3月11日
途中に1,2回目を覚ましながら、起き出したのは6時。
普段は5時間ぐらいの睡眠なのに、我ながらよく9時間も寝られたと感心する。
チューリップのソーセージなどいただいて、停泊地を出発。
やって来たのはジャーラン島。
メルギー諸島の800余りの島々の中でも人が住んでいるのは20ほど、その中でこの島には200人ほどが住んでいるとのこと。
大きく入り組んだ湾の正面には大きな仏様の乗ったお寺が見える。
船が横付けしたのは水や燃料の補給基地。
と言っても水に浮かぶ掘立小屋のようなものだが、反対側には小さなイカ釣り漁船も並んでいる。
避難場所にも良さそうなこの島はこの辺りで操業する漁船の大切な寄港地のようだ。
停泊してディンギーの準備などしていると手漕ぎの小舟がいくつもやって来た。
乗っているのはモーケン族。シー・ジプシーとも呼ばれるこの人たちは元々家船に住み、魚を獲って一年中海上で暮らしていた人々。
だから年寄りも子供も2本の櫂を器用に操って結構な早さでやって来る。
いつものことなのだろう、船のスタッフが米やお菓子など分け与えると、愛想もふりまかずにさっさと村へ帰って行く。
そこで我々も顔一面にタナカを塗ったお母さんたちの後を追って村へ。
桟橋に降りると小さな食堂があり
その先には結構物の豊富な商店もいくつかあるが、これらはビルマ族が経営しているとのこと。
村のメインストリートを挟んで陸地側に住んでいるのがビルマ族。
海側の高床に住んでいるのが政府の方針で定住させられたモーケン族とのことで、こんな小さな島にも格差があるのがわかってしまう。
伝統的な暮らしを離れ、教育もない少数民族が苦しい生活に陥って差別されるのはどこの国でも見られることだ。
空き地に座り込んでいる人たちがいるので何をしているのかと見るとどうやら新しい家を建てようとしているらしい。
それではどんな家か、と子供の後に付いてS社名物、いきなりお家訪問。
予想通り簡素そのものだが、きれいに片づけられている。
屋根の上や軒先のサンゴや宝貝は土産物になるのだろうが
ビンロウの隣のフグの皮は何にするのだろう。
お母さんたちの開く魚、一夜干しで焼いたらおいしそうだ。
歩いているうちに面白いものを発見。
パプリカのようなこれはカシュ―の実。お尻に飛び出た種だけが普通ナッツとして売られるが、実も食べらるとはカンボジアやスリランカで聞いた。
一度食べてみたかったので買いたいと言ったのだが
八百屋のおばちゃんはどうしてもお金を取ってくれない。そこでありがたくいただいて齧ってみると、実は柔らかくて水分たっぷり。甘さも十分あるのだが、えぐみもかなりあっておいしいとは言い難い。
しかしおかげで好奇心を満足できた。
大人は仕事に出ているのか、村の中は子供だらけ。
我々が写真に撮る以上に彼らのスマホで写真を撮られたかも。
村を一通り歩いてその先へ行くと、船から見えたお寺に出る。
最近えらいお坊さんが建てたとのことで、参拝者のための宿泊施設まである立派なもの。
こんなに楽しく建てました、と手前の像も語っている。
帰りはお寺の下の桟橋からディンギーに乗って
今度は湾に浮かぶ漁船を突撃訪問。
3隻をつないだ船上では、夜の漁に備えて皆さん魚網のお手入れ中。
魚がいっぱい獲れるまで2週間から1ヶ月ほどは海の上だそうだが、突然の珍客の乱入に驚いただろう。
湾内にはもっと大きな船もいる。
我々のスタッフは魚のお土産をもらって船に帰還。
お昼は大きなエビだった。
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途中に1,2回目を覚ましながら、起き出したのは6時。
普段は5時間ぐらいの睡眠なのに、我ながらよく9時間も寝られたと感心する。
チューリップのソーセージなどいただいて、停泊地を出発。
やって来たのはジャーラン島。
メルギー諸島の800余りの島々の中でも人が住んでいるのは20ほど、その中でこの島には200人ほどが住んでいるとのこと。
大きく入り組んだ湾の正面には大きな仏様の乗ったお寺が見える。
船が横付けしたのは水や燃料の補給基地。
と言っても水に浮かぶ掘立小屋のようなものだが、反対側には小さなイカ釣り漁船も並んでいる。
避難場所にも良さそうなこの島はこの辺りで操業する漁船の大切な寄港地のようだ。
停泊してディンギーの準備などしていると手漕ぎの小舟がいくつもやって来た。
乗っているのはモーケン族。シー・ジプシーとも呼ばれるこの人たちは元々家船に住み、魚を獲って一年中海上で暮らしていた人々。
だから年寄りも子供も2本の櫂を器用に操って結構な早さでやって来る。
いつものことなのだろう、船のスタッフが米やお菓子など分け与えると、愛想もふりまかずにさっさと村へ帰って行く。
そこで我々も顔一面にタナカを塗ったお母さんたちの後を追って村へ。
桟橋に降りると小さな食堂があり
その先には結構物の豊富な商店もいくつかあるが、これらはビルマ族が経営しているとのこと。
村のメインストリートを挟んで陸地側に住んでいるのがビルマ族。
海側の高床に住んでいるのが政府の方針で定住させられたモーケン族とのことで、こんな小さな島にも格差があるのがわかってしまう。
伝統的な暮らしを離れ、教育もない少数民族が苦しい生活に陥って差別されるのはどこの国でも見られることだ。
空き地に座り込んでいる人たちがいるので何をしているのかと見るとどうやら新しい家を建てようとしているらしい。
それではどんな家か、と子供の後に付いてS社名物、いきなりお家訪問。
予想通り簡素そのものだが、きれいに片づけられている。
屋根の上や軒先のサンゴや宝貝は土産物になるのだろうが
ビンロウの隣のフグの皮は何にするのだろう。
お母さんたちの開く魚、一夜干しで焼いたらおいしそうだ。
歩いているうちに面白いものを発見。
パプリカのようなこれはカシュ―の実。お尻に飛び出た種だけが普通ナッツとして売られるが、実も食べらるとはカンボジアやスリランカで聞いた。
一度食べてみたかったので買いたいと言ったのだが
八百屋のおばちゃんはどうしてもお金を取ってくれない。そこでありがたくいただいて齧ってみると、実は柔らかくて水分たっぷり。甘さも十分あるのだが、えぐみもかなりあっておいしいとは言い難い。
しかしおかげで好奇心を満足できた。
大人は仕事に出ているのか、村の中は子供だらけ。
我々が写真に撮る以上に彼らのスマホで写真を撮られたかも。
村を一通り歩いてその先へ行くと、船から見えたお寺に出る。
最近えらいお坊さんが建てたとのことで、参拝者のための宿泊施設まである立派なもの。
こんなに楽しく建てました、と手前の像も語っている。
帰りはお寺の下の桟橋からディンギーに乗って
今度は湾に浮かぶ漁船を突撃訪問。
3隻をつないだ船上では、夜の漁に備えて皆さん魚網のお手入れ中。
魚がいっぱい獲れるまで2週間から1ヶ月ほどは海の上だそうだが、突然の珍客の乱入に驚いただろう。
湾内にはもっと大きな船もいる。
我々のスタッフは魚のお土産をもらって船に帰還。
お昼は大きなエビだった。
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