以下、講演会が開催されます。 参加無料。誰でも可。
葛飾区の小児科医師 松永貞一先生らのいつもの企画。
予防接種は、子どもの健康を守る大事な柱。
世界標準になるように、小児科医も努力をしていかねばならないと思っています。
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第53回 感染・免疫懇話会 講演会
消えゆくOPVへの鎮魂と
これからの予防接種制度の方向性
(予防接種部会第二次提言)について
川崎市衛生研究所長
厚労省不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会座長
WHO西太平洋地域地域ポリオ根絶監視委員会・副座長
岡部信彦 先生
平成24年7月27日 金曜 午後8時~
会場 葛飾区医師会館 3階 講堂
東京都葛飾区立石5-15-12 電話 3691-8536
昨年4月、本懇話会では「予防接種のリスクとベネフィット」として、ポリ
オという病気とポリオワクチンについて紹介させていただいているが、 その後
IPV導入の方向性が固まり、この9月からIPVが登場することになった。11月頃に
はDPT+IPV4種混合ワクチンが導入される計画に なっており、OPVはその役割を終
え表舞台から去ることになるが、OPVは日本の子供たちを守ってきた素晴らしい
ワクチンであることは、記憶にと どめておきたい。しかしそのすばらしい成果
は、VAPPを発生した人々の犠牲の上に守られてきた、ということも忘れてはいけ
ない。今回は、昨年4 月と一部内容が重複するが、OPVがポリオの根絶に果たし
た役割、今後のポリオの行方とIPVの実際などについてご紹介する予定である。
また、こ れらのワクチンに関する諸問題は、2012年12月に発足した厚生労働省
厚生科学審議会予防接種部会で議論が行なわれ、部会は2012年5月厚生 大臣に対
して第二次提言を提出した。そこには、予防接種対象疾患の追加、費用の負担、
予防接種の評価・検討会の組織、副反応制度、感染症サーベイ ランス などに
ついて述べられており、予防接種法改正の機運に結びついている。ワクチン
ギャップといわれる現状は、少なくとも数的には改善されつ つあるが、急速に
導入されただけに、戸惑いや混乱、不安もまたみられている。これからのわが国
の予防接種制度はどのような方向になるかなどについ て、予防接種部会二次提
言の内容についてもご紹介する予定である。
(カリキュラムコード2、11、15、27、73)
感染・免疫 懇話集談会/葛飾区医師会
【以下に予防接種制度の見直しについて(第二次提言)】のpdfが入ったHP
を掲げる。
(案)となっているが、事実上、(正)と同じと考えられる。
予防接種制度の見直しについて(第二次提言)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002b5l0-att/2r9852000002b5ny.pdf