京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

あなたのものになりますように

2025年02月12日 | 日々の暮らしの中で

明日はお客さんごとがあるからと思い、境内の落ち葉を熊手でジャリジャリ、ジャリジャリ、敷き詰めた小砂利を撫でるようにしてかき集めた。小一時間もするころ、左側の背脇から腰に重だる~い疲れを感じて、はいそこまで。
雨もしょぼしょぼしてきた。今夜は本格的な雨になるとかだ。意外と寒い。

今日は初めてカワセミを見た記念日。
賀茂川べりを歩いていて、気づけば葉を落とした小さな木に止まっているではないの。カメラを!と取り出す前に飛び去ってしまった。
塑像のようにじっとたたずんでいるのはこれ。






あなたが生まれた日、
あなたがはじめて小さな息をした瞬間、
世界中がよろこびでいっぱいにみたされました。


絵本の表紙を開いて、もう1枚開くと扉があります。そこから中に入りますと、最初の1文にこうあります。
この1文を読んで、あなたはこの本を読んでみようと思いますか?


ではもう少し。あと2文でこのページは終わります

あなたの誕生をいわって、生きとし生けるすべてのものが、
あなたに12の贈り物をさずけました。
あなたがその贈り物を必要とする日のために。


ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
12の贈り物って? そのうちの一つは…。ページをめくってみます。

1番目の贈り物は

あなたには、けっしてかれることのない力の泉があります。
つかれはてこれ以上一歩も前に進めないと思ったときも、
あきらめないでください。


(……後略)
漢字にはすべてルビがふってあります。
『12の贈り物 The Twelve Gifts of Birth』 シャーリーン・コスタンゾ作



『ある日、小林書店で。』由美子さんは親しくなった保険代理店の女性にこの本を薦めてみました。何か響くものがあったのか、彼女は会社の社長にも薦め、…
といったエピソードが語られていたのです。

私はしばらく前に、童話を書く友人から紹介され購入していたのです。以来、孫娘が20歳になったら、あるいは社会人となるときのプレゼントにしたいなと思い続けているのです。
一度だけ、お孫さんが生まれる友人に手渡したことがあります。彼女は娘さんに手渡しました。
人から人へと読み継がれてきた一冊のようです。



「すべてを生かし、生かされ、よろこび、感謝する人生が
 あなたのものになりますように。」

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6 コメント

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Unknown (なおとも)
2025-02-12 19:57:47
こんばんは!

素晴らしい本をご紹介頂き本当に有り難うございました!今、他の章も読んでみて、購入しようと思いました。これからの贈り物にしたいと思います。この本について全く知識が無かったので、本当に嬉しく思います。有り難うございました! なおとも
返信する
贈り物に (kei)
2025-02-12 21:35:07
きっと喜ばれる、素敵な贈り物になると思います。

なおともさんのお言葉で、私ももっと積極的にプレゼントしていこうと思いました。
ありがとうございます。
返信する
12の贈り物 (Rei)
2025-02-13 16:22:17
私の知らない、埋もれた感動の本や絵本がたくさんありますね
ずっと前の誕生日にある方からハガキいただきました
「誕生日はお母さんに感謝する日です。
貴女のためにお母さんが命懸けで頑張った日なのですから」とありました。
どなたかの言葉でしょうが、
そのように考えたこともなかったので、
思いがけないことを言われたように思いました。
返信する
私も!!贈り物に (うばゆり3)
2025-02-13 19:19:52
こんばんは。

良いご本の紹介を有難うございました。

私は娘にまずと思います。
娘には生まれてから入学までを絵本にして(私の手書き)贈ってあるんですけれど。
きっと、この本は孫に渡るでしょうから(^^♪

ご紹介有難うございました。
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かけがえのない命を… Reiさん (kei)
2025-02-13 20:53:30
こんばんは。
『あの日、…』を読んだことで思いがけずこの一冊が新たな日の目を浴びたような・・。

誕生日は齢を重ねるごとに思いまって母に感謝する日となりますね。
この世に生を賜った有難さ。
「あなたのかけがえのない命のために
あなたの素晴らしい人生のために」
言葉少なに語りかけてくれています。
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娘さんからお孫さんへ  ゆりさん (kei)
2025-02-13 21:06:18
私も思いがけずこの本を取り上げることができてうれしく思っているところです。
2行から6行のメッセージですから、何度でも繰り返し読めて、
思いをかみしめることもできましょう。
人から人へと広がった贈り物のようですから、
私もプレゼント先を見つけて自分自身も楽しもうと思っているところです。
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