自民党改憲草案を、一日一条、その問題点を指摘している途中です。
以下、とてもわかりやすい編集を見つけました。
自民党改憲草案は、一文一語、一言一句きちんと目を凝らして追わなければ、とても大事な文言が、化けていたり、落とされていたりします。
<文言が落ちている例>
(日本国憲法) (自民党改憲草案)
「天皇は憲法の定める国事に関する行為のみ行う」⇒「天皇は憲法の定める国事に関する行為を行う」
「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」⇒「婚姻は両性の合意に基づいて成立」
「拷問は、絶対にこれを禁ずる」⇒ 「拷問は、禁止する」
<文言が化けている例>
(日本国憲法) (自民党改憲草案)
象徴天皇 ⇒ 元首天皇
公共の福祉 ⇒ 公益及び公の秩序
改正発議要件
3分の2 ⇒ 過半数
戦争の放棄 ⇒ 安全保障
そのような見落としがないような手助けとなるテクストです。
推薦します。
http://editorium.jp/blog/wp-content/uploads/2013/08/kenpo_jimin-souan.pdf
******以下、編集されたかたのご紹介文******
http://editorium.jp/blog/2013/08/04/kenpo_jimin-souan/
Wordの履歴機能で、自民党が変えた憲法を見てみる
現行憲法と自民党の憲法草案の違いは、自民党自身の草案PDFでも対照して表示されていて明確ではあるのですが、現行憲法のテキストと草案のテキストを並べて見比べないと、何を削って何を加えたのかがわかりません。
そこで、MS Wordの「校閲」機能の編集履歴保存と表示を使って、ひとつのテキストで変更箇所がわかるようにしてみました。
自民党による憲法の「変更履歴」 (PDF 約450KB)
目視で比較しながら手入力していったので、間違いもあるかもしれません。もし間違いを見付けられましたら、PDFに記述したアドレスまでご連絡いただけるとありがたいです。
なおテキストが移動されている部分もいくつかあるのですが、移動部分の「削除」→「挿入」という形で表示されています。その点ご了承ください。