「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

裁判員制度の改善点

2010-06-13 22:18:50 | シチズンシップ教育
 裁判員制度が2009年から開始され、3年後に見直しがあります。
 (2009年5月21日から制度スタート。初の裁判は、2009年8月から)

 裁判員ネットのシンポジウムを聴講し、裁判員制度の見直すべき点や改善すべき点として感じたことを書きます。

①性犯罪を対象犯罪からはずす
 被害者が、苦しい思いの二次的被害を裁判で受けるので、裁判員対象犯罪からはずすべきである。

②対象犯罪からはずすべきもの
 *通訳事件(倍の時間が裁判で要する)
 *暴力団抗争事件(裁判員が逆恨みされる可能性がある)
 など

③連日開廷の是非
 重大事件では、考える時間も必要

④守秘義務の緩和
 裁判員経験者の感想、情報を国民に共有すべき

⑤控訴審の態度
 一審の結果をかえない姿勢で判決がなされている

⑥冤罪を裁いてしまう可能性について

⑦司法の教育の充実

⑧裁判員へのわかりやすい説明
 その主張がなぜなされているかの説明も加えることの配慮

など

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ツイッターの意義

2010-06-13 21:59:23 | メディア・リテラシー
 インターネットでは、メディアの双方向性を可能にし、ネットを利用する各人が個性的な人格を被って現れる可能性が広がっています。

 問題は、匿名性の陰に隠れたまま発せられる私的なおしゃべりがネット空間に蔓延し、身元を明らかにして公共性のある発言を使用とする人格が輝きにくくなっていたことでした。

 ツイッターの登場により、匿名性が排除され、討論に参加する諸人格が、お互いの間の共通性と差異性を認識したうえで、責任を持った発言ができる環境が整備されました。
 ツイッターの意義は、まさにこの匿名性を排除した公共空間を作り上げたところにあると思います。

参照:『今こそアーレントを読み直す』仲正昌樹 講談社現代新書2009年 149ページ
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6月12日(土)のつぶやき

2010-06-13 01:48:41 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
02:21 from web
菅首相の所信表明演説、「参加型の民主主義」「社会保障が雇用を創出する」「一人ひとりを包摂する社会の実現」に同感です。ものごとに期限を明示した演説文でした。期限にそって、順次出されるビジョンに期待いたしております。
10:29 from web
免疫学者故多田富雄氏曰く「子供がたまに発熱したり下痢したりするのは、黴菌(ばいきん)との戦い方を習得しているからである。……成長の時期にここで戦い方を学習しないと、雑菌に対する抵抗力が弱くなり、逆にアレルギーを起こしやすい体質になる」に同感です。『天声人語』2010/06/11
11:56 from web
本日開催!『裁判員ネット』が、裁判員経験者を交え市民の視点から裁判員制度について意見交換をする『フォーラム「検証・裁判員制度の1年~市民から見た裁判員裁判」』を企画。6月12日(土)15時~17時半大東文化大学/大東文化会館ホール(板橋区徳丸2-4-21)東武東上線「東武練馬駅」
by kosakakazuki on Twitter
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