Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「インセプション」&「ロビン・フッド」

2010-12-16 02:33:47 | 機内食・映画・美術展
今年最後のひと稼ぎのため、おなじみバンコクへ。

おかげで先日の上海の帰路にみそびれた「インセプション」のラストを見ることができた。

大体が夢の中に入り込んで人の考えを操作する、しかもその夢が何階層にもなっているという複雑なお話。それを何週間も間をあけて見ちゃったもので、もうわけわからん。

夢の階層を戻るところと、ディカプリオの話は一応理解できたつもりだが、渡部謙の役が理解できない。始まりでは彼の役がキーのようだったのに、最後はもうどうでもいい感じ。もう一ひねりあるのかと思ったら、あら、これで終わりなの?

ちゃんといっぺんに全部見たらもうちょっとすっきりしただろうか。
とてもそうは思えんが。
CGは見事だったけどね。


「ロビン・フッド」

「グラディエーター」のリドリー・スコット監督とラッセル・クロウのコンビによる中世活劇。
専制君主なんてろくなもんではなくて、主人公は自由と正義を求めるだけの男、と言うところがちゃんと一貫したテーマになっている。
と言ってもこの二人の映画だからもちろんエンターテイメント。
力技で戦う、戦う。2時間20分、ほとんど休みなし。退屈する暇もない。

子供の頃読んで好きだったはずのロビン・フッドだけれど、しかしこんな話だったっけ。
しょうもない王様のジョンと悪徳代官が敵役だったのは覚えているが、情けないことにあとはどんな話だったかほとんど記憶にない。

まあ、この映画は「こうしてロビン・ロングストライドはロビン・フッドという伝説になった」と、これから続編作るぞ感ありありの序章になっているから、おなじみ「ロビン・フッド物語」じゃないのが当然かもしれない。

それにしても映画の中にも「お前はくさいぞ」と風呂に入れられるシーンがあるが、中世の十字軍兵士って本当にくさそう。ラッセル・クロウだからなおさらかもしれないが、そう思わせるところもスコット監督のうまさか。

「グラディエーター」に比べると軽量だけれど、監督、キャストとも安心して見られる娯楽映画。男らしいケイト・ブランシェットのマリアン姫も現代的でいい。


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コメント (2)
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