Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

春のオランダ 2 ゴッホ美術館

2016-04-12 23:52:36 | ヨーロッパ
3月25日 続き

広くてきれいな部屋に浮かれているうちに時間ははや18時。
しかし外はまだ十分に明るいので、観光第一弾に出発する。

アパートから目指す方向に適当に歩くと
 映画館とか
  商業ビルとか
アールデコの建物がかっこいい。

とまたまた浮かれていたらどうも道を間違えたらしく、あわてて地図を見直して方向転換。

 見えてきたいかにもオランダらしいクラシカルな建物はなんだろう、と回り込んでみると
 表はバスタブにそっくりな斬新な外観。
このバスタブが市立近代美術館とは知っていたが、これが古い建物とつながっているとは知らなかった。

しかし本日の目的はこの隣。
 ゴッホ美術館。
金曜の晩は22時まで開いているとのことなので来たのだが
 さすが大人気で大行列。
しかし列は各種パスを持っている人と、当日券を求める人とで別れていて、ミュージアムパスを買いたいと言うと優先レーンに並ぶよう言われ、15分待っただけで入手できた。

パスを手に入れたら黒川紀章設計の丸い新館から中に入る。
 
こちらの地下はショップとイベントスペースになっていて、ここを通り過ぎてリートフェルト設計の本館へ。
  
中央の吹き抜けを囲む展示室内部は写真撮影禁止だが、オランダ時代から最晩年まで、ゴッホの絵の変遷を順を追って見ることができる。

ゴッホと言う人は影響を受けやすかったのか絵のスタイルがコロコロ変わり、作品も弟一家のおかげで多く残っているが、画家として活動したのは実はたったの10年。
この美術館では作品だけではなくその人生を伝えることにも力点が置かれていて、実はゴッホはそれほど好きな作家ではないのだが、展示を見ているうちにゴッホと言う人の必死さがちょっとかわいそうになってしまった。

1時間半ほどで展示を見終えると、中央の吹き抜けから音楽が聞こえてきた。
 
始めはクラシックのようだったが、やがてロックに。誰かはわからないがなかなかの人気。

しかし我々の興味はミュージアム・ショップ。
  
ここは広いスペースにさすがの充実ぶりで
  
マグカップも各種取り揃え、ゴッホ・ミッフィーまでいる。

さらにこの奥にはちょっと高級な品を揃えたコーナーがあって
 
ゴッホの「浮世絵」の着物は3000ユーロだったか、1点ものだとか。

ここにはゴッホのパッケージのグルメチョコレートもあって、おいしそうだが1枚7ユーロもする。
買おうかどうしようかと迷っていると、愛想のいいお兄さんが「試食したいですか?」
「うん」とうなづくとなんと売り物のチョコレートを開けて割ってくれたのには驚いた。ひとかけらもらうと「もっとどう?」って、どんだけ気前がいいんだ。しかも結局買わなくても嫌な顔もしない。

そしてショップの前はと言うと
  
なんのイベントか、クラブのようになっている。

一館目からオランダの美術館の集客力、企画力、商売のうまさに感心してしまった。

こうして美術館を出たのが午後9時近く。
もうレストランに行く元気もないので、アパートに一番近いスーパー、オランダのイオン、アルバート・ハインへ。
 
乳製品やハム類、スムージーの安さに喜んで翌日の朝食も買い込み
 
夕飯はレンチンのご飯とかぼちゃスープ。ご飯は上にタンドーリチキンとパプリカが乗っているが、間に穴の開いたシートが乗っていて芸が細かい。味もなかなか良くて、何より暖かいものが食べられるキッチン付きはやっぱりありがたい。


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コメント (2)
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