「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

地域とのかかわりの中で

2007-11-24 01:20:01 | 教育
現場の産婦人科医の講演、
またデータとして「男女の生活と意識に関する調査」で
明らかになっていることとして、

初交に影響を与える因子の分析がある。
初交は、遅すぎる話はおいておいて、早いのは問題である。


初交が、早い、遅いに影響を与える因子の分析。

①中学生と親の話し合い
中学生と親がどれだけはなしをしたか、話さないほど、初交が、早くなる。

②人生に影響を与えたもの、ITか、人か
ITと答えた人は、初交が、早くなる。
逆に、近所の人と答えた人は、遅くなる。

③知っている人との挨拶
挨拶をする子は、遅くなる。

④祭りに参加
参加する子は、遅くなる。

考えられることは、家庭・地域がしっかりしていること、
コミュニケーションがしっかり取れていることが、
健全育成に大切なことが判る。
IT化は、注意しながら進める必要がある。
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自殺報道を、メディアは、如何にすべきか?

2007-11-24 00:29:12 | メディア・リテラシー
*ダメな報道
①自殺方法を細かく載せる
②自殺を美化する表現を用いる
③自殺の原因を単純化する
④自殺を一面に載せる
⑤見出しに自殺とでかでかと書く
⑥自殺者の写真を載せる
⑦自殺した子の実名報道
⑧遺書をそのまま写真でとって載せる
⑨自殺したこの座っていた机に、花瓶を置いた教室写真の掲載
⑩詳細に書く
⑪短期間に過剰に報道する


*あるべき報道
①合理的な解決策も提示する
②自殺未遂から立ち直ったケースを具体的に載せる
③精神症状の治療や、自殺予防対策があることを伝える
④遺書などそのまま載せずに、要約したものを活字化して載せる。


*WHO report 自殺報道ルール
もある。

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子どもの自殺に対応するために

2007-11-24 00:19:14 | 小児医療
 子どもの自殺は、全自殺者全体に占める割合こそ、少ないものの、予防できることを念頭に、総合的取組みが求められる。
 この度、小児科医のこころの勉強会で学んできた内容を、まとめ、今後の取り組みの参考にしたい。
 非常にデリケートな話題であるが、重要であるが故に、皆様と問題を共有する必要があり、公開致します。
 


*自殺の現状
①2006年
自殺者数 全体32155人
これは交通事故の5.1倍!
自殺者数:3万人以上
未遂者数:30万人以上
自殺により影響を受ける人:百数十万人

②中高年、高齢者に多い自殺

③では、未成年の自殺者数は、全体のナンパーセントか?
⇒2%(少ないと感じるかも知れない、だから、重大でないというのではない。)
 すなわち約600人/年
1998年に自殺者数が3万人を突破したあたりから、
平均508人から612人に2割増える。

④学校現場での自殺
2006年(平成18年) 小学校2 中学校41 高校128人

⑤世界比較では、
ロシア、カナダ、ハンガリーなど北国で多い。
(北国のメランコリック気質の影響か?)

*自殺の原因
決して、単独ではない。
「いじめがあったから自殺した」なんて短絡的にいえない。
(かつては「受験があったから自殺した」なんて短絡的にいえなかった。)
ストレス、精神的側面、生物学的側面、家族歴、遺伝、性格傾向など、多種の要因が複雑に絡み合っている。

*自殺の危険因子はある。
①自殺未遂をしたことがある。
②精神障害の既往(心の病気、うつ病、統合失調症など)
③サポート体制がない(孤立している)
④喪失体験(ものなり、人間関係が喪失)
⑤自殺の家族歴
⑥事故傾向性(自分の身の安全や、健康を守れない状況)
⑦被虐待経験(自尊心の低下をもたらしている、自分は生きる意味ないなど。)

*子どもが「死」という概念をいつ理解するか?
 「死」という概念をいつ理解するできるようになるのかということも一つ考察する必要がる。

*子どもの自殺予防にできることは?
(教師や、小児科医の役割は大きい。)
①理想的には、「自殺予防教育」
自分の存在理由を知る(ここに自分が存在しているのは、自分ひとりだけで存在しているのではない。
②せめて、「教師を対象に、自殺予防教室」
③最低でも、自殺が起きたときの「残された人へのケア」!
⇒残された人は、嵐のような感情を抱く
驚愕、茫然自失、離人感、記憶の加工、否認・歪曲、自責、抑うつ、不安、疑問、怒り、他罰、救済感、合理化、原因の追究、周囲からの非難、二次的トラウマ
二次的トラウマには、励ましが返って、傷に塩を塗る場合もある。

*子どもに伝える場合の課題
①言語による表現・理解の差が有る
②情報の不足と陰性感情
伝える大人が、きっちりした考え、態度をもってして、初めて伝わる。
③内的特性 衝動性と行動化 同調
衝動性と行動化:言葉では伝えられずに、衝動的にやってしまう。
同調:仲間がやることに同調してしまう。
④家族/友人との関係
友達同士で解決しようとする。


*いじめに強い子になるために小さい頃からのしつけ・教育
①弱いものいじめは、卑怯なことであると小さい頃から育てる
②皆で決めたルールに従うことを小さい頃から育てる
③自分の考えを主張できるように育てる
④相手の言うことを最後まで聞くことができるように育てる
⑤相手の立場や主張を尊重できるように育てる


*残された人々に起こりうる症状
①精神疾患
うつ病、
不安障害
急性ストレス障害
PTSD
アルコールや薬物の乱用
②身体疾患
持病の悪化、
胃潰瘍、
がん(免疫力低下による)
③群発自殺
有名人の自殺にともなう、若者、心の病気が関わる、自分も自殺を考えた人、さまざまな問題を抱えた人、周囲から十分なサポートのない人が、行いやすい。
例)1986年 アイドル岡田有希子18歳 飛び降り自殺 その過熱報道に引き続いた群発自殺

*学校で児童が自殺した場合の、対応の原則
①関係者の反応が把握できる人数で集まって説明
10人程度が理想。
40人学級なら、補助員をいれながら。
全校生徒を集め、集会形式での説明では、ひとりひとりの反応がわからないからダメ。
②自殺について、中立的な立場で伝える。
隠さない。なくなった人を褒め称えるのも×。自殺したことをおとしめるのも×。
③自然な感情を表現する機会を与える。
話したくない人までいう必要はない。
④起こりやすい感情をわかりやすく説明
⑤専門家との面接の機会も準備できることを伝える。
⑥積極的に取り組む

*親が自殺した場合の残された子どものケア
⇒今後の重要課題
(あしなが育英会の取り組みあり)


*行政の役割
CRT(crisis response team)
という専門家の紹介体制の整備

*学びたい人への参考文献
『自殺予防』高橋祥友 岩波書店2006
『自殺の危険』高橋祥友 金剛書店2006
『自殺で残された人たちのサポートガイド』明石書店2007

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歴史の講座!!

2007-11-23 02:58:44 | NPO・地域力
私は、歴史は、大切だと思っています。
大学受験は、「地理」でしたのですが、
もっと中学、高校時代、深く歴史を学ぶべきであったと、
後悔しています。そう、大学時代にも。
政治をする場合、歴史に学び、
国の方向性を考える必要が有ると思っています。

中国文学者 吉川幸次郎氏曰く、
「温とは、肉をとろ火でたきつめて、スープをつくること。歴史に習熟し、そこから煮つめたスープのような知恵を獲得する。その知恵で以って新シキを知ル」

そんな大人の学びなおしの時間が、
あすなろの木に登場!!
なぜか、食育と歴史学という異色の組み合わせの講座になっています。

今後、『政治学』の学びなおしの時間を作ることも、
考えています。


*****以下、お知らせ*****

すでに、受講希望者多数にて、
若干名の参加者募集ですので、参加ご希望の方は、お早めにお電話ください。

(℡03-5547-1191)



日時 11月30日1900~2100 

場所 あすなろの木(月島駅より徒歩7分)中央区月島3-30-4

参加費 500円(お茶菓子代)セミナー代(募金制話の内容次第でどうぞ)




①食について 

時間1910~1930

講師・岩本氏(フードアドバイザー)
今まで知らなかった食品表示・添加物について。また上手な添加物との付き合い方。おいしいお店の見つけ方などをお話します。


②「ルネサンスを通してみる近代とはなんだ?」
~世界史でつたえたいこと~

時間1930~2030 

講師・青山氏(現世界史塾講師)

※世界史って暗記、つらい。そんな科目だった人多いですよね?教える側も同じことを考えているかも。本当に伝えたいことを話せたらいいなと思っています。終わったあとテストはありません!復習もいらない!大人になった今、もう一度、気楽に世界史を聞いてみてください。そして世界史ってなにか感じていただければ幸いです。


※お茶菓子を食べながら交流を深めていただく。時間2030~2100までを実施する予定にしています。


****お知らせ、以上****
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今日、うれしかったこと “あすなろの木”にて

2007-11-22 20:56:23 | NPO・地域力
私のクリニックの隣りのビルの一階に、
みんなの子育て広場“あすなろの木”があります。

そこでは、いろいろな、遊びの企画や学びの場が開かれていますが、
その企画の一つ『ほっとサロン』、
お母さんが、お子さんと自由な時を過ごす場。
本日、なんと8組のお母さんとお子さんが、遊びに来られました。

丁度お昼時、みんなでわいわいと笑顔と笑い声の中、
楽しそうに御飯を食べられていたということです。



夕方の『小学生のための木の部屋』。11月開始の新企画!!
あすなろの木の空間を、小学生たちにも開放いたしました!!
こちらは、小学生の学ぶ自習空間、遊び空間、おやつ空間を
PM3:00~6:00。
本日、なんと、8人の小学生が、宿題や遊びをしに、
集まりました。


地域の人が、
親子連れも、小学生も、そして、
近所の高齢者の方も、
みんな集えるひとつの空間になればいいと、
思っています。

現代版“三丁目の夕日”が理想でしょうか。

あすなろの木の代表斎藤さんは、
小学生に囲まれて、
うれしい悲鳴だったようです。
小学生にとっては、ちょうどいい
近所のお兄さんだったのでしょう。

でも、多くの子ども達が、
これからも、どんどん集ってほしいな。

診療の合間があれば、私も遊びに行きたいと思っています。
子ども達の感性を忘れないでいたいから。
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子ども達に関わる全国のNPOを取りまとめるNPO(中間支援組織)

2007-11-22 09:43:24 | 子育て・子育ち
全国には、たくさんの子ども達に関わるNPOがあり、
様々な活動を展開している。

*子ども達への遊び場の提供、冒険広場
*放課後の子ども達の居場所
*赤ちゃんと親御さんが気軽に立ち寄る場、多世代交流
*演劇、芸術活動
*商店街の空きスペースの有効活用
*防犯、見守りパトロール
*病児保育、障がい児保育、共生ケア
*スポーツ活動
*食育
*環境教育、緑化活動
*読み聞かせ
*子育てボランテイア養成
などなど、

個々の活動は、うまくいっているところもあれば、
資金集めに難渋しているところ、
人財集めに難渋しているところ、
広報・動員に難渋しているところもある。

これら、全国の子育て関連のNPOを、
うまく取りまとめるNPO(中間支援組織)が、
存在すればよいと考える。

そのような中間支援組織があれば、

<情報関連>
①ノウハウの蓄積

②子育て関連NPO立ち上げの支援

③全国のNPOの活動の情報発信、ニュースレター創刊、ホームページ・情報プラットホームの整備

<資金面>
①資金面でのアドバイスや支援
中間支援組織が、企業からの資金援助、助成の窓口となり、とりまとめを行う。各企業自体、どのNPOに資金援助すべきかわからないことも多い。

②NPO保険の創設
NPO活動で保険に入っているが、その保険を運営・運用する。

③ファンドの創設
寄付をファンドを作って管理したり、来るべき税制改革で、「1%支援制度」のようなものが創設された場合の対応のノウハウを指導。

<人財、連携>
①各NPOの情報交換会、連携のための場作り
日本国内や各NPOや、世界のボランティア組織との連携をし、
活動の幅を広げる機会を与える。

②講師を派遣しあう
各NPOで得意分野があり、おのおののNPOが足りない知識を補うために、
別のNPOの専門家を派遣できるように、橋渡しをする。

③他団体との交渉・連携の橋渡し
医療関連、学術団体、学校・大学、保育関連、企業、商工会議所、青年会議所など、各種団体との交渉の橋渡しをする。

<政策提言>
①子ども・子育て支援関連の政策提言
各NPOの代表、主任が集まり、子育て環境整備のための政策づくりを行う。それを、議会や厚労省・文科省に提言していく。

②各自治体の協働推進会議の後押し

③子どもサミット開催
子育て支援のあり方に関する提言を行うサミットを開催し、
総合的な提言を世の中に発信していく。
国連の『子どもの権利条約』にそっているかの見直しもしていく。

<災害援助>
①災害時の現地ボランティア支援センターとの連携
災害時、ネットワークを活かし、現地ボランティア支援センターと連携し、
ニーズにあった、援助を行う。



これらのことが、「中間支援組織」があることで、
実現できるとよいと考える。


一番の課題は、
「運営母体となる組織の体制づくり」。
理事は、全国にちらばるNPOの代表がかねることになろう。
その理事が理事会のために、各地から集まることもそうたやすくない。
おのおの自分が抱えるNPOを持っており、時間的やりくりも大変であろう。

解決法①「ITによる解決は可能か」
メーリングリストを用いた計画案、協議事項の推考、
その後のインターネット回線を用いたテレビ会議による理事会が、
現実問題可能かどうか。

解決法②「事務局体制の強化とゆるいつながりで存在しあうか」
事務処理機能を強化し、NPO自体はゆるいつながりで、
つながっていく。その“ゆるいつながり”というところが、
NPOらしくて、居心地がいいのかもしれない。
硬直化しないためにも、いいのかもしれない。




NPOの得意分野は、
「雇用」「教育」「福祉」
まさに、今の日本を支える力として必要不可欠。
NPOが機能できる環境が整えば、
雇用が生まれるはず。
日本の教育が再生されるはず。
少子高齢化での福祉サービスの充実が図られるはず。

子ども関連NPOの中間支援組織。
是非、あってほしい。
一つ可能性があるのは、「日本子どもNPOセンター」

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皆様のご意見をお待ちいたします。

2007-11-21 15:09:24 | 政策・マニフェスト
新年度に向け、中央区も、様々な計画立案進行中です。

是非、皆様のご意見をいただくか、
区へ、パブリックコメントとして、
直接届けていただきたいと思います。

考えていただきたい材料は、
このブログでも、順次掲載して参ります。
情報として、今使える
基本的なたたき台は、
『中央区基本計画2005』です。
中央区のホームページで、見ることが可能です。
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kuseiunei/kihonkeikaku/kihonkeikaku2005/index.html
このたたき台とともに、
行政側が出してくる新たな計画案は、
12/13 1:30~の企画総務委員会で公開になります。

パブリックコメント募集は、
おそらく12/13以降と考えられます。
日程がはっきり致しましたら、
ここでも、送り先を含め掲載いたします。

今は、皆様のアイデアを是非、
膨らませておいてください!!
温めておいてください!!

こんな中央区であってほしい。
そんな夢、いっしょに描きませんか?

築地市場の現在地再整備実現に向けた、
プランも募集しています。
行動しないと中央区の宝・築地市場は、
本当に移ってしまいます。
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【日記】札幌の印象

2007-11-20 23:23:48 | Weblog
札幌、いろいろ印象に残った。
わずか1日程度の滞在だったので、
詳しい根拠はないが、受けた印象をここに。

第5位、寒い!!
顔に風が突き刺さった。東京で言う1月ぐらいだったろうか。
私にとっての初雪をみた。
去年一年間で、私は、これほどの雪を東京で見たことがない。

第4位、交通費高い!!
タクシーはいろいろ安いのがあるらしいが、
電車・地下鉄が高かった。
新千歳空港から、札幌が、1000円強程。
乗っているのが、40分程度なら、
羽田~浜松町500円ぐらいであってほしい。
市営地下鉄最短も200円から。

第3位、政治意識高い。
結構、政治・政局中心の雑誌が、大衆紙のように売られている。
北海道の政治家が、どのように活動しているか、それにより判る。
例えば、「財界さっぽろ」「道民雑誌 クオリティー」

第2位、消火栓の色、黄色!
消防団をするようになって、目が、防災に自然といく。
なんで、消火栓が、黄色なの?
赤というイメージがあるため、違和感あり!!
消防車は、見なかったけど、黄色じゃないですよね?

第1位、車用信号機の色が、なんで縦にならぶ???
道を歩いていて、なぜか、落ち着かなかった。
なぜだと思っていると、信号機!!
横断歩道は、赤と緑で縦に並ぶのは判る。
なんと、自動車用も、縦に並んでいるのである。
赤、黄、緑。
なぜか、判らないが、生まれて初めてみたものが、
道のいたるところにある。
大きな交差点では、普通に見る一般的な横並びもある。
きっと、理由があるはずだが、札幌の人に、今度聞いとこう。

写真は、その信号機を。みなさん、落ち着かないでしょ?
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『2000円札でお特区』、しませんか?

2007-11-19 23:04:07 | 政策・マニフェスト
札幌市白石区、南郷商店街から生まれた企画。

①2000円札を地域通貨として利用しよう。
②世の中から見放された2000円札に、再チャレンジの機会を与えよう。
③沖縄サミット(2000年)を記念して作られた2000円札を、2008年洞爺湖サミットの年に使ってサミットを盛り上げよう。

これらアイデアが重なり合って生まれた企画。

昨日、発祥の地に視察に飛んできた。

成功の秘訣は、

①如何に魅力ある2000円商品をつくるか。
 南郷商店街では、3000円~4000円の商品を2000円札で買えるようにしていた。如何に魅力ある商品を用意するかが鍵を握る。

②まとまりのある地域で、連携を。
 一店だけ、2000円商品をやっても、意味がない。魅力ある2000円商品を準備した店が、まとまった地域で、現われることで、お客さんの流れが生まれる。
 どこに、どんな商品があるかの、わかりやすいマップの準備も必要であろう。
 お互いの店が、お客さんを紹介しあいながら、どんどん流れを生んでいこう。

③2000円札を手に入りやすい環境を。
 近隣の銀行では、2000円札が手に入りやすい環境に協力願いたい。
 この企画。地域通貨を発行する手間ひまや資金は不要。よって、万が一、魅力ある2000円商品を準備できなくて、お客さんがこなくて、もともと。それ以上の失敗は余り考えなくて良い。
 2000円札がなくては、はじまらないので、2000円札が入手しやすい環境のみ整える必要あり。

④全国の商店街が、連携を。第二のYOSAKOIソーラン祭り。
 YOSAKOIソーラン祭りのように、この北海道発の企画も、全国に広がるとおもしろい。企画を取り入れた、商店街と、北海道ー札幌ー洞爺湖と連携し、また、全国の商店街同士連携し、物産展コーナー設置や、情報交換、お互いのイメージアップを手助けしあうことで、ますます広がりある企画に。

⑤サミット成功も祈っちゃおう。
 洞爺湖サミットの大きなテーマは、“環境問題”。環境のテーマには、大きな進展を成果としてあげてもらいたいわけで、市民の側からも、成功を祈る意味で、サミット歓迎メッセージを2000円札プロジェクトで送って、全国的にサミットを盛り上げよう。


 これらのことが、うまくかみ合えば、2000円札でお特区、きっとうまく行くと思う。
 地域活性化、商店街活性化に寄与するとってもいいアイデアだと私は思っている。
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2000円札でお特区 発祥の地、札幌 白石南郷商店街にいます。

2007-11-18 13:15:08 | NPO・地域力
 今日、11月18日の日曜日。私にとって、素敵な忘れられない日曜日になりました。札幌へ視察に飛びました。そして、今年はじめての雪を見ながら、白石区南郷商店街へ。
 「2000円札でお特区」仕掛け人“くすしさん”と、お会いできました。すっごく、いいお話を、「2000円札でお特区」とともに、お伺いできました。今、その充実感に浸りながら、南郷商店街の龍江飯店で、2000円札のセットを食べ、お腹の方も満たしています。
 2000円札、そこに込められた、地域を自分達の手で創って行こうという思い、子ども達こそ地域で育てていこうという思い、強く心打たれました。
 自分達で動き出さなきゃ、何も変わらない。中央区の地域活性化への思い、あらためて、熱くしました。
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17日の思い

2007-11-17 23:45:05 | 政策・マニフェスト
政治家は、夢を語るべきなのかもしれない。
今の閉塞感を抱く世の中、
人々が、夢を描けるようになるために。


人のために、精一杯働けるためには、
自分が幸せであって、初めて人に優しくできる。


人のために精一杯、がんばっている友達が、
月刊雑誌に、誹謗中傷記事を書かれてしまった。
私は読んだが、雑誌の品格を疑う記事であった。
そして、一番残念なのは、その記事の
根拠となる同業者からのコメント。


同業者間には、
“プロフェッショナリズム”というものがある。
スポーツで言う“スポーツマンシップ”。

今の世の中、
お金をもうける人が偉い、
よい大学を出る人が偉い、
そのように価値観が、一方に寄ってしまっている。

人に優しくできる人それが、
もっと、大切であるのに、
勝つことや、金儲けが、最優先させられている。
そうしなくては、生き抜けなくなっている。


『三丁目の夕日』の映画のように、
かつて、美しかった日本人の心を思い起こす映画が、
出てきて、その価値観の偏りに、
警鐘をならす声も出てきた。


さまざまな、価値観があり、
多様性が許され、
人それぞれの個性が尊重される社会を、
すくなくとも、子ども達には、
保障したい。

大人の世界の真似をして、
その縮図としてのいじめが、
子ども達の中に起こっている世の中で。


大いに夢を語って行きたい。



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こんなイベントできないかな?11/16の思い

2007-11-16 23:59:50 | NPO・地域力
子ども達が、太鼓・打楽器をたたいて、リズムを楽しむ。
障がいのある子達も、
がん・難病の病弱児の子達もいっしょに楽しんで。

大人たちは、ライブを聞いて、音楽を楽しみ、体を弾ませる。
ミュージシャンは、沖縄-高知-和歌山-名古屋-東京・・・
黒潮の流れにのって、集まってくる。

周りには、
おいしい食が並び、それをたらふく食べる。

野外ステージと周辺の店が連携して、
場を盛り上げる。

収益は、チャリティーとして、
食糧に飢える開発途上国への援助のための、
国際機関に寄付としてつかう。


参加する方も、企画する方も、
存分に楽しめるイベント、
実現してみたい。




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校庭・園庭を芝生化するイメージ

2007-11-15 08:07:48 | 教育
校庭・園庭を芝生化するためのイメージを、
本日11/15、描くことができました。

きっかけは、
NPO法人
「NPO支援機構すぎなみ」
「日本スポーツターフ」
「杉並アヤックスサッカークラブ」の杉沢幹生氏のご講演。

サッカークラブの指導者であった杉沢氏は、
荒れた芝生の手入れを一から学ぶ。
造園技師の資格などないところから。
グランドでの荒れたままの芝生の状況を見ながら、
自分達で芝生の運動場の管理をしようと活動を始めた。

行政との進まない交渉、入札制度での苦労などあったが、
杉並区のひとつのグランドの芝生管理をまかされ、
緑に蘇った芝生を実現。
サッカークラブの子ども達、その親たちの協力で、
実現しえた。

その緑の芝生は、長野県小谷村町に、
三面芝生グランドをつくりたいという思いとつながり、
これまた、実現。
少ない予算で、町の職員らみずから動いて、
緑の芝生に。

それからは、全国的に、
宮城県県営サッカー場、市原スポレクパーク、宮城スタジアム、
京都、鹿児島などなど。
各地のグランドの芝生化、芝生管理を委託されるに
NPOは成長していった。

芝生化を「まちおこし」ととらえる。
校庭・園庭の芝生化は、NPOの領域と杉沢氏は考えている。

利用者、市民が自ら育てるがゆえに、
芝生は、根付く。
農薬などいらない。
ふさふさした、緑の美しい芝生のために、
使えない期間を設けるものではない。
すり減った芝生こそ、芝生化のイメージ。
芝生が減るということは、
その分、子ども達の体が、守られたということ。

中央区のどこかの場所で、
手がけてみること。
興味の沸いた人たちが、
ゆるやかなつながりで、手入れに参加して、
芝生を実現してみる。
そこは、草も少々生えていたっていい。
子ども達が、その場所に座り込み、
のびのび活動する、その姿が、
次なる芝生化の力になって、中央区に広がっていくであろう。
運動場の使えない期間ができて、子ども達がかわいそう?
その期間は、夏休みに設けることで、
あとは、一年中芝生の場所はつかえる。

決して、高い金だけで買ってきた芝生は根付かない。
市民の「継続」「対話」の中で、根付いていくはず。
新しい「公共」の形の一つ。

私は、ゴムみたいな地面の運動場しかもてない
中央区の小学校・幼稚園の子ども達に、
芝生のグランドを実現したい。
狭い保育園の園庭を、芝生の園庭にして、
子ども達が、はだしで駆け回り、座り込み、寝転ぶ
そんな活動の場を、プレゼントしたい。
(洗濯量が増えるのは、どうかご勘弁下さい。)

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11/14、本日 築地市場等街づくり対策特別委員会 開催されました。

2007-11-14 23:25:24 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
11/14、本日 築地市場等街づくり対策特別委員会 開催。

行政側からの議題は、一点。
第5回豊洲土壌汚染対策専門家会議について。

私は、
一、第5回豊洲土壌汚染対策専門家会議について、
一、築地市場現在地再整備に向けた、具体的な行動について、
一、街づくり協議会について
質問させていただきました。

私の持ち時間は、33分(行政側の回答時間も含む)。


一、第5回豊洲土壌汚染対策専門家会議については、
①調査方法の不十分な点について、
不透水層の上の部分の土壌汚染調査のみでなぜ、十分なのか
環境基準の10倍で汚染物質を管理することで、なぜ、十分なのか
調査においてクロスチェックをなぜ、認めないのか
これを問いましたが、

、不透水層に調査のための穴を開けると、汚染物質や地下水が下の層に落ちてしまうから調査しない
、環境基準の10倍が下水道処理の基準であり、その基準を用いた
、クロスチェックは今後検討する
という行政からの回答。

私は、その回答は、回答になっていないので、
都から回答を求めるべきだと主張した。

都からなんらかの回答をもらえるように対応するとのこと。

この都からの回答如何では、中央区は、専門家会議に
意見書として、
不透水層も土壌汚染の調査をすべきである。
環境基準の10倍で汚染物質を管理するのではなく、環境基準で管理すべき
である。
調査においてクロスチェックを認めるべきである。
この点を、意見書として出すように主張した。

*委員会を終えて感じていることは、この議論の中で、科学的な立場で、データを行政側が分析することの重要性である。現状では、都が出してくるデータの鵜呑みの状態である。私は、科学的に解釈できる人材が行政には必要なのではないかと強く感じる。


一、築地市場現在地再整備に向けた、具体的な行動について、
①築地市場現在地再整備に向けた具体的行動は?
 かつて、中央区は、都の再整備計画から、豊洲移転計画を持ち出したとき、10万人の署名を集める行動を平成11年にとったという回答。
 私が聞きたかったのは、これから築地市場現在地再整備に向けたどういう具体的行動をとるかという話であった。

②住民・市民の声の集約という行動は?住民投票や市民討議会という手法の可能性?
 具体的行動の一つとして、区民の声の集約は、署名後あるのかという問いに対し、アンケートでは有るという回答。それでは、インパクトをもって、都に声が届かないのではないか?
 インパクトのある、築地現在地再整備を望む声として、住民投票や市民討議会という手法を用いて、声をとどけていけばどうかと問うた。 
 行政側は、不安をあおるような行動はとれないというような感じであったが、他にインパクトのある方法はあるだろうか。これら手法をとることが有効と私は感じる。
 これは、このテーマに限らず、まちづくり協議会でも同じことが言えて、その協議会ででた住民の声が、どれだけインパクトをもって都に届いているのか疑問であると併せて、述べた。

*委員会を終えて感じることは、声を届けることは、これからも区の抱えるテーマであるだろうということ。住民の声をインパクトのある声として、如何に都に届かせていくかという課題。区レベルの委員会の内容も、如何に都に届かせていくか、課題である。

③現在地再整備計画の区からの提案を行うことについて?
 平成8年頃、現在地再整備の計画が工事中に中断。それから、時間が経っているので、今、現段階の技術レベルで、再度再整備計画案を作成し、現在地再整備が可能であることを都に示していくことについて問うた。
 かつては、大前研一氏の計画案など、数々あったし、実際工事も行われたが、途中で頓挫。その理由の一つは、築地市場内での調整がつかない点があった。
 現在、土壌汚染の豊洲に移るのであれば、痛みを分かち合いながらも築地での再整備を考えていこうという声が市場内には起こってきている。
 私は、現在地再整備計画案の再度作成をしていくべきだと考える。

その他、現在地再整備に向けて、具体的な行動について提案した。

④築地で様々なイベント開催を積極的に行い、注目を集めていく。

⑤築地市場移転問題に関するチラシ・パンフを作成し、築地市場、築地場外市場に、歳末多く来られる観光客、来客に配布し、情報発信を積極的に行っていく

⑥東京オリンピック招致をひとつの交渉カードに

⑦行政作成の文書で、築地市場移転を既成事実化するような表現の使用をやめる。
例えば、『行政評価(平成19年11月)』48.49ページ。「施策:観光」において、「区を取り巻く環境の変化」の中で、「築地市場移転後の地域活性化」と書かれているが、「築地市場移転計画(予定)に伴う地域活性化」のようにすべきではないか。



一、街づくり協議会について
①司会進行役は、中立な立場の学識経験者がすべき
同様な指摘は、本年5月頃の街づくり協議会でもあったが、今回11月開催でも行政側が行っているが、いかがか?
回答:中立な立場で、現在都市整備部長が行っている。

②オブザーバーの発言
オブザーバーも、広く住民の声を聞くのであれば、発言の時間を持ってもよいと考えるが、いかがか?
回答:街づくり協議会を昭和62年開始以来、行っていない。



以上が、私の発言や、区の回答の要旨。


あと、他の委員から、私が問いたかったことが質問されたため、私は質問しなかった。その内容を書く。

一、環状2号線築地での築地換気所
 環状2号線トンネルの排ガス排気口を築地に作る予定。そこには、築地市場、築地場外市場、国立がんセンターがある。排ガスによる二酸化窒素や浮遊粒子状物質による大気汚染は、本当に大丈夫か?
回答:区独自で、開通後も大気汚染を調査し、大気汚染の可能性が考えられる場合、対策をとるように都に強く対応を求めていく。


以上、報告終わり。


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本日11/14、築地市場等街づくり対策特別委員会 開催

2007-11-14 08:19:21 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
本日11/14、私が所属する「築地市場等街づくり対策特別委員会」が開催されます。

午後1:30より。区役所10階第二委員会室。
(傍聴可能 午後1:00までに中央区議会議会局(電話03-3543-0211代表)へ傍聴の届けが必要)

築地市場現在地再整備に向けた具体的行動について検討していきたいと考えます。

また、街づくり協議会で問題となっております環状第二号線のトンネルであった計画から地上化に都市計画が変更された点についても、質問する予定にしております。

委員会の内容は、改めてご報告させていただきます。
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