中央区議会は、石原都知事宛てに築地市場の現在地での再整備を求める意見書を提出し、その意見書は、現在の中央区議会の意思でもあります。
今回の予算特別委員会でも、また、昨年の予算特別委員会でも、確認をとりました。
議事録がまだ、あがっておりませんが、今回の予算特別委員会でも同様の答弁となっています。
***昨年の予算特別委員会 議会費***
http://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/kaigiroku.cgi/h22/yosan20100312.html?userq=10
○小坂委員
では、始めさせていただきます。
現在、都議会のほうでも築地市場移転問題が大きな争点となっておるところであり、我が中央区でも区長を初め、また区議会、築地市場現在地再整備で意思統一されていると考えております。ただし、東京都に届けていく場合、何らかの形というものが必要であります。そこで、再度確認の形の御質問になります。
中央区議会は総意をもって石原都知事あてに平成11年9月30日意見書、築地市場現在地再整備に関する意見書を提出しています。抜粋して読みますと、この意見書は築地市場の現在地での再整備を求める意見書ということで、前の部分は省きますが、途中から読みます。
60年余の歴史を誇る築地市場は、都心に位置し高い交通利便性から、都民の台所として小売業者や飲食業者はもとより連日多くの人々が仕入れや買い物に訪れ、今日、東京の経済的活力はもとより地元中央区の地場産業を支える重要な基幹施設となっています。東京都を初め市場関係者は、生鮮食料品の円滑な流通を確保し、都民の安定的な食生活に貢献するという築地市場の担う役割の重要性を改めて認識する必要があります。
今日、出口の見えない不況下において、市場関係者はもとより、そこに働く多くの勤労者が安心して仕事に取り組める環境を整えるためにも、築地市場の再整備は一刻たりとも、ゆるがせにできるものではありません。
東京都においては、ことの重大性を深く認識し、現在地での築地市場再整備を軌道に乗せるため、最善の努力を尽くすことを強く要請するものであります。
右、地方自治法第99条第2項の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。
平成11年9月30日東京都中央区議会議長
引用を終わります。と書かれており、これはそのまま60年余というところを70年余というふうに変えても十分に当てはまる内容かと思います。このような意見書が過去に提出されていると。それは議会が改選のためにかわっても、この意見書というものの効力は続くものなのかどうか確認させてください。
○議会局長
ただいま読み上げられました平成11年9月30日付の築地市場の現在地再整備を求める意見書でございますが、区議会の総意として提出したものでございますので、これについては現在も生きているというふうに理解しております。
○小坂委員
わかりました。現在もそのような効力を有しているということで理解いたします。
では、それはそれで意見書は続いていくとして、であれば、これは本当に何度も何度も区長がおっしゃっているように、中央区議会も中央区も区長も移転には断固反対で現在地再整備を求めているということは重々わかってはおりますけれども、今、現段階でも確認の意味で、このような意見書の趣旨は中央区議会はまだ有しているということを再度確認の意味で御質問させていただきます。
○議長
ただいま小坂委員からの御指摘のとおり、築地市場の豊洲への移転の話が出てきたとき、区議会で全会一致で、この意見書を採択し、関係機関へ送付させていただきました。そして、それ以降、議会も行政も一体となって断固移転反対ということで、現在地再整備を求めているわけでございまして、区議会といたしましても、このときと何ら考えは変わっていない、そういうことでございます。
○小坂委員
今回、この3月が本当に築地市場移転問題の最大の山場であり、都議会の判断がとても大事でありますけれども、その前にそれを有する地元区が、基礎自治体である地元区がどのように考えているかということは、とても大事なことでありますので、今、議長のほうから、これは本当に聞くまでもなくということではございますけれども、形としてもこのような意見書があるということを再度認識させていただき、今後の予算審議でも、いかに現在地再整備を行う方向で東京都を方向づけるかというところに関して、また検討していければと思います。
以上、どうもありがとうございました。
****引用終わり****
築地市場の現在地での再整備を求める意見書(平成11年9月)
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kuseizyoho/tukizisizyo/1109genzaitisaiseibiikensyo/index.html
築地市場については、平成8年11月東京都と関係業界の合意のもとに策定された「第6次東京都卸売市場整備計画」に基づき、現在地での再整備が行われることとなり、地元区民は大きな期待を寄せて来たところであります。 この再整備をめぐって、市場業界の一部に臨海部への移転を主張する動きが起こり、市場の内外に大きな混乱を招いてきました。このため、再整備基本計画を話し合う築地市場再整備推進協議会は、1年余にわたり中断したまま、いたずらに時間を費やしてきたところであります。こうした事態に対し東京都は、移転を検討する前提として、市場業界の意思の一致を求めてきましたが、昨年暮、市場業界の足並みがそろわないことが明らかになりました。
東京都においては、この間の推移を深刻に受けとめ、既定方針に沿って、現在地での再整備に早急に着手できるよう、関係者の意見調整を図るべきであります。にもかかわらず、本年二月再開された再整備推進協議会の場において、依然として一部業界の移転論に振り回されている実態は、市場開設者としての行政責任を放棄していると言わざるを得ません。
60年余の歴史を誇る築地市場は、都心に位置し高い交通利便性から、都民の台所として小売業者や飲食業者はもとより連日多くの人々が仕入れや買い物に訪れ、今日、東京の経済的活力はもとより地元中央区の地場産業を支える重要な基幹施設となっています。東京都をはじめ市場関係者は、生鮮食料品の円滑な流通を確保し、都民の安定的な食生活に貢献するという築地市場の担う役割の重要性をあらためて認識する必要があります。
今日、出口の見えない不況下において、市場関係者はもとより、そこに働く多くの勤労者が安心して仕事に取り組める環境を整えるためにも、築地市場の再整備は一刻たりともゆるがせにできるものではありません。
東京都においては、ことの重大性を深く認識し、現在地での築地市場再整備を軌道に乗せるため、最善の努力を尽くすことを強く要請するものであります。
右、地方自治法第99条第2項の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。
平成11年9月30日
東京都中央区議会議長
今回の予算特別委員会でも、また、昨年の予算特別委員会でも、確認をとりました。
議事録がまだ、あがっておりませんが、今回の予算特別委員会でも同様の答弁となっています。
***昨年の予算特別委員会 議会費***
http://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/kaigiroku.cgi/h22/yosan20100312.html?userq=10
○小坂委員
では、始めさせていただきます。
現在、都議会のほうでも築地市場移転問題が大きな争点となっておるところであり、我が中央区でも区長を初め、また区議会、築地市場現在地再整備で意思統一されていると考えております。ただし、東京都に届けていく場合、何らかの形というものが必要であります。そこで、再度確認の形の御質問になります。
中央区議会は総意をもって石原都知事あてに平成11年9月30日意見書、築地市場現在地再整備に関する意見書を提出しています。抜粋して読みますと、この意見書は築地市場の現在地での再整備を求める意見書ということで、前の部分は省きますが、途中から読みます。
60年余の歴史を誇る築地市場は、都心に位置し高い交通利便性から、都民の台所として小売業者や飲食業者はもとより連日多くの人々が仕入れや買い物に訪れ、今日、東京の経済的活力はもとより地元中央区の地場産業を支える重要な基幹施設となっています。東京都を初め市場関係者は、生鮮食料品の円滑な流通を確保し、都民の安定的な食生活に貢献するという築地市場の担う役割の重要性を改めて認識する必要があります。
今日、出口の見えない不況下において、市場関係者はもとより、そこに働く多くの勤労者が安心して仕事に取り組める環境を整えるためにも、築地市場の再整備は一刻たりとも、ゆるがせにできるものではありません。
東京都においては、ことの重大性を深く認識し、現在地での築地市場再整備を軌道に乗せるため、最善の努力を尽くすことを強く要請するものであります。
右、地方自治法第99条第2項の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。
平成11年9月30日東京都中央区議会議長
引用を終わります。と書かれており、これはそのまま60年余というところを70年余というふうに変えても十分に当てはまる内容かと思います。このような意見書が過去に提出されていると。それは議会が改選のためにかわっても、この意見書というものの効力は続くものなのかどうか確認させてください。
○議会局長
ただいま読み上げられました平成11年9月30日付の築地市場の現在地再整備を求める意見書でございますが、区議会の総意として提出したものでございますので、これについては現在も生きているというふうに理解しております。
○小坂委員
わかりました。現在もそのような効力を有しているということで理解いたします。
では、それはそれで意見書は続いていくとして、であれば、これは本当に何度も何度も区長がおっしゃっているように、中央区議会も中央区も区長も移転には断固反対で現在地再整備を求めているということは重々わかってはおりますけれども、今、現段階でも確認の意味で、このような意見書の趣旨は中央区議会はまだ有しているということを再度確認の意味で御質問させていただきます。
○議長
ただいま小坂委員からの御指摘のとおり、築地市場の豊洲への移転の話が出てきたとき、区議会で全会一致で、この意見書を採択し、関係機関へ送付させていただきました。そして、それ以降、議会も行政も一体となって断固移転反対ということで、現在地再整備を求めているわけでございまして、区議会といたしましても、このときと何ら考えは変わっていない、そういうことでございます。
○小坂委員
今回、この3月が本当に築地市場移転問題の最大の山場であり、都議会の判断がとても大事でありますけれども、その前にそれを有する地元区が、基礎自治体である地元区がどのように考えているかということは、とても大事なことでありますので、今、議長のほうから、これは本当に聞くまでもなくということではございますけれども、形としてもこのような意見書があるということを再度認識させていただき、今後の予算審議でも、いかに現在地再整備を行う方向で東京都を方向づけるかというところに関して、また検討していければと思います。
以上、どうもありがとうございました。
****引用終わり****
築地市場の現在地での再整備を求める意見書(平成11年9月)
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kuseizyoho/tukizisizyo/1109genzaitisaiseibiikensyo/index.html
築地市場については、平成8年11月東京都と関係業界の合意のもとに策定された「第6次東京都卸売市場整備計画」に基づき、現在地での再整備が行われることとなり、地元区民は大きな期待を寄せて来たところであります。 この再整備をめぐって、市場業界の一部に臨海部への移転を主張する動きが起こり、市場の内外に大きな混乱を招いてきました。このため、再整備基本計画を話し合う築地市場再整備推進協議会は、1年余にわたり中断したまま、いたずらに時間を費やしてきたところであります。こうした事態に対し東京都は、移転を検討する前提として、市場業界の意思の一致を求めてきましたが、昨年暮、市場業界の足並みがそろわないことが明らかになりました。
東京都においては、この間の推移を深刻に受けとめ、既定方針に沿って、現在地での再整備に早急に着手できるよう、関係者の意見調整を図るべきであります。にもかかわらず、本年二月再開された再整備推進協議会の場において、依然として一部業界の移転論に振り回されている実態は、市場開設者としての行政責任を放棄していると言わざるを得ません。
60年余の歴史を誇る築地市場は、都心に位置し高い交通利便性から、都民の台所として小売業者や飲食業者はもとより連日多くの人々が仕入れや買い物に訪れ、今日、東京の経済的活力はもとより地元中央区の地場産業を支える重要な基幹施設となっています。東京都をはじめ市場関係者は、生鮮食料品の円滑な流通を確保し、都民の安定的な食生活に貢献するという築地市場の担う役割の重要性をあらためて認識する必要があります。
今日、出口の見えない不況下において、市場関係者はもとより、そこに働く多くの勤労者が安心して仕事に取り組める環境を整えるためにも、築地市場の再整備は一刻たりともゆるがせにできるものではありません。
東京都においては、ことの重大性を深く認識し、現在地での築地市場再整備を軌道に乗せるため、最善の努力を尽くすことを強く要請するものであります。
右、地方自治法第99条第2項の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。
平成11年9月30日
東京都中央区議会議長