Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

日本の叙勲のこと

2010-12-13 11:32:06 | 雑談
この1週間、テレビではノーベル賞の授賞式が盛んに取り上げられていたが、学生時代の恩師が秋の叙勲で瑞宝小綬章を受けたと言うので、お祝いがてら勲章を見せてもらいに行ってきた。

恩師が受けた瑞宝小綬章とは、「国家又ハ公共ニ対シ積年ノ功労アル者」に授与されるもの、具体的には「国及び地方公共団体の公務」または「公共的な業務」に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた者を表彰する場合に授与される(by Wikipedia)のだそうだ。

 
これがその瑞宝小綬章。桐の花のデザインが日本的で、中央の宝鏡を囲む赤い七宝がとてもきれい。
勲章が入っている漆の箱も見事なものだが、受勲者の名前がシールでべったり貼られているのはいかがなものか。これってきれいにはがせるのだろうか。

勲章の授与は当然皇居で行われ、天皇陛下から直接授与されたそうだが、式次第が厳密に伝えられ、名前を呼ばれてから席に戻るまで6回もおじぎをさせられたのには恩師もびっくりしたらしい。それ以上に美智子様がいらっしゃらなかったのにがっかりしたみたいだけれど。

日本の勲章は純粋に栄誉賞なので報奨金も年金もないそうだ。
詳しい話は聞かなかったが、勲章とともにいただいたのは菊のご紋の入ったおまんじゅうだけだった様子。こういうところもなんだか日本らしい。

なにはともあれ、先生、おめでとうございました。


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コメント
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