「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

注射でないインフルエンザワクチン(経鼻投与)フルミストの予防接種実施。

2021-09-27 19:50:23 | 小児医療

今年も、フルミストを、実施することにいたします。

現在、ご予約が埋まり、キャンセル待ちとなっています。

なお、入荷予定は、11月予定となっております。

御希望の方は、必要事項である①接種者名 ②年齢 ③携帯番号をご記入の上、

専用アドレス<genkids_flumist@yahoo.co.jp>へお送りください。

 

*************
 
〇 Flumist とは
 
鼻の中にスプレーするインフルエンザ生ワクチンです。
 
注射ではありません。すなわち、注射の痛みがゼロです。

米国では 10 年前から使用され安全性、効果も確立されてます。
日本ではまだ承認されていません。
 
今シーズンの Flumist は4つのインフルエンザウィルス株 (A 型2種、 B 型2種)に有効です。
 
特に小児において、注射のインフルエンザワクチンより有効です。
 
商品名: Flumist
 
製造元:MedImmune Inc.
会社ページ: https://www.flumistquadrivalent.com/
 
製造国:カナダ
 
〇接種について
 
注射ではなく、鼻の中にスプレーします。
 
接種対象者 2歳〜49歳の健康な小児と成人
 
接種費用  1 回  10,000円(税込)
 
接種回数  ほとんどの方は1回です。 8歳以下で毎年インフルエンザワクチンをしていない方は 2回(一か月間隔を開ける)。それ以外の方は、 1 回。
 
〇接種できない人(厳しめに設定しています。)
 
年齢制限: 2 歳未満あるいは 50 歳以上の方
 
喘息:喘息 , あるいは 5 歳未満で繰り返し喘鳴を認める方
 
妊婦:妊婦あるいは授乳中の母
 
慢性疾患:
心疾患、肺疾患・喘息、肝疾患、糖尿病、貧血、神経系疾患、免疫不全などの慢性疾患をお持ちの方
18未満で長期アスピリン内服中の方
 
職業上、生活上、免疫不全のかたに接するひと:
造血幹細胞移植など、重度の免疫不全の方と接触する方(医療従事者、家族)

既往やアレルギー:
重度の卵白、ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニンに対するアレルギーの方
インフルエンザワクチン接種後にギランバレー症候群になった方
 
〇主な副反応は
 
発熱、鼻汁、鼻閉、咽頭痛、倦怠感など感冒様症状が見られることがあります。
 
〇注意点
 
個人輸入ワクチンのため、 Flumist で重篤な障害を被った場合の国の補償(医薬品副作用被害者救済制度)を利用できない場合があります。
 
鼻水、鼻づまりがひどい状態の場合、その日の投与を見合わせる場合があります(接種効率が低下するため)。
 
以上

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする