「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

近代貿易システムと格差をゲームで学ぶ(アナール学派)

2008-01-26 12:07:21 | 教育
一昨日は、科学の学び方(ブログ2008-01-25 01:05:15)であったが、
昨日は、歴史や社会の学び方のすばらしい手法に出会った。
この手法の紹介は、塾世界史講師青山雄一氏。

近代貿易システムと格差をゲームで学ぶことができる。

準備するものは、
①はさみ、
②定規(直角三角形、二等辺三角形、長方形)や分度器(半円)、
型をとるものということであり、別に型がとれれば、なんでもよい。
③厚紙、
④筆記用具。以上。
なんと単純。
ゲームは、単純の方が、おもしろく、奥が深い。
「鬼ごっこ」なんて、その典型。
それは、さておき、


どう遊ぶか。

①グループを、いくつかつくる。人数は、同じでなくても良い。
 筆記用具は、配布済み。
②そこに、“不平等に”はさみ、定規や分度器、厚紙を配る。
③リーダーの合図で、定規や分度器でその型を厚紙に描き、
 はさみで、型を切る。
(基本的に、重ね切りはなし。)
④リーダーは、定規から作られた型、長方形、直角三角形、二等辺三角形。分度器から作られた型、半円。それぞれに、価格をつける。
⑤制限時間内に、作った型につけられた価格の額を、すべて合計し、合計の多いチームが勝ち。

ルールとして、
①グループ間の様々な交渉可とする。
もともと、不平等に配っているわけで、
厚紙とはさみを交換してもよいし、
厚紙と分度器、定規を交換してもよい。
他にも、交渉はありうる。

②リーダーは、価格を、その型の供給量などにより変動することができる。

③じゃんけんタイムがあり、リーダーとグループ代表がじゃいけんをして、
勝つと厚紙などがもらえる。

*ちなみに、ゲームとしておもしろく成り立たせるには、
人数、グループにあわせた、
はさみ、定規や分度器、厚紙の配布の数の調整が、
鍵を握っている。


さて、このゲームで、わかることは、
①不平等に配られた構造は、変わらない。
②人が少ないグループは、勝てない。
③交渉において、人の感情が大いに交渉の成否を左右する。
ということ。


このゲームは、近代貿易システムそのものである。
はさみ、定規や分度器は、
機械、工業であり、
それをもつグループは、先進国を表す。
厚紙は、
資源であり、
厚紙をのみ持つグループは、発展途上国を表す。
人は、いつでも資源である。

そして、
厚紙のみしか配られなかったチームは、
はさみ、定規や分度器をもともとたくさん配られたチームに勝てない結論になる。

また、交渉において、感情が左右される。
論理より、感情をうまくいい方向に持っていくか、
その成否が、交渉成立を左右し、
ひいては、ゲームの勝ち負けを
左右することになる。



バリエーションは様々つけられる。
途中で、グループ間の話し合いの場をもち、
グループ間のもののやりとりに制限を加えたりすることもありうるであろう。
あるグループを排除して、排除したグループをより不利にする取り決めもできる。
(WTO)

余裕がでてきた、グループは、
例えば、はさみのないグループにはさみを貸す代わり、
できた型の何割かを、そのグループの納めるようにする方法もありうる。
(アウトソーシング)

昨日、勉強会の中で、大人同士でやってみたが、
大変おもしろかった。
現在の世界の構造の一つを理解できたと感じる。
自分の政治の理解において、新たな視点を気づくことができた。

社会や歴史の理解の体験型の教材として、
十分耐えられるゲームである。

一度、中央区の子ども達にも、
体験する場をつくってみても、
良いかもしれない。

可能性のある、教材であったため、
ご紹介した。
この教材を深めて行きたい。きっと使える!!

****おまけ****
(歴史学の専門家ではないので、浅はかな知識で、かつフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考にしながら書きます。)

歴史研究は、
基本は、実証主義的な史料解釈中心であろう。
すなわち、事件を追っていく歴史認識。

それに対し、
歴史の構造分析を重視する歴史認識がある。
アナール学派。
社会学や心理学などの他の学問の方法を応用し、
歴史というシステムの中で、
感情を持った人間が、どのように行動するかという観点で分析した
歴史認識。

このゲームは、アナール学派の実験モデルのように、考えられる。


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全国政治家データベース JanJanにエッセイを掲載いただきました。

2008-01-25 09:23:08 | シチズンシップ教育
「選挙を変える、日本を変える」という謳い文句の
『ザ・選挙~JanJan 全国政治家データベース~』という
サイトが、インターネット上にあります。

選挙と政治家に関する正確で豊富なデータを
発信することを通じて、
選挙改革に取り組んでいる
日本インターネット新聞社によるサイトです。

月に400万~500万ビューあるといいます。

そのサイトに、リレーエッセイ『忙中閑話』という特集があり、
都道府県や市区町村の首長や議員が、
各自の仕事や地域のことを知ってもらうために、
リレー型の連載エッセイが書かれています。

本日1/25付けでリレーのバトンが、
私に渡されました。

「小児科医師として小児医療行政に望むこと」と題し、
思いを書かせていただきました。
http://www.news.janjan.jp/election/0801/0801249495/1.php
【忙中閑話】小児科医師として小児医療行政に望むこと(小坂和輝・中央区議会議員)


もちろん、400万ビューが、訪れますので、
築地市場にも、注目して欲しいと言う思いから、
土壌汚染された豊洲に移転する築地市場の問題点を書き、
少なくとも『築地現在地での再整備計画案』を再度創り、
あらためて豊洲への土壌汚染リスクのある『移転計画案』と
比較検討してもよいのではないかという考えを、
忘れずに述べさせていただきました。

ご報告まで。



ちなみに、このサイト、
『ザ・選挙~JanJan 全国政治家データベース~』

結構、有意義と私は思っています。
もちろん、わたしの“お気に入り”に登録しています。
大手新聞からは得られない、
政治家の肉声や現場の声・情報を
得ることができます。

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“科学文化”普及の国へ

2008-01-25 01:05:15 | 教育
Boy meets Girl 
という小坂の十八番があるが、
昨日1/24は、
大きな出会いがあった。
Kosaka meets Science
41年生きて、今頃かと、
しかし、出会えてよかった。
“科学文化普及”との出会い。
よく見て欲しい。
決して“科学普及”ではない。
「技術立国日本」といううたい文句だけでなく、
(このうたい文句は、大切であるが、それだけで、果たしていいのか?)
本当に、科学は人間の生活にどうあるべきかを、
そして
科学を学ぶことは、
どんなに楽しく、感動があるかというところから、
理解する喜びがあるというところから、
掘り下げているから、
“科学”でなく“科学文化”なのである。

NPOサポートセンター企画の
『理系のための「新キャリア」講座』。
本日、「次世代のための科学」と題し、
杉並区立科学館館長 渡邊昇氏のご講演。

さまざまな実験を織り交ぜての
ご講演であった。
ひとつひとつの実験が、
摩訶不思議であり、
手品のようなんだけど、手品ではなく、
科学的な根拠のもと、出来上がっていた。

実験をしつつ、
実験ブームのお話、
実験名人のいるグループや実験を企画する団体紹介があった。
ガリレオ工房、アトム工房、あおぞら教室など。
多くの団体が、日本中で、
科学文化を、おもしろく子ども達に伝えているのがわかった。


「科学」と「文化」、相反するものであるが、
その違いを役割の観点から、いかに述べますか?

こういう問いにどう答えますか?
こんな明快な回答は、初めてであった。



「科学」は、“生きる手段”。
「文化」は、“生きる目的”。人生を豊かにするもの
充実した人生は、感動がどれだけあるかで決まる。
「文化」こそ、それを与えてくれるのである。
「科学文化」は、法則の原理を知る感動などを与えてくれる。


今日のテーマ「次世代のための科学」、
実は、“how to” を知りたいと思って、
軽い気持ちで受講したら、
“人生の宝物”に出会ったようだ。


今日、得たものを是非、
自身の理科教育、人の体の教育に生かしたい。
(芝居、比ゆ、模型、解剖など用いつつ)
手始めは、あすなろの木で、講演でもさせていただこうか。
私は、伝えなければならないコンテンツをもっている。
しかし、おもしろくなければ、感動がなければ、
小中高生に本当には伝わらないと思っていた。
おもしろく、感動が少しでもある講座作りのヒントがいただけた。


ひとつ課題ができてしまった。
「日本を、科学文化が普及した国」にすること
アメリカでは、
映画500円、科学館2000-3000円という。
日本では、
映画2000-3000円、科学館500円。
まず、この料金体系。いいのか、悪いのか?
そして、実は、
日本の科学館へは、公費が使われているので、一つの例で行けば、
つけられた予算÷来館者数=5000-6000円/人と、
なっているそうである。
お金を払ってでさえ、行きたくなるという場所として、
科学館を作ろう。

渡邊氏にお会いしたい方は、
毎月第一日曜日
午後1時から日没にかけて、
井の頭公園に行きましょう
野外実験をしているといいます。

写真は、講座後の情報交換会を終えて、
帰り際の一枚。
科学が、写真の中心を分捕っています。
これをひっさげ、電車に乗られるのですから、
渡邊氏も、根性すわっていらっしゃる!
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小学生の時間 新たなる挑戦!

2008-01-24 18:03:12 | 教育
クリニックの隣りに、子育て広場『あすなろの木』がある。

一つの企画に『小学生のための木の部屋』という
放課後の小学生が自由に集う時間がある。(無料)

そこで、昨日新たな企画が始まった。
題して『みんなでいっしょに考えよう』
江東区のSRP教育研究所で、
理科と算数を担当している『イタミ先生』が、
あすなろの木にやってきた。

宿題や、ひごろずっと不思議に思っていること、
いろいろなことをイタミ先生を囲んで、
みんなで考えようという企画。

イタミ先生の登場を待ち望む小学生が4人待機。

イタミ先生が来た途端に考える時間開始。


「小学生の真剣な眼差しと
イタミ先生の水を得た魚のような子どもに勉強を教える様子そして、
勉強を終えた人から、
積み木で遊んだり鬼遊び。
まだ勉強が物足りない子は、イタミ先生と個人授業。」
(あすなろの木 ブログより)


昨日まで全然面識のない近所のお兄さんが、
小学生にお勉強を教えている。
これってなんか、地域の力を感じる話だ。
(もちろん、イタミ先生が教育のプロで、
教え方がうまいというのがあるんだけど。)

教えられた子達が、今度、いつかあすなろの木に
帰ってきてくれて、子ども達を教える。
そんな循環が生まれたらいいな。。。

そばでお兄ちゃん、お姉ちゃんの勉強姿を見ていた
赤ちゃん達を是非、
今度は、教えてあげてね。

私も、時間があれば教師として登場したい。
理科、人の体かな。
人の体、心の不思議に触れて、
将来、医療系を目指す子が、
増えてほしいから。。。
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藤井あけみ氏 るんるん子育て親育て

2008-01-23 16:42:24 | 子育て・子育ち
本日1/23、藤井あけみ氏の「るんるん子育て親育て」の時間が、
あすなろの木で持たれ、
私も参加させていただいた。
テーマは「“こども中心育児は間違ってる"という説をめぐって」

なんでも、泣いている子は、
すぐに抱っこして、安心させて泣き止ますという話題で、
夫は、夜は寝ていて、泣いているのをほったらかしにしておいたり、
夫が、「泣かさせるだけ、泣かせておけば。」といったりしたとか、
という話になり、
どちらかというと、すぐに抱く母親とは違っていた
自分を省みることに。

泣いている気持ちを受け止めてあげるのが、
ほっとくよりは、よいと私も思う。

抱かれている時間、安心感、感触が、
子どもはわかるので、
抱きなれていない父親では、
なかなか泣き止まないとも。


そとは、東京の初めての雪。
とっても寒いけど、
あすなろの木は、
藤井先生のほんわかとした雰囲気に
やさしく包まれたあったかな時間だった。
小坂は、少々冷や汗かきながら。。。

育児は子ども中心で行くべきです。
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「せんたく」に、期待!!

2008-01-22 12:33:18 | 政策・マニフェスト
地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合
略称:せんたく
発起人代表:北川正恭早大教授(前三重県県知事)

1月20日発足した。
北川代表によると、
母体の二十一世紀臨調は、これまでも政策提言を続けてきたが、
今後は『運動』に踏み込む必要があるとして立ち上げられたとのこと。

「平成の民権運動」をスローガンに
与野党の国会議員との政策協議、
マニフェスト(政権公約)本位の選挙に向け
運動を展開する。

二月から本格的に活動する方針で、
賛同した国会議員による超党派議連も
同時に発足するという。

地方分権、社会保障など、
広範に政策論争を盛り上げてくれることを、
大いに期待しながら、
今後の「せんたく」の運動・活動を
見守って行きたい。
考えに賛同する国会議員に声を掛けているというが、
地方議員版があれば、是非参加したいとも考える。

*参照 日本経済新聞08/01/22関東圏ページ
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あるときは 船より高き 卯浪かな

2008-01-22 10:23:52 | 社会問題
あるときは 船より高き 卯浪かな
                 真砂女

卯浪(うなみ):旧暦4月(現在の5月)ごろときどきある風の強い日の高い波のこと

「人生は、波の上に立つこともあれば、
底に落ちることもある」
真砂女が自らの人生をなぞらえて詠んだ句。



俳人 鈴木真砂女(まさじょ)=明治39~平成15年が、
銀座に開いた小料理屋「卯波」
(画数を考え、浪⇒波に変えたという。)

2008年1月25日に、半世紀の歴史に幕を下ろします。
再開発に伴い、立ち退きをすることとなってしまいました。

中央区にあるすばらしいものが
またひとつ消えます。
仲間の議員と昨夜1/21、訪れました。

****************
小料理屋「卯波」

昭和32年、真砂女が、
千葉県の旅館のおかみだった真砂女が、
離婚して50歳で始めた。
妻子ある男性と不倫関係になり、
追い出されたも同然の離婚。
「老舗旅館を追い出された意地もあったのであろう。
店を出すなら日本一の場所」ということで銀座に開いたという。
カウンター9席、座敷2部屋だけの小さな店は、
川端康成、安岡章太郎ら作家、
石田波郷ら俳人に愛された。

「俳句と店とどっちをとると聞かれたら、
迷わず店を取る」そう真砂女は、孫に話していた。

最後まで、店に立ちたいと望んでいた
真砂女だったが、
なくなる数年前から足腰が立たなくなり、
孫の今田宗男さん(47)が切り盛りするように。
今田さんは、おばあちゃん子だったという。

真砂女が15年3月に96歳で生涯を終えた後も、
店の灯を守ってきた。

しかし、昨年7月、
大家がかわり、
突然、立ち退きを迫られた。
弁護士にも相談したが、打つ手はないという。

小料理屋「卯波」中央区銀座1-5-14
(産経新聞2007年1月14日を参考に書きました。)
************

店にいながら、何度となく、
店の最後を惜しむ常連客が、
ひっきりなしに店を訪れては、
席がいっぱいで入れず、帰っていった。
中には、芸者を3人連れた社長さんも来られていたが、
いっぱいで入れず退散。
名残惜しい店の最後の姿を、カメラに収める客も。

おいしく料理をいただきながら、
仲間議員と話した。
せめて、句碑だけでも残したいね

心ある中央区、
名犬ちろりの像も建てることができている。
だから、きっと実現できるのではないだろうか。

日本中のいたるところにある話であるが、
再開発の波にのみこまれ、
路地裏の歴史ある小さな店が、
多くの人に愛された小さな店が、
消えていく。
容赦なく消されていく。


**********
なお、昨日一緒に行った区議が、
ご自身のブログで、卯波の記事を書かれています。
江戸川区議会議員 上田令子氏
http://blog.livedoor.jp/edomam/archives/2008-01.html#20080122






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心に残った激励の言葉

2008-01-21 16:23:20 | 心理学・カウンセリング
日経新聞 プラス1
暮らし委員会の記事(08年1月19日)。

<心に残った激励の言葉>

言葉は、不思議だ。人に勇気を与えてくれる。

一つ一つの言葉に重みがあったから、掲載したい。

□「ここまでならやれる、と思うことまでしか目標を持たないのはもったいない」
(40代女性、がんで亡くなった親友から)

□「戦争と違い、命までとられるわけではない」
(40代男性。転職の瀬戸際で試練に立たされたとき、学徒出陣した父から)

□「目の前の1ポイントを取ることを意識する。それにより勝ち負けの結果はついてくる」
(30代女性。学生時代のテニスの試合で先生から)

□「周りの人間はイモかカボチャくらいに思っておけ」
(40代男性。高校受験のとき中学の担任教師から)

□「やらないでもできるのは能力ではない。努力してできることを能力というのだ」
(30代女性。高校の古文の先生から)

□「努力をしても成功するとは限らない。しかし、成功した人は必ず努力した」
(20代女性。大学受験のときに担任教師から)

□「君の精神力には誰もかなわない」
(60代男性。働き盛りで人工透析をすることになり出世が遅れがちになったとき上司から)


みなさんは、どんなことばが心に残っていますでしょうか?
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【日記】世界一美しい街で

2008-01-20 22:39:20 | Weblog
御殿場駅に降り立った。
案外、静まり返っている。
選挙、ほんとにやってるの?という感じ。
曇っていて、富士山は残念ながら、見えなかった。

タクシーで選挙事務所へ。

候補は、遊説中であった。
後援会長とお話がはずんだ。
NPOをされているが、これまた、おもしろそう。
アウトレットセンターで、バラ園をつくることとと、
山の中で、間伐材の再利用、雑木林の再生に取り組む。

さて、候補一時事務所で帰還後、
ずうずうしくも選挙カーにご一緒させていただいた。

ウグイス嬢は、本当にウグイスのように優しく、美しい声の
持ち主であった。
なんでも、本当のプロと言うことであった。
ラジオのレギュラー番組もお持ちらしい。
ご本人は、「ウグイス嬢じゃやなく、ウグイスおばちゃんよ」と
ご謙遜されていたが、なにをなにを。
この方のあとに、
素人の我々がすると、
差が歴然と分かる。
ただ、もう一名の方のウグイスは、
素人ながら、こころにしみるスピーチであった。
小坂は、一生懸命カラスをやった。
マイクをもって正直、緊張した。
自分の選挙なら、自分のヘマは、
自分に帰せられるだけであるが、
今回は、そんな失敗はできないという重圧が
のしかかってのスピーチであった。
明日、声がかれていたら、
カラオケの歌いすぎではないので、言って置きます。


街では、雪が降ってきていた。
私にとっては、この冬はじめてみる雪。初雪。
窓をあけている選挙カーでは、
車内でマイクを握る手でさえ、凍える。

運転手さんが、これまた、
運転がうまい。
雪がうっすら積もる道を安全に進むとともに、
他陣営の選挙カーが来ると、
横道にすいすいそれて、
進んでいく。
縦横無尽に走らせ、
地図が、カーナビより詳しく頭の中にはいっていらっしゃった。

アットホームな感じで、一日目は終わった。

御殿場市議会選挙は、真冬にされる。
これは、非情であるが仕方ない。
雪道で、事故など起こさぬよう、
候補者皆様に、頑張っていただきたい。

御殿場市、世界一の冨士が、世界一美しく見れるという。
世界一美しい街の未来を、託せる候補者を選んでいただきたい。

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【日記】一路、御殿場へ

2008-01-20 15:27:06 | 政策・マニフェスト
クリニックの休日の急病対応後、
中央区身体障害者福祉団体連合会の新年懇親会に出席。
福祉課課長による『中央区障害福祉計画』に関するご講演をお伺いした。
貴重なご講演であり、たいへん勉強になった。

そして、いよいよ、一路 御殿場へ。

案外遠い。
新幹線で小田原へ。小田原線急行にのり、新松田下車。
新松田から、JRの松田駅に徒歩1分。
もう一度、JRに乗り換え、今度は特急あさぎりで、
次に止まる駅が、御殿場。

新松田駅から、JR松田駅に移動した際、
改札で、「特急は1番線ですからね。」
「はい。」と何気ない返事を返した。
駅員さんは、「特急は、1番線ですからね。」
「はい。」と何気ない返事を再度。
「特急は、1番線ですからね。」
何回、この人は言うのだろう、と思うと、「5分かかりますから。」
えー、なんでと思い、階段をのぼり、
駅ホームの構造を見て愕然。
一番線は、隣なのに、
連絡階段は、ホームの逆側一番端。
それも、このホーム、すっごく長い。
500mはあろうか。

連絡時間が30分あり、余裕を決め込み喫茶店に入っていた。
残り五分で、この現実をしり、
ダッシュ。無事、特急あさぎりに乗り込めた。

特急あさぎり内にて、書きました。
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ベトナムとの付き合い方、

2008-01-19 23:55:57 | 国政レベルでなすべきこと
 ベトナムの歴史の苛酷さは、私達の想像を絶する。何世紀にもわたって反復された中国軍の侵略と支配、十三世紀の蒙古軍の来襲、近代以降は、仏植民地支配、日本軍の進駐、そしてベトナム戦争―。直接外国軍の圧力がないときは、国内が分裂して内乱が相次いだ。この環境を生き抜くのは、並大抵ではない。
 だから、上杉謙信が、敵に塩を送った美談も通じない。万が一、その塩で元気を取り戻した敵に逆襲されて、負けてしまったら、先祖にどういう風に申し開きをするつもりだと考えるのである。
 そして、逆に勝つためには、敵を騙すことなど手段を選ばぬやり方を当然の如く納得する。ハノイ政権の伝説的戦略家ホー・グエン・ザップ将軍(元副首相兼国防相)が、仏軍を包囲し、明朝一斉砲撃を加えるという最後通告を出した。無用な殺生は避けたいとして、無砲撃地区を設定すると伝えた。そして翌朝、その無砲撃地区に真っ先につるべ撃ちを仕掛け、仏軍兵士を木っ端微塵に掃討したという類の話も、普通の話として動じない。
 戦争、内乱が続く場所で生き、戦争を生活の一部としてきた人々が得た身の処し方の金科玉条は、乱暴な権力や金力が幅を利かせている状況下、下々のものは腹を立てても得にならないということを心に置くことである。そして人々が抱く価値観は、その日生き延びるためのことは、すべては善であるということになる。生きるという本質を貫くために腹を据えればたいがいのことは耐えられるのであろう。
 子どもの教育も、生き抜くための知恵を身につけるために徹底的なスパルタ教育である。あざができるぐらいに体罰を施しながら、教育するのが当然であり、現在の日本であれば、児童虐待防止法により、虐待行為とみなされ、児童は保護されることになるやも知れない程だ。
 今の日本は、子育て支援であれ、教育であれ、情報提供や、知識をつけることに終始して、生活で役立つ真の知恵を身につけることまでには至っていない状況である。体罰は許されるものではないものの、ベトナムの親が自身の感情をむき出しに子育てに体当たりして臨む姿勢は、学ぶところがある。
 また、戦争のない日本人こそが、自由を謳歌すべきなのに、メランコリックな目で、毎日を送っている。方や、戦争の中生きるベトナム人は自由な発想を身につけ、自由な生き様を志向する人々であり、この事実も、ベトナムから大いに学ぶべき点である。
 日本人に本当の自由はなぜ生まれないのであろうか。近代国家が全体や個人を守るために受け入れた制度や秩序が、非の打ち所ない基準となり、これらを参考に生きることにならされてしまった。その制度や秩序が、次第に絶対化され、独自の生命力、支配力を持ち始め、逆に人間の自由な心は発露の場を失い、萎えていったのである。
 皆といっしょに、右向け右をしていれば、世間も人並みに扱ってくれる。余りうるさく異論を唱えるものがいたら、衆をたのんで押しつぶしてしまえばいい。しかも人々は、自分を自由だと感じることができる。権威は、自らの存在にとって無害の自由に対しては寛容だからだ。
 自由を享楽し、保護され、しかも自らの判断、選択を下す必要はないのだから、これはこれで気楽な状況だろう。ファッショとしかいいようのないような、がんじがらめの組織社会、管理社会に生きながら、結構、満足して日々送っているのは、この気楽さを好む習性からなのかもしれない。いま一度、自由のあり方を、諸外国で、自由を求め生きた人々を振り返り見直す必要がある。区議である私の役目としては、組織社会、管理社会の矛盾を情報公開・開示し、多くの人へ気づきのきっかけを与えることだと認識している。
 今後、日本がベトナムに対して取るべき姿勢は、この国の再建に手を貸すことであろう。1975年4月30日サイゴンが陥落し、北ベトナム臨時革命政府誕生。ハノイの体質を測定不能なほど硬化させ、戦後の苦境を切り抜けるために、ハノイは最大限に強権をふるい、国民に耐乏精神を注入しなければならなくなった。だが、超現実主義なベトナム人の体質、そして厳しい歴史を生き抜いた民族的英知などから推して見ても、ソ連、中国、ましてや北朝鮮のような硬直した社会主義国家にはならないはずである。
 実際、1978年頃からベトナムの修正主義は始まってきた。ファン・バン・ドン首相は、党大会で「五年後には各家庭が、電気冷蔵庫やテレビを持てる生活を」と説いた。毛沢東の「能力に応じて働き必要に応じて生産を分配する」思想ではなく、「労働に応じて分配を得」、しかも人間の物欲を労働の刺激剤として是認する考えが出てきているのである。
 海外援助する場合、私達日本人は、とかく自らの価値観や美学に照らしてこの地域を判断しようとしがちである。相手の仕事のペースの遅さや、いかにして今日を生き抜くかということを第一義的に考えてみた場合のささいな違約をあげつらって、「だから現地人はあてにならない」ときめつける。独りよがりの親切に対して型どおりの反応が得られないと、「人の善意に感謝するすべもしらない」と目くじらを立てる。
 この辺の身勝手さから脱却しないと、これからもベトナムを含め東南アジアの国々やそこに住む人々との付き合いはうまくいかないであろう。異文化コミュニケーションの機会を学校教育の早い段階から取り入れる努力が必要である。


*『サイゴンから来た妻と娘』近藤紘一著 文春文庫 1978年
を参考にしながら、書きました。
 よって、新しいデータをもとに、内容をさらに深めていく必要があると思っています。
 なお、上述の本は、1978年に書かれてはいるものの、異文化を学ぶ点で、現在にも通じる名著だと思います。楽しく読めます。皆様にお薦めの一冊です。
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異文化コミュニケーションの力

2008-01-18 14:01:56 | 教育
 “日本は、とかく自らの価値観や美学に照らしてアジアを含め他の地域、国々を判断しようとする。
 相手の仕事のペースの遅さや、ささいな違約(いかにして今日を生き抜くかということを一番大事なものとして考えた場合)をあげつらって、「だから現地人はあてにならない」ときめつける。独りよがりの親切に対して型どおりの反応が得られないと、「人の善意に感謝するすべもしらない」と目くじらを立てる。
 この辺の身勝手さから脱却しないと、これからも東南アジアの国々やそこに住む人々との付き合いはうまくいかないのではないか、と思う。”
(『サイゴンから来た妻と娘』近藤紘一著 文春文庫 一部改変)

 誰でもそうであろうが、自国のスタンダード、ものさしで他国を判断する。
 早くから、教育の中で、異文化コミュニケーションの能力を磨くことは、将来の日本を担う子どもたちを育てるのにとても大切なことだと思う。

 昨年11月から、みんなの子育て広場あすなろの木では、小学生のための放課後の自由な時間をもっているが、そこで、あらたな取組みがなされる。
 
 世界のいろいろな国のこと、文化、習慣を、その国で過ごした先輩(特にJICA職員ら)から、お話を聞こうという企画。

 大人向け講義の時間もあります。
 お時間のある方は、のぞいてみては?

*****以下、あすなろの木、ブログより抜粋*****

新企画決定です。

皆さん!インドネシアと聞いて思い浮かべることは何ですか?知っていることなんですか?

「日本の常識は世界の非常識。」を感じることのできる時間です。

この企画は、毎月世界各国で数年住まれた方が、その国の風土・文化・食べ物などをお話していただくものです。題して『知ってる?こんな国』

その第一弾が『インドネシア』。元JICA職員の石村先生にお越し頂きます。お楽しみに♪


2月8日(金)

PM5:00-6:00 小学生の部

PM7:00-8:30 大人の部

「インドネシア」について

講師 石村 真平 氏

参加費 無料

以上。

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政治に女性の花を咲かせよう!

2008-01-17 17:28:45 | 政策・マニフェスト
中央区議会議員総勢30名に占める女性議員の割合は、
私達の友愛中央の青木幸子議員含め6名、20%である。

都議会では、126名(定員127名)中22名、17.5%。


国会(引用フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)では、
衆議院480名中43名、9.0%
(衆議院議員については2005年総選挙における当選人数。)
参議院242名中42名、17.4%
(参議院議員については2007年通常選挙後の国会召集日における数。)


“女性の視点”“子育てする母の視点”“専業主婦の視点”
もっともっと、政治に反映していく必要があり、
地方議会から国政まで、女性議員が増えてほしいと思う。

私自身も、現場の声、母親の声をよく聞いていこうとするが、
感性までは、もつことが難しい点もある。


女性を武器に選挙に勝つという考えではなく、
女性の視点の政治への反映のために、
多くの女性政治家の誕生を待ちたい。
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【協働 UPDATE7】NPOの悩み

2008-01-17 10:29:27 | NPO・地域力
NPOは、Non-Profit Organization(非営利組織)の略。
2008年は、1998年にNPO法成立からちょうど、10年の節目の年。
NPOがこれからの社会を創っていくはず。
NPOを応援していきたいと考えている。

以前も掲載(ブログ:2007-12-18 08:41:59)したが、
NPO運営の十か条。
まとめた形で、書くと、


~社会変革できるNPOになるための十か条~

①使命(ミッション):壮大な夢と理想を堅持。執念ともいう。

②ヒト:理念を理解した専従者の獲得。

③モノ:利便性のよい場所に活動拠点を確保。

④カネ:安定した財源の創出と確立。寄付や会費収入も大切だが、市民事業の創設を!

⑤情報:研究者・専門家との連帯。先進的な事例から旺盛に学ぶ姿勢を常に持つ。

⑥情報発信:広報宣伝力、すなわち「旺盛なアピール力」

⑦情報発信:行政・議会への政策提言活動の展開と連帯。

⑧組織:企画力と外交力と広報力を組織・運営力で増幅させる。すなわち、事務局の強化。

⑨連携:NPO・市民ネットワークの広がり。参加した団体・個人みんなが喜びの持てる活動を創造。みんなで楽しみながら大きくなる。

⑩ゴール:NPOが、社会貢献と社会改革。そこあるのは、「市民が主役となる新しい政府・行政像の創出」「21世紀型社会」「成熟した市民社会」。


実際、NPOの運営は、難しい。
一つの鍵は、専従者。
専従者がいると運営はしっかりする。


その専従者をうるための資金はどうするのか。
そのNPOが、社会問題を解決するであろう使命に
共鳴した人々が、まず、資金を出し合う。
例えば、300-400万円集まったとする。

その出し合った資金で、
一人の専従者を置く。

今度は、その専従者が、
その資金で、給料をもらいながら、
その資金分の収入を集めて、
NPOが回っていく。

思い描いた使命達成と同時に、
資金も入ってくればよい。が、
そううまくはいかないもの。

結局、リスクは終えないので、
専従者も置けなくなり、
掛け持ちの人たちが、
忙しい中、なんとか運営していくことになる。。。


結局、やらなきゃ動き出さないから、
やるしかない。

ゆるいつながりの中で、
楽しみながら。

今日から、NPOサポートセンターのNPO関連講座が始まる。
私も受講するが、楽しみだ!
学んだことを、NPOの実践、
中央区のNPO協働計画に生かして行きたい。

以下、そのプログラム。
興味を持った方は、問い合わせてみるとよいかもしれない。
席に余裕があるかも?

*********************************
理系のための「新キャリア」講座  知恵を活かして社会貢献

NPOやSOHOなどの事例を学びつつ、これまでのキャリアを振り返りながら、自分にあった社会貢献・地域活動のあり方を探しませんか。この講座では積み重ねてきた理系の技術や研究につまっている知恵やノウハウを活かしたキャリアアップを目指します。

■ 日時  :2008年1月17日(木)~3月4日(火) 18:30~20:30 (全8回)
■ 会場  :芝浦工業大学 豊洲キャンパス
■ 対象  :ミドルエイジ・シニア世代(男女どなたでも)
■ 参加費:無料
■ 定員  :30名(定員になり次第締め切りとさせていただきます)
■ 主催  :産官学民・再チャレンジ学習支援協議会
        事務局 NPOサポートセンター
■ 申込・問合せ:NPOサポートセンター(担当:村上)
           TEL: 03-3547-3206
           E-mail: center@npo-sc.org

第1回  1/17(木) 地域から生まれるNPOと行政の協働
講師:杉並アヤックスサッカークラブ 理事長 杉沢幹生

第2回 1/24(木) 次世代のための科学
講師:杉並区立科学館 館長 渡邊昇

第3回 1/29(火) グローバルな環境問題に挑むには
講師:国際環境NGO FoE Japan 理事 中澤健一

第4回 2/ 5(火) 奇画から企画へ
講師:芝浦工業大学 知的財産本部 戦略G チーフ 渡辺圭祐

第5回 2/12(火) 「伝える」から「伝わる」へ
講師:フリーアナウンサー 鈴木紀子

第6回 2/19(火) 社会貢献活動のための資金調達
講師:NPOサポートセンター ディレクター 吉川理恵子

第7回 2/26(火) SOHOによる都市再生
講師:㈱プラットフォームサービス 代表取締役 藤倉潤一郎

第8回 3/ 4(火) これからの市民の社会貢献
講師:NPOサポートセンター 理事長 山岸秀雄

以上。

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国立がんセンター どんぐり保育園

2008-01-16 23:46:05 | 子育て・子育ち
国立がんセンターのどんぐり保育園

私は園医をしている。
14名の子ども達の小規模な園。
がんセンターの医師や看護師の子ども達が通う。
本日16日、健診の日で訪れた。

そこは、なんとおむつが布おむつ。
いつも、感心して健診している。

布おむつは、ぬれる感覚がわかり、
外れるのもやはやくなるという。

国立がんセンターのリネンを使って洗濯。
一ヶ月2300円の負担は、保護者もち。

布おむつのための、経費は、
20枚程度の布、そろえるのに2000円。
布を外から覆ってガードするもの。一つ7-800円。
新生児、乳児前半、後半、三つぐらいの時期があり、
各時期3つほどそろえる。

私は、常にごみの減量はどうするかという問いがあるため、
紙おむつは、結構、ごみ量をしめるのではと、考える。
布おむつが広まると、ごみの減量に良いかもと思ってしまう。

ある親御さんの話では、
専業主婦の方で、布おむつを実践されている人もいるそうである。
小児科外来の経験でも99.9%は、紙おむつである。

環境へのやさしさ、子どもの育ちへの影響、
布おむつをする手間ひま、洗うための水と電気代。
総合的に言って、どうなのかと、
今、私は、即判断できない。

小規模の園で、リネンが整えば出来るであろうが、
大規模園では難しいだろう。

布おむつを実践する園があるということを
ご紹介したく、書きました。

コメント (3)
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