「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

検察官が、公判前に被告人と弁護人との接見時やりとりを記録したノートを押収??

2013-05-10 11:27:33 | シチズンシップ教育
 児童虐待関連と思って、目に止めた記事です。

 児童虐待の点は、小児科医師としてその不幸な事件が起きないように対処していくべきことです。

 さて、記事では、

 母親側弁護士とのやりとりの資料を、公判前に母親を訴える側検察が入手することは、公正公平な裁判にはならないのではないかと気にかかります。

 保護責任者遺棄致死傷罪の裁判のとき、記事記載の記録ノートの押収のことは、問題になったのだろうか。


 子どもは、事件の真相を話すことができません。亡くなってしまってはなおさらです。
 証拠を集めるために、検察官が無理をされたのかもしれません。
 いずれにしろ、このような不幸な虐待事件を起きないようにしていくことが、私達小児科医の重要な役割と思っています。


****東京新聞(2013/05/10)****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130510/CK2013051002000147.html

【千葉】


柏の男児餓死 「接見妨害」で国賠提訴


2013年5月10日

 柏市で二〇一一年、男児が虐待を受け餓死した事件をめぐり、千葉地検の検察官が公判前に被告だった母親(29)=服役中=に弁護士とのやりとりを記録したノートなどを提出させたのは刑事訴訟法に違反する接見妨害だったとして、公判の代理人だった弁護士らが九日、国に三百三十万円の損害賠償を求め、千葉地裁に提訴した。


 訴状によると、男性検察官は一二年五月の取り調べ中、「裁判に必要になる」などとして、母親に持っている書類一切を提出するよう求めた。母親は応じ、検事は弁護人接見時の内容が書かれたノートや共犯の父親(40)=控訴棄却確定=からの手紙など約五十点をコピーして返却していた。


 弁護士らは「提出した書類の秘密が守られるべきだった」と主張している。


 事件で母親は、当時二歳十カ月の長男に食事を与えず餓死させたなどとして、保護責任者遺棄致死傷罪で一二年五月、千葉地裁で懲役七年の実刑判決を受けた。地検の東弘次席検事は「提訴を把握しておらずコメントできない」とした。
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裁判員裁判に関わられたかたのストレス障害。裁判員制度に臨床心理士がどのようにかかわるか。

2013-05-10 09:16:01 | 医療

 以下、ブログ記事http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/c88ba9a919186fb0275b81e217588f8fに対して、コメントいただきました。

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Unknown (〇〇〇〇)

2013-05-10 02:11:52

中央区新川に住む 臨床心理士 〇〇〇〇と申します。臨床心理士として長く働きながらも、裁判員制度に臨床心理士がどのようにかかわっているかが、実はよく見えておりません。
そもそも電話相談で対応できるのか、5回までが無料というシステムも理解できない思いです。
EAPの会社がうけおっているようですが、EAPのノウハウでいいのだろうか。ぴんときません。

子育て支援にも関わっておりますし、地域支援に関心がありますので、なにかの機会 交流会のような機会がありましたら、お声をかけてください。


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 なにか情報をということですが、ちょうど、裁判員裁判に関するイベントが開催されますのでご紹介致します。
 5月18日土に開催です。

 ブログ記事の新聞記事で元裁判員のストレス障害についてコメントをされていた大城聡弁護士も中心的なメンバーとして関わっておられます。

 記事での大城先生のコメント
⇒市民団体「裁判員ネット」代表の大城聡弁護士は「カウンセリングの回数制限をなくすなどのケア拡充に加え、審理中も各高裁に臨床心理士を常駐させるなどの環境を整える必要がある」としている。


 うまく繋がればよいと思います。


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http://blog.goo.ne.jp/oshiro-satoru/e/d7256e8ebd5fa29bc72c95cb0d30f113?fm=rss

第8回裁判員制度フォーラム「傍聴のすすめ~新しい法教育をめざして」

5月18日(土)13:00~@日比谷図書文化館(東京都千代田区)



裁判員ネットでは裁判員裁判を傍聴し、市民の視点から検証する「裁判員制度市民モニター」を全国初の裁判員裁判から継続して参りました。自分も選ばれるかもしれない裁判員裁判について現場の情報を交えつつ、私たちの制度への向き合い方を一緒に考えてみませんか?

裁判員制度ではほぼ全ての市民が裁判員に選ばれ、誰もが人を裁く役割を担う可能性があります。一般社団法人裁判員ネットでは制度開始当初から裁判員裁判の傍聴を行い、私たち市民の視点から裁判員制度を検証する取り組みを行ってきました。このフォーラムでは、私たち市民の視点から、現場で得られた情報や今まで見えてこなかった問題を会場の皆さんにお伝えし、制度のあり方や私たち市民の制度への向き合い方を一緒に考える機会にしたいと思います。どうぞお気軽にお越し下さい。

■裁判員制度市民モニターとは

裁判員裁判の法廷では、傍聴する市民も裁判員とほぼ同じ情報を得ることができます。『裁判員制度市民モニター』とは、裁判員ネットが実施している活動で、裁判員裁判をモニタリングする(傍聴してアンケートに答える)ことによって、市民の声を集積し、裁判員制度の検証や改善に活かすとともに、市民の司法への理解向上をめざします。これまでのモニタリング件数は約470件になります。今回のイベントではその集まった声も公表します。(「裁判員制度市民モニター」の詳細は、こちらをご覧ください。 )

■第8回裁判員制度フォーラム「傍聴のすすめ~新しい法教育をめざして」開催要項

【日時】
2013年5月18日(土)13:00~16:15(開場12:30)

【会場】
日比谷図書文化館/地下1階・コンベンションホール
(日比谷公園内・旧都立日比谷図書館)

【アクセス】
東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」C1・B2出口より徒歩約5分
都営地下鉄三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩3分
※アクセスは以下のURLを参照してください。

http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

【主なプログラム】
第1部 レポートセッション―裁判員ネットの取り組みから
裁判員裁判の現場から市民が集めたデータをもとに制度の現状を報告します。また裁判員ネットが学校や自治体と連携・実践している法教育の取り組みについても報告します。

第2部 トークセッション―傍聴のすすめ
◇大城聡(裁判員ネット代表・弁護士)◇坂上暢幸(裁判員ネット理事)
市民の司法への理解(司法リテラシー)向上という観点から、裁判員になるかもしれない私たちはどのような準備をすればよいのかを、皆さんと一緒に考えます。

【その他】
・事前申し込みは不要です。(定員200人)
・資料代:500円

■お問い合わせ

一般社団法人 裁判員ネット事務局
・メールアドレス:info@saibanin.net
・FAX:03-3255-8876
・東京都千代田区神田須田町1-3NAビル4F東京千代田法律事務所内

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