Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラオス料理 スペシャル編

2009-02-22 18:55:27 | 東南アジア
(注)本日グロい写真が多くあります。お嫌いな方はスキップしてください。

ラオスは貧しい国である。GDPは日本の100分の1程度だし、その国の中でも北部山岳地帯は貧しい地域である。

しかしこの国で食うに困ることはない、と言う。米さえとれればおかずは山の中にいくらでもあるのだから。前にも書いた通り竹の子は1年中食べられるし、山菜もいろいろある。動物性たんぱく質だって豊富にある、というわけでその一端をご紹介。

 まずはねずみ
 市場では開きも売っている。
 ジャガイモと炒めたものをいただいたが、想像通り食べる所はあまりなくて味はよく分からず。

 この檻の中にいるのはお腹の赤いリス
 これも肉は少ないが、生姜と葱をきかせた炒め物はなかなかおいしい。
 姿焼きとなると匂いがきつくてちょっといただけないが。

 同じく生姜と葱で炒めた、これはモグラの肉。分厚い脂肪がついているが、これがしつこくなくて実においしい。
 
ラオス人はこのモグラが大好きだそうで、我々も夕食のおかずにしようと捕まえてぶら下げている地元民から買い取った。市場でもかごに入れて売られていたこのモグラ、竹の子を常食にしているのだそうだ。

 さすがにこれはいただかなかった犬の肉。
ベトナムのダオサンの市場では生きたわんこがあきらめ顔で重さを測られていたっけ。

 
ある日の昼食は雉。ドライバー氏が羽根をむしってさばいてくれる。ジビエはむろんうまい。
 これは雀だろうか、頭がついているところがグロいが、これも骨ごとバリバリいただいて美味。
 もう一つの鳥料理は鴨(アヒル?)の内臓を生の血であえた料理。スパイスと香草を効かせたソースは酒飲みのおじさんが絶賛するおいしさ。

海のないラオスでは川のものを食べる。
 どの市場でも開いてさらに2つ折りにした魚を売っているが、
 中にピリッとしたペーストを塗って焼いたこの魚は臭みもなくて日本人好み。

もう一つ川のもの
 
小さな蛙は生も干物も束で売られている。
 これを調味料であえて
 炭火で焼く。
思い切って頭からいただくとこれがパリパリしておいし~。ツアーメンバーも絶賛。

と珍しいものをいろいろいただいた今回のラオス・ツアーだが、主催のS社の名誉(?)のために書いておくと、このコースの食事がいつもこうなわけでは決してない。

事の発端はラオス入国直後のお家訪問。台所に食材のねずみがいて、ラオス人ガイドたちが「これはおいしい」と言うものでツアーの中のおじさんがどうしても食べてみたいと言い出した。これに賛同者が多数(全員ではない)いたもので、それ以降ガイドさんのサービス精神に火が着き、次々に珍しい食材が食卓に上ることになったわけ。

ベテラン添乗員が「1人ぐらいきゃー、とかいやー、とか言いなさいよ!」と言うぐらい食欲・好奇心旺盛だった今回のメンバーだが、「いつもこんなもの出しちゃ駄目よ」と添乗員がガイドに言っていたので、特別にリクエストしない限り次はこうはいかないだろう。

 何でも食べちゃ駄目、と看板も出ていることだし。


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コメント (11)
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