月島三丁目児童遊園整備では、議員時代に、かつて何度か、中央区に意見を届けさせていただきました。
その頃と、話が違っていないでしょうか。たまたま回覧板で目にして、驚いています。
内側の道路からのスロープでのアプローチが、当初できたのではないでしょうか?
子ども達の遊ぶ道具がもっとたくさんありませんでしたでしょうか?
子ども達の貴重な遊び場を犠牲にすることは、やめていただきたい。
イメージパースが一方向からのみで、きちんと確認できない部分がありますが、話が違っているように感じます。
かつての関連記載
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/bb7adffde93c0d0207430d64a5e4cb29
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/650448b2bd5751867f59e3a6057ef2fd
************かつての記載2011-01-13 14:58:43**********************
「月島3丁目児童遊園」スーパー堤防化工事問題を考える。H22.9月環境建設委員会質疑より
「月島3丁目児童遊園」スーパー堤防化工事問題があがってきています。
私も昨年の9月の環境建設委員会で取り上げさせていただきました。
ポイントとして
①スーパー堤防をつくることによる防災面の向上とバリアフリー化
②そのための費用対効果
③同時に改修される月島3丁目児童遊園の整備
④バリアフリーの実現には隣にできるマンションのエレベーターを利用することになる
⑤周辺マンションや町会、近隣住民との合意形成のあり方
⑥都のスーパー堤防計画と国のスーパー堤防計画
*****平成22年9月9日環境建設委員会議事録より****
○小坂委員
スーパー堤防と児童遊園について質問させていただきます。
まず、スーパー堤防ですけれども、この整備に関しては、区の方針はどのようなものがあるのでしょうか。中央区基本計画2008では、どのような記載になっているのか。実際のところ、例えば月島地域、今、月島地域はAP何メートルであり、これがどの程度の高波、APが何メートルの波というか、海面まで耐えられるかという現状を、とりあえず教えていただければと思います。
これがスーパー堤防に関してです。
児童遊園に関しましては、これも中央区児童遊園条例で、児童遊園というのは、児童に健全な遊び場を与え、その健康を増進し、情操をゆたかにすることを目的として、区が設置したというものでありますけれども、とても大切なものだと思います。特に、認証保育園もふえてきて、園庭がないからこそ、子供たちは児童遊園を園庭として、そこで遊んでいるということで、これは減らすわけにはいかないと考えているところでございます。
そういう中で、中央区のほうは何か児童遊園を廃止したりとか、そういう計画はどこかにあるのかどうか教えてください。
○石田公園緑地課長
スーパー堤防についてでございますけれども、私の記憶しているところで、基本計画2008の中でスーパー堤防を計画している部分については、中州公園と月島第三児童遊園のところを計画しているところでございます。
APにつきましては、特に港湾区域についてはAP6.3を計画高、APで確保しているところでございます。
続きまして、児童遊園については、改修の計画はございますけれども、児童遊園を廃止するというような計画は、現在中央区ではございません。
○宮本土木部長
スーパー堤防については、東京都の事業でございまして、私どもについては、その上部を修景的に公園にしたりしております。そういう関係で、中央区の基本計画の中にはスーパー堤防というところはありませんが、公園の整備の中で、箇所づけの中で現在実施しております中州とか、あるいは月島三丁目児童遊園という部分が箇所づけをされているかというふうに認識しております。
それから、護岸でございますけれども、昭和38年に東京都が高潮防御施設の整備、これは伊勢湾台風級の高潮に対応できるということで、AP5.1というふうな高さで、今、防潮堤をつくっております。 以上でございます。
○小坂委員
今、そうしたら、月島エリアはAPはどれぐらいで守られているのか、現状をお聞かせいただきたいのが1つです。
それと、今出てきました月島三丁目あたりの話、これは月島一丁目スーパー堤防上部修景及び月島三丁目児童遊園の改修というところで本年度の予算が296万2,000円計上していることかと思いますけれども、これに関して入っていきたいと思います。
まず、このスーパー堤防をつくるに当たっては、周辺地域の合意形成はどの程度なされているのか、そのことを教えてください。
2点目は、実際、スーパー堤防は国(都も含め)からということになれば、スーパー堤防をつくる部分においては区はお金を出さないと理解していいのか教えてください。
3点目は、ここに関連して、月島三丁目児童遊園は廃止せずに改修するという理解でいいのかどうか、改めて。
2つ目として、スーパー堤防のところに恐らく三丁目児童遊園をつくるということになってくると思うんですけれども、そうしたら段差ができちゃいますよね。その段差はバリアフリー対応がなされているのかどうか。
3つ目は、トイレをきちんと整備されるのかどうか。
4つ目は、地表面は全部コンクリートで覆ってしまうのかどうか。特に、月島三丁目児童遊園は土があるんです。中央区はなかなか土のないところでございまして、これが全部コンクリートとかになってしまうと大変残念かと思いますので、子供たちの本当に楽しみにしている遊び場ですので、このあたり、詳細に入りますけれども、教えてください。
○石田公園緑地課長
合意形成についてお答えします。
今、スーパー堤防を計画している隣接のマンションの方々に合意形成を得ようと思って話し合いを継続しているところでございます。
スーパー堤防は東京都の事業でありまして、東京都とも協議を進めながら、東京都の現在のところの計画では、来年度、スーパー堤防の被覆というか、土盛りの工事を進めるということで、現在、計画を進めているところでございます。
次に、月島三丁目がどのぐらいの高さで守られているかというところなんですけれども、先ほど言いましたけれども、計画では隅田川については6.3という計画高になっておりますけれども、現況が6.3で守られているかどうかはちょっとわからないところもありますので、その辺は調べさせていただきたいというふうに考えております。
また、バリアフリーについてなんですけれども、現在、エレベーターとスロープによってバリアフリー対応をして、区道側から隅田川テラスのほうに、隅田川テラスのほうから後ろの区道のほうにバリアフリーで移動できる計画で考えているところでございます。
続きまして、トイレなんですけれども、既存のトイレがあるので、現在の段階ではトイレを設置する方向で考えているところです。
被覆が、コンクリートに覆われてしまうのではないかということですけれども、中央区が最終的に上部の部分を土や木で覆うような形で上部修景していきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○宮本土木部長
すみません、若干補足させてください。
まず、スーパー堤防の合意の関係でございますけれども、中央区については日本で一番初めにスーパー堤防ができたと。箱崎でございますけれども、そういう状況でございまして、今、あの隅田川のスーパー堤防の整備率は東京都で28%という状況ですけれども、中央区は50%というふうに非常にスーパー堤防が進んでおりまして、良好な景観と、それから区民の方々皆さんに親しまれる水辺景観がスーパー堤防によってできてきていると考えております。そういう中で、隣接するマンションの方々からスーパー堤防に対して意見が出ておりまして、基本的に、私ども、区民の理解はされていると思っておりますが、今、隣接するマンションの方々には対応をさせていただいているところでございます。
それから、スーパー堤防においては、上部が公園になることが多うございます。例えば、石川島公園とか明石町河岸公園だとか、そういう上部、一番上の部分を公園にするというところにおいては、一番上の部分に芝生を張ったり、木を植えたり、施設を置いたり、照明をつけたりとか、そういったものの費用については区が予算化して実施するというふうな形になってございます。
以上でございます。
○小坂委員
月島がどれだけの高さで守られているのかがわからないので、それを知らずしてスーパー堤防を計画するというのは論理に合わないというか、そのあたりはどうなっているのかなと思うんですが、できましたら、中央区におけるスーパー堤防の計画で既存がどのように完成して、事業中のところはどれだけで、計画地区はどうであるかというふうな、スーパー堤防に関しての資料を提出いただければと考えます。
それが1点です。
2点目が、月島三丁目児童遊園のところを実際にスーパー堤防化するということで、図面が手元にないので、そのあたりの図面もこの委員会で資料請求させていただきたいと思っております。
エレベーターをつけるというのが1つ出てきましたけれども、公園のところにエレベーターがつくと。そういうふうなところであれば、そうしたら、その児童遊園につくエレベーターも区が管理していくということで理解してよいのかどうか教えていただきたいと思います。当然、区の管理のもと、行っていくべきだし、特に児童遊園というのは対象者がだれかというと、幼児や小学校低学年の児童に向けてつくられたものであり、これは児童福祉法第40条で規定された公園でございますので、そうなった場合にエレベーターでの事故というのもあり得ますので、エレベーターのほうもきちんと区が管理していくという考えでよいのかどうか教えていただきたいと思います。
お願いします。
○宮本土木部長
今おっしゃいました隅田川の護岸の高さでございますけれども、先ほど私がお答えしましたように、伊勢湾台風級の高潮に対応できる事業ということでAP5.1でつくられております。
それから、お求めのあった資料につきましては、委員長、副委員長と相談して提出させていただきます。
それから、エレベーターについては、現在は公開空地の中に設置される予定でございまして、私どもは事業者の管理にゆだねていきたいと考えているところです。実際上、事故とか、そういうところも想定できないことはないかと思いますけれども、きちっとした管理協定を結んで、事業者が責任を持ってやっていただくような形で事業者と話をさせていただいております。
以上でございます。
○小坂委員
そうしたら、スロープで区道のほうから児童遊園まで上がれるようになっているのかどうか、そのあたりの構造はどういうふうになっているんでしょうか。そこは階段じゃないんですかね。そういうふうなことからすると、絶対にそこにバリアフリーで行くためにはエレベーターを使わなくてはならない。そうしたら、そのエレベーターは、実は他人様のものを使って行くということになりますので、ちょっとおかしなことかな、バリアフリーにはなっていないというふうに理解するんですけれども、どうでしょうか。
もう一つは、合意形成の部分では、近隣マンションと言いましたけれども、スーパー堤防にしてくると地域全体にかかわる問題になってきますので、町会なり、近隣マンションというのは隣のマンションだけを言っているのかもしれませんが、きちんと合意形成が得られているのか。話し合いはしているということですが、どれだけの合意形成を得て進めているのか、何かおわかりでしょうか。
○宮本土木部長
スロープでございますけれども、児童遊園部分に設けるのは階段になります。スーパー堤防として事業者の公開空地と一体的にやりますので、そこの中にエレベーターをつけるということでございまして、それは児童遊園利用者にもバリアフリー、隅田川にバリアフリーで行けるように、事業者が設置するものではございますけれども、きちんと児童遊園利用者も使える形で調整がされています。ですから、他人のものであっても、協定を結んで24時間児童遊園利用者も使えるというふうな形で事業者と話がついているものでございます。
それから、合意形成でございますけれども、当該マンションについては、平成18年のころからスーパー堤防に対して意見があるということで、ずっと私ども、お話を続けさせていただいております。もう10回以上お話をさせていただいていますけれども、なかなか理解が得られないところでございます。
一方で、大分前ではございますけれども、町会とか連合町会にはお話をして、スーパー堤防、児童遊園、いいんじゃないのということでお話をいただいておりますけれども、全体の合意という点においては、まずは隣接するマンション、当該マンションの方々とお話をさせていただいている状況ですので、まだ周辺の人を含めて話はしていませんけれども、当然ながらスーパー堤防に理解をしていただけるものというふうに考えております。
○小坂委員
町会にということですけれども、それは大分前の話なんですか。町会、連合町会。これは本当に大きな話になってきますので、スーパー堤防にするということになると、地域全体がかかわる問題ですので、そのあたりの説明というのは町会にきちんと入れていると理解してよいのかどうか教えてください。
○吉田副区長
スーパー堤防事業について誤解があるようですが、スーパー堤防事業は昭和60年以降、東京都を含めて護岸の規格を向上させることと、それから護岸とまち並みというものとを調和させるということでやっているわけです。ただし、このスーパー堤防事業につきましては、実は直立護岸の、現在の5.1という直立護岸の区域ですが、直立護岸の区域だと、すぐ後ろに民家があるというような状況の中で、スーパー堤防、いわゆる緩傾斜の堤防というものをつくることについては、河川区域の設定と河川保全区域の設定が必要ですから、大きな開発が行われる機会をとらえてスーパー堤防をつくるんだということで、昭和60年代からずっと営々とやってきている事業です。
合意形成ということに関して言うと、この件につきましては、スーパー堤防事業を隅田川全域の中でやっていくということについての合意というものは、昭和60年代以降、今日までの間に長期的に、中域的に、この辺は了解をされている事項でありまして、私はこの件については幅広くもう既に了解をされている、都内全域において。その部分において、個別に事業を行うところについて、事業のあり方についてどうだこうだという御意見があることは調整をしなきゃならないと思いますけれども、スーパー堤防事業そのものについては、これはもう既に合意を得ているものであるというふうに理解をしておりますし、それについて、私どももこれまで何度もこの事業については何年間かにわたっていろいろな予算等も御提供し、調整をしてまいりましたけれども、それらについてはずっと御賛同をいただいてきているところだというふうに思っているところでございます。
それと、もう一つ、先ほどのエレベーター等の件でございますが、先ほどもございましたように民間事業者の大きな開発事業があるたびに、河川区域を設定し、河川保全区域を設定していく形で、民間との協力なしにスーパー堤防事業はできませんので、そういう中で、開発事業者に一定の負担を持たせながら、基本的にこの護岸の整備を行っている関係上、これは人のものだからバリアフリーではないとかということではなくて、それこそパブリックとプライベートが連携をしながらやっている事業であるということで御理解をいただきたいと思います。
○小坂委員
スーパー堤防は税金の無駄遣いであるというふうなことで、コンクリートから人へという民主党の考え方もある中で、この事業自体の見直しが今、国全体で考えられているということでありますので、何か大きな合意があるというふうな考え方自体は見誤っているんじゃないかなと思います。
エレベーターに関しては、区も責任を持って管理していくべきものかと思いますけれども、ここに関しては民間に任せると。民間というのは、恐らくそれは管理組合で、まだ住んでいない人たちがつくった管理組合の責任にするとかいうふうな考え方になろうかと思いますが、その方々がどれだけ責任を持ってくれるかというふうなところでは、区も何らかの形で責任を持っていくことが必要かと思いますが、いかがですか。
○宮本土木部長
基本的に、民間だからとか、あるいはできていない管理組合が管理するから、そういうもので責任が果たせないんじゃないかというふうな理屈で言われると、非常に先がないというんですか、そういうふうに感じております。
私どもは、事業者に対して、しっかりと児童遊園利用者も使えるような形、それから事故のあった場合の損害賠償とか、そういうものも対応できるような体制をつくっていただいております。そういうふうな状況で民間事業者はいますけれども、区が管理する立場には当然なりませんけれども、区が管理を民間ができるようにしっかりと取り組めということであれば、例えばスーパー堤防の合意書の中で民間事業者に対して、将来にわたってしっかりと管理をすることというふうな協定あるいは確認書を結ぶことについては、やぶさかではありません。
○小坂委員
合意形成がきちんと周囲でとれているということの区側の根拠資料があれば、提出いただきたいと思います。
○宮本土木部長
先ほど言いましたように、合意形成を図る前に、数年前から、反対ということで今までずっと話し合いをしてきておりますので、先ほど言いましたように、ほかのところに合意形成をとっているというふうな事実はございませんので、その資料については出すことができないということでございます。
○小坂委員
終わります。