「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

続・三丁目の夕日

2007-11-03 22:45:01 | NPO・地域力
本日11・3、午前の急病対応の診療を済ませた後、
娘・息子と公開されたばかりの映画「always 続・三丁目の夕日」を
見に行った。
幼稚園年長の娘にも伝わる映画であった。
娘は好きなシーンをきちんと述べることができ、
そのシーンは、私も好きなシーンであった。

これから皆さんも見に行かれると思うので、
内容に関しては触れないで置くが、
はっきり言って、感動した。

昭和30年代であろうか、
場所は、東京タワーの下の
港区のどこかの街の三丁目の話。
そこで、みなそれぞれ、
精一杯生きていた。
皆が、自分だけのことでなく、
自分の家族や自分の周り近所の人のことも
親身となって考えながら、生きていたのである。

こういうのを、
“地域力”というのであろうか。
他人のことを思う気持ちが、
半端じゃないのである。
今の便利な世の中には、
それがない。
お金も十分あり、
便利になって時間も十分あるのに、
逆に家族、近所の付き合いが
淡白になってしまっている。
プライバシー、個人情報保護、
大切な権利なのだけど、
これが一人歩きし、
近所のことは、
他人事になってしまっている。

もう一度、
夕日が綺麗に見える
三丁目という地域を創りたい。
その鍵は、
NPO、自治会、学校などに
あるのであろうと私は考える。
昔には、戻れないのだから。

診療所レベル、子育て広場のレベルでも、
私は、やってみたい。
ひとり親支援策~無料病児保育お迎え&お預かり~も
その延長線にある。
子育て広場あすなろの木での、
各種企画もその延長線上にある。
あらたな地域力の創造。
“月島三丁目の夕日”をこの場所でも。


日本橋からみえる夕日も
映画の中で出てきたが、
きれいであった。
この夕日は、
取り戻したいと思う。


最後になったが、
中央区役所も
この映画には協力していた。
区民部商工観光課であったでしょうか。
お疲れ様でした。

すばらしい映画であった。
ひさびさに泣ける映画であった。

映画の中の話であり、現実はそううまく行かないことを
頭におきながらも、考えたことでした。

写真は、子ども達と映画を見に行った日の夕日。



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区民健診の質を落とさないために(特定健診・特定指導来年4月開始に伴い)

2007-11-02 23:32:00 | 医療
本日11/2、中央区医師会主催の
特定健診及び特定保健指導についての講演会が開催され、
出席してきた。

日時:11月2日(金)午後7時~
場所:中央区役所 8F大会議室
講師:日本医師会常任理事 今村 聡 先生


来年4月から区民健診や企業検診などが
「特定健診」という名の下で行われるために、
実施内容・方法が、大きく変わることが予想される。
それに地域の医療機関が対応できるように、
日本医師会の今村聡理事より
最新の知見及び日医の取り組み等について、
直に伺うことができた。

特定健診・特定指導、
いろいろな問題・課題があることがわかった。
例えば、
*健診項目
*健診対象者
*特定指導対象者枠
*特定指導実施者
*特定指導の充実
などなど。
あらためて、もう少し詳細に述べたい。

今後開催される
福祉保健委員会(今月は11/9)を通じ、
区の対応を検討していきたい。


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ひとり親家庭支援事業~無料病児保育お迎え&お預かりサービス~開始致します。当院6歳の誕生日に

2007-11-01 00:00:00 | 各論:病児保育
私は、このクリニックを、
2001年11月1日に開院致しました。
(先行して病児保育は、2001年10月10日から)

そして、今日、2007年11月1日、6度目の誕生日。
この日、新しい事業を、
誕生日プレゼントとして世に送り出します。


『ひとり親家庭支援事業
~無料病児保育お迎え&お預かりサービス~』
(経済産業省共同プロジェクト)

新しい病児保育システムを実験的に導入致します。

登録されたご家庭のお子さまが発熱を伴うお風邪・病気(重篤なものをのぞく)になった際に、当院スタッフが、保育園または、ご自宅にお伺いし、お子さまをお引取りした後、当院病児保育施設にて、お預かりするというシステムです。

東京都内12区で派遣型の病児保育事業を展開するNPO法人フローレンスと連携し、この企画を実施いたします。


○サービス試行期間:2007年11月6日より2008年2月29日まで

○サービス対象者:中央区在住ひとり親家庭

○サービス手順
1)ご利用登録
2)サービスご利用
①子どもが発病
②当院病児保育スタッフが駆けつけ、クリニックに搬送
親御さまがご出勤される前(開始時間に制約有)に、お宅にかけつけてお子さまを当院病児保育施設に搬送
③診察後、当院施設にて、病児保育
3)サービスご利用してのご意見・ご要望等を回収
4)頂いたご意見・ご要望等を、私達が分析し、
 今後の病児保育の発展の可能性を検討
 


○料金:無料(施設使用料・人件費を含む)
※経済産業省との共同プロジェクトのため、料金はこちらで負担いたします。
※ただしタクシー代を含む交通費は別途。持ち物で不足なものはレンタル料が発生します。

○登録方法:所定の応募用紙にご記入下さい。

○応募締め切り:特になし。登録終了後、サービス施行期間終了までご利用が可能。

以上。


私達は、この事業により、
病児保育の今後の発展の可能性を
考えていこうとしています。
多くの皆様のご登録をお待ちいたしております。


 My fellow citizens of the world: ask not what America will do for you, but what together we can do for the freedom of man.
ケネディ曰く「アメリカが君達のために何をしてくれるかではなく、君達がアメリカのために何が出来るか考えてほしい。」
言い換えると、
「行政に何かしてもらおうではなく、自分達が地域のために何が出来るか考えよう。」
地域は、自分達の力で作って行きたい。ただ、自分達が出来る範囲は限られる。その時こそ、自分達がやってきたことを行政に提案し実行しよう。そう私は考える。
コメント (2)
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