、歩行環境の課題が解消できればと思っている。

今回、このような検討会を設置いただき、中央区の方々には感謝している。

我々の基本スタンスとしても、この豊海、月島、晴海、勝どき各地域が、より
生活しやすい場となることを望んでおり、地域発展のためには、いかなる協力
も惜しまない覚悟である。ただし、X橋をつくれば全てが解決するという事務
局の考え方は非常に遺憾であると述べさせていただく。中央区土木部、地域住
民が智恵を出し合って、これからの世代に恥じない解決策を作っていきたいと
思っている。

検討会の根本的な目的を考えた。事務局側からの説明では、X橋建設の目的
は、「黎明橋周辺の混雑緩和」と「災害時の避難路の確保(行き止まり道路の
解消)」としている。ただし、地域には8箇所の行き止まり道路があるが、X
橋設置予定箇所以外は橋の構想さえ無い状態である。また、中央区基本計画
2008 においても、この場所にX橋を設置するとは全く記載されていない。更
に、災害時の避難については、単にX橋をつくれば全部解決すると言っている
が、そんなバラ色なことはない。まず、総合的な観点から検討、整備する必要
性がある。すなわち、本当の意味の検討会の目的は「黎明橋周辺の混雑緩和」
であると思っている。

そこで、中央区で調査した現状の歩行者数を基に、わかりにくい資料ですが
簡単にまとめた。現在の晴海通り東側歩道(の通行者数)は6,922 人、西側歩
道は807 人となっている。東側歩道の歩行者数は西側歩道の8.5 倍と非常にア
ンバランスな状況である。
西側歩道を晴海方面にそのまま直進し、トリトンに
向かう場合、黎明橋公園交差点の横断歩道橋を渡らなければならず、遠回りに
なるということで、誰も使っていない。西側歩道が全く機能していない状況で
あり、これがアンバランスではないかということである


中央区に昨年確認した晴海地区の人口増加数については、晴海3丁目が
5,264 人、晴海2丁目が731 人であった。我々は、この数字を基にこれまで検
討を重ねてきたが、たった1年後のこの検討会において、晴海2丁目は2,600
人に増えており、晴海3丁目は2,950 人に半減している。たった1年でこれだ
け変わってしまうのは、あまりにいい加減な数字であると思われる。この予測
数値は、X橋建設に都合の良い数値になっており、不信感を持っている。

我々が提案する混雑緩和対策は、「晴海通りの東・西の均等化」と「西側歩
道の通行者ルートの確保
」である。一つの施策ではなく、二つの施策を組み合
わせる必要があると思う。一つは、事務局側で『できない』と言われている「黎
明橋公園前」の横断歩道の設置、もう一つは、勝どき2丁目交差点の信号の是
正である。
この二つの施策を組み合わせることによって求める効果が得られる
のではないかと思っている。

「設置できない」と言われている横断歩道を設置した場合は、西側歩道を歩
いている人は、そのまま晴海方面に直進し、横断歩道を使ってトリトンに向か
う。そうすることで、現状の東西歩行者数が均等化され、東側が3,865 人、西
側が3,865 人となる。
このとおりにはいかないかもしれないが、ある程度の均
等化は図れるのではないかと考えている。

勝どき2丁目の横断歩道の是正についてですが、住民の方は理解していると
思うが、この信号はスクランブル信号である。このスクランブル信号を斜めに
渡っている方が非常に多い。この斜め横断は違法であり、注意看板も設置され
ているが、現状では多くの人が斜め横断をしている。通常の信号と異なるため、
車が突っ込んできたりして、危険な状態である。ただ単に黎明橋公園交差点に
横断歩道を設置するのみでなく、このスクランブル交差点の信号を通常の信号
に戻して頂きたい。そうすることで、西側を通行する歩行者は直進し、黎明橋
公園交差点の横断歩道に誘導できると思う


黎明橋公園交差点の横断歩道のメリットは、公共投資が少ない。これらの事
業は貴重な税金が使用される。X橋の建設には約8億円必要だが、横断歩道に
ついては、以前の事務局資料から、ほぼゼロに近い。また、橋の建設には3~
4年かかるが、横断歩道はすぐに着工でき、現在の東側歩道の混雑がすぐにで
も解消できる。維持管理についても、X橋は5億円だが、横断歩道はゼロに近
い。
また、回遊性という点で言えば、現在、ほっとプラザはるみが晴海5丁目
にあり、晴海1丁目の方がここへ行くためには、晴海3丁目交差点や黎明橋公
園交差点の横断歩道橋を渡る必要があるが、お年寄りは横断歩道橋を渡れず、
大変不便を強いられている。もう一点として、トリトンの方には失礼かもしれ
ないが、トリトンスクエアは非常に低迷を極めている。一方で晴海で最も人口
増加が著しいのは晴海3丁目であることから、「黎明橋公園前」に横断歩道が
あれば晴海3丁目の方々が簡単にトリトンへ行くことができ、トリトンの活性
化へ結びつくという効果もあると考えている。
事務局側は、横断歩道はつくれ
ないという説明をしているが、つくるための智恵を結集し、出来るところから
早急に着手することが、区民にとっては必要であると思う。

先ほど、事務局から「黎明橋公園前には横断歩道は設置できない」との説明
があったが、横断歩道設置に向けた解決策を考えた。この場所は追突事故が多
いということだが、他の交差点と比べても事故が多いという訳ではない
。追突
事故は橋の上が多いというが、勝鬨橋の前後にも同じような交差点が設置され
ている。黎明橋とどこが異なるのか解らない。また、横断歩道が危険であるな
ら予告信号を設置してはどうかとの提案をしたところ、事務局からの回答は
「可能である。ただし、運転手が予告信号を見ることにより、渋滞や事故が発
生してしまう」とのことであったが、そんなことは無い。予告信号は安全のた
めに設置するものであり、事故や渋滞が発生するのであれば、どこにも設置で
きない。追突事故に関しての対応策は必要であるとは思う。

また、交差点を設けた場合の赤信号の停止時間は、前回の説明では40 秒必
要ということであったが、今回の説明では10 秒減っている
。まだまだ減らす
方法があると思われるが、わずか30 秒の増加であれば、十分な許容範囲であ
ると思う。

晴海通りは、晴海3丁目、勝どき2丁目、勝どき駅前の各交差点に横断歩道
が設置されている。何故、黎明橋公園交差点だけが横断歩道を設置することが
できないのか疑問である。

先ほど説明した、勝どき2丁目のスクランブル交差点を元に戻し、連動制御
することで解消可能ではないかと思う。

事務局の方から、右折信号の捌け残りや右折滞留長の長さが問題であるとの
指摘があったが、右折する車両は非常に少ないと思われる


「信号待ち時間が増大し、違法な横断が増える」という説明があったが、歩
行者やドライバーのモラルの問題であり、この交差点に限ったことではない。

また、「周辺道路との連動制御が困難」という説明があったが、困難であれ
ば、新たな信号機は日本中どこにも設置できなくなってしまう。何故、この交
差点だけが困難であるのか。非常に曖昧な言い訳としか思えない。

現在の勝どき2丁目交差点における歩行者の横断状況を考えれば、「黎明橋
公園前」に新しい横断歩道を設置したとしても、歩行者が滞留するとは考えに
くい。歩行者が滞留するのであれば、現在の勝どき2丁目交差点についても是
正する必要があるのではないか。「黎明橋公園前」に横断歩道が設置されれば、
歩行者は勝どき2丁目交差点と黎明橋公園交差点に分散することが予想され
る。西側の歩行者全員が「黎明橋公園前」の横断歩道を渡るとは考えにくい。
以上のことから、「黎明橋公園前」における横断歩道設置の可能性は非常に
高いと考えている。後はやる気の問題だと思う。

また、横断歩道が難しいのであれば、横断歩道橋を設置してもらいたい。横
断歩道橋をつくれないという理由は全く無いと思う。エスカレータ付きであれ
ば、利便性も高まる。特にバリアフリーを考えるのであれば、エレベーターも
必要である。現在の老朽化した歩道橋は、通学路に指定されているため撤去は
難しい。しかし、この歩道橋は耐震性に優れていないと思われるので、公園側
に耐震性の優れた歩道橋を設置し、通学路とすることが望ましいのではないか

先ほども説明したが、晴海3丁目と1丁目の行き来が便利になり、回遊性が
向上する。建設費についても安く、エレベーターを配備しても約3億円と歩行
者専用橋の半分以下の費用で整備できる


また、現在の横断歩道橋の下に横断歩道を設置してはどうかとの提案に対し、
横断歩道と歩道橋の組み合わせは困難であるとの回答であったが、実際に2つ
がセットで設置されている交差点の事例はある。つくれないのではなく、つく
らないだけである。

これまでの話だけ聞くと、現在の状況だけで、将来については検討していな
いのではないかという意見もあると思う。

実際に事務局が検討したデータをもとに、「黎明橋公園前」に横断歩道を設
置した場合の通行量を検討した。左右の均等化を図り、晴海2丁目の増加人口
2,600 人が晴海通り東側を、晴海3丁目の増加人口2,950 人が西側を通行した
らどうなるかについて数値を出した。その結果、将来の通行量は東側が6,465
人、西側が6,815 人となり、東側の通行量は現在よりも減少する。また、西側
も現在の東側の通行量程度となる。この数値は事務局が提示したデータを基に
算出しているので、事務局が数値を変更すれば、この数値も変わってきてしま
う。

まとめとしては、「黎明橋公園前」に横断歩道または横断歩道橋を設置する
ことで、東西歩道を有効に活用でき、歩行者数は将来も現状の東側歩道以下の
レベルとなる。つまり、将来、横断歩道や歩道橋を整備するだけで、両側の歩
道で通行量が減るということであり、横断歩道を1箇所つくることで、全て解
決するということが言える。

また、晴海2丁目5街区の最も近いルートは晴月橋であり、黎明橋ではなく
晴月橋に向かう可能性が高い。中には月島駅を利用する人も考えられる。そう
すると、予測した東側の6,465 人がもっと減少する可能性もある


問題となっている勝どき駅の構内についてだが、勝どき駅は、東側歩道が非
常に混雑している状況で、西側歩道側に新しい出入口の設置を計画している

これは、通勤者を東側ではなく西側へ誘導しようと計画しているということで
ある。つまり、西側の出口を利用する通勤者を西側歩道へ誘導することが、こ
の地域の良好な歩行環境に結びつくと考える。対策が必要なのは東側歩道では
なく西側歩道である。また、勝どき駅の駐輪場は西側歩道側に設置されている。
この駐輪場をどのように活性化させ利用してもらうかということも重要であ
る。

まとめとして、「黎明橋公園前」に横断歩道を設置することで、将来の交通
量は東西歩道とも現状の東側通行量以下となる。事務局はできないという意見
であるが、率先して取り組むべきである。

また、通勤時間のピークはたったの30 分であり、わずか30 分のために8億
円という膨大な費用を使って橋を架ける必要が本当にあるのか。

今後の勝どき駅は、更なる通勤者増が見込まれるため、新たな出入り口が増
設される可能性があるが、その計画が全く確定されていない中で、計画を勧め
て良いのか。計画が決まってから、改めてこの議題について検討をするべきで
ある。

公共事業は我々住民の税金であり、中央区のものではない。無駄と思われる
公共事業には多くの住民が反対している。
我々は、橋の建設反対について、約500 名の方の署名を集めた。この署名に
ついては、座長にお預かり頂きたい


最後になるが、一度、橋を作ると50 年、100 年は架け替えを行わない。後
世のためにも、負の遺産を残さないことが我々の使命であると思う。
X橋を設置した場合に、どのようになるのかイメージを作成した。きれいな
場所がこのようになってしまう。これが、本当に8億円をかけてつくる意味が
あるものなのか
。このイメージをもって我々のプレゼンを終了させていただく。
X橋に関する疑問点は山のようにあり、提案したいことはまだまだあるが、
今回は20 分という短い時間のなかで簡単にまとめさせて頂いた。是非、また
時間をいただければと思う。

******以上*****
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第5回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)

2010-06-06 00:45:03 | 街づくり

 第5回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)を掲載いたします。

 重要と思われる部分に下線を引いています。

****中央区ホームページより*****

第5回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現
に向けた検討会 会議記録(要旨)
○会議名称:第5回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた
検討会
○開催日時:平成22年3月23日(火)午後6時30分から
○開催場所:月島区民館 3階5号室
○議事概要:
1 開会
2 議題
(1)第4回検討会までの質問に対する回答等について
(2)構成員によるプレゼンテーションについて
(3)報告(案)について
3 その他
次回検討会の日程について
4 閉会

○経過(要旨):別紙のとおり
未 定 稿 会議経過(要旨)
1 開会
・配付資料についての説明
2 議題
(1)第4回検討会までの質問に対する回答等について
(2)構成員によるプレゼンテーションについて
(3)報告書(案)について

【議事録(要旨)】
(事務局2)
これより、第5回朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討
会を開催する。議事の進行を座長にお願いしたい。

(1)第4回検討会までの質問に対する回答等について
(座長)
次第にそって進めることとする。最初に、議題の一番目である「第4回検討
会までの質問に対する回答等について」、これについて、事務局から説明する
こと。

(委員A)
議題に入る前にお願いがある。記載されている質問のほとんどは、我々のグ
ループより出されたものである。資料に記載されているものは読めばわかる。
検討会は時間が限られているため、議論する時間を多く取ってもらいたい。そ
のため、事務局からの説明については、我々が示す質問についてのみ回答をし
てもらえないか。

(座長)
簡潔に、要点を絞って説明するということでよいか。

(事務局1)
以前、質問に対する回答について、要点をまとめた資料を作成したが、「正
確性を欠く」との指摘を構成員より受けた経緯がある。また、文章だけでは、
全てに目を通して把握するということは難しいと思うため、全構成員に「質問
及び回答」についての情報を共有してもらうためにも同様な回答をさせていた
だきたいと思う。

(座長)
せっかく出して頂いた質問であり、構成員全員への情報の共有化という点か
らも、前回検討会から更新・追加された部分を説明することで了解をいただき
たい。ただし、長時間一方的に説明されると、聞く側もつらいので、できるだ
け簡潔に説明をお願いしたい。

(事務局1)
「資料1」について説明

(委員D)
資料を読み上げるだけの説明であれば、自分で読めば済む。もっとポイント
を絞って説明してほしい。これまでの検討会では、事務局からの説明で時間を
費やされてしまった。

(座長)
事務局は簡潔に説明すること。

(事務局1)
構成員からいただいた貴重な質問について、丁寧に回答したいという趣旨か
ら説明しているが、もう少し、要点を絞って簡潔に説明させて頂く。

(事務局1)
引き続き、「資料1」について説明

(事務局3)
資料1のうち、「トリトン前の横断歩の設置に関する検討内容」について、
別紙5-2を用いて説明

(委員E’)
歩行者専用橋整備のために、横断歩道の実現を潰して欲しくない。トリトン
前に横断歩道が設置されれば、地元にとって非常に便利になる。
事務局の説明では、横断歩道の設置位置が黎明橋公園交差点(勝どき側)(以
下、「黎明橋公園前」という。)になっているが、晴海側に設置すべきである。
なぜなら、晴海側に横断歩道を設置すれば、晴海方面に向う車に対する右折信
号が青の間も、横断歩道の信号を青にすることができる。「黎明橋公園前」に
横断歩道を設置することは合理性に欠ける。

(事務局3)
「黎明橋公園前」における横断歩道の設置については、構成員の希望により、
事務局で検討したものである。また、晴海側には横断歩道橋が設置されており、
歩行者のたまりスペースを確保できない。これらのことから、「黎明橋公園前」
に設置することを検討した。

(委員E’)
「黎明橋公園前」に横断歩道を設置することが合理性に欠けるということは、
小学生でもわかること。晴海側に設置した場合を検討すべき。たまりの場所は
設ければ良い。

(委員E’)
歩行者専用橋建設のために、横断歩道を設置することを潰すのはやめてもら
いたい。横断歩道ができることで地元の利便性は向上する。

(事務局1)
これまでの検討会で、構成員より、「黎明橋公園前に横断歩道を設置すれば、
勝どき駅からトリトンまでの最短の通勤ルートになり、晴海通りの西側歩道の
歩行者数の増加に効果があるのではないか」との提案があった。晴海通りの混
雑緩和対策として考えているため、駅からトリトンまでが遠回りにならないよ
うに、横断歩道を「黎明橋公園前」に設置した場合についての検討結果につい
て説明させていただいた。
先ほど意見のあった、「晴海側に横断歩道を設置する」という意見は、この
構成員から提案内容とは異なる視点である。

(委員E’)
勝どき駅からの通勤客ではなく、地元にとって便利になる晴海側に横断歩道
を設置した場合について検討すべき。現在の横断歩道橋が何故設置されたのか
理由がわからない。

(座長)
この内容についてのみ議論するわけにはいかないので、後日、質問書等を提
出していただきたい。次回の検討会で事務局より回答することとしたい。

(2)構成員によるプレゼンテーションについて
⇒ここのみ、別のブログで掲載


(3)報告(案)について
(座長)
本検討会の結果は、後日、区長へ答申として提出するが、本日の資料及び構
成員のプレゼンテーションの資料については、参考資料として区長への答申書
に添付する。また、先ほどいただいた署名についても同様に添付する。ただし、
プレゼンテーションの内容や数値については、限られた時間の中で全て議論す
ることは難しい。事務局として、この内容に事実誤認のようなものがあれば、
次回までに返答資料を作成願すること。
それでは、プレゼン内容について意見や質問があればお願いしたい。

(委員B)
晴海通り混雑緩和対策に関するプレゼンをしていただききありがたく思っ
ている。
今回の検討会は、本日で5回目となる。1つのものをつくりあげるにあたり、
様々な立場の方がおり、反対・賛成という意見があるのは当然である。他から
移り住んで来られた方にとって、この地区が味わいと深みのある地区であるこ
とが分かるのは数年先であると思うし、人のふれあいという点で非常に良い地
区であると思っている。私は、賛成・反対ということではなく、災害が発生し
たときに、橋が一つではなく、二つ、三つあることにより、少しでも多くの命
が助かるということが人のふれあいだと思っている。また、月島・勝どきから
晴海へのルートが増えることは、産業・商業などにとって現状よりプラスにな
っていくと思っている。橋を架けることは費用のかかることではあるが、人道
橋をつくってもらいたいと考えている。先ほど、座長から、この検討会も後1
~2回で結論を出したいという話があったが、私も無駄に時間をかけずに結論
が出せればと思う。

(委員L)
この検討会には様々な立場の方がおり、どちらが良い・悪いという結論を出
すのは難しいと思う。しかしながら、勝どき、月島、晴海は島という特殊な状
況であることを考えると、火災などがあった時、どちらにも逃げられるという
ことが避難の原則であると思う。こういう点からも、橋があるに越したことは
ない。晴海だけでなく、勝どき、月島の方にとっても重要な橋であると思う。
費用は8億円かかるかもしれないが、命には代えられないものであると思う。
先程のプレゼンで提案いただいた内容はわかるが、あの晴海通りを横断する
ということは非常に危険であり、特に、横方向(晴海1丁目-3丁目)に渡る
より縦方向(月島・勝どき-晴海)へ渡る方法の改善が必要であると思う
。晴
海地区にとっては、勝どき駅から押し寄せる人並みをかき分けて駅へ向かうこ
とは大変である。是非とも橋の建設をお願いしたいと思う。
色々な意見があるので、両論併記ということで結果をまとめて頂ければと思
う。

(委員A)
お二人が発言されたように橋があれば良いとは思うが、避難に関することで
あれば、豊海地区の方がもっと危険であると思っている。あの地区は朝潮小橋
が1本あるのみであり、人口も更に増えることが予想される。しかし、現時点
で橋を架ける計画が無い状況である。豊海・晴海3丁目を結ぶ橋を優先して架
けるべきではないか
。本当に住民の安全を考えるのであれば、このような発言
があってしかるべきではないかと思う。

(座長)
本検討会も、後1~2回で、構成員の意見を添付した答申をまとめたいと考
えている。前回の検討会で私の方から事務局に対して、答申の原案の原案を作
成するよう依頼したが、その資料は準備できているか。

・・・報告(案)の配付・・・

(座長)
原案について、細かく議論していく時間が無いため、事務局より簡単に説明
してもらい、詳細については、各自持ち帰り確認頂き、次回の検討会で質問や
意見を出していただきたい。

(事務局1)
報告(案)について説明

(座長)
本日の構成員からの横断歩道と横断歩道橋に関するプレゼン内容について
も、報告書の原案に追加してください。
別紙3の構成員からの意見についても、忌憚のない意見を記載いただき提出
願いたい。提出方法を事務局より説明すること。

(事務局1)
構成員の方は、添付している返信用の封筒で提出していただきたい。また、
月島道路事務所に事務局があるので、直接お持ちいただけければ受け付ける。

(座長)
記入が苦手な方は、事務局に直接言っていただければ、文章としてまとめさ
せていただく。事務局から次回の予定等連絡事項はあるか。

3.その他
(事務局1)
構成員意見については、4月6日までに提出をお願いしたい。質問等は後日
提出いただければ、次回検討会で回答させて頂く。次回検討会は約1ヶ月後(4
月後半)を予定している。

(委員A)
事務局への質問に対する回答は、検討会当日に配布するのではなく、2~3
日前に事前配布して頂きたい。事前に内容が確認できれば、事務局の説明時間
の短縮にもなる。

(座長)
構成員から質問があった場合は、事務局は構成員全員に事前に資料を配布す
ること。関係機関へのヒアリングが必要など、回答が間に合わない場合につい
ても、その状況を正確に構成員へ伝えること。

(事務局1)
いただいた質問に対する回答は中央区のみで回答できるものばかりではな
い。可能な限り検討会前に回答書を配布できるよう努力するが、時間的に難し
い場合は、回答できるものだけでも事前に配布するようにしたい。

4.閉会
これをもちまして、本日の検討会は終了する。

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第6回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)その1

2010-06-06 00:00:04 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 第6回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会 会議記録(要旨)を掲載いたします。
 重要と思われる部分に下線を引いています。

****中央区ホームページより*****

第6回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現
に向けた検討会 会議記録(要旨)
○会議名称:第6回 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた
検討会
○開催日時:平成22年4月28日(火)午後6時30分から
○開催場所:月島区民館 3階5号室
○議事概要:
1 開会
2 議題
(1)構成員によるプレゼンテーションについて(事務局から)
(2)報告(案)について
3 その他
次回検討会の日程について
4 閉会

○経過(要旨):別紙のとおり
未 定 稿
会議経過(要旨)
1 開会
・配付資料についての説明
2 議題
(1)構成員によるプレゼンテーションについて(事務局から)
(2)報告(案)について

【議事録(要旨)】
(事務局2)
これより、第6回朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討
会を開催する。はじめに、4月の人事異動の関係で行政側の構成員が変更とな
ったので紹介する。(土木部長、土木部副参事、東京都港湾局港湾整備部計画
課長の紹介)
それでは、議事の進行を座長にお願いしたい。

(1)構成員によるプレゼンテーションについて(事務局から)
(座長)
前回の検討会では、区長へ提出する報告書(原案の原案)について、事務
局より提示があったが、本日は、この内容を中心に議論を行いたいと思う。そ
れでは、次第2(1)の構成員によるプレゼンテーションについて事務局より
説明をお願いしたい。
(事務局1)
前回の構成員によるプレゼンテーションでは、多数のスライドを提示いた
だいたが、全ての内容についてコメントするのではなく、代表的なものと思わ
れるものをピックアップし、その内容について、事務局としての考え方を整理
した。(資料1説明)
(座長)
今の事務局からの説明について、前回提案された構成員から意見などがあれ
ばお願いしたい。

(委員A”)
我々の提案で防災上の観点が不足しているということであるが、もう一回プ
レゼンテーションを行う予定をしていた。今回の検討会は課題が多く、1 回の
プレゼンテーションで扱うと混乱されることが考えられたことから、まず一つ
の課題である、「晴海通り混雑の緩和対策」について提案させていただいた。
発表の時間をいただけるのであれば、防災に対する解決策の提案もしたいと考
えている。
今回の事務局からの説明では、我々が提案した内容が正しいというものにつ
いて全く触れられておらず、西側歩道を有効に活用する提案について試してみ
ようというような考えが示されていない。残念である。前回の事務局からの説
明の中で、黎明橋公園交差点は右折車両が溜まってしまうため横断歩道が設置
できないということであったが、設置できないと否定するだけでなく、交差点
を右折禁止にするなど、皆で智恵を出し合って混雑緩和対策を解決していきた
いというのが、我々の考えであり、本検討会のあるべき姿ではないか


(座長)
検討会については、あと1~2 回程度で終了したいということで、報告の原
案の原案を作成するよう、事務局に指示をしており、事務局から資料の提示も
されている状況である。本来、議論というものは最後までし尽くさなければな
らないと思うが、延々と続けるという訳にもいかない。私の中では、本日の検
討会を最後にしたいと考えていた。区長への報告(原案の原案)の内容に関す
る方向性の議論は今回で終了とし、構成員の了承が得られれば、先ほどいただ
いたような積極的な新しいまちづくりへの提言や意見を議論する検討会をも
う一回だけ開催したいと思う。
新しいまちづくりへの提言や意見についても報告書にまとめ、今後のまちづ
くりへ反映できるような形で最終的な報告書としたい。構成員の意見を伺いた
い。

(委員D)
報告書の原案に対する考え方について座長より提案を頂いたが、私としては、
いささか乱暴ではないかと思う。今まで、検討会は行われてきたが、検討会の
内容は、質問に対する事務局側からの説明がほとんどであり、一番重要な構成
員同士の議論がされていないと感じている。検討会の当初の目的である、「朝
潮運河周辺の良好な歩行環境の実現について住民の合意形成を図る」ことにつ
いてはまだ不十分である。
報告書原案で最も重要な内容である『歩行者専用橋』をトリトン前に整備す
ることについて、賛成・反対意見がある中で、設置するのが最も良いという内
容でまとめるのはまだ早いと思う。晴海・勝どき・月島の将来的な発展も含め、
橋の必要性・防災性について、もっと議論をするべきである。
今までの事務局の説明を聞いていると、あの場所に橋を設置したいために、
様々な理由を付けていると感じている。
合意形成を図るのであれば、区・都を含め、住民同士の議論が必要であると
思われるので、結論を出すという座長の意見には反対である。

(2)報告(案)について
(座長)
他の構成員の意見も確認し、本検討会をどうしていくべきかを諮りたいと思
う。それでは、次の議題である区長への報告(案)について、事務局より説明
をお願いしたい。
(事務局1)
資料2について説明
(座長)
前回、事務局より提示された報告(原案の原案)[以下原案]について構成
員からの意見を伺いたいと思う。これまでの検討会での議論を考えると、原案
に賛成・反対意見があると思う。本日、意見の集約が難しいようであれば、最
後にもう1 回検討会を開催したいと思う。中身の濃い議論をお願いしたい。

(委員A”)
資料に添付されている原案に対する意見は、我々が提出したものである。原
案の中では「最も有効である」「最も効果的である」という断定的な表現が使
用されているが、今までの検討の中で断定できるデータなどを使用して検討さ
れているのか疑問である。我々の原案に対する意見の中で「削除願います」と
いう表現は失礼であったかとは思うが、検討会の現状を踏まえると、「検討が
進んでいない」や「煮詰まっていない」という表現がふさわしいのではないか。
「最も~である」という表現を報告書に軽々しく使用して欲しくない。

(委員D)
防災性の観点からの構成員によるプレゼンテーションは、我々も是非行って
欲しいと考えている。橋を設置することによる防災性向上についてであるが、
月島川と朝潮運河が交差する箇所は、晴海側にトリトンスクエアがあり、晴海
側に渡ったとしてもその先に通り抜けることができない。防災性向上のための
橋を設置するのであれば、月島側にも晴海側にも道路が延びている場所に設置
するべきだと思う。また、トリトンは超高層ビルであることから、中央防災会
議などでも指摘されているように、長周期振動時にはビルからの落下物による
危険が高くなる。このような場所につながる避難路が適当であるのか疑問に思
っている。
更に、東京都は朝潮運河に耐震性護岸を整備する計画を持っており、護岸整
備後は運河沿いに5m程度の遊歩道が設置されることになる。この遊歩道が整
備されれば行き止まり道路の問題も解消されると思う

防災性向上のための橋としては、トリトン前は適当ではないと思っているが、
この内容について検討し、回答を頂きたいと思う。

(座長)
「最も効果的である」という表現については、より正確な表現とし「交通工
学的な視点では最も効果的な対策であると思われる。しかし、構成員からは、
○○という疑義もあった。」というような表現に修正したいと思う。事務局は
表現の修正をしてください。

(事務局1)
座長から指摘された表現に修正したいと思う。

(座長)
防災的な観点からは「長周期振動では超高層ビル付近は危険である。」、「東
京都の耐震性護岸整備に併せ、運河沿いの5m道路が整備されることで行き止
まり道路は解消される。」という2 つの意見であるが、区としての考えがあれ
ばお願いします。
(事務局1)
新しい橋は、避難路だけのために整備するということではなく、365 日24
時間通行可能というのが基本的な考え方であり、通常の通行以外に避難路とし
ての機能も担っているという考えである。
また、トリトンがあるため通り抜けできないということであるが、晴海は全
域が広域避難場所に指定されており、月島・勝どきから晴海へ渡ることができ
る経路の確保が重要であると考えている

東京都が整備する耐震護岸に併せた5m道路については、行き止まり道路の
解消にはなるが、広域避難場所に指定されている晴海へ渡ることができないこ
とから、耐震護岸と併せて対岸へ渡る手段を確保する必要があると考えている。
(座長)
回答に技術的な確認等が必要な場合は、次回の検討会での回答をお願いする。

(字数の関係で、次のブログへ)

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