小坂和輝@kosakakazuki 同感。政治家なら誤解を解くべき。@G_D_Greenberg 麻生発言をツイート。各方面から「文脈は真意は異なる」との指摘受けた。ただ、だとしたら、海外から異議が唱えられても、しっかりと反論するべきだろう。「真意は違うが誤解を与えるなら撤回する」は卑怯だし、国際外交には通用しない。
田原総一朗 @namatahara
麻生さんの失言が大問題になっている。麻生さんは「私の真意と異なり誤解を招いた事は遺憾」だと釈明している。しかし、ワイマール憲法を潰したヒトラーについて「あの手口に学んだらどうかね」と言う言い方に、釈明などあり得ない。欧米なら大臣を辞めるだけでなく、議員辞職ものである。
東京新聞政治部 @tokyoseijibu
麻生太郎財務相の「ナチに学べ」発言は、例えが不適切だったというのに加え、改憲は「こっそり」やった方がいいとも取れる部分が不適切との指摘が多いようです。やはり憲法問題は、国民全体で深く、じっくり議論をしていく必要があるということでしょう。
麻生氏の発言は、「文脈と真意は異なる」と分析する方もおられるようですが、実際の発言を聞き直しました。
*****麻生氏発言*****
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。(会場拍手)いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。(会場笑い、拍手)
わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
***************
⇒報道ステーション2013/07/31
http://www.dailymotion.com/video/x12kcx8_8-1-%E5%A0%B1%E3%82%B9%E3%83%86-%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%83%81%E3%82%B9%E7%99%BA%E8%A8%80-%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E3%81%A7%E5%85%A8%E6%96%87%E6%A4%9C%E8%A8%BC_news#.Ufrs1_7Jdh8.twitter
麻生氏の発言の問題部分を実際に聞きました。
撤回文において、麻生氏は、「私がナチスおよびワイマール憲法にかかる経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体から明らかである。」と述べられていますが、麻生氏は、ナチスおよびワイマール憲法にかかる経緯について、「肯定的」にとらえて発言されています。
麻生氏がその発言しようとした真意:ナチスの手口を学ぶ
麻生氏の実際の発言:ナチスの手口を学ぶ
に間違いないと思います。
麻生氏は、「ナチスの手口を学ぶ」ことを真意として持ちながら、「ナチスの手口を学ぶ」ことを言おうと頭の中で考え、「ナチスの手口を学ぶ」と実際に発言され、会場の聴衆も違和感なくその発言を受け入れている。
一連の過程に思い違い、錯誤はなく、確かに、「ナチスの手口を学ぶ」ことを「肯定的」にとらえ、発言されている心証を私は持ちました。
麻生氏は、実際に間違いなく真意を持って公の場で、「ナチスの手口を学ぶ」ことを「肯定的」にとらえるご発言されたわけですから、けむに巻くように発言を撤回するのではなく(撤回文にあるような周囲の誤解が問題ではない。)、きちんと説明や謝罪(それで許されない場合は進退にけじめをつける)をすべきであると考えます。
問題となった発言詳細
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/dd04f13ae263edaff5dd8e771bc0e471
*****朝日新聞(2013/08/01)******
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html
麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細
麻生太郎副総理が29日、東京都内でのシンポジウムでナチス政権を引き合いにした発言は次の通り。
僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。
そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。
私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。
この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。
しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。
そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。
ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。
靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。
何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。
僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。
わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
*************************
****時事ドットコム(2013/08/01)******
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013080100794
麻生氏のコメント全文
麻生太郎副総理兼財務相が1日発表したコメント全文は次の通り。
7月29日の国家基本問題研究所月例研究会における私のナチス政権に関する発言が、私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾である。
私は、憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要であると考えている。この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒(けんそう)にまぎれて十分な国民的理解および議論のないまま進んでしまったあしき例として、ナチス政権下のワイマール憲法にかかる経緯を挙げたところである。私がナチスおよびワイマール憲法にかかる経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体から明らかである。ただし、この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示として挙げたことは撤回したい。(2013/08/01-18:04)
************************