山田正紀さんの『早春賦』を、ようやく読み終えました。
山田さんの著作だから、ミステリと疑わず、中身も見ないで図書館から借りてきたら、時代小説でした(^^ゞ
時代は江戸初期、舞台は八王子郷。
半士半農の身分の子、風一が主人公。
父の時代には、武田家に仕えていた頃の矜持と郷愁があるが、風一は幕府からの切米はわずかであり、
暮らしのために、農業に力を注がなければならず、武士などということに、こだわっていられなかった。
ある日、八王子総奉行・大久保長安が駿府にて没したことを機に、その家臣団は、千人同心と
石見陣屋敷の家人たちに分かれて、戦うことになってしまった。
風一の幼なじみ、山坊、林牙、火蔵らも、それは同じで、やりきれないものを感じました。
ただ、彼らなりに、その時を一生懸命生きており、自分の人生に誇りを持っているように思いました。
最後に、今後の日本のことも考えてしまいました。ひどい格差ができないことを、祈ります。
山田さんの著作だから、ミステリと疑わず、中身も見ないで図書館から借りてきたら、時代小説でした(^^ゞ
時代は江戸初期、舞台は八王子郷。
半士半農の身分の子、風一が主人公。
父の時代には、武田家に仕えていた頃の矜持と郷愁があるが、風一は幕府からの切米はわずかであり、
暮らしのために、農業に力を注がなければならず、武士などということに、こだわっていられなかった。
ある日、八王子総奉行・大久保長安が駿府にて没したことを機に、その家臣団は、千人同心と
石見陣屋敷の家人たちに分かれて、戦うことになってしまった。
風一の幼なじみ、山坊、林牙、火蔵らも、それは同じで、やりきれないものを感じました。
ただ、彼らなりに、その時を一生懸命生きており、自分の人生に誇りを持っているように思いました。
最後に、今後の日本のことも考えてしまいました。ひどい格差ができないことを、祈ります。