「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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平成23年(2011年)東京都中央区議会予算特別委員会 要求資料一覧

2011-03-02 11:27:42 | マニフェスト2011参考資料
 3/3から予算特別委員会が開催されます。

 私も委員として出席します。
 質問時間は、400分を頂きました。

 以下、資料を行政からご提出いただき、議論の参考にしていく予定です。
 その他、他会派からも同様な資料要求があり、もちろんそれらも参考にしていきます。


*****要求資料一覧*****


平成23年(2011年)3月3日


平成23年(2011年)予算特別委員会要求資料

友愛中央


以下の資料を要求いたします。
年号は、元号と西暦の両方の併記をお願いいたします。
新規要求事項に下線を引いています。

【総務費関係】
①平成22年度現在までの区役所本庁舎 一階玄関入り口前にある電光掲示板に掲載予定になっている会議の一覧
②平成22年度における会議開催日程(予定も含め、公開の可否を含め記載)
総務:特別職報酬等審議会、情報公開・個人情報保護審議会、情報公開・個人情報保護審査会、男女共同参画推進委員会、行政広聴会、区政を話し合う会、明るい選挙推進協議会、防災会議、国民保護協議会、区政モニター会議、防災拠点運営委員会連絡会議
地域振興:青少年問題協議会、スポーツ振興審議会、消費者団体との連絡会、東日本橋地区活性化懇談会、協働推進協議会、中央区地域雇用問題連絡会議
民生:民生委員推薦会、民生(児童)委員協議会、障害者介護給付等の支給に関する審査会、自立支援協議会、母子寡婦福祉連合会、高齢者クラブ連合会、要保護児童対策地域協議会
衛生:保健所運営協議会、動物との共生推進員連絡会、感染症の審査に関する協議会、感染症危機管理ネットワーク会議、公害健康被害認定審査会、公害健康被害補償診療報酬等審査会、診療報酬等審査会、大気汚染障害者認定審査会、
環境:清掃・リサイクル推進協議会、環境区民会議、中央区環境保全行動計画推進委員会
土木建築:交通安全対策協議会、交通環境改善協議会、道路工事調整協議会、建築審査会、相隣環境調整会、日本橋再生推進協議会、築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会、
教育:学校給食管理委員会、教員研究協議会、フロンティアスクール推進協議会、情報教育推進委員会、中央区学校づくり検討会、施設整備計画検討委員会、文化財保護審議会、地域協議会、
国民保険:国民健康保険運営協議会
介護保険:介護認定審査会
③平成22年度の各防災拠点における運営委員会開催状況
④平成21年度と平成22年度現在までの各種相談事業の相談件数(『相談事業のご案内』記載分と「こどもホットライン」、「こども電話相談」と「電話教育相談」は別々に記載)
⑤行政広聴会の議事録のまとめ
⑥平成22年度予算の執行及び配当並びに実績報告の事業指定の依命通達
⑦平成23年度予算編成方針の依命通達
⑧区が事業委託を行う社団財団17団体別のその委託事業内容とその予算額

【地域振興費】
①平成22年度開催の文化振興プロデュースチームによる会議の議事録のまとめ
②平成22年度「町会や自治会との意見交換」の議事のまとめ

【民生費関係】
①子ども家庭支援センターのサービスの実施状況(平成21年度分と平成22年度の現在までの分)
②病後児保育事業の各施設の月別実施状況(平成21年度分と平成22年度の現在まで)
③障がいのある方の区役所職員としての雇用の現況(障がいの種別も合わせて記載)
④障がいのある方や高齢の方の就労(支援)施設(さわやかワーク中央、リバーサイドつつじ、ふれあい作業所、アラジン等)への役所からの業務委託内容
⑤障がいのある方や高齢の方の就労(支援)施設(さわやかワーク中央、リバーサイドつつじ、ふれあい作業所、アラジン等)での工賃(平均工賃及び、最低工賃と最高工賃もあわせて記載)と利用料の概要
⑥認証保育所における園医配置状況、園児定期健診実施の割合
⑦認知症サポーター養成講座開催回数と参加人数(日本橋、京橋、月島地域別に)
⑧地域見守り事業の実施団体と見守り対象者数の推移(実施団体名、開始日、見守り対象者数、あんしん協力員数)
⑨区内在住の認知症の方の数
⑩区内各認可、認証保育園の「教育目標」「特色ある園づくりのための基本方針」一覧

【衛生費関係】
①39歳以下対象の生活習慣病予防事業の実施状況(平成21年度と平成22年度)
②子どもの事故サーベイランス事業で把握した重症事故発生状況 事故内容の概要も含め(平成21年度分と平成22年度の現在まで)
③「中央区の森」の地図及びその土地の所有者、平成22年度までの事業実施範囲と平成23年度実施予定の範囲

【土木建築費関係】
①コミュニティファンドの予算内訳(最近5年間にさかのぼって)(事業実施地域の内訳も含めて)
②各地域のまちづくり協議会 開催状況 (地域代表全委員数に占める出席委員数の状況も含め)(日程では、平成22年度開催予定があれば合わせて記載)
③道路・公園等における重症事故発生状況 事故内容の概要も含め(平成21年度分と平成22年度の現在まで)
④平成22年度の各地域のまちづくり協議会構成員名簿(委員名と所属)
⑤市街地再開発事業助成の推移(過去10年間の推移)
⑥平成22年度市街地再開発事業助成費用の出処
⑦都市再生土地区画整理事業の推移(過去10年間の推移)(助成費用の出処も記載して)
⑧「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会」開催日と議題、出席者数
⑨平成22年度再開発事業等の取組状況

【教育費関係】
①区内小中学校 各校における学校保健会開催の概要一覧(開催日時、講師、テーマなど)
(平成22年度実施分、わかる範囲で予定も)
②区内小中学校における重症事故発生状況 事故内容の概要も含め
(平成21年度分と平成22年度の現在まで)
③区内小中学校 各校における学校評議員会 開催状況(平成21年度分と平成22年度の現在まで)
④区内小中学校における児童数・学級数の予測
(平成30年度まで)
⑤区内幼稚園、小中学校の教室数(学校別に記載)
⑥小学校改築準備協議会(明石小、中央小、明正小)の構成
⑦小学校改築準備協議会の開催日程(予定も含め)及び議題、出席者数
⑧小学校改築に関連した地元やPTA関係者への説明会開催日程と議題、出席者数
⑨文化財保護審議会の開催日程と審議内容
⑩「PTA連合会 教育委員会との懇談会」 会議要旨
⑪区内各幼稚園の「教育目標」「特色ある園づくりのための基本方針」一覧
                                                             以上 
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入試ネット流出と学問の府たる大学の姿勢について

2011-03-02 10:09:37 | 教育
 入試におけるネットを用いたカンニング行為について、各紙社説が書かれていました。

 不正入学は、断じて防がねばなりません。
 
 
 私の周りのひとやツイッター上では、大学の自治のあり方に関連して語るひとが多くいらっしゃいました。
 「日本国憲法第23条 学問の自由は、これを保障する。」とあるところです。
 その論点が、各紙社説にあるかと思い確認のため、各紙の社説を見てみます。
 下線は、メモのため私が引きました。

 この観点からも、私自身も今回の事件をフォローしていきたいと思います。
 

****朝日新聞社説*****
入試問題投稿―ネット時代の不正防止は

 いつの世にも、試験にカンニングはつきものだ。とはいえ、今回発覚した不正行為には驚かされる。やはりというか。ついにというべきか……。

 京都大で入学試験の最中に、数学と英語の問題の一部が携帯電話からインターネット上のサイト「ヤフー知恵袋」に投稿された。試験終了までに第三者から回答も寄せられていた。

 早稲田大や立教大、同志社大の入試でも、同じように問題と回答が投稿されていた。文部科学省は4大学に事実関係の報告を求めた。

 京都大は「入学試験の根幹を揺るがす犯罪行為」と憤り、「不正行為者には厳正に対処したい」とする。当然だろう。受験生の怒りも大きい。

 まだ不明な点は多い。投稿は早いものでは試験開始から数分後だ。試験官の巡回する会場でどうやったら可能だったのか。外部に協力者はいるのか。試験に合格するためだったのか。ほかの意図があったのか。

 京都大は警察に被害を申告した。入学試験という業務を妨害されたとして、偽計業務妨害の疑いがあるとしている。4大学は真相と手口の解明を急がなくてはならない。それなくしては対策も立てられない。

 「知恵袋」を運営するヤフージャパンも協力すべきである。

 12日に入試の後期日程を控える国立大学の間には、どんな対策をとればいいのか戸惑いが広がっている。

 とりあえず試験監督のあり方を早急に点検し、見直さなければならない。

 受験生が試験会場に持ち込む携帯をどうするかが今後の課題だ。

 扱いは現在、大学によって異なる。京都大では電源を切り、かばんの中にしまうよう指示していた。電源を切ってかばんに入れ、それを試験会場の隅の「携行品置き場」に置かせている大学もある。

 今回のような不正を完全に防ぐには、携帯など電子機器の持ち込みそのものを禁じることだ。高木義明文部科学相も「持ち込む是非も含めて考えていかないと」と話した。

 しかし、厳密に実施するには受験生の持ち物検査だけでなく、ボディーチェックや金属探知機の設置も求められる。予算も人手もかかる。社会全体で議論する必要がある。

 ネット社会が発達したいま、何か分からないことがあれば、自分で苦労して調べなくても、投稿サイトに質問を投げておけば、だれかが教えてくれる。回答は正解のこともあれば、間違っていることもある。それでも、他人の回答に「ただ乗り」してしまう。

 そんな風潮が今回の不正の背景にあるのではないか。

 広がる電子情報空間と知的な営みとの関係はどうあるべきか。そんなことも考えさせられるできごとである。


*****毎日新聞社説****

社説:入試ネット漏えい 試験場から携帯排除を

 京都大など複数の大学の入学試験問題の一部が、試験時間中にインターネットの質問掲示板に投稿され、その「解答」が寄せられた。大学界は大きな衝撃を受けている。

 被害届を受けて警察が偽計業務妨害容疑で捜査する。だが事件は巧妙悪質な不正という域にとどまらず、日進月歩のネット社会に生きる私たちに底知れぬ不安も感じさせる。

 この投稿者が自分か他人の不正得点を企図したのか、世間を困惑させることを狙った「愉快犯」なのかなど、動機は判然としない。また手口についてもさまざまに推測されている。例えば、問題を複写か撮影して送信した可能性などである。複数の人物がかかわったとの見方もある。

 いずれにせよ、前例のないパターンの不正で入試の厳正・公正性に疑いを生じさせたのは事実だ。早急に経緯を解明して対策を講じなければならない。今回発覚したものだけではなく、同様の不正がもっと広く行われている可能性もある。放っておいては、入試以外の各種の試験などにも影を落としかねない。

 今回、掲示板を運営しているヤフーが捜査に全面協力するのは当然だろう。一方、大学当局も未然に防ぎ得なかった不正なのか、巡回や目視による会場での試験監督の実態も含め、徹底検証する必要がある。

 2004年、韓国の大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)で携帯電話を悪用した大量不正が発覚した。以降、入試では一切携帯電話を会場に持ち込ませず、金属反応検査もできるようにしている。

 日本では携帯電話は電源を切って身から離し、かばんなどに入れさせておくのが一般的だ。せつないことだが、今回のような不正が出てくると、やはり携帯電話の持ち込みを禁じ、その違反に厳しく対処するしか懸念は払拭(ふっしょく)できない。あるいは、会場内で電波遮断装置による使用不能化も検討してはどうか。

 日本の入試制度は、問題点や課題も抱えながら、実施の公正さによって学力や努力を反映させることを旨として行われてきた。さまざまな境遇にある若者に機会を与え、社会の人材多様化、活性化を図る意味もあった。不正はそれを揺るがすもので、過去においても問題漏えいや「裏口入学」は強く非難されてきた。

 大学教育のグローバル化が強調され、教育研究水準の国際的な信頼性確立が急務の時に、入試の公正性に疑念を持たれるのもマイナスだ。

 また90年代以降、学校教育で、多様化する情報を正しく理解し使える「情報リテラシー」育成の重要性がうたわれている。その中でも、不正利用は犯罪行為であることを改めて教えたい。


*****読売新聞社説****

入試ネット不正 徹底解明と「携帯」対策を急げ(2月28日付・読売社説)

 公正であるべき大学入試制度の根幹を揺るがす悪質な行為だ。

 京都大学の入試問題の一部が、試験時間中にインターネット上に流出した。正解を求める書き込みとともに掲示板に投稿され、それに対する答えも寄せられた。

 受験生が携帯電話を使って不正に投稿した疑いが浮上している。同様の書き込みは早稲田、立教、同志社大の入試でも確認された。各大学は事実関係を徹底的に調査しなければならない。

 京大の入試では、文系学部の数学の問題7問すべてと英語の問題2問が投稿された。このうち数学の5問、英語の1問については試験時間内に答えや解き方が書き込まれていた。

 問題を投稿した人物は、いずれも同じハンドルネームを使用していた。ただ、あらかじめパスワードなどを共有していれば、異なる携帯電話からでも同じネームでの投稿が可能だという。

 監視員もいる試験会場から、誰がどのような方法で問題を投稿したのか。単独なのか、協力者がいたのか。問題の漏えいは大学の入試業務を妨害するものであり、刑法の偽計業務妨害罪などにあたる可能性が高い。

 京大は警察に被害届を出す方針で、今後は捜査による解明も進められる。

 韓国では、2004年の大学入試で、携帯電話を悪用した組織的なカンニングが発覚し、受験生らが偽計公務執行妨害で摘発された例がある。

 受験生にとって入試は、積み重ねてきた努力の成果を試す真剣勝負の場だ。一部の人間の不正行為が、他の受験生の合否に影響を与えるようなら到底納得できないだろう。何より試験の有効性が疑われる事態になりかねない。

 再発を防止するには、受験生の所持品の検査や監視員の増員など、試験会場でのチェックを強化するしかあるまい。

 試験会場での携帯電話の取り扱いについては、各大学で対応が異なっている。文部科学省は早急に現状を調査した上で、全国の大学に注意を促す必要がある。

 インターネットの普及で、様々な情報を容易に入手したり、発信したりできる時代である。

 掲示板に質問を投稿すれば「誰か」が答えてくれる。便利さの反面、使い方によっては不正行為の“道具”にもなってしまう。

 小中高の学校現場には、子どもたちに情報モラルに関する教育を徹底することも求められよう。

(2011年2月28日01時05分 読売新聞)

*****東京新聞社説****
入試ネット流出 解明なくして公正なし
2011年3月1日

 こんな行為を見過ごして、勉学を重ねてきた受験生を泣かせてはならない。京都大などの入試時間中に試験問題がネット上の質問サイトに投稿され、「解答」を求めていた。解明と対策を急がねば。

 大学入試での大学と受験生との一番大きな約束は、公正かつ公平ということである。

 実際にあった話だそうだが、例えば、試験会場の監督官が受験番号と名前を書き忘れている受験生がいるのに気づく。そんな場合も、その受験生に直接注意はしないそうだ。特別な扱いになってしまうからだ。会場の受験生全員に、名前の書き忘れがないかもう一度点検してください、と注意を促すのだという。

 そういう公正、公平の厳しさを、ネットによる不正はやすやすとくぐり抜けたことになる。

 サイトへの回答者に絵文字付きでお礼を書き込む余裕もみせ、本当に合格を目指す受験生か、愉快犯かは疑わしい点もある。

 警察は偽計業務妨害の容疑で捜査を始めた。京大はたとえ合格しても、後で判明すれば取り消すという。

 お隣の韓国では、二〇〇四年に大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)で携帯電話メールで受験生に正解を教える大掛かりな不正が発覚し、三百人以上が無効になった。現在は携帯電話の持ち込みは厳禁で、金属探知機も使われる。

 日本では多くの大学で、試験官が電源を切って筆箱などと一緒にかばんの中に入れるよう注意している。持ち込まぬよう大学が預かるにも、保管方法や紛失時の責任などで難しいという。

 携帯電話がこれだけ普及し「起きるべくして起きた」と指摘する関係者もいる。ならば、大学はもっと「携帯」対策を考える必要もあるのではないか。

 大学関係者は「試験会場で携帯電話を使うのは極めて困難なはず」と話すが、回答者とは頻繁にメールをやりとりもしていた。判然としない点はまだ多い。ネットをめぐっては、尖閣諸島事件での海上保安庁のビデオ流出など予想外のことが頻発している。入試以外にも対策が必要な分野はあるだろう。

 入試だけで受験生の一生が決まるわけではないが、大きなステップの一つである。不正がまかり通るようなら、大人社会は信頼されない。速やかな事実解明と、それに続く厳正な処分だけが公正を守ることができる。

******日経新聞社説*****
ネットの悪用から入試守れ
2011/3/1付

 入学試験への信頼を根本から揺るがす事態である。京都大や早稲田大などの入試問題が、試験時間中にインターネットの質問サイト「ヤフー知恵袋」に投稿された出来事だ。

 同一の人物やグループの仕業とみられ、いずれも携帯電話を使っていた。質問に対しては、第三者らしき人たちから短時間のうちに回答が寄せられていたという。瞬時に情報の共有ができるネットの特性を悪用した、極めて卑劣な行為だ。

 サイト上の回答を実際に答案として書いたかどうかにかかわらず、公正な入試の遂行を妨げたとすれば刑法の偽計業務妨害罪にあたる。警察当局は投稿者を特定し、全容解明を急いでもらいたい。各大学や、ヤフー側の捜査協力も欠かせない。

 今回の事件には不可解な点が多い。投稿のなかには、試験開始から5~8分後にサイトに掲載されたものもあった。試験官が目を光らせる教室内で、数式なども含む複雑な設問をわずか数分間で携帯電話に打ち込んで送信したのだろうか。

 試験問題をいったん写真に撮って外部の仲間に送り、その人物が投稿したとの見方もある。サイトに寄せられた回答も、仲間を介して受験者に送信されたのかもしれない。

 いずれにせよ、ネット事情に精通し、携帯の操作に習熟していなければできない行為だ。新手のカンニングというだけでなく、試験時間中に回答者にわざわざ「お礼」を送信するなど、入試の抜け穴をあざ笑う「愉快犯」的な面もうかがえる。

 韓国では2004年に携帯メールを使った組織的なカンニングが摘発され、それ以来、入試会場への携帯持ち込みは禁止になった。日本の場合も多くの大学で電源を切ってカバンにしまわせてはいるが、今後はより厳しい対応が必要だろう。

 こうした不正が果たして今回初めてのことなのか、という疑問もわく。携帯やネットを悪用した行為がどこででも起きうるという前提に立って、対策を立てざるを得まい。

 一部の不心得者のために、所持品検査をしたり試験官を増やしたりしなければならないとすれば残念だ。しかし選抜制度への信頼は、ひとえに公正さにかかっている。受験生を入試不信に陥らせてはならない。

*****産経新聞 社説****

入試ネット投稿 悪質サイバー犯罪許すな
2011.3.1 03:05
 前例のない大学入試の不正が発覚した。京都大などの入試問題が試験時間中にインターネット上に投稿され、第三者から回答をもらうという手口だ。受験生などが携帯電話などを使って問題を流した疑いがある。

 「公正な入試を妨げる犯罪」として大学が被害を届け出て、業務妨害などの疑いで警察が捜査を始めた。インターネットの即時性と利便性を利用した悪質なサイバー犯罪といえる。再発防止のためにも徹底捜査と解明を求めたい。

 不正は早稲田大、立教大、同志社大でも起き、その他の大学も人ごとではない。韓国では組織的なカンニング事件を機に携帯電話を持ち込み禁止にした。日本でも電源を切った上で机上に置かせ、不正があれば採点しないなどの措置を周知させている例もある。

 高木義明文部科学相は「携帯電話を持ち込む是非も含めて考えないと」としている。各大学は携帯電話持ち込み禁止を含め早急な対策をとってほしい。

 入試問題が投稿されたのは人生相談などの質問を送り、回答を募ることができるネット検索大手「ヤフー」の質問サイトだ。

 京大の場合、2月25、26日に行われた文系学部の数学の全6問と英語の一部が投稿され、試験時間内にほとんどの問題の回答があった。試験開始わずか7分で投稿された問題もある。試験監督者は不審な動きが分からなかったのか。手口や目的など疑問点が多い。

 入試をめぐる不正は、発覚すれば合格が取り消され、厳しい処分が取られるのが通例だ。にもかかわらず今回は、多くの人が閲覧できるネットに「途中計算もよろしく」などと投稿し、回答に顔文字付きでお礼を書くなど、どこかゲーム感覚で不正を行っている。

 多くの受験生が将来の夢をかなえようと必死に勉強している。入試が人生を左右することもある。社会的にも影響の大きい入試に対する不正行為を摘発しなければ、同種の犯罪が起きかねない。「ヤフー」側が、捜査機関の求めに応じ投稿に関するデータ提供などで協力するのは当然である。

 情報機器の発達に伴い、想定外の事態が起きている。ルールやモラルの徹底はもちろん、迅速な対応で入試の信頼が曇ることを防がねばならない。多くの大学でまだ入試作業が続いている。真剣に対応することが必要だ。

********以上******
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中央区を変えなくてはならない理由:住民の皆様と合意形成を得る姿勢

2011-03-02 01:15:52 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 3/1 午後19時~「月島三丁目児童遊園のスーパー堤防化計画」の地元住民説明会が、開催された。
 主催者より、会開催のご案内をいただいたため、参加。
 
 参加されていたのは、他に二人の議員(議員関係者も含め)。(主催者によると全議員に案内を送付し、16人の議員から出席の可否についての返事があったとのこと。)

 土木部長以下4名の職員が、中央区側から出席。

 2時間程度の説明会であったが、感じたことは、「住民との合意形成を得る姿勢」について。

 この問題は、5年前の平成18年1月17日から区が住民と協議していた案件。


 本日の説明会では、「月島三丁目児童遊園のスーパー堤防化計画は、計画ありきで変更しない姿勢」で中央区は説明に当たられていた。
 土木部長自ら、「計画ありきで説明すること」を明言。

 住民側としては、「なぜ、月島三丁目児童遊園のスーパー堤防化が必要なのか」納得のいく説明を求めたが、区側の論理で説明はするものの、住民側にとって、納得のいく説明はなされなかった。
 
 住民側は、建設中の建物の前側についてのスーパー堤防化工事は、了承しているところ。
 住民側の皆様がお持ちの疑問は、

*児童遊園の有効な敷地(公開空地をのぞく)は、現況524㎡→336㎡に減少し、児童遊園機能としては低下すること

*児童遊園がスーパー堤防化することで、緑道へのアプローチが難しくなり、車いす等不便を感じるひとがでること

*児童遊園側ではなく、北側を堤防化し同じようなスーパー堤防をつくるという代案が検討されないこと

*防災性の向上を謳う一方で、本計画について中央区の防災計画や、東京都の防災計画での位置づけがなされていないこと

*児童遊園内にあったジャングルジムが、危険だからということで、突然撤去された経緯

*現状のカミソリ堤防の耐震性と、スーパー堤防の耐震性との強度の違い

 など。


 本来、平成18年から時間をかけて、月島三丁目児童遊園のありかたの地元協議をすべきことであったと思う。
 今後、この問題で、住民の皆様と区が合意形成を得ていくには、

1)住民の皆様のご提案の代案も検討の上、あらためて、住民の皆様と意見交換をもつこと

2)今後のタイムテープルをあきらかにすること

3)中央区防災計画にもきちんと謳うこと

4)敷地の有効面積の拡大と遊具の充実を図ること

5)緑道利用の現況調査を早急に行うこと

6)区側の「計画ありきの姿勢」は、やめること。

 などきちんと行っていかねばならないと思う。

 住民の皆様の貴重なご意見をお伺いでき、たいへん有意義な会でした。
 皆様遅くまでお疲れさまでございました。
 貴重な会のご案内をいただきまして、誠にありがとうございました。
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