Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ドイツ 出張飯

2018-05-26 00:02:51 | ヨーロッパ
今回は一応仕事だったので、お昼は毎日オフィスの会議室で。

ケータリング会社がいろいろ用意してくれるのだが
 テーブルの上はサンドイッチの海。

タルタルステーキの乗ったものとか各種ハムやチーズ、パンもドイツのプレッツェルやライ麦パンはとてもおいしいけれど、日本人としては毎日サンドイッチでは飽きが来る。

ホテルの周りには前にも書いた通り何もない。
かろうじてすぐ隣の駐車場にガソリンスタンド併設のコンビニがあるので、夕食を簡単に済ませようと思うとこうなる。
 ソーセージに付いてくるパンが侮れないおいしさ。

これではあんまりだ、ということで一夜は日本人同士で町の中心へ。
 
ドイツ人におすすめされたのはドーム教会の目の前にある「ストーク」と言うレストラン。
建物は新しいが1704年創業、フランクフルト最古のレストランだそうで、教会の塔を眺めながらテラスで食事ができる。

そもそも今回ドイツにやってきたのは「今なら白アスパラが食べられますよ」の言葉に誘われたためなので
  
なにはともあれシュパーゲル(白アスパラ)にシュニッツェル、牛肉煮込みのザワーブラーテンにソーセージ類の盛り合わせという定番を頼むと、店側も心得たもので当然のようにシェアできるよう皿を持って来てくれる。
しかしここのアスパラは水っぽく、牛肉も柔らかいが味が抜けている。
 青い焔をあげてやって来たくるみアイスクリームが一番おいしかったくらいで、あとでジモティーに聞くと「レーマー広場のまわりは観光客しか行かないよ」とのこと。む~。

そのジモティーに後日案内されたのはザクセンハウゼン地区にある「アドルフ・ワーグナー」と言う店。
   
 ここも有名な老舗で、日本人をはじめ大勢の観光客グループの姿が見えるが、地元民にも愛されている店とのことで、実際案内されたテーブルでは地元のご機嫌じいさんたちと相席に。
 ここで頼むべきはフランクフルト周辺でしか飲めないというアップルワイン。陶器の入れ物に描かれた数字はこれで9杯と言う意味で、濁っている方が甘さの全くないリンゴジュースという感じのアップルワイン、透明な方はノンアルコールだがこちらは甘みの少ないリンゴジュース。

ここでももちろんシュパーゲルを注文。
  
一人前になんと太いのが6本も来て、アスパラで満腹になるなんて初めての経験。
一緒に頼んだハムも、連れが頼んだシュバイネハクセもボリュームたっぷりで、ここはさすがにおいしい。

帰国日は夕方の便だったので、午前中にまた町に出てレーマー広場の近くのクラインマルクトという市場へ。
 
それほど大きな市場ではないが、きれいな場内の入り口近くには八百屋が何軒も。
  
 
カラフルな野菜が美しく並べられ、じゃがいもや玉ねぎの種類がたくさんあるのも楽しいが
 
この時期の主役はやっぱりシュパーゲル。
一番太くて立派なのが1キロ15本ほどで9ユーロぐらい、1000円ちょっと。日本の通販を見ると北海道産は1キロ5000円ぐらいするので安い!

壁際にずらりと並ぶのは肉屋で、
 
ソーセージの種類のまあ豊富なこと。

それほど客の多くない平日の昼間でも行列ができているのはSchreiberという肉屋さん。
 
カウンターのおばちゃんにソーセージを注文すると「ビーフ?ポーク?」と聞いてお湯の中の大きなソーセージを一本出し、好きな大きさに切ってさらに皮を剥くか残すか聞かれる。
 マスタードをたっぷりにパンも一つ付けてもらって、これで2ユーロちょっと。
壁際で立ち食いすればジモティー気分。

 
場内に何軒かあるパン屋さんではライ麦パンを購入。 
 小さくてもドイツパンはどっしり重い。

この市場には2階もあって両端にはレストランとワインバーもある。
 
ここに魚屋が一軒だけ。階下の肉屋とは大違い。

 
ウォーキングツアーの観光客も来てはいたが、買い物しているのは地元の人らしきこの市場、お惣菜を買いに来るのも楽しそう。

ここからさらにちょっと北に上がると
 フランクフルトで一番賑やかなショッピングエリア、ツァイル通り。
 
不思議な形をしたMy Zeilというショッピングビルの地下にスーパーがあるので
 
ここでチョコレートやらインスタント食品やらお買いもの。
カップスープのコーナーに「ジャガイモスナック」なるインスタント・マッシュポテトのようなものがあるのがドイツっぽい。

最後はスープ屋さんで
 
ボリュームたっぷりの豆スープをいただいてフランクフルト出張は終了。

ドイツは美食の国ではないけれど、おいしいシュパーゲルにソーセージ、パンが食べられたので満足。


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コメント (5)
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